日本百名山!至仏山~貴重な残雪期~


- GPS
- 05:23
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 696m
- 下り
- 689m
コースタイム
天候 | 快晴・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪崩だけは気をつけましょう。雪面は全路快適でしたが例年滑落がある山です。 |
その他周辺情報 | 最寄りではないですが、以前から気になっていた「道の駅 白沢」の「望郷の湯」にて汗を流しました。700円/2時間で入浴できました、サウナあり、露天の泉質が最高です。 |
写真
感想
残雪期の至仏山を知ったのはいつの頃だったか忘れましたが、数ヶ月前だったと思います。尾瀬にそびえる至仏山は、鳩待峠がメジャーな登山口ですが、以下について注意が必要であることを知りました。
1.残雪期の至仏山登山道の使用が限られていること
今年は2025/4/18 ~ 2025/5/6 *5/7 ~ 6月下旬は閉鎖!
参考:2025年の残雪期利用期間について
https://oze-fnd.or.jp/archives/181193/
注意:鳩待峠まで自転車や徒歩で向かうことは、積雪期でも禁止されていません
2. 戸倉〜鳩待峠のバスが残雪期の登山道利用開始と合わせて運行が開始されること
参考:2025年度のバス時刻表
https://kan-etsu.net/files/libs/13132/202503241508491265.pdf
となれば早速行きたいと思ってこの土日で計画していましたが、土曜日は別の用事があり、日曜日の天候が微妙であったため急遽有給を使用して火曜日に登ることに。
ーーー
登山道自体は、おそらく夏山よりもかなり快適に歩くことができました。ただ、遭難も多く発生しているようなので、トレースには気をつけてください。
また山頂あたりは風を遮るものがなく、強風の際は雪崩や滑落の懸念もあるため、アイゼンとピッケルを持っていくことをおすすめします。
ちなみに、チェーンスパイクのみの人が3〜5人、簡易アイゼン(4本歯程度)が4人ほど、装備なし&ストックなしの人が2〜4人いました。怖い・・・。
ちなみに斜面を滑落してしまっても、死ぬ確率は少ないとか。
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深田久弥氏によると、尾瀬沼は燧岳、尾瀬ヶ原は至仏山と述べています。広漠とした尾瀬沼の彼方に聳えるのが至仏山、きっと燧ヶ岳からの景色を謳っているのでしょう。まだ燧ヶ岳には登っていないので、その景色を見ることができることを楽しみにしています。
しかし、この尾瀬沼を挟んで向こう側に車で向かおうと思うとなんと5時間30分、距離にして250kmもかかります(金精峠を使わない場合)。このあたりの奥深さがよくわかります。
至仏山は、私の写真からもわかる通り小至仏山〜至仏山山頂はゆったりとした稜線を描いています。それに比べ、燧ヶ岳は尖っており全く異なる様相です。
深田氏が初めて至仏山に登ったのは1926年の秋とのこと。「藤原から利根川を遡って」との述べており、「みなかみ町 藤原」から「狩小屋沢」を経由して登ったようです。現在、一般登山道ではないようです。当時は道が無く(今もないけど)、岩をよじ登って登頂したとのことで、さすがとしか言いようがありません。
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◯星野リゾート「LUCY」について@2025/9/1オープン予定
https://www.tokyo-np.co.jp/article/400413
鳩待峠は通年マイカー規制がかかっていますが、現在大規模工事が行われています。それはなんと星野リゾートの「LUCY」という施設です。
以下引用
```
尾瀬の施設は「LUCY尾瀬鳩待」の名称で、バス停から徒歩1分の場所に整備する。宿泊施設は延べ約490平方メートル。1人定員のドミトリー12室やツイン、4人用など計25室を準備する。6月2日から予約開始予定。併せて、日帰り客も利用可能なカフェやショップ機能を備える「はとまちベース」約470平方メートルも整備する。
```
うーん、うーん・・・。美ヶ原にある王ヶ頭ホテルのような姿を目指しているのかもしれませんが、、、私はあまり賛同できませんねえ。美しい尾瀬の入口に、このようなゴージャスなホテルができると、人は増えすぎるし、観光地化しすぎる上、外国人観光客が押し寄せるでしょう。そして登山しない人の割合も大幅に増えるでしょう。
このあたりだと谷川岳ロープウェイの買収や、草津温泉へのホテルを展開するなど、星野リゾートは山麓領域に展開をしていきたいのでしょうか。
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