丹沢三峰から主稜縦走（新雪に遭遇）

2015年12月17日(木) 〜 2015年12月18日(金)

• GPS: 15:08
• 距離: 24.4km
• 登り: 2,630m
• 下り: 2,391m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 0:22
• 合計: 6:27

距離 11.0km 登り 1,623m 下り 365m

8:46 三叉路バス停
8:50 8:51 三叉路登山口
9:50 9:55 御殿森(長者ノ森・大休場)
10:35 10:49 高畑山
13:01 本間ノ頭
13:31 13:32 円山木ノ頭
14:03 14:04 太礼ノ頭
15:11 みやま山荘
15:13 丹沢山

2日目

• 山行: 7:19
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:19

距離 13.4km 登り 1,026m 下り 2,044m

7:07 丹沢山
7:44 7:46 不動ノ峰休憩所
8:14 8:16 棚沢ノ頭
8:35 8:36 鬼ヶ岩
9:13 9:33 蛭ヶ岳
10:59 11:01 臼ヶ岳
12:02 12:03 金山谷乗越
12:51 青ヶ岳山荘
12:57 13:11 檜洞丸
13:23 ツツジ新道・石棚山稜分岐
14:05 14:20 展望台
14:54 ゴーラ沢出合
15:19 15:22 ツツジ新道入口
15:26 西丹沢自然教室

天候

1日目：晴れのち小雪、2日目：快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【往路】神奈川中央交通
http://www.kanachu.co.jp/dia/index.html
小田急・本厚木駅北口（5番バス停）7:40発＝三叉路にて下車8:29（宮ヶ瀬行き、648円）
【復路】富士急湘南バス
http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosen_time/time01_w.html
西丹沢自然教室15:40＝新松田駅16:49（1180円）

コース状況／危険箇所等

【三叉路〜丹沢三峰〜丹沢山】
道標もしっかりあり、危険なところはない。丹沢三峰はアップダウンあり。
【丹沢山〜蛭ヶ岳〜檜洞丸〜西丹沢自然教室】
鎖場やガレ場はあるが、注意して通行すれば問題なし。
蛭ヶ岳から臼ヶ岳に下る急斜面が一番厳しく、残雪や凍結がある場合は要注意。

その他周辺情報

【丹沢山・みやま山荘に泊まりました】 http://miyamasansou.com/
山小屋（衛星携帯）０９０−２６２４−７２２９、事務所０４６３−８１−８６６２
１泊２食で8000円（要予約）、水場はなく、必要な場合は市販ペットボトル水（500ccで300円）を購入（食事時のお茶はお代り自由）。缶ビール（350ml）は500円。自分は行動用の水（500ccを3本）と予備（プラティパスに1L）を持ち上げました。
【ふもとの温泉】
登山口にはなく、バス利用なので入らず。マイカーなら中川温泉や山北駅（さくらの湯）があり、利用しやすいです。

写真

12/17 8:43

三叉路バス停。道路上の三叉路はこの先（信号あり）にあり、丹沢三峰の登山口は信号を左折（ヤビツ峠方面）する。

12/17 8:48

信号を左折して車道を200mほど歩くと「熊の橋」があり、橋の手前、右側に登山口がある。目立たないので注意していないと見過ごしてしまうかも。

12/17 8:51

昭文社・山と高原地図には登山届のポストがあると表示されており、登山口になかったので心配していたら、十数メートル登った所にあった。

12/17 8:55

宮ノ平バス停とはどこなのか不明だが、とにかく丹沢山まで11kmあるようだ。

12/17 8:58

始めはジグザグの登山道で結構登り出がある。

12/17 9:19

やがて水平道になる。初冬らしく紅葉が残っている。

12/17 9:51

御殿森ノ頭の分岐

12/17 9:51

直ぐなので御殿森ノ頭に立ち寄ることにした。

12/17 9:54

御殿森ノ頭から宮ヶ瀬湖を俯瞰

12/17 10:29

高畑山の頂上経由と迂回する分岐点。歩き出して丁度50分ほどなので、高畑山に寄って休憩することにする。

12/17 10:36

高畑山の頂上標識。標高766m。

12/17 10:36

高畑山頂上は広く平坦でベンチやテーブルがあって、休むには丁度良い場所だ。

12/17 10:54

高畑山を辞して迂回路のトラバースルートと合流。トラバースルートは「道幅狭し注意」となっているので、頂上経由の方がお勧め。

12/17 10:55

合流点から直ぐの所に、青宇治橋への分岐（下降点）がある。

12/17 11:04

登山道は尾根の北側をトラバース気味についている。

12/17 11:08

岩が出て来て、今度は尾根の左（南側）を下り気味に行く。

12/17 11:12

金冷しに到着。

12/17 11:13

金冷しからは宮ヶ瀬湖が望める。

12/17 11:14

金冷しの先の岩場と階段の道

12/17 12:10

昼頃から急に冷え込み、白いものが舞い落ち始めて地面に積もっている。

12/17 13:01

本間ノ頭を通過

12/17 13:11

三峰以外に無名ノ頭と言うピークもあった。

12/17 13:31

円山木ノ頭を通過

12/17 13:35

円山木ノ頭からは結構下り、木の階段は積もった霰（あられ）で真っ白。

12/17 13:50

次のピーク（太礼ノ頭）に向かって登りとなる。

12/17 14:02

太礼ノ頭を通過

12/17 14:06

木道の上は真っ白。同じバスに乗った先行する2人パーティーが雪だるまを作ったのでしょう。

12/17 14:19

丹沢山まであと1kmとなりました。

12/17 15:06

塩水橋から来る道（堂平方面）と合流しました。

12/17 15:11

今日のゴール、みやま山荘が見えて来ました。

12/17 15:13

小屋に入る前に、一応、丹沢山の頂上に寄ります。

12/17 15:14

みやま山荘に入ります。

12/17 15:15

小屋の外の気温はマイナス2℃でした。

12/18 6:06

一夜明けて、快晴の朝を迎えました。街の灯りも見えます。

12/18 6:07

今朝の小屋の外の気温はマイナス10℃と冷えています。

12/18 6:14

食堂が満員なので休憩室で待ちます。

12/18 6:19

既に朝食を終えたテーブル。ゆったり8人掛けのテーブルが写真のこれと手前にもう1つあり、一度に16人が食事できます。

12/18 6:34

寝室は2階で、休憩室と食堂がある1階から階段を登ると板の間が左右にあって、右側は2段になっています。左奥は蛇腹扉で個室っぽくなっていて、女性用の更衣室として使われていました。

12/18 6:50

日の出の時間となり、外に出て写真を撮ります。大山の上あたりから太陽が昇って来ました。

12/18 7:02

丹沢山頂上からは真っ白な富士山が見えます。

12/18 7:03

富士山

12/18 7:04

南アルプス。左から聖、赤石、荒川三山でしょう。

12/18 7:07

頂上で写真を撮ったあとは、いよいよ蛭ヶ岳へ向かって出発。3.4kmもあります。

12/18 7:11

塔ノ岳が結構尖って見えます。

12/18 7:12

富士山も見ながら不動ノ峰に進みます。

12/18 7:17

富士山が大きい！

12/18 7:32

スカイツリーも見えました。

12/18 7:44

不動ノ峰休憩所

12/18 8:03

臼ヶ岳と檜洞丸が見えるようになりました。

12/18 8:07

蛭ヶ岳はまだまだ遠い。

12/18 8:11

富士山の裾野に愛鷹連峰が見えます。

12/18 8:32

鬼ヶ岩の上に富士山、右手に蛭ヶ岳。

12/18 8:33

鬼ヶ岩の下り。鎖場となっていて、雪が積もっているので慎重に下ります。

12/18 9:09

丹沢三峰を振り返ります。結構アップダウンがあるのが分かります。

12/18 9:11

蛭ヶ岳山荘に着きました。

12/18 9:12

蛭ヶ岳の屋根にソーラー発電板が設置されています。

12/18 9:28

蛭ヶ岳山頂からの富士山。檜洞丸も近くに見えますが未だ先は長いです。

12/18 9:34

檜洞丸まで4.6kmあります。

12/18 9:35

蛭ヶ岳山頂を辞して臼ヶ岳〜檜洞丸に向かいます。

12/18 9:48

蛭ヶ岳の下りは急峻です。

12/18 9:57

ロープが張ってあります。

12/18 10:03

鎖場もあります。

12/18 10:18

下りきって振り返ると蛭ヶ岳が立派です。

12/18 11:00

蛭ヶ岳と丹沢山

12/18 11:01

臼ヶ岳の一角に着きました。

12/18 11:02

臼ヶ岳付近から木の間越しに富士山が見えます。

12/18 11:21

神ノ川乗越。檜洞丸まで1.9kmと近づきました。

12/18 12:01

金山谷乗越付近は崩壊していてアルミ梯子で補強されています。

12/18 12:04

振り返って見た梯子だらけの金山谷乗越

12/18 12:52

金山谷乗越から大分登り返して、やっと青ヶ岳山荘に着きました。檜洞丸まであと一息。

12/18 12:52

青ヶ岳山荘から蛭ヶ岳〜丹沢山を振り返ります。

12/18 12:57

檜洞丸頂上の標識

12/18 13:09

檜洞丸の頂上風景。広いのであちこちで休憩していまいた。

12/18 13:23

檜洞丸を辞して、つつじ新道経由で西丹沢自然教室に下ります。まだ4.8kmあります。

12/18 13:33

犬越路と大室山が見えました。

12/18 14:52

ゴーラ沢出合に着きました。石の階段を下ります。

12/18 14:53

ゴーラ沢を渡渉し、次に本流の東沢を渡渉します。

12/18 14:58

ゴーラ沢出合を過ぎると西丹沢自然教室まで残り2.2kmです。

12/18 15:03

陽だまりの山腹ですが、バスの時間が気になるので急ぎ足で歩きます。

12/18 15:20

車道（つつじ新道入口）が見えて来ました。

12/18 15:21

車道からみたツツジ新道入口

12/18 15:26

西丹沢自然教室に着きました。

12/18 15:26

西丹沢自然教室のバス停。15時40分発のバスはもう待っていました。15分ほどの余裕があり、トイレに行く時間もありました。

撮影機器：

Canon PowerShot SX700 HS Canon

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ トレッキングポール

共同装備

ガスカートリッジ コンロ コッヘル ツェルト（いずれも使用せず）

感想

hina1048

冬山の前に寒さに慣れておこうと山小屋泊で丹沢主稜縦走を計画しました。
小田急線の本厚木駅に集合し、宮ヶ瀬行の始発バスに乗って丹沢三峰の登山口である三叉路で下車。
1日目の目的地、丹沢山まで標高差は1250mもありますが、それ以上に水平距離が長く、登山口から11kmもあります。コースタイムは6時間弱ですが、三峰のアップダウンがあるのでなかなか厳しいコースでした。
始めは天気も良く、風もないので初冬の陽だまりハイクの気分でしたが、昼頃から霰（あられ）が舞い落ち始め、やがて本格的に降り始めると一気に冷え込んでレインジャケットを羽織って冬山気分となりました。
宿泊したみやま山荘は頂上の直ぐ脇に建っているので、展望も良く最高のロケーションです。水場が無いのが難点ですが、それを除くと、こじんまりとしていて綺麗で快適な山小屋でした。
2日目は予報通り快晴となり、降雪直後で富士山も真っ白、降ったばかりなので登山道の雪も凍結しておらず、軽アイゼンなしで大丈夫でしたが、木道や木梯子に積もった雪は滑るので慎重に歩きました。
丹沢主稜は大半が富士山を見ながらの好展望の縦走なので、晴れれば気持ち良く最高です。ただ、平日だったのでバスの本数が少なく、時計を良く見て休憩時間を考えながら歩く必要がありました。