仙丈ヶ岳(地蔵尾根ピストン)


- GPS
- 14:18
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,259m
- 下り
- 2,256m
コースタイム
- 山行
- 12:18
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 14:17
天候 | 雲ひとつない快晴!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今週中に降雪があったらしく、林の中は踏み抜くと膝〜腿。 森林限界の壁(岩稜部に乗り上げる手前)は、やや締まった新雪ラッセルでした。 全体に(私は持参しませんでしたが)ワカンやスノーシューがあった方がよいと思われるコンディションでした。 |
写真
感想
冬の仙丈には登ったことがない。
白くなったその姿、そしてそこから望む山々を眺めたくなり、昨年11月以来に柏木駐車場へ。
午前1時すぎに出発、3か月前の記憶を辿りながら進んでいくと標高1,500mあたりから地面に雪が現れてきました。うっすらだった雪はやがてしっかりに。標高1,900mあたりは歩いても歩いても高度が変わらない試練の区間ですが、このあたりが思った以上に雪深いです。先週何人かこのコースを歩かれていたこと&コースはよく踏まれていることを確認済み。そこから1週間降雪はなかったものだと思い込み、ワカンは置いてきてしまいました。
松峰小屋を過ぎると足元の雪はさらに深く、踏み抜くと膝から腿くらいまで沈みます。アイゼンで強引に進み、森林限界手前(岩稜部に乗り上げる手前)に来ると、踏み抜き方がそれまでよりひどくなりました。「ワカンを持ってこなかったので」を理由にして撤退しようかという考えが頭をよぎりますが、ここのところ「常念を目指すも前常念まで」とか「木曽駒を目指すも将棊頭山まで」とか中途半端な山行続き。今日はちゃんとピークまで届こうと自分を叱咤します。
トラバースから斜面を登っていくトレースが私のイメージ(11月の記憶や最近歩かれた方のログ)よりも随分手前&左に向かって付いているなと思いつつ、それしか見当たらなかったので追って登ってみます。途中踏み抜いたり沈んだりしながら登ってみるもののハイマツで行き止まっている状況、これは本来のルートではないと判断して元まで戻ります。トラバースから進むべき方向はまっさらの雪原、ここを拓いていきます。途中何度か抜いたり抜かれたりしたソロ女性さんが「私ワカンを履いているので前をあるきましょうか」と申し出てくれました。彼女の跡を追わせてもらい、少しは私も前を歩き、とにかく二人で岩稜部の取り付きまで乗り上げると、昇ったばかりの朝陽と仙丈ヶ岳が迎えてくれました。
岩稜部を進み、白くなった美しい稜線を登って3か月ぶりのピークへ。先にいらっしゃった青年(京都から来られた30代)としばし楽しく山談義をし、360度の素晴しいパノラマを眺めて下山の途へ。
苦労した森林限界部の斜面を(往きに付けた足跡を辿りながら)降りていると、ヤマレコユーザーの「くら」さんが登ってこられました。私より年上ながら凄いスピードとスタミナをお持ちのくらさんは夜中でなく、朝出てこられたとのこと。その時点でもスピードに驚きましたが、下山して間もなく駐車場というところで追いつかれ、またまたビックリ!でした。
コメント
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森林限界の最後がまさかノートレースとは想像しておらず、たまたま早めに歩いたタイミングでラッセルとなりましたが、一緒に進んだソロ女性さんの方ががんばって拓いていただきました。「おかげ様」はむしろ彼女の方です。
「念願だった冬の仙丈ヶ岳」に登頂できて、よかったですね!
丁寧なメッセージ、ありがとうございました
仙丈ヶ岳にいらしたんですね!
スカッと快晴のピーク、さぞかし満足感を味わってらっしゃった事と思います。
そんなyoisaさんを私は権現岳から眺めていました(見えませんよw)
厳冬期の仙丈ヶ岳、私も大好きなのでシーズン中に行きたいなぁと思っています。
山頂モルゲン見るにはオーバーナイトになるので、日曜日で晴れないといけないので、なかなかタイミングが合いません。
厳冬期もあと僅か。
お互いに安全第一で楽しみましょう。
森林限界の壁で悪戦苦闘し、登り切ったときにはすっかり朝陽が昇っていました。「kiyohisaさんたちのようにモルゲン狙われる方々は、もっと早くに行動して、山頂でその瞬間を迎えるのだな」と改めて感心していました。
最高の朝が約束された土曜日、きっとkiyohisaさんもどこか山頂でカメラを構えていらっしゃるだろうと思っていましたが、そうですか、権現でしたか。ノートレースの美しいギボシへ歩いていかれる様子、私の方からも見えていました(笑)。
美しい雪山には何度登っても尽きない魅力がありますが、本当に安全第一ですね!
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