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Yamareco

記録ID: 7798990
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

イグルー泊で木曽駒ヶ岳(桂小場クラシックルート)

2025年02月14日(金) 〜 2025年02月15日(土)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
16:41
距離
23.8km
登り
2,108m
下り
2,106m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:30
休憩
1:17
合計
7:47
距離 8.1km 登り 1,526m 下り 12m
6:11
31
スタート地点
6:42
76
7:58
8:01
19
8:20
8:21
15
8:36
8:39
9
8:48
51
9:39
10:17
16
12:51
13:06
52
13:58
2日目
山行
8:05
休憩
0:44
合計
8:49
距離 15.7km 登り 581m 下り 2,094m
5:28
41
6:09
25
6:58
6:59
81
8:20
20
8:40
9:11
13
9:24
52
10:16
10:17
28
11:13
11:17
34
11:51
10
12:01
26
12:33
12:34
16
12:50
4
12:54
6
13:00
13:01
10
13:11
13:15
38
13:53
13:54
23
14:17
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
予約できる山小屋
西駒山荘
平日一番乗り。ここから膝ラッセルが始まる。今回もツボ足でガンガン行きます。
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平日一番乗り。ここから膝ラッセルが始まる。今回もツボ足でガンガン行きます。
大樽小屋を越えると傾斜がきつくなり雪もさらに深くなる。下手な所に入り込むと、胸までずぶずぶと沈んでしまったのには参った。
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大樽小屋を越えると傾斜がきつくなり雪もさらに深くなる。下手な所に入り込むと、胸までずぶずぶと沈んでしまったのには参った。
胸突きの頭でイグルー泊。かつてなく良い雪質と、試行錯誤が実を結びブレイクスルーが起きた。あっという間に2段が完成。
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胸突きの頭でイグルー泊。かつてなく良い雪質と、試行錯誤が実を結びブレイクスルーが起きた。あっという間に2段が完成。
1時間は切れなかったがコツはつかめた。ドームは小さく作り、下を掘り広げて広々空間を確保。立つこともできるし、隙間風に悩まされることもなかった。
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1時間は切れなかったがコツはつかめた。ドームは小さく作り、下を掘り広げて広々空間を確保。立つこともできるし、隙間風に悩まされることもなかった。
夕食は野菜たっぷりラーメン。体が温まる。
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夕食は野菜たっぷりラーメン。体が温まる。
食事が済むとちょうど日没を迎えていた。木曽駒のマジックアワーを楽しむ。
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食事が済むとちょうど日没を迎えていた。木曽駒のマジックアワーを楽しむ。
伊那の夜景とイグルー
8
伊那の夜景とイグルー
将棊頭山とイグルー
7
将棊頭山とイグルー
星空とイグルー
3:30起床、空が白み始めた頃合いを見計らって出発する。
6
3:30起床、空が白み始めた頃合いを見計らって出発する。
マジックアワーの南アルプス。太陽は甲斐駒あたりから上りそうだ。
4
マジックアワーの南アルプス。太陽は甲斐駒あたりから上りそうだ。
目覚めの時を待つ木曽駒ヶ岳
5
目覚めの時を待つ木曽駒ヶ岳
ビーナスベルトと御嶽山
6
ビーナスベルトと御嶽山
ビーナスベルトと乗鞍岳と笠・穂高連峰。
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ビーナスベルトと乗鞍岳と笠・穂高連峰。
モルゲンロートの御嶽山
8
モルゲンロートの御嶽山
仙丈ヶ岳からご来光
7
仙丈ヶ岳からご来光
刻々と色が変わる北アルプス
4
刻々と色が変わる北アルプス
赤く染まったシュカブラ
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赤く染まったシュカブラ
木曽駒ヶ岳も少し焼けた
5
木曽駒ヶ岳も少し焼けた
木曽駒ヶ岳への稜線、かっこよすぎる
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木曽駒ヶ岳への稜線、かっこよすぎる
太陽が昇り空は木曽駒ブルーへと変化。頂を目指してシュカブラが美しい尾根を進む。
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太陽が昇り空は木曽駒ブルーへと変化。頂を目指してシュカブラが美しい尾根を進む。
たまに踏み抜くので慎重に、息を整えつつ将棊頭山を振り返る
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たまに踏み抜くので慎重に、息を整えつつ将棊頭山を振り返る
馬の背へ。急な所はごく一部だが、ワンミスは命とりなので慎重に。
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馬の背へ。急な所はごく一部だが、ワンミスは命とりなので慎重に。
馬の背を登り切ったところで振り返る
3
馬の背を登り切ったところで振り返る
シンボリックな宝剣岳、これが見たかったのだ
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シンボリックな宝剣岳、これが見たかったのだ
木曽駒ヶ岳へのビクトリーロード。まだ誰もいない静かな山頂を独り占め。
3
木曽駒ヶ岳へのビクトリーロード。まだ誰もいない静かな山頂を独り占め。
前回イグルー泊山行した木曽前岳。今回は木曽駒に辿り着き、リベンジを果たせた。
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前回イグルー泊山行した木曽前岳。今回は木曽駒に辿り着き、リベンジを果たせた。
針地獄のようになっている鳥居
5
針地獄のようになっている鳥居
かっこいい三ノ沢岳、そして空木岳へと向かう稜線。イグルー泊で登ったことを思い出しつつ、当時歩いたルートを目で辿る。
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かっこいい三ノ沢岳、そして空木岳へと向かう稜線。イグルー泊で登ったことを思い出しつつ、当時歩いたルートを目で辿る。
名残惜しく、何度も振り返ってしまう
3
名残惜しく、何度も振り返ってしまう
日が昇ると陰影がはっきりしてカッコよさが際立ちますね。木曽駒はここから見るのが一番良いかも。
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日が昇ると陰影がはっきりしてカッコよさが際立ちますね。木曽駒はここから見るのが一番良いかも。
今回もお世話になりました
4
今回もお世話になりました
すごい道ができている!楽々下山です。
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すごい道ができている!楽々下山です。

感想

今季3回目のイグルー泊は、桂小場から木曽駒ヶ岳へ。前回、木曽前岳までで涙をのんだリベンジです。
水曜日の雪の影響でトレースはすっかり消え、今回もツボ足ラッセル三昧となりました。基本は膝、深みにはまると胸までズブズブと沈むのには参りました。
しかしイグルーは大成功、モルゲンロートや木曽駒ブルーの稜線歩きを存分に楽しむ事ができ、大満足の山行となりました。

■ゲート~大樽小屋
降雪後の平日のためトレースなし。馬返しまではくるぶし程度でしたが、そこからはツボ足で膝ラッセル。踏み抜くと腰まで埋まるところも。

■大樽小屋~胸突きの頭
膝ラッセル、深みにハマると胸までズブズブと沈むところあり。しんどいがこれも雪山の醍醐味。誰も歩いていない雪面に足跡を刻み続ける。下山時にはすっかり道が出来上がり、楽々下山できた。

■胸突きの頭~木曽駒ヶ岳
微風快晴の一日。夜明けと共に出発し、モルゲンロートと木曽駒ブルーの稜線歩きを堪能。雪は締まっていて歩きやすいものの、所々踏み抜くので慎重に歩く。核心部は馬の背、急な所は短いが油断は禁物。
木曽駒ヶ岳の山頂はまだ誰もおらず独り占め。静かな山頂から、360度のパノラマと、前回イグルー泊登山した木曽前岳、昨年の三ノ沢岳を懐かしく眺める。

■イグルー
ラッセルで疲れたので稜線歩きは翌日にとっておき、胸突きの頭に鉱脈があったためここでビバークすることにしました。木曽駒周辺は雪が少ないという情報もありましたが、実際歩くとイグルーはどこででも作れそうでした。
かつてない雪質の良さにも助けられましたが、これまでの試行錯誤と、イグルスキー米山さんの最新動画で復習した成果もあり、ブレイクスルーが起きました。
一人用なので動画より一回り小さく約90cm四方からサイコロブロック2個と直方体を3個、これを2段分切出す。これだと2段積むには足りないので外から供給して、30分ほどで2段目まで完成。続いて内壁から三角中を切り出し、屋根を作っていく。太さに気を配ればこれも簡単にできた。仕上げに隙間を埋めるのに時間がかかってしまい、1時間切りは叶わなかったがコツはつかめた。
前回は隙間風に悩まされましたが、今回は暖かく快眠できました。

■その他
・総重量20.2kg、全く問題なし。水は水筒1つ減らしても良いかも。
・今回も膝ラッセルはしんどかったもののペースは1.2を維持できた。

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