難路のマイナールートで歩く滝子山 ↑東稜 ↓浜立尾根

2025年02月27日(木) [日帰り]

• GPS: 07:39
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,438m
• 下り: 1,298m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:18
• 休憩: 0:17
• 合計: 7:35

距離 15.3km 登り 1,438m 下り 1,298m

6:31 初狩駅
6:53 6:54 藤沢子神社
7:16 7:17 セギノ平通り
7:26 百反刈山
7:33 7:35 殿平
8:51 8:57 中平(ナカダイロ)
9:59 沼ノ沢峰
10:07 10:12 御正人ノタル
11:11 11:12 滝子山・三角点峰
11:22 11:23 滝子山
11:39 浜立・寂ショウ尾根分岐
11:56 浜立山
12:38 寺平
13:08 13:11 浜立山分岐
13:19 13:20 道証地蔵
13:31 県営林道大蔵沢大鹿線と市営林道大鹿線の分岐
13:40 寂惝苑入口分岐
13:45 原平橋
13:51 13:52 稲村神社
14:06 笹一酒造
14:11 笹子駅

天候

快晴、微風、とても暖かでした。

コース状況／危険箇所等

全コース通じて特段の危険箇所はありません。
激坂が多く、ロープは1箇所しかありません。
ザレていて滑りやすいです。
下りで道迷い箇所もありGPSは必須です。

駅から殿平まで
取り付きがやや急ですが、
尾根に乗れば歩きやすい道です。

滝子山 東稜
山と高原地図には記載されていません。
みんなの足跡ではかなり太く歩かれて
いるようです。
バリルートといってよいくらいの
難路と思います。
まず、長いこと駅から山頂まで
早くて4時間、6時間かかることも
あるようです。
次に激坂が何箇所もあること。
坂というより崖レベルです。
ロープはくだりの1箇所のみです。
次に滑りやすいこと、崖で滑ると
危ないです。脆い枯れ木に注意です。
次に岩場がワイルドで、
ルートが判りにくいこと。
特に御正人のタルは要注意です。

浜立尾根
ここも地図に記載がありません。
単調な滑りやすい急下降が続きます。
踏み跡はところどころ不明瞭になります。
要所にはテープがつけられています。
1450m地点は左折します。直進しないこと。
1350m地点で道を見失いました。
道なりに行くと降りられない崖に
出てしまいました。少し戻って右に
行くのが正解です。
道標はなく、分岐ではGPS確認してください。

他の登山道
特に問題ありません。

写真

2/27 6:53

初狩駅から車道歩きで
藤沢まできました。
この藤沢子神社の脇から
取り付きます。

2/27 7:14

しばらく登ると殿平への尾根に
乗ります。
これから登る滝子山が朝日を
浴びて神々しいです。

2/27 7:26

最初のピークの百反刈山に
着きました。
尾根は広くて快適です。

2/27 7:33

殿平に着きました。
デンダイロと読みます。
丹波山村にもありますね。
その名の通り広い山頂です。

2/27 7:34

樹林越しに展望があります。

2/27 7:34

いい感じの山頂です。

2/27 7:34

滝子山がとても高いです。

2/27 8:08

滝子山の東稜を歩いています。
バリルートですが、
踏み跡は明瞭です。
計画では滝子山まで
約4時間の予定です。

2/27 8:13

低い灌木が多く、厄介です。

2/27 8:36

激坂が何ヶ所も出てきます。
鎖、ロープはありません。
傾斜は50度以上あるので
両手も使っています。

2/27 8:36

こんな感じの傾斜です。
根っこや岩などのホールドは
かなり安定しています。

2/27 8:51

ここは激坂を登り切ったところを
振り返って撮りました。
中央部から先が写っていないのは
そこから下は崖みたいに
なっているためです。

2/27 8:56

鞍吾山に着きました。
一息つきます。
すでに計画の20分遅れです。

2/27 9:17

雰囲気の良い尾根道です。

2/27 9:26

鉄塔から見た滝子山です。
まだ遠いですね。

2/27 9:47

またまた激坂を登ってきました。

2/27 9:47

こんな感じの傾斜です。

2/27 9:57

沼ノ沢ノ峰への登りです。
ここも相当な急坂です。

2/27 9:59

沼ノ沢ノ峰に着きました。
ようやく1250mです。
あと400mあります。

2/27 10:06

御正人のタルです。
ここだけお助けロープが
設置されていました。

2/27 10:06

タルの登り返しです。
ちょっとしたキレットに
なっています。

2/27 10:33

このあたり岩登りになっています。
寂しょう尾根ほどの連続では
ありませんが、登る人が圧倒的に
少ないのでかなり荒れています。

2/27 11:03

滝子山への最後の登りです。
写真では判りませんが、
ここも両手を使って登りました。

2/27 11:11

初狩駅からの一般登山道と
合流しました。
道標には登ってきたところは
岩場危険と書いてありました。
ここが滝子山の三角点になります。

2/27 11:16

少し先に進んで滝子山の
山頂に着きました。
初狩駅から4時間40分、
きつかったです。

2/27 11:16

富士山がお出迎え
この時間でもくっきり
写っています。
手前は三つ峠です。

2/27 11:16

滝子山は3回目ですが、
今回が一番の展望でした。

2/27 11:16

山頂からの展望

2/27 11:16

菜畑山方面です。

2/27 11:17

南アルプスです。

2/27 11:17

御坂山地の黒岳です。
奥に釈迦岳も見えます。

2/27 11:17

大菩薩嶺方面です。
中央は小金沢山、
右が雁ヶ腹摺山です。

2/27 11:18

遠く丹沢の主脈も見えました。
中央の高いのが蛭ヶ岳です。

2/27 11:31

下山開始です。
下山は浜立尾根を使います。
いきなりの岩場の通過です。

2/27 11:39

寂しょう尾根との分岐です。
事故多発、下山危険と
案内されています。

2/27 11:39

浜立尾根はここを右にいきます。

2/27 11:56

浜立山を通過します。

2/27 12:00

浜立尾根は基本的に
広い尾根筋を直滑降していきます。
踏み跡はところどころ不明瞭です。

2/27 12:09

こんな激下りもあります。
この下部では道を見失い、
うろうろしてしまいました。
木につかまりながら降ります。

2/27 13:08

こんな状態のザレザレの急坂が
延々と続きました。
ようやくここでスミ沢からの
一般登山道と合流しました。
これは振り返って見たところです。

2/27 13:19

沢まで降りてきました。
本日唯一の木橋です。

2/27 13:20

道証地蔵に着きました。
ここが下山口になります。
ここからしばらく林道歩きです。

2/27 13:44

鹿柵ゲートを出ました。
あとは車道を30分くらいです。

2/27 13:48

帰り道で滝子山の
堂々とした山容が
良く見えました。

2/27 14:11

笹子駅に着きました。
計画の50分遅れでした。

厳しい難路でしたが、
どうにか無事下山できました。
ありがとうございます😊

撮影機器：

iPhone 16 Apple

感想

パセリ

滝子山は3回目になります。
最初が寂しょう尾根、
次がモチガ滝ルートでした。
東稜はヤマレコの記録を
参考にさせていただきました。

前2回は駅から山頂まで3時間弱だったので
東稜の4時間(長い人は6時間)というのが、
正直疑わしかったのですが、
実際に登ってみて納得しました。
崖のような激坂で思いの外
時間を取られました。

浜立尾根も想定以上に長い下り坂で、
滑りやすくしんどかったです。

展望は今回が最高でした。
滝子山山頂からの360度の景色は
疲れが吹き飛ぶような爽快感がありました。
山頂にはひとり休まれていましたが、
他には誰にも会いませんでした。

滝子山の魅力を改めて感じた山行でした。
体力に自信のあるかたにおすすめします。