八経ヶ岳 熊渡→金引尾根→高崎横手→狼平→弥山(泊)→八経ヶ岳→明星ヶ岳→高崎横手→金引尾根→熊渡


- GPS
- 11:41
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,799m
- 下り
- 1,794m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 8:48
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:10
天候 | 一日目 曇り 上の方は結構な突風 二日目 晴れなれど上の方は結構な突風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金引尾根及び,明星ヶ岳→高崎横手までは,道不明瞭な個所あり。テープはあるので探しながら進むのが吉。ワタクシの軌跡は何度か見失ってロストしてます。 |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
![]() |
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感想
3月に天川村役場から天女の舞までピストンし,金引尾根分岐まで登ったのである。ここの雰囲気は凄く好きなので,雪が無くなったらテント泊装備で来ようと決意,熊渡から登るといいですよとkayoさんからアドバイスをいただいて実行。標高差あるけど一泊するしラクショーっしょと舐めてかかり返り討ちに遭う。
京都の自宅を5時前出発。気温14度。ゴリゴリ走って天川から酷道に入り,泣きながら進んで熊渡の駐車スペースについたら誰もいなかった。平日はやはり楽ですねと思ったけど,準備している間に3台ほど登って行ったので,トンネル西口から登った人はそれなりにいたのかも。整えて’7時30分出発。ジオラインL.WとTシャツにフーディニジャケット,下は冬ズボンでスタート。結局この日はこのままだった。
林道はすぐ終わるんだと思っていたが40分くらいかかってしまった。空は曇りでテンション上がらない。登山口からも植林の中を進む道で陰鬱。で,植林が終わったと思ったら急登が始まる。なかなかにエスですね,金引尾根。テン泊装備背負ってヒーヒーいいながら1時間半ほど格闘し,ようやく稜線に出る。3月の終着点がそこだった。もう雪は無く,だが緑の季節には少し早く,独特の静かな空気が心地いい。
一休みして進む。頂仙岳はピーク踏むんだろうと思ってたらルートはトラバースだった。3秒悩んでピークハントは諦める。装備重いしね。フラットで歩きやすいルートを1時間ほど進んだら高崎横手の分岐。ここから狼平まで結構下る。水の音が大きくなってきたと思ったら突然立派な橋が現れてびっくりしているとほどなく狼平避難小屋に着いた。思ったより小さめだった。
今夜は風が強い予報だったので,天候悪ければこの避難小屋で泊まることも考えたんだけど,なんか青空見えてるので,沢で水だけ汲んで先を進む。浄水器通して2リットルのキャリーいっぱいにするのは結構大変であった。
狼平からしばらくは階段。段差が適度で非常に歩きやすい。ちらほら雪も出てきたがアイゼン履くほどでもなく,助かった。そのまま弥山の山頂に出るんだと思ってたら,唐突に小屋が見えて弥山小屋に到着。弥山のピークはルートからは外れてるんですね。ここで本日初めてニンゲンと言葉を交わす。4人組パーティーで宿泊予定とのこと。避難小屋もあるけどどうしましょうかね,とお互いに悩み,結局みんなテン泊となった。パーティーのミナサンは小屋前の広場へ。ワタクシは国見八方覗のテン場へ。
テント設営終わらせて,少し横になるつもりが1時間くらい眠ってしまった。15時,空身で再スタートし,弥山と八経ヶ岳のピークを踏んでおく。スマフォをズボンのポケットに入れてたら,GPSをうまく拾えなかったようで,八経ヶ岳途中の軌跡が暴れてます。
16時20分頃テントに戻る。一張増えていた。小屋のテン場にももう一人来られた。金曜日にしてはなかなかに繁盛してる。小屋,まだ営業してないけど。ちなみにテン場料金は支払うところがわからなかったので,トイレのチップ入れに1000円入れときました。
その後しばらくkindleで読書。17時30分,パスタを茹でて食す。今回新規導入したジェットボイルのマイクロモで初めて調理したんだけど,水の沸騰はかなり早く,火加減調整もまあまあ出来てパスタ茹でるなら十分であった。いい買い物したかも。テントに戻り読書を続け,奥泉光さんの新刊読了。19時頃電気を消し,グールドのブラームスを耳から流し込んで就寝。もっとも寒いのと風の音が大きいのとで,ぐっすりとは眠れず何度も目を覚ました。
二日目は4時35分くらいに起床。滅茶苦茶に寒い。上も下もダウンを着こんでラーメンを茹でて食す。ソロの男性に声をかけられる。小屋の営業は何時からだと聞かれ,4月29日からですよと答えたらガッカリされていた。水がないなあ,とのこと。聞けば吉野から来られたそうで,お助けできればよかったのだが,ワタクシも分けられるほど持っていなくて申し訳なかったなあ。
いろいろ準備して6時過ぎ出発。お隣さんはワタクシより後に起きてワタクシより先に出発された。ダメであるなあ。あまりに寒いので昨日の装束にU.L.サーマラップを追加し,手袋も五本指にして歩き始める。八経ヶ岳山頂は暴風でとっとと写真だけ撮って先に進む。
明星ヶ岳までは非常に歩きやすい道。一旦分岐まで戻って高崎横手を目指す。雰囲気はいいんだけど,荒れてる個所や踏み跡不明瞭な場所があり,何度かルート外してます。途中で休んでいたら,テン場のお隣さんが戻ってこられた。釈迦岳方面に行くつもりがあまりに道がよかったのでコッチに来ちゃったとのこと。あの方も奥駆されてたのかな。
トップリ尾根分岐あたりで大きく道を外したりして苦戦しつつ高崎横手に至り,あとは昨日来た道を戻るだけ,と油断してたら金引尾根で大きくルートロスした。ダメであるなあ。ちなみに一日目は誰にも出会わなかったけど,この日は結構スライドした。マイナーではあるけど,人気ルートなのかね。まあ,ワタクシも好きな道なんだけど。
自然林から植林に入り,あとはダラダラ降りるだけだと思った矢先,スリップしてコケる。テン泊装備でコケるのは三度目だったが,今回のが間違いなく一番きつかった。前向きに倒れたのでザックの重量が身体にかかり,いやはや危なかった。幸い傷一つ無く済んだけど,油断は禁物ですね。その先は慎重に下り,11時30分頃無事下山。
というわけで,歩いてみたいと願っていたこの道は歩いてみたら大変素晴らしかった。もう少し緑が出てきたら,再度訪れてもいいかも。小屋泊まりにすれば身体の負担も楽になるかないつ行きましょうかね?
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