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記録ID: 8036435
全員に公開
山滑走
尾瀬・奥利根

賞味期限近し⁉ 残雪の尾根&沢をBC滑走⛷「大戸沢岳、おまけで会津駒🏔」

2025年04月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:34
距離
13.5km
登り
1,378m
下り
1,378m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:57
休憩
0:33
合計
5:30
距離 13.5km 登り 1,378m 下り 1,378m
4:58
203
下大戸沢スノーシェッド
8:21
8:29
30
8:59
9:06
23
9:29
9:47
41
10:28
下大戸沢スノーシェッド
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●下大戸沢スノーシェッド(桧枝岐側)の国道路肩部に駐車
・駐車スペースは5台程度
コース状況/
危険箇所等
★登山道整備度:-(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度 :4(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度 :3(難5・4・3・2・1易)鎖場、アイゼン等の頻度や時間等
★登山道の眺望:4.5(良5・4・3・2・1悪)
★山頂の眺望 :5(良5・4・3・2・1悪)


【すれ違った登山者の数:0人】


◆登行の状況
・基本的に夏道がない冬季限定ルート。
・下大戸沢スノーシェッドからシール登行を開始。ただし、標高900m以下は残雪が少なく賞味期限間近な印象(標高1000m付近になると1mほど残雪があるが)。
・シール登行した往路ルートは、厳冬期によく利用される尾根ルートを辿った。(尾根に取り付く斜面の雪が少なくなっているため、今後は沢割れに注意しながら下大戸沢を遡上するのも良いだろう。)
・標高900m付近は利用できる雪面をルーファイしながら登行し、標高1050m付近から尾根に乗り、尾根伝いに進んでいく。
・主稜線直下の標高1900m付近は急坂(斜度約30度)の斜面が続く。特に難しい斜面でないが、念のためクトーを装着してジグを切って登行した。
・大戸沢岳から会津駒ヶ岳の主稜線は、広大でなだらかな雪稜が続く。視界不良時は道迷いに注意が必要だが、天候が良い時は登行しやすい。今回は、緩斜面が多いためシール状態で登行・滑走した。

◆滑走の状況
・大戸沢岳の山頂でシールを剥がし、スキー滑走スタート!
・当初は、P1811北西側の沢から中ノ沢、下大戸沢に沢メインで滑走する予定だったが、ストップスノーな雪質の単調な沢滑走は面白くないかもと判断し、標高1800m付近で尾根滑走に変更しました。
・尾根伝いにP1811⇒P1547に向け滑走。雪質も概ね良く雪割れもないので気持ちよく滑走。
・途中、標高1400m付近から尾根を外れ、斜度35〜40度ほどの北斜面を標高差200m落とし、下大戸沢(中ノ沢)と合流。ブナ林の急斜面となるが、雪面が安定し概ね滑りやすかった。
・標高1200m付近から下大戸沢(中ノ沢)を滑走するが消化試合の様相。標高1050m付近までは、雪面が比較的キレイで滑走に支障はなかったが、それ以降は、木枝(少し小石交じり)が多くなり、雪面のヨゴレを避けながら慎重に滑走しスノーシェッドに到着。(それでも、板の滑走面に少しキズが付きました)

◆スキー装備
・板…elan RIPSTICK 96 172cm
・ビンディング…Fritschi Tecton 13
・ブーツ…SCARPA maestrale
・ストック…Black Diamond WHIPPET
・シール…G3 ALPINIST⁺ UNIVERSAL
下大戸沢スノーシェッド(上流側)から出発!
2025年04月20日 04:57撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 4:57
下大戸沢スノーシェッド(上流側)から出発!
最初の雪面からギリ雪が繋がっていそうなのでシール登行開始。
2025年04月20日 05:00撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 5:00
最初の雪面からギリ雪が繋がっていそうなのでシール登行開始。
一旦、下大戸沢に出る。
沢に枝やゴミが多く、復路の滑走で板がキズつきそう💦
2025年04月20日 05:05撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 5:05
一旦、下大戸沢に出る。
沢に枝やゴミが多く、復路の滑走で板がキズつきそう💦
尾根に取り付くと沢に入る。
2025年04月20日 05:12撮影 by  Canon EOS R10, Canon
4/20 5:12
尾根に取り付くと沢に入る。
ココだけ雪が切れたが、シールのまま突破。
2025年04月20日 05:29撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 5:29
ココだけ雪が切れたが、シールのまま突破。
標高1100mで尾根に乗ると雪はたっぷり♪
2025年04月20日 05:48撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 5:48
標高1100mで尾根に乗ると雪はたっぷり♪
ブナ林の尾根を進む。
2025年04月20日 06:02撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 6:02
ブナ林の尾根を進む。
P1386を通過。
2025年04月20日 06:25撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 6:25
P1386を通過。
どこを登っても良さそう。
2025年04月20日 06:42撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 6:42
どこを登っても良さそう。
標高1550m、ひたすら尾根を進む。
2025年04月20日 07:03撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 7:03
標高1550m、ひたすら尾根を進む。
北側には三ツ岩岳が見える。
2025年04月20日 07:04撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 7:04
北側には三ツ岩岳が見える。
左から回り込むように尾根を登行。
いや〜、どこを滑っても大丈夫そうな斜面だ。
2025年04月20日 07:10撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 7:10
左から回り込むように尾根を登行。
いや〜、どこを滑っても大丈夫そうな斜面だ。
主稜線が見えてきた〜♪
2025年04月20日 07:16撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 7:16
主稜線が見えてきた〜♪
標高1750mから登ってきた尾根を振り返る。
2025年04月20日 07:30撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 7:30
標高1750mから登ってきた尾根を振り返る。
雪割れが多いけど、比較的安定してる。
2025年04月20日 07:44撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 7:44
雪割れが多いけど、比較的安定してる。
主稜線の直下は急登なのでジグを切って進む。
2025年04月20日 07:45撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 7:45
主稜線の直下は急登なのでジグを切って進む。
斜度はこんな感じ。
一応、クトーを付けて登行した。
2025年04月20日 07:51撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 7:51
斜度はこんな感じ。
一応、クトーを付けて登行した。
やったー、主稜線に乗る。
まずは大戸沢岳へ。
2025年04月20日 08:14撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 8:14
やったー、主稜線に乗る。
まずは大戸沢岳へ。
出発から3時間強で大戸沢岳の山頂に到着。
最終目的地の会津駒まで距離はありそうだが、天気も持ちそうなので行ってみる。
2025年04月20日 08:24撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 8:24
出発から3時間強で大戸沢岳の山頂に到着。
最終目的地の会津駒まで距離はありそうだが、天気も持ちそうなので行ってみる。
アップダウンが少ないので快適にシール登行できる。
2025年04月20日 08:37撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 8:37
アップダウンが少ないので快適にシール登行できる。
最後は緩やかに登り返して、
2025年04月20日 08:54撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 8:54
最後は緩やかに登り返して、
久しぶりの会津駒ヶ岳の山頂に到着。
南側には燧ヶ岳や至仏山も見える。
2025年04月20日 09:01撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 9:01
久しぶりの会津駒ヶ岳の山頂に到着。
南側には燧ヶ岳や至仏山も見える。
燧ヶ岳のアップ。
2025年04月20日 09:02撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 9:02
燧ヶ岳のアップ。
中門岳までは、雪たっぷりの白い稜線が続く。
2025年04月20日 09:03撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 9:03
中門岳までは、雪たっぷりの白い稜線が続く。
三ツ岩岳のアップ。
2025年04月20日 09:03撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 9:03
三ツ岩岳のアップ。
眼下には会津駒の避難小屋。
2025年04月20日 09:06撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 9:06
眼下には会津駒の避難小屋。
さて、左奥の大戸沢岳に戻ろう。
シール滑走を多用して下っていく。
2025年04月20日 09:05撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 9:05
さて、左奥の大戸沢岳に戻ろう。
シール滑走を多用して下っていく。
大戸沢岳の最後は緩やかに登り返す。
2025年04月20日 09:24撮影 by  Canon EOS R10, Canon
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4/20 9:24
大戸沢岳の最後は緩やかに登り返す。
お楽しみは、大戸沢岳からの滑走。
2025年04月20日 09:55撮影 by  XQ-CT44, Sony
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4/20 9:55
お楽しみは、大戸沢岳からの滑走。
まずは、谷を滑走していく。
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まずは、谷を滑走していく。
谷をそのまま滑走しても良かったが、ストップスノーで楽しめないので尾根ルートに変更。
2025年04月20日 10:00撮影 by  XQ-CT44, Sony
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4/20 10:00
谷をそのまま滑走しても良かったが、ストップスノーで楽しめないので尾根ルートに変更。
いや〜、気持ちいい〜♪♪
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いや〜、気持ちいい〜♪♪
最後は斜度35〜40度ほどの急斜面を滑走し、
2025年04月20日 10:10撮影 by  XQ-CT44, Sony
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4/20 10:10
最後は斜度35〜40度ほどの急斜面を滑走し、
標高1200m付近で下大戸沢に合流。
2025年04月20日 10:12撮影 by  XQ-CT44, Sony
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4/20 10:12
標高1200m付近で下大戸沢に合流。
あとは消化試合。
一部で沢が割れ始めている。
2025年04月20日 10:18撮影 by  XQ-CT44, Sony
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4/20 10:18
あとは消化試合。
一部で沢が割れ始めている。
大半は木の枝なのだが、一部は小石もあって滑走に気を遣う。
2025年04月20日 10:21撮影 by  XQ-CT44, Sony
4/20 10:21
大半は木の枝なのだが、一部は小石もあって滑走に気を遣う。
お疲れさまでした。
少しだけ滑走面にキズが入りました💦
2025年04月20日 10:29撮影 by  XQ-CT44, Sony
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4/20 10:29
お疲れさまでした。
少しだけ滑走面にキズが入りました💦
撮影機器:

感想

このところの暖かさでBCスキーも終盤戦になってきましたね〜
本日のBCは、遅ればせながら厳冬期に行きたかった大戸沢岳にレッツゴー!

流石の桧枝岐でも、乗り入れ地点は雪が少なくなっており賞味期限近づいてきました。
それでも標高が上がれば、雪はたっぷり♪♪

天候予報では昼頃から雨予報でしたが、思いのほか天気が持ちそうなので、オマケで会津駒まで足を延ばしピークハントしてみました。
お楽しみのBC滑走は、大戸沢岳の北斜面を中心に沢滑走、尾根滑走、急斜面滑走を楽しんでみました。
標高1500m以上は、ザラメになりかけのストップスノーな雪質でしたが、豊富な雪が残る北斜面のブナ林を駆け抜けるように滑走する醍醐味は素晴らしく、大いに楽しみました。


<大戸沢岳からBC滑走した動画はこちら↓>


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コメント

jokerさん、 こんにちは

大戸沢岳・会津駒の素晴らしい滑走動画、楽しませていただきました。

今期はどのエリアも積雪が多く、残雪もたっぷりで、色々なコースを楽しむことができましたね。

残雪期BCエリアは本州では2000m級から北アルプスなどの3000m級に移行してきますが、が活躍を期待しています。
2025/4/21 17:22
teledaisukiさん、こんばんは。
今年は雪が多いので、GW前ですが、まだ色々BCの場所を選択できますね〜
来月は、滑り納めに向け、雪を求めて高い山を流離いたいと思います(笑)
2025/4/21 20:12
プロフィール画像
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