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Yamareco

記録ID: 799347
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雪山ハイキング
谷川・武尊

谷川岳(登り:西黒尾根-下り:ロープウェイ)【日帰り】

2016年01月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
8.1km
登り
1,377m
下り
797m

コースタイム

08:30発:天神平スキー場
13:00着:谷川岳肩の小屋(30分休憩)
13:45着:トマノ耳
13:50着:オキノ耳
14:00着:谷川岳肩の小屋(10分休憩)
15:30着:ロープウェイ駅(天神平)
時間は大体です。
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
行き:車で天神平スキー場のまで
帰り:行きの逆
コース状況/
危険箇所等
(西黒尾根)
この時期は通常、猛ラッセルが必要らしいのですが、
先行者のトレースがあったのと、暖冬の影響でそこまで大変ではありませんでした。
ただ、場所によりトレースが完全に消えているところがあってラッセルなしという訳ではないのと、
この時期の西黒尾根にしては、ラッセルが大変ではなかったという意味なので、
やはりここは、体力ばっちりの猛者さんでない限り、複数人で行く方がいいかもしれません。

急斜面もあるので、ワカン・スノーシューは使いませんでした。
また、雪が少しやわらかいので、トラバースする際には慎重に行ったほうが無難です。

尾根道は思ったよりも幅広のところが多く、
雪がやわらかくても、怖いと思うようなところがそれほど多くありません。
ただ、1箇所コルに下るところが急なのと、
細いところをトラバースするとき、岩でピッケルがさせないし
刃もかからないところがあり、ちょっと怖かったです。

(谷川岳肩の小屋〜オキノ耳〜トマノ耳)
トマノ耳までは多くの人がたくさん行くので、トレースが残っていました。
その先オキノ耳まで行く場合にはトレースが無く、ホワイトアウトに近かったので、
一度GPS確認をして進みました。

(谷川岳肩の小屋〜天神平)
私達はアイゼンを脱がずに履いたまま最後まで進みましたが、
人によっては前爪ありのアイゼンつけずに行く人も何人か見かけました。
好みの問題かもしれません。
雪道が得意な人は無くても平気なのかもしれませんが、
私はそうではないので迷わず装着です。
トラバースのところで斜面下に落ちたと思われる人が
他のパーティーの人たちにロープで助けてもらっていたので、
不安なようであればつけた方が無難かもしれません。
道路凍結してます。この日一番の凍結箇所でした。
2016年01月16日 08:27撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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道路凍結してます。この日一番の凍結箇所でした。
西黒尾根の方です。初めてのルート!こっちから行くなんて考えたこと無かったです。
2016年01月16日 08:32撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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西黒尾根の方です。初めてのルート!こっちから行くなんて考えたこと無かったです。
最初はアイゼンなしで登ります。歩きはじめて1時間後くらいにアイゼン装着です。
2016年01月16日 08:32撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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最初はアイゼンなしで登ります。歩きはじめて1時間後くらいにアイゼン装着です。
天気ちょーっと惜しいんだよね。青空があるようにも見えるし・・・
2016年01月16日 10:14撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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天気ちょーっと惜しいんだよね。青空があるようにも見えるし・・・
初めて一緒に登山に来ました、VanVanです。
2016年01月16日 10:14撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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初めて一緒に登山に来ました、VanVanです。
期待通り(^^)。ナイフリッジっぽい感じのところです。Juhani、Aaronはもうあんなところまで!
2016年01月16日 10:40撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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期待通り(^^)。ナイフリッジっぽい感じのところです。Juhani、Aaronはもうあんなところまで!
お隣の尾根もちょっと気になる感じ。読めない漢字の尾根でした。
2016年01月16日 10:41撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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お隣の尾根もちょっと気になる感じ。読めない漢字の尾根でした。
ひたすら歩き続けます。あそこまで遠いなー。
2016年01月16日 10:41撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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ひたすら歩き続けます。あそこまで遠いなー。
VanVanもやってきました。新しい冬靴でちょっと辛そうでした。
2016年01月16日 10:42撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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VanVanもやってきました。新しい冬靴でちょっと辛そうでした。
双子発見。JuhaniとAaronでした。なぜかこの日は見るたびに二人とも同じ体勢(笑)
2016年01月16日 10:44撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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双子発見。JuhaniとAaronでした。なぜかこの日は見るたびに二人とも同じ体勢(笑)
滑ったらあの谷底?と思うとここを下るのが少し怖かった・・・です。
2016年01月16日 10:45撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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滑ったらあの谷底?と思うとここを下るのが少し怖かった・・・です。
雪庇は思ったほど成長していませんでした。
2016年01月16日 10:46撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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雪庇は思ったほど成長していませんでした。
双子写真。足を踏み出すタイミングも一緒!
2016年01月16日 11:10撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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双子写真。足を踏み出すタイミングも一緒!
真っ白な世界も悪くないかも!って思った瞬間でした。
2016年01月16日 11:21撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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真っ白な世界も悪くないかも!って思った瞬間でした。
双子・・・笑笑笑
2016年01月16日 11:21撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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双子・・・笑笑笑
後ろを振り返るとまるであそこが山頂みたいでした。
2016年01月16日 11:28撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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後ろを振り返るとまるであそこが山頂みたいでした。
雪も、深いところとそうでないところがごちゃまぜ。
ここの深さ位がずっと続く感じです。
2016年01月16日 11:38撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
1/16 11:38
雪も、深いところとそうでないところがごちゃまぜ。
ここの深さ位がずっと続く感じです。
急なところは四つん這いで進みました。
2016年01月16日 11:58撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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急なところは四つん這いで進みました。
山頂近くになると少し風が強い。。。
2016年01月16日 12:44撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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山頂近くになると少し風が強い。。。
オキノ耳という証拠が・・・Juhaniが掘り起こしてくれています。
2016年01月16日 13:52撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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オキノ耳という証拠が・・・Juhaniが掘り起こしてくれています。
今時流行のセルフィーとやらを撮ってみました!
2016年01月16日 13:53撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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1/16 13:53
今時流行のセルフィーとやらを撮ってみました!

感想

今週は谷川岳です。
冬はロープウェイから行くのが当たり前だと思っていたのですが、
Aaronの提案により西黒尾根なんかどうかな?との事。
調べてみると、ラッセルで相当大変な思いをされた方も多い様子。
どうやら行くのであれば、比較的雪が少なく、
人数もある程度いるときが良さそう。
との事で、今回まさしくどんぴしゃ!
せっかくなのでこの機会に行ってしまいましょう。

メンバーはいつもの山仲間のJuhaniとAaronに加え、
今回初参加のVanVan。みんなとも顔見知りですが、
一緒に登山に行くのは初めてです。
私達3人は西黒尾根がはじめてですが、
VanVanは夏にここを登っています。

最初は登りロープウェイで上まで上がってしまって、
下りを西黒尾根にしようかという案も上がったのですが、
急なところとかもあるし雪の状態を見ずにいきなり下りで通るのは
あまり好ましくないというJuhaniの意見で、西黒尾根を登ることに。
標高を足で稼がなければいけないので、ある程度体力は使うものの、
登り終えて、それがやっぱり正しい選択だったなー、と改めて感じました。

斜面に関してはほとんどが登りだったので、急ではあるものの、
ガシガシ登れました。風が微妙にあったりするので、
登っているときには結構汗ばみ、止まると急に汗が冷えるので、
体温調整がなかなか難しいです。
(新しくメリノウールの半そでインナーを買ったので試してみましたが、
やっぱりファイントラックのメッシュを着てくればよかったと後悔・・・)

汗冷えで手足が冷たくなってしまったので、
ちょっと温まりたくなったのと、ラッセルも結構軽めだったので、
私も少しやらせてもらいます。
時々後ろを振りかえると、JuhaniとAaronが全く同じ格好で
がしがし登ってくるので、なんだか本物の双子みたいで、
微笑ましい感じでした。
疲れたら、ちょいちょい振り返り、そんな二人を見ては、
心の中ではははと笑ってまた登り始めます。

VanVanはやっぱり新しい靴がしっくり合わない様子で、
「バランスが取りにくい」との事。
西黒尾根だとバランスを取って歩くところが、そこそこ出てくるので、
違いが実感しやすいのかもしれません。
同じサイズだし、同じ重さだけど、やっぱり靴によって全然違うんですよね。

そして山頂まであと100mのところで、また順番を交代してもらいます。
JuhaniとAaronが二人で歩きだしたら、速いこと速いこと(笑)
途中二人を見失うし、後ろにいたVanVanも見えなくなり、急激に不安に。
その後ちょっと色々あって、小屋に着いてみんなの顔を見た途端、
安心とともに感情が爆発・・・
またしてもJuhaniとAaronに対して八つ当たりしてしまいました。
お気の毒な二人・・・ごめん。そして本当に私って・・・
まず感情のコントロールの仕方をちゃんと学ばないと。


その後自己嫌悪になりながら、オキノ耳・トマノ耳までの道を往復。
嬉しいはずの山頂が、なんだかちょっと悲しい気分でした。
VanVanは足の状態がやっぱり気になるみたいなので、
小屋で待機、マッサージをしていたら大分よくなったみたいです。
その後4人で下山です。
ロープウェイから谷川岳肩の小屋までの間、
沼田山岳会の赤いフラグが点々とたくさん。
これならある程度のホワイトアウトでもちゃんと道が分かります。
去年もあったけど、圧倒的に数が増えていました。
いざという時、本当に人の命を救うものになるので、本当にありがたいです。
特にピストンであれば持参もするだろうけど、
今回のように周回ルートの場合で、天気が予報に反して悪くなった場合、
実際に命拾いした人もいるのでは、と思いました。
こういった地元の山岳会の方々の努力には心から感謝・感謝です。

そしてロープウェイ駅へ。
ロープウェイを使わない道もちょっと興味もありましたが、
それは夏にでもとっておこうかなと思いました。

こうして私達の谷川岳西黒尾根の山旅が終了。
VanVanが行きも帰りも運転をしてくれ、おかげで私達3人はリラックス・・・
登山の前後の長距離運転、本当にお疲れ様でした!!

おしまい。

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コメント

三大急登
お疲れさまでした。
三大急登の西黒尾根をこの時期行くなんて強者です
雪は例年より少なかったとはいえ、それなりのコースですからピークまで行けたことが凄いですよ。下りで使う人はあまりいないので(危険)正解でしたね。景色は少し残念でしたが、この時期はしょうがないです。
これからも良い山行を!
2016/1/19 9:31
Re: 三大急登
ryoさん、こんにちは!
西黒尾根、たくさんの方が苦労されていますよね。
先日私のめちゃくちゃ健脚の友人も、ソロで西黒尾根から上がったものの猛ラッセルを強いられて雪洞で寝たたと聞いて、やっぱり西黒尾根の例年の厳しさは半端ないんだなーと思っていたところでした。
私達が行った際には、先行者のラッセル跡があり、だいぶ楽をさせていただきました^^

それにしても今週、たくさんの雪が降りましたね。
週末どこの山に行ってもすごい事になりそう・・・
私はたぶん今週八ヶ岳になるかなーなんて思っています。
お互い良い山行を〜
2016/1/20 0:25
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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