摂津峡〜ポンポン山〜嵐山【東海自然歩道】

2025年04月25日(金) [日帰り]

• GPS: 09:41
• 距離: 32.5km
• 登り: 1,121m
• 下り: 1,113m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:12
• 休憩: 1:28
• 合計: 9:40

距離 32.5km 登り 1,121m 下り 1,113m

6:50 スタート地点
7:48 原立石
8:09 8:27 神峰山寺
8:40 8:54 楊梅山
9:22 本山寺駐車場
9:45 10:10 本山寺
10:41 10:42 天狗杉
11:08 11:28 ポンポン山
11:41 東尾根分岐
11:59 杉谷
12:35 12:42 金蔵寺
13:27 南春日町バス停
14:49 丁塚
15:57 松尾大社
16:16 16:18 嵐山公園中ノ島地区西公衆トイレ
16:20 渡月橋
16:31 嵯峨嵐山駅

2024/12/18に、東海自然歩道の西の起点（箕面の森）から摂津峡まで辿った
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7605948.html
ので今回はその続き、摂津峡からポンポン山を経て京都嵐山まで辿ってみた。
最高地点ポンポン山678.8mの他の上り下りがほとんどないので、途中で三角点ハントや山寺を覗いたり、の寄り道も多少してみる。

天候

曇〜晴（靄）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：JR高槻駅から高槻市営バス、塚脇バス停
復路：JR嵯峨嵐山駅

コース状況／危険箇所等

東海自然歩道のルートを事前に調べてヤマレコの計画に落とし込む場合、資料によっては間違ったルートが紹介されている。

写真

4/25 6:49

塚脇バス停を降りると、今日は行かない芥川山城と三好長慶の解説板がたくさん‼️こっちも面白そう。

4/25 6:58

綿毛パラダイス

4/25 7:09

この日、椿の花の絨毯は幾度も見かけたが、こういう遊び心はここだけ。

4/25 7:18

カジカガエルの鳴き声も聞きながら、の摂津峡。水面が泡立ってるのがイマイチ残念…

4/25 7:36

地図に「摂津峡大橋」とあるのに見当たらないと思ったらコレだった。

4/25 7:38

今日は行かないけど、NHKの「日本最強の城スペシャル」でも紹介された芥川山城おもしろそう。

4/25 7:45

東海自然歩道

4/25 8:01

縄に樒（しきみ）を結びつけて、聖地、神峰山寺との境界を意味する勧請掛（かんじょうがけ）。映画「地獄の黙示録」を思い出した。

4/25 8:05

山桜の一部がまだ残っていた

4/25 8:12

紅葉の新緑が眩しい神峰山寺（かぶさんじ）。秋の紅葉のトンネルは格別なのだとか。

4/25 8:15

朝8時過ぎの本堂からは、般若心経の読経が聞こえてきた。

4/25 8:29

さらに進む。この日多く見かけたシャガの花、あまりに多すぎてありがたみがないけど、まじまじ見れば、なかなか複雑で綺麗な花。

4/25 8:33

林道沿いにも散り終わりかけの山桜。

4/25 8:43

今回は距離はあるけど登りがあまりないので、ルートを少し外れて、256.6mの三角点に寄り道してみたら楊梅山との標識が。木が少ない場所やピークは他にあるのに、三角点はなぜか標高がやや低い林の中。四等三角点の記によると点名「神峯山」平成18年設置で新しい。

4/25 8:42

ピーク近くなのに、なぜか水たまり。

4/25 8:54

神峰山の森の東屋で休憩。ちょっと大きいトゲアリ。

4/25 8:55

休憩を終え歩き始めればハマダラヒロクチバエ。

4/25 9:01

この季節の緑って全部で何色あるんだろう。スギを伐採後の斜面にニョロニョロ（Hattifatteners）がたくさん。

4/25 9:09

ニョロニョロの正体が苗木の保護とは容易に想像がついたが、近くで見ると、ありがたいことにスギでなく広葉樹だった。

4/25 9:29

本山寺（ほんざんじ）に続く林道には、わざわざこういう看板があると、旧参道と思しき左の山道を行きたくなって…

4/25 9:30

…数歩踏み入れたら、看板の裏に「史跡 行者衣掛之松」。役行者が衣を掛けて休憩したとされる松の木の切り株。

4/25 9:31

ずっと手前の洗心門の八丁からのカウントダウン式丁石をコンプリートすべく再びコンクリートの道に。この辺から傾斜が増してくる。

4/25 9:32

四丁。てことは残りほぼ半分か。

4/25 9:36

クマ目撃の警告が多数。

4/25 9:39

勧請掛で一丁。ここで本山寺と519.6m三角点を目指し、ルート逸脱して寄り道。

4/25 9:52

先ほどの神峰山よりも遥かに奥深い山の中の本山寺。その名の通り山寺の雰囲気たっぷり。

4/25 10:07

519.6m三角点。この右手の険しい斜面の藪漕ぎで辛くも到達したが、そんなことをしなくても立派な道がついていた😳。四等三角点の記によると点名「本山寺」平成18年設置で新しい（「立入の際は所有者の許可を得ること」だった😱。この地の所有者は本山寺）。

4/25 10:25

今回の東海自然歩道、本山寺まではずっと林道だったが、本山寺を過ぎるとようやく人だけが通れる山道となり、ポンポン山にむけて傾斜も増してきた。

4/25 10:26

地面に這いつくばるとても小さなスミレのアップ。杉の葉と比べれば小ささがよくわかる。

4/25 10:27

この日はモヤっと霞んでおり、眺望はイマイチ。

4/25 10:34

道の整備は良好。

高槻の古木、に認定されている「天狗杉」

4/25 10:40

この日よく見かけた3つ「スミレ」「椿の花」「桜の花びら」が一堂に揃って。

4/25 10:46

杉林の稜線辿りは、まるで盛り土されたようで、レールを敷けばトロッコでも走らせられそう。

4/25 10:50

ミツバツツジは咲いているのも、道が絨毯敷きになっているのも、この日は多く見かけた。先ほどのスミレ、椿、桜にこれも加わっていれば…

4/25 11:09

本日の最高地点、ポンポン山（678.8m）山頂。登頂前後にストックで地面をノックして音を確認しながら進んだが、特に変化は感じられず。

4/25 11:27

ポンポン山三角点。

4/25 11:29

クリンソウというのがあるらしい。でも周山の竜の小屋から移植して持ち込んだ、という昔の経緯は、今ならアウトだろうな。

4/25 11:36

ミツバツツジとアセビの紅白共演。

4/25 11:51

せせらぎを聴き、光芒を愛でながら沢筋をくだる。

4/25 12:14

逢坂峠を過ぎてから、浅い沢を埋め尽くす無縁仏の墓？？？

4/25 12:19

そこから金蔵寺に降りる道が、今回の最大の険路。

4/25 12:39

この日3山め、金蔵寺。無人販売所の要領で山門の賽銭箱に拝観料300円を投入するシステム。

4/25 12:43

山寺の趣と整備された庭園のバランスが心地よく300円の価値あり。

4/25 13:00

石作の集落に降りてきて京都盆地、だがやはり霞んでイマイチ。

4/25 13:05

立派な藤。

4/25 13:13

ルート逸脱（のミスにこの時点ではまだ気づかず）して、終点の転回場の長峰バス停。京都駅行きのバスがこの後すぐ発車。これに乗ってしまえば、後は楽なんだけど〜😂

4/25 13:33

標高100mくらいまで降りてきた。事前に資料で調べた東海自然歩道とおぼしきルート計画に沿って歩いているが、全く標識を見なくなったので、事前資料が嘘だった模様（おかげで「花の寺」に立ち寄りそこねた）。

4/25 13:57

沓掛の交差点で東海自然歩道の案内板に遭遇。この先ヤマレコに仕込んであるルートもこの案内とは違うので、この案内ルートに従うよう作戦変更。

4/25 14:40

東海自然歩道は、高級住宅街の中の親水公園や遊歩道を辿る。この先、嵐山付近まで標識が充実しており、それに沿っていけば問題ない。

4/25 14:47

住宅街を抜け、京都大学桂の竹林の中を進むと筍がたくさん。後から地図をみれば、そばにあった186.9m三角点と峰ヶ堂城跡をスルーしていた。残念。

4/25 14:52

竹林の道。

4/25 15:11

住宅街の中に取り残された格好の浄住寺。なかなか良い。

「ご参拝の皆さま　この度は、ご来山いただき誠にありがとうございます。小寺は、不定期で境内のみ自由拝観とさせていただいております。しかし、本堂ほか各堂字の老朽化が進み近年、自然災害の被害もありあらゆる面において厳しい寺院運営を強いられているのが実情です。今回の公開事業も維持、修復の一環でございます。

4/25 15:18

…今後も境内の景観、また文化財である本堂他を維持していくためには、皆様のご支援、ご協力がどうしても必要でございます。
なにとぞ、お力添えのほど、よろしくお願いいたします」

という書き置きの横（写真右端の黒いカゴ）に朝掘りの立派なタケノコと持ち帰り用袋が。料金設定はなく箱に志をというシステム。ここまでの道々の即売所で見た相場感だと1本千円前後か。

4/25 15:27

その少し先、地蔵院（竹寺）。拝観料500円なので遠慮した。

4/25 15:35

その少し先、華厳寺（鈴虫寺）。鈴虫の通年養殖でいつでも音色を聴けるそうな。拝観料500円なので遠慮した。竹寺との間に苔寺もあるが、そこも拝観料は必定と思われるので遠慮した（これら3山を思えば、浄住寺のシステムや潔し、筍を購入しても良かったな）。

4/25 15:38

にゃ

4/25 15:50

月読神社に通りがかったところで、ちょうど太陽が重なった。

4/25 16:16

嵐山の渡月橋付近は観光客でいっぱい。この後、JR嵯峨嵐山駅に無事ゴール

撮影機器：

iPhone 15 Pro Apple

感想

Bright-Door

多く見かけたのは、道に落ちた椿の花、シャガの花、散った桜の花びら、ミツバツツジ、そして新緑。これらをたっぷり楽しむことができた。そしてこの季節にこの地を歩くと、道端の直売所でタケノコが買いたくなる。
ヤマレコのルート計画に落とし込むのに使った資料の東海自然歩道のルートが間違っていたっぽいのが残念。そして今回の区間は、舗装道路が多く、山道箇所は少なかった。
先日買ったワークマンのXShelter暑熱フーディーを初めて着てみた。気温が低かったのでその実力はまだ十分確認できていないが、フードを被ったり脱いだり、で直射日光を遮るのはうまくいけそう。