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Yamareco

記録ID: 7807363
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳(地蔵尾根ピストン)

2025年02月15日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
14:18
距離
25.3km
登り
2,259m
下り
2,256m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:18
休憩
1:59
合計
14:17
距離 25.3km 登り 2,259m 下り 2,256m
1:36
60
2:36
2:37
60
3:37
26
4:03
89
5:32
5:46
23
6:09
6:10
17
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52
9:25
9:27
14
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10:03
8
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10:40
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13:05
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15:29
10
15:40
ゴール地点
天候 雲ひとつない快晴!!
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
柏木登山口駐車場(10台程度/無料/簡易トイレあり)
コース状況/
危険箇所等
今週中に降雪があったらしく、林の中は踏み抜くと膝〜腿。
森林限界の壁(岩稜部に乗り上げる手前)は、やや締まった新雪ラッセルでした。
全体に(私は持参しませんでしたが)ワカンやスノーシューがあった方がよいと思われるコンディションでした。
標高1,500mあたりで雪がちらほら
2025年02月15日 01:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 1:54
標高1,500mあたりで雪がちらほら
その後しっかり
2025年02月15日 02:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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その後しっかり
あれ?イメージしてたのより雪が深い・・・今週降ったのか?
2025年02月15日 04:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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あれ?イメージしてたのより雪が深い・・・今週降ったのか?
ヘッドランプが消せたのは6時半頃でした。
2025年02月15日 06:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ヘッドランプが消せたのは6時半頃でした。
森林限界の(岩稜部に乗り上げる手前の)壁。イメージ(11月の記憶や最近歩かれた方のログ)より随分左向きにトレースが。
2025年02月15日 07:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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森林限界の(岩稜部に乗り上げる手前の)壁。イメージ(11月の記憶や最近歩かれた方のログ)より随分左向きにトレースが。
腰まで埋まったりしながらとりあえず追ってみましたが、明らかにルートを逸れていそうなので元まで戻りました。
2025年02月15日 07:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 7:28
腰まで埋まったりしながらとりあえず追ってみましたが、明らかにルートを逸れていそうなので元まで戻りました。
で、本来のルートと思われる壁はまっさらの雪原・・・今週もラッセルかぁ??(笑)
2025年02月15日 07:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 7:46
で、本来のルートと思われる壁はまっさらの雪原・・・今週もラッセルかぁ??(笑)
愛知から来られたソロ女性さん(ちゃんとワカンを持っていた)とルートを開拓!(写真は掲載許可を得ています)
2025年02月15日 08:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 8:25
愛知から来られたソロ女性さん(ちゃんとワカンを持っていた)とルートを開拓!(写真は掲載許可を得ています)
苦労して壁を乗り上げると、朝陽に輝く仙丈
2025年02月15日 08:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 8:32
苦労して壁を乗り上げると、朝陽に輝く仙丈
西を向くとこの景色
2025年02月15日 08:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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西を向くとこの景色
(相変わらず未踏の)恵那山
2025年02月15日 08:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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(相変わらず未踏の)恵那山
中央アルプス
2025年02月15日 08:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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中央アルプス
乗鞍岳
2025年02月15日 08:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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乗鞍岳
穂高連峰〜槍ヶ岳、手前は常念山脈
2025年02月15日 08:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 8:44
穂高連峰〜槍ヶ岳、手前は常念山脈
後立山連峰。鹿島槍〜五竜岳とか白馬三山とか
2025年02月15日 08:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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後立山連峰。鹿島槍〜五竜岳とか白馬三山とか
地蔵尾根は西側からのアプローチなのでしばらくは逆光ですが、これはこれでカッコいい
2025年02月15日 09:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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地蔵尾根は西側からのアプローチなのでしばらくは逆光ですが、これはこれでカッコいい
朝陽に向かって高度を上げていきます。
2025年02月15日 09:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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朝陽に向かって高度を上げていきます。
稜線に出ると迎えてくれる甲斐駒ヶ岳
2025年02月15日 09:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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稜線に出ると迎えてくれる甲斐駒ヶ岳
鋸岳とその向こうに八ヶ岳
2025年02月15日 09:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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鋸岳とその向こうに八ヶ岳
美しい白い稜線を辿って
2025年02月15日 09:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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美しい白い稜線を辿って
11月とは一変した白い山、そのピークへ。
2025年02月15日 09:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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11月とは一変した白い山、そのピークへ。
3か月ぶりの登頂、シャッターありがとうございました。
2025年02月15日 09:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 9:49
3か月ぶりの登頂、シャッターありがとうございました。
今日は360度のパノラマが素晴しいです。富士山〜北岳〜間ノ岳のワン・ツー・スリー
2025年02月15日 09:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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今日は360度のパノラマが素晴しいです。富士山〜北岳〜間ノ岳のワン・ツー・スリー
南アルプス南部の山々。塩見とか荒川とか赤石とか聖とか
2025年02月15日 09:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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南アルプス南部の山々。塩見とか荒川とか赤石とか聖とか
大仙丈ヶ岳から延びる仙塩尾根
2025年02月15日 09:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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大仙丈ヶ岳から延びる仙塩尾根
中央アルプスと右側に御嶽山
2025年02月15日 09:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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中央アルプスと右側に御嶽山
乗鞍岳
2025年02月15日 09:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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乗鞍岳
北アルプス一望
2025年02月15日 09:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 9:52
北アルプス一望
鋸岳と八ヶ岳
2025年02月15日 09:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 9:52
鋸岳と八ヶ岳
甲斐駒も今日は多くの人が登っているでしょう
2025年02月15日 09:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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甲斐駒も今日は多くの人が登っているでしょう
栗沢山とアサヨ峰
2025年02月15日 09:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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栗沢山とアサヨ峰
鳳凰三山
2025年02月15日 09:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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鳳凰三山
中央アルプスを正面に見ながら、地蔵尾根を下ります。
2025年02月15日 10:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 10:17
中央アルプスを正面に見ながら、地蔵尾根を下ります。
途中で仙丈を振り返って。
2025年02月15日 10:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 10:29
途中で仙丈を振り返って。
復路の地蔵岳への登り返しは本当にキツいです。
2025年02月15日 11:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 11:38
復路の地蔵岳への登り返しは本当にキツいです。
そして1,900mあたりは延々と歩いても高度が全然変わらず、往きも帰りも試練です(写真は山頂で一緒になった京都の青年)
2025年02月15日 13:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/15 13:50
そして1,900mあたりは延々と歩いても高度が全然変わらず、往きも帰りも試練です(写真は山頂で一緒になった京都の青年)
撮影機器:

感想

冬の仙丈には登ったことがない。
白くなったその姿、そしてそこから望む山々を眺めたくなり、昨年11月以来に柏木駐車場へ。

午前1時すぎに出発、3か月前の記憶を辿りながら進んでいくと標高1,500mあたりから地面に雪が現れてきました。うっすらだった雪はやがてしっかりに。標高1,900mあたりは歩いても歩いても高度が変わらない試練の区間ですが、このあたりが思った以上に雪深いです。先週何人かこのコースを歩かれていたこと&コースはよく踏まれていることを確認済み。そこから1週間降雪はなかったものだと思い込み、ワカンは置いてきてしまいました。
松峰小屋を過ぎると足元の雪はさらに深く、踏み抜くと膝から腿くらいまで沈みます。アイゼンで強引に進み、森林限界手前(岩稜部に乗り上げる手前)に来ると、踏み抜き方がそれまでよりひどくなりました。「ワカンを持ってこなかったので」を理由にして撤退しようかという考えが頭をよぎりますが、ここのところ「常念を目指すも前常念まで」とか「木曽駒を目指すも将棊頭山まで」とか中途半端な山行続き。今日はちゃんとピークまで届こうと自分を叱咤します。
トラバースから斜面を登っていくトレースが私のイメージ(11月の記憶や最近歩かれた方のログ)よりも随分手前&左に向かって付いているなと思いつつ、それしか見当たらなかったので追って登ってみます。途中踏み抜いたり沈んだりしながら登ってみるもののハイマツで行き止まっている状況、これは本来のルートではないと判断して元まで戻ります。トラバースから進むべき方向はまっさらの雪原、ここを拓いていきます。途中何度か抜いたり抜かれたりしたソロ女性さんが「私ワカンを履いているので前をあるきましょうか」と申し出てくれました。彼女の跡を追わせてもらい、少しは私も前を歩き、とにかく二人で岩稜部の取り付きまで乗り上げると、昇ったばかりの朝陽と仙丈ヶ岳が迎えてくれました。

岩稜部を進み、白くなった美しい稜線を登って3か月ぶりのピークへ。先にいらっしゃった青年(京都から来られた30代)としばし楽しく山談義をし、360度の素晴しいパノラマを眺めて下山の途へ。
苦労した森林限界部の斜面を(往きに付けた足跡を辿りながら)降りていると、ヤマレコユーザーの「くら」さんが登ってこられました。私より年上ながら凄いスピードとスタミナをお持ちのくらさんは夜中でなく、朝出てこられたとのこと。その時点でもスピードに驚きましたが、下山して間もなく駐車場というところで追いつかれ、またまたビックリ!でした。

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コメント

ルート開拓ありがとうございました😭おかげ様で僕も登ることが出来ました。感謝しております。
2025/2/16 15:46
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1
laishanさん、こんにちは。
森林限界の最後がまさかノートレースとは想像しておらず、たまたま早めに歩いたタイミングでラッセルとなりましたが、一緒に進んだソロ女性さんの方ががんばって拓いていただきました。「おかげ様」はむしろ彼女の方です。
「念願だった冬の仙丈ヶ岳」に登頂できて、よかったですね!
丁寧なメッセージ、ありがとうございました
2025/2/16 16:12
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1
yoisaさん
仙丈ヶ岳にいらしたんですね!
スカッと快晴のピーク、さぞかし満足感を味わってらっしゃった事と思います。

そんなyoisaさんを私は権現岳から眺めていました(見えませんよw)
厳冬期の仙丈ヶ岳、私も大好きなのでシーズン中に行きたいなぁと思っています。
山頂モルゲン見るにはオーバーナイトになるので、日曜日で晴れないといけないので、なかなかタイミングが合いません。
厳冬期もあと僅か。
お互いに安全第一で楽しみましょう。
2025/2/18 8:40
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1
kiyohisaさん、こんにちは。
森林限界の壁で悪戦苦闘し、登り切ったときにはすっかり朝陽が昇っていました。「kiyohisaさんたちのようにモルゲン狙われる方々は、もっと早くに行動して、山頂でその瞬間を迎えるのだな」と改めて感心していました。
最高の朝が約束された土曜日、きっとkiyohisaさんもどこか山頂でカメラを構えていらっしゃるだろうと思っていましたが、そうですか、権現でしたか。ノートレースの美しいギボシへ歩いていかれる様子、私の方からも見えていました(笑)。
美しい雪山には何度登っても尽きない魅力がありますが、本当に安全第一ですね!
2025/2/18 9:08
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