銚子ヶ口〜チョウシ (道の駅 奥永源寺渓流の里から,黒尾山を経由して周回)
- GPS
- 09:03
- 距離
- 18.7km
- 上り
- 1,563m
- 下り
- 1,571m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 9:00
天候 | 快晴・無風の一日でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もちろんきれいなトイレがあります。自販機もあります。 日中なら,いろいろ地域の特産品とかも売ってます。 (191K) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■標高700m以上に積雪。深いところで20cmぐらいでした。 大した積雪ではありませんが,急な斜面の登り下りでは,その積雪に悩まされました。 雪の下が落ち葉だったり,土の斜面だったりすると,すごく滑りやすいのです。 ■黒尾山(P949m)の登り,黒尾山最高点(P971m)からの下り, そしてP1022mからチョウシへの登り下りは急斜面でやっかいでした。 ■とくに,黒尾山最高点からの下りはやせた岩尾根で,尾根筋を下ることはむずかしく, かといって,尾根の両側も急で,雪の斜面のトラバースもむずかしく,苦労しました。 二度ほど,斜面を数メートル滑り落ちましたが,立木でなんとか止まりました。 ■とにかく木にしがみついての登り下りで,上半身の筋肉痛がハンパないです。 |
写真
感想
10日ほど前,鈴鹿南部の仙ヶ岳や野登山を歩いて,
三重と滋賀の県境稜線を,北は鞍掛峠から南は仙ヶ岳までつなげました。
もちろん、まだまだ鈴鹿の山なみは南北に連なっているのですが,
最近ちょっと,鈴鹿山脈の滋賀県側の山々にも関心を持ち始めました。
その一つが銚子ヶ口。
このヤマレコでいろんな方々が登っておられる記録・写真を見ると,
なかなかの展望が期待できる,たおやかな山容の秀峰のようです。
少し先へ行けば,水舟ノ池という池もあって,そこもいいところのようです。
さらに目を引いたのが,ikiさんの
「銚子ヶ口(丸山,黒尾山経由)〜クラシまで途中断念」(2015/11/20)というレコ。
そうか,銚子ヶ口から尾根伝いにイブネ・クラシ・チョウシまで行けるんだ。
ちょうど2年前に雨乞岳からイブネ台地に行って,
「ここはいいところだねぇ」と感激したことを思い出して,
今度は銚子ヶ口からチョウシまで歩いて,再びイブネ台地を訪れたいと思いました。
それに加えて,丸山・黒尾山を経由して銚子ヶ口へ至るバリエーションルート。
登り下りも多く,途中には岩稜もあるようですし,
「道の駅 奥永源寺渓流の里」を起点とすると,行程は往復20kmにもなりそうですが,
俄然その気になってしまいました。
ということで,いてもたってもいられず,この週末を待ちわびていました。
幸いお天気はよさそうですが,どうも山の上には雪があるようです。
どの程度の積雪なのか,たいして積もっていないとしても,雪があると滑ってやっかいだ。
そんな不安を抱えながら,日曜の早朝,自宅を出ました。
道の駅で明るくなるのを待って,出発。
最初のうちは鉄塔巡視路をたどって,それなりに道らしい道がありましたが,
そのうち,踏みあともよくわからなくなりました。目印テープもあまり目につきません。
でも,尾根筋ははっきりしているので,迷うことはありません。
ただ,丸山の登りや黒尾山の登りはかなりの急登でした。
そして,このルートの核心部は黒尾山最高点からの下りと登り返し。
岩稜がつづいて,尾根通しに歩いていくこともむずかしく,
たぶん東側斜面に踏みあとがあるのだろうけど,落ち葉と雪でわからなくなってて,
どこをどう歩いて切り抜けるか,緊張と動揺とあせりでバタバタでした。
下りでトラバースで登りで,滑り,尻もちをつき,ずり落ちました。
銚子ヶ口の中峰までたどりついて,やっとホッとできたという感じ。
その後,銚子ヶ口の西峰から水舟ノ頭を越えて,大峠,P1087mまではゆるやかな稜線。
しかし,そこから100mを下って,
チョウシへの150mの登り返しも,P1022mあたりはやせた尾根。
そのあと,最後の100mは立木につかまりながらの急登でした。最後の踏ん張り。
たどりついたイブネ台地は,もう最高でした。
雪におおわれた白い台地。青い空。
チョウシの山頂近くで,この日初めてゆっくり座って,お昼ごはんにしました。
ただ,ここが中間点。また同じだけ歩いて戻らなければなりません。
あまりのんびりもできずに,30分ほどでイブネ台地をあとにしました。
帰りがけに水舟ノ池へ行こうと考えていましたが,
迷った末,「無理せずに,また来ればいいじゃないか」と今回はパス。
銚子ヶ口の南峰や東峰で景色を堪能して,杠葉尾へ下りました。
銚子ヶ口は噂に違わず,鈴鹿の山々の絶景を楽しめる,たおやかな峰でした。
「チョウシの手前だから,銚子ヶ口なのか?」と納得。
なんとか予定どおりの行程を歩くことはできたものの,
日の短いこの時期,いつも時間を気にしてあせっていて,
あまりゆったり山をたのしめなかったのが心残りです。
次に来るときには,杠葉尾から水舟ノ池まで余裕を持ってピストンすることにしましょう。
コメント
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はじめまして。
山でお会いしましたね。雪もそこそこ楽しめて最高でした。
あれ以上雪があれば到底イブネまで辿りつけなかったでしょうが。(笑)
お一人なのでピストンされるのだろうと話していましたが、
チョウシまで来て戻られるのはかなりの体力・気力が要ること。
本当にお疲れ様でした。
yoshikun1さん,コメントありがとうございます。
雪景色の山はきれいだし,雪の上を歩くのはたのしいんだけど,
急坂の登り下りややせ尾根の通過には往生こきました。
立木にずいぶん助けられて,そのおかげで腕が筋肉痛です。
時間的にも体力的にも,チョウシまでが限界だったと思いますが,
yoshikun1さんたちのように,イブネやクラシも久しぶりに歩いてみたかったです。
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