記録ID: 8033906
全員に公開
山滑走
氷ノ山
扇ノ山BC(海上方面の小又川渓谷駐車場からピストン+α)2025-04-19
2025年04月19日(土) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:33
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 1,385m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
2週間前に氷ノ山に登り、アプローチの林道の雪が無くなって来ていた。もう今シーズンの兵庫県の山は終わりだなと諦めていたが、参加しているLINEのオプチャのメンバーさんから扇ノ山はまだ大丈夫との情報を得て、ラッキーと出かけることにした。 春になり、海上からより近い河合谷登山口からかと思っていたが、皆さんの登山記録から海上から止められている林道を車で上がって、上山高原避難小屋からになるようだ。 厳冬期よりスタート地点が近くなり、コースタイムが5時間位と短いので、欲を出し、どこか滑られそうな斜面がないかと斜度と足跡の記録を確認してみた。扇ノ山北側から東に伸びる尾根、諸鹿越からのルートを選定する。 上山高原から諸鹿越までもルートがあるようなので、場合によっては、MTBで下から周ってもコースタイム11時間だし、2回登ってもいいかな。白山の予行演習としてMTBも積んで行くことにする。 今日も無事3時起き、意気揚々と出かけた。近づいても見える山々に雪がない。扇ノ山かと思われる山も滑られそうな程雪がない!急に暑くなって解けちゃった?ここまで来たので、普通の登山でもいっか。 海上から急な林道を上ると19日野焼きのため、車停められないとの案内。えっ今日!タイミング悪すぎ。車に火が移ったら目も当てられないし、仕方なく通行止め案内板のある小又川渓谷駐車場に停めて、MTBで上がることにする。 MTB積んで来てて良かった。7:00出発。登りは重りもあり急なとこは押したが、帰りは楽そうだ。この区間4〜5km分の時間をロスしたし、何より暑く、陽射しもきつくなりそうだ。2本目はナシだな。 苦労して登り、もうすぐというとこで、野焼きの車が上がってくる。あと少しと、ギアをもう一つ軽くしようとすると、引っかかって転倒。ガーン、リアディレイラーが折れてる。 マジか!昨秋、山走りで曲がった所を力技で戻して使ってたが、とうとうスポークに引っ掛けて折れちゃった。数十m押して、避難小屋に到着。 31年お世話になったLXのディレイラーも御臨終のようです。型番なくなったので、グレード落としてdeoreで手を打つか。それより来週の白山どうしよう。間に合わないよ。 登山者っぽい車も上がって来たと思ってたら、やっぱり登山準備している。えー停められたの。この苦労と損失は何だったのか。 一応、山焼きの人にMTB雪の上に停めておけば、火が回らないよねって確認して、広めの雪の上にデポ。まあテントも立ててるので大丈夫とは思うが、火だし、どんな惨事になるか分かんないので、念の為。 気を取り直し、登山靴に履き替えて、スキーアイゼンのみ付けて雪の上に。先ほどの山スキー4人組の後を追う。 一箇所、菖蒲池の看板辺りで林道の雪が30m程途切れてたけど後は雪の上。快調に林道を進む。途中見えた尾根は、樹林の下にしっかり雪が残ってて期待が持てる。 小ズッコ避難小屋への林道と尾根の分岐で、先行パーティは尾根を進むようだ。初めての山だし、ルートを知ってそうなパーティに付いていくか。ここでシールを張る。 後から来た登山者2名に追いつかれる。ガムテープで留めるんですかと驚かれるが、今季はもうこのままで。てか、昔もズレだしたらガムテープで補強してたからそんな変わんないか。 2人組もここから登るようだ。ごめんね。適当に登ってるので、枝が邪魔なルートを選んじゃったよ。 小ズッコ避難小屋への尾根途中で4人組パーティをかわし、先行する。後は尾根沿いなのでルートは大丈夫かな。 小ズッコを越えると西側に綺麗な雪原が広がる。鳥取県国府町大石からの登山ルートがあるようだ。 大ズッコの登り前でシールのガムテープ補強中に登山者2人組に抜かれる。締まり雪だと山スキーよりツボ足が速かったようだ。ガムテープが直ぐ切れちゃうのが面倒なので、帰ったら、エッジに切れないものを当てられるように何か工作しようっと。 大ズッコの東尾根は、急で樹木がなくても、スキー場の上級者コースだな。足首が固定できる兼用靴が必要だな。 大ズッコを越えると諸鹿越方面の尾根が見える。良さそうな斜度だ。こっちは初級者コースくらいかな。時間がありそうなので、滑って、登り返し出来そうだ。 遠く東におそらく大山が見える。扇ノ山ではピーク標は見つからないけど、雪の壁際に何とか三角点が顔を出していた。 南東尾根から登ってきたらしい登山者2人組もいた。この尾根も1194m位まで滑れそうだ。もしくは少し北側の斜面を1130mまで? 氷ノ山も鉢伏山もよく見える。南西と南東に尾根が伸びるが、氷ノ山から尾根伝いに歩くと諸鹿越につながるみたいだ。 さて滑りますか。さらに2人組の山スキーヤーに出会う。尾根を滑り、適当な所で諸鹿越コースへ向かって滑り降りる。適度な斜度に適度な木立、楽しく滑られた。高度1090mまで滑って、先はさらに緩やかになるので、ここらで登り返す。シール無しアイゼンのみでOK。でも今日はずっとほぼ無風で暑いな。これ以後は滑りもカッパの上は無しで滑ることにする。 主稜線まで戻ってから大ズッコまで滑るが、大ズッコの登りはシール無しでは結構急だった。みんなどこから登ったんでしょう? 大ズッコの滑りも楽しんで、緩やかになって来たあたりで、地図を見ると、その先も緩やかだし、ここから西に滑ると、それ程登り返しもなく、先ほど気になった小ズッコ西側の1160mの丘に出られそうだったので行ってみた。 トレースの無い静かなブナ林。1160mの丘から登山道を見返すと、登ってきた林の中より、木立の無い尾根の西側の方が楽しそうだが、間に2本谷筋が入ってるので、どうなっているかな? 安全のため登ってきたルートを滑る。でも途中で木立が多くなったので、西側へ滑り出す。1100mまで滑り降りて、ふと気づく。方向はこのままで行けるが、この先は大きめの谷が入ってるので、越えられるか分からない。 元の尾根に戻ると疎林になってるじゃないか。これは滑らないともったいないので、登り返すと、先程木立が邪魔になった辺りまで登り返していた。もうちょっと我慢すればよかったんだね。 小ズッコからは登ってきたルートは滑られそうにないので、小ズッコ登山口へ向かうが、地図を見てなかったので、真っすぐ西へ向かってた。アチャー。 谷筋まで降りると、先ほどの谷筋を滑り降りてきたシュプールが!そうかここ滑り降りられるんだね。次はここだ! 後は林道をたどって、上山高原避難小屋に。MTBに換装して、折れたディレイラーと余ったチェーンをガムテープで適当に固定してると、登山口に別の2人組の山スキーヤーが話しかけてくれた。 その人は、スキー板をザックじゃなく、自転車に固定してるそうだ。その方法だと肩が楽そうだ。あと、河合谷方面の除雪は遅く、まだ自転車で一部雪を越えながら来る形になるそうだった。それからごめんね。フェイスブックやツイッターって言われてやってないって答えたけど、SNSってLINEでもよかったのかな?直ぐに気が付かなかった。YAMAPかヤマレコで繋がれたらいいけど。 MTBで車まで戻り、車載してると、朝の4人組が手を降ってくれた。 氷ノ山の残雪期は人がほとんどいないけど、扇ノ山はいっぱいいるんだね。距離が短くなる季節の方が登りやすいもんね。 あと、家に帰ってから地図を見返すと、実は1160mの丘から北側へ河合谷登山口目指して滑り降りるのも楽しそうだった。こっちも次回以降の楽しみにしよう。 |
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:168人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
山開き・山焼きのイベントのことはあらかじめ把握していて、山焼きの間は通行止めになるだろうけど始まる前に登れば大丈夫だと思っていました。現地の案内には気付きませんでした。
この日のスキー登山の様子は、とりあえずYouTubeに動画を上げています。事後承諾で申し訳ありませんが、勝手に後ろ姿を動画に載せています。問題があればそのシーンをカットしますので、お申し付けください。
https://youtu.be/nlY98bxsleg
また、自転車を利用したスキー登山の様子は、以下のブログに記録を載せています。
http://haikai.txt-nifty.com/denhai/2024/04/post-2b052e.html
情報提供ですが、河合谷牧場方面の林道河合谷線は一昨年の台風被害の復旧工事のため通行止めです。工事が予定通りなら、来シーズンもアウトです。情報源は、鳥取市のWebサイトです。
https://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1692583180471/index.html
上のブログ記事の時は、まだ工事着工前で応急処置を施した状態でした。記事に書いたとおり、崩落個所が8ヶ所もあるのでかなり長期間の通行止めになるようです。災害から11か月後と着工が遅いのは、緊急性の薄い路線ではよくあることです。今件の場合、「次年度の予算編成の中で復旧工事が計画された」「除雪が行われない路線のため、自然融雪を待って工事が始まった」のではないかと勝手に思っています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する