仙ノ山、要害山、矢滝城山。世界遺産石見銀山の山々【大田市、島根県】
島根県
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体力度について
- GPS
- 05:08
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 886m
- 下り
- 888m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:29
�＼腑了魁⇒彝音�
世界遺産センター 824 ― あずまや 830 ― 車道・展望台 838 ― トイレ 907 ― 石銀千畳敷 908/軽アイゼン装着/917 ― 仙ノ山 932/934 ― 石銀千畳敷 947 ― 石銀集落跡分岐 949 ― 米かみ岩 959 ― 佐毘売山神社 1015/アイゼン外す/1017 ― 佐毘売山神社社務所 1024 ― 要害山登山口・龍源寺間歩入口バス停 1026 ― 西のあずまや 1036/1040 ― 要害山・山吹城跡 1054/1103 ― 東のあずまや 1112 ― 登山口 1119 ― お茶タイム 1124/釜野屋/1149 ― 銀山公園 1157 ― 抜け道入口 1205 ― 世界遺産センター 1211
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矢滝トンネル東口 1232 ― 小ピーク 1243 ― 東側展望地点 1248 ― 矢滝城山山頂 1305/昼食/1326 ― 東側展望地点 1340 ― 小ピーク 1345 ― 1352
●行動時間 ��03:47 ＋ ��01:20 ＝ 05:07
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
（米子家＝石見銀山世界遺産センター） 世界遺産センター―石銀千畳敷―仙ノ山―佐毘売山神社―要害山―世界遺産センター （世界遺産センターP＝矢滝トンネル東口） 矢滝トンネル東口―矢滝城山―矢滝トンネル東口 （矢滝トンネル東口＝米子家） ●登山口へのアクセス ○世界遺産センター ・山陰道「仁摩・石見銀山」ICを下り、県道31号を行く。石見銀山入口を過ぎ更に走ると「世界遺産センター入口」があり、右手に進むと終点が駐車場。100台とはいわず駐車できる広さ ・ほかにも銀山公園付近にも駐車可能。このエリアが世界遺産であること、そもそも街路は狭隘な道ばかりであることなどからそれ以外の場所への駐車には厳しいと聞く ○矢滝トンネル東口 ・上記同様に県道31号を行き、世界遺産センター入口も過ぎて、案内に従い県道46号へ。およそ700mのところに右手に「矢滝城山登山口」へと誘導する手製標識がある。それに従い県道201号へ。約4km進むと矢滝トンネルがある。その入口手前左手に駐車余地がある。余地には「石見銀山遺跡 矢滝城趾」の案内板も設置されているが、登山道入口は明示されていないようだ。雪に埋もれていたのかもしれない ・湯里の山陰道入口東側からもここに来ることができる。国道9号から曲込むとそれが県道201号 （いずれの記述も2025.3現在） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
�＼腑了魁⇒彝音� ○世界遺産センター〜展望台〜石銀千畳敷 ・展望台までは遊歩道。ずっと木段の道。展望台から石銀千畳敷までは舗装された車道が続く ○石銀千畳敷〜仙ノ山 ・竹藪の中の山道。一部には赤テープもあるが、倒竹が放置されており、道筋を追いかけにくいところもある ○石銀千畳敷〜佐毘売山神社 ・遊歩道ではあるが、上部の林の中の一部は痩せたへつり道となっている。それ以外の道筋は明瞭 ○龍源寺間歩入口停留所〜要害山〜山吹城趾登山口 ・遊歩道。山吹城趾登山口からは階段整備がなされている。龍源寺間歩入口停留所からは山道歩きだが、明瞭な道筋。どちらも途中にあずまやもあり、小ハイキングには手ごろ ※仙ノ山、要害山の雪状況 ・標高400m程度からは残雪あり。石銀千畳敷でも20cmはない。仙ノ山山頂部は笹藪、竹藪が卓越しており、積雪はあまりない。要害山はほとんど雪を見ることがなかった �¬霏貍觧嚇仍蓋�〜矢滝城山 ・トンネル口の急崖を獣道のような細いトレースで登りきると、明瞭な山道が続く。途中の道標はないが分岐もないので間違うこともない ※矢滝城山の雪状況 ・積雪箇所は、登山口付近のほか日陰に限られる。あっても10cm程度までだが、斜面のへつり道の場合は慎重に接したい （いずれの記述も2025.3現在） |
| その他周辺情報 | ●買う、食べる ・コンビニは、仁摩の国道9号沿いや大田市街地までない ・飲食店は、石見銀山地区や国道9号沿いにはある ●日帰り温泉 ・三瓶山南麓の三瓶温泉には日帰り入浴施設あり （いずれの記述も2025.3現在） |
写真
拍手【世界遺産センターにて】
【世界遺産センターにて】
構わず直進します
【展望台〜石銀千畳敷】
右手にあずまや
【展望台〜石銀千畳敷】
【石銀千畳敷〜仙ノ山（往復）】
【石銀千畳敷〜仙ノ山（往復）】
辛うじて山名標を発見
【石銀千畳敷〜仙ノ山（往復）】
雪に押さえられていますが、
笹だらけです
【石銀千畳敷〜仙ノ山（往復）】
平原は道が分かりにくいので慎重に進みます
【石銀千畳敷〜佐毘売山神社】
なんとなく道のように感じるところを歩いています
【石銀千畳敷〜佐毘売山神社】
石尾根渡り
【石銀千畳敷〜佐毘売山神社】
【石銀千畳敷〜佐毘売山神社】
【石銀千畳敷〜佐毘売山神社】
銀山の守り神。金山彦命を祀るとのこと
【佐毘売山神社にて】
風情ある橋です
【佐毘売山神社〜龍源寺間歩入口停留所】
舗装路を歩いて来たら、カート乗り場の手前です
【龍源寺間歩入口停留所にて】
すぐに土の上になります
【龍源寺間歩側登山口〜要害山】
こちらは雪だらけ。陰は雪が残ります
【龍源寺間歩側登山口〜要害山】
【龍源寺間歩側登山口〜要害山】
両裾も伸びやかで、貫禄があります。
さすが地域の顔となる山
【龍源寺間歩側登山口〜要害山】
広い平坦地になっています
【要害山山頂にて】
【要害山〜山吹城趾登山口】
【要害山〜山吹城趾登山口】
【要害山〜山吹城趾登山口】
出たら左折し銀山公園方面へ
【山吹城趾登山口にて】
この地には少ない食べ物屋さんです
【山吹城趾登山口〜世界遺産センター】
【山吹城趾登山口〜世界遺産センター】
世界遺産ですから整備の手は入っています
【山吹城趾登山口〜世界遺産センター】
【山吹城趾登山口〜世界遺産センター】
そりゃ歩行者用な訳だ
【山吹城趾登山口〜世界遺産センター】
では早々に次へと向かいます
【世界遺産センターにて】
（帰途撮影）
【矢滝城山登山口にて】
【矢滝城山登山口〜矢滝城山】
【矢滝城山登山口〜矢滝城山】
左は先ほど登った仙ノ山。右遠くは三瓶山
【矢滝城山登山口〜矢滝城山】
【矢滝城山登山口〜矢滝城山】
【矢滝城山登山口〜矢滝城山】
荒天時にはありがたい
【矢滝城山山頂部にて】
三瓶山の裾の長さに圧倒されます。
島根半島は霞んでしまったようで、視認できません【矢滝城山山頂部にて】
無名峰が多いようですが、山はたくさんあります
【矢滝城山山頂部にて】
天狗石山の辺りが見えているようです
【矢滝城山山頂部にて】
大万木山が見えるような見えないような
【矢滝城山山頂部にて】
【矢滝城山〜登山口】
【矢滝城山〜登山口】
感想
石見の仙ノ山に向かった。合わせて矢滝城山にも登るつもりだ。
先日、益田のまだ先にある大道山に登ったが、石見地方は遠くて広いことを改めて認識したところだ。石見の山々はちゃんと考えておかないと行けなくなりそうだ。
そこで、ヤマケイ「島根県の山」に載る山々を巡る計画を立ててみた。今回は、まだこの時期でも行けそうな山、夕方からの出雲市でのご用に支障なく戻れる山にしようと考え、仙ノ山、矢滝城山を選ぶこととした。
○仙ノ山、要害山
米子を6時台に出発して世界遺産センターへ。走る山陰道は途中でとぎれている。出雲・出雲田伎間は明日開通だ。明日以降であれば、この間の移動も10分は早くなるであろう。今日までは“終点”の出雲インターから多伎までは下道を走り、8時過ぎに到着した。
世界遺産センターは石見銀山を見に来たとき以来だ。まだ早すぎる到着だが、ここで夜明かししたような数台が先着している。誰も活動開始していない中、遊歩道へ。
一頻り登るとあずまや、さらに登ると展望台がある。下から見上げたときにはガスっているようだったが展望台に来てみると、ガスは眼下だ。三瓶山の頭が見えており、気分が上がる。
そこからは車道歩きになる。標高が370mを越えたころから日陰には残雪が積もりはじめたが、石銀を前にしていよいよ雪中行軍になってしまった。石銀千畳敷のあずまやで軽アイゼンを取り出す。
仙ノ山へと向かう道を探すが、あいにく先達の足跡はない。それらしき竹藪の細い切り開きへと進み、歩きにくい急斜面を登っていく。わずかに登って頂稜に出ると、雪も切れ切れになり、竹には赤テープも見られる。それを追いかけて山頂を目指す。
この道はずっと竹藪の中だ。竹は成長が早いこともあって、ところどころで道筋が分かりにくくなっている。山頂部には段切りがなされているのか、段を上がる箇所にロープ誘導がある。誘導がなければ延々と段の下を周回しそうだ。ここにきての誘導は意味があってありがたい。
山頂は竹は尽きるが笹藪に覆われている。雪のない時期に来ていたら、笹が跳ね上がって私製山名標すら発見できなかったかもしれない。落ち着くスペースもないので、さっさと引き返す。
帰りは行きよりは早い。雪の上には先ほどの踏み跡があるのだから、その分は早い。しかし、倒竹を除けながら進む速度はさほどのものではない。
どうにか石銀千畳敷に戻るが、この先佐毘売山神社にかけても踏み跡が全くない。アプローチに木段があるのでそれを登り、あとはやや雪面がくぼんで道状になったあたりを進んでいく。途中には池もあるようだが、池には囲い柵がしてあるので識別できる。雪の中では平原のほうが道を見分けにくい。
やがて林の中に入り、雪に埋もれた斜面の痩せたへつり道は慎重に抜けたが、そのあとは土の道に戻る。雪もなくなる。道標も頻繁に現れる遊歩道をぐんぐん進んで佐毘売山神社へ至る。
神社から社務所前まで出て、そこからは龍源寺間歩へと舗装路を進む。この道は一般車乗り入れ禁止なので、ハイカーか観光の自転車客くらいしか通らない。域内交通である“ぎんざんカート”の「龍源寺間歩入口」停留所前から要害山へのハイキングルートに入る。入口には積雪があるが、そのあとの斜路には山頂までほぼ雪がなかった。
要害山の山頂は山吹城跡でもあり、かつて城が有ったことをうかがわせる広い平坦地となっている。
至近の矢滝城山から大江高山、遠く三瓶山の絶好の展望台となっており、さらに左に目をやれば出雲北山や日本海も見える。こうやって見ると、三瓶山は周囲に同等の高さの山がなく、富士山同様に周囲を圧倒している。
帰りは北寄りのハイキングルートを下降する。こちらがメジャールートらしく先ほどのルートとは異なり完全に階段整備がなされている。手摺りのあるもので、山歩きの人向けというよりは、観光ハイキングの人向けと行ったところか。途中のあずまやは先ほど同様の造りで、こちらはやり過ごして一気に登山口へ。
ここからは銀山ハイクの人同様に舗装路を歩いて世界遺産センターに戻る。途中にある喫茶中心の店に立ち寄り。団子が売りのようだったが、焼き餅ぜんざいをいただいた。甘いものには目がない。
この辺りにはそもそも飲食店が少ないので、観光客を一手に取り込むことになるのだろうか。居る間も待ち客が出るほどではなかったが、席が空けば人が来ると行った調子だった。
そこからはひなびた街並みを眺めながら舗装路を行く。途中にある銀山公園の駐車場は6,7割の入り。人気のある世界遺産ではないが、案外来訪者があるようだ。最後は舗装路から世界遺産センターへの抜け道を行き、クルマへと戻った。
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県道201号は県道46号から海側の国道9号まで抜けている道だが、およそそのようなルートとは思えない細道だ。トンネル坑口に着くと、除雪作業の残雪が登山口の駐車余地に積まれており、先行車一台の次に駐めるにも苦労した。それより何より、先行の方がいらっしゃることにも驚いた。おかげで登り口も辛うじて分かった。そのあとも雪に埋もれた急崖の細道や、痩せてしまったへつり道でも先行者の踏み跡は心強かった。
矢滝城山本体の最初の肩に展望地点がある。ここからは先ほど登った仙ノ山を正面に見ることができる。右背後に三瓶山を置き、なかなかの絵だ。
さらに進むと、雪の急斜面。ジグザグに付けられた道筋は道幅が狭く、しかも痩せてしまっている。慎重に歩を進め、山頂へ。山頂には、今は使われていない無線中継施設の廃墟がある。登ると眺めが良さそうだが、やめておいた。
登らずとも、よく刈り払われた山頂部は360度の絶景で、近場の仙ノ山、大江高山、馬路高山だけではなく、三瓶山、大万木山、向きを変えれば天狗石山なども見ることができる。
山頂でようやく先行者さんにお会いすることができた。県内の方のようで、何度か来られたことがあるとのこと。踏み跡に助けられたことを伝え、山頂写真のシャッターを切ってもらった。
帰りは行きよりも早い。早いが、恐い斜面は慎重に降りざるを得ない。どうにか登山口に降り立った。
先々週降ったからなのか、雪が少ない石見でも積雪があった。やはり今月はまだ低山に期待した方がいいのかもしれない。
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