悪沢岳山スキー


- GPS
- 33:36
- 距離
- 90.0km
- 登り
- 5,544m
- 下り
- 5,542m
コースタイム
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:26
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:50
◆沼平ゲート:朝5時前に着。駐車場ガラガラ。これでもGW初日か?
◆沼平ゲート~千枚大吊橋:ほぼ舗装路。ダート箇所も2、3か所でそれぞれ30m程度しかなかったと記憶。自転車でも快適です(小さながれきは多数なのでパンク注意)。
◆千枚大吊橋~千枚小屋:登山道に入る大吊橋は頑丈だけど揺れます。清水平(水場)はしっかり水が出ています。2000m付近蕨段までは夏道。それ以降は完全雪道に。赤ペンキ・ピンテ豊富ですが、雪道(樹間が狭まる箇所)では見失いやすいかも。
◆千枚小屋周辺:水場発見できず。まだ雪の下か。冬季避難小屋(小屋2階)は使えます(ありがとうございます)。
◆千枚小屋~千枚岳:特に問題なし。
◆千枚岳~悪沢岳:千枚岳から連続する岩場は雪なし。夏道露出なので丁寧に足の置き場を探せば問題なし。丸山周辺は夏道も出ています。
天候 | 二日とも快晴 27日は稜線上、急な突風あり |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
26日(土)5時前到着でガラガラ |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道 沼平からは一般車は入れないが自転車はOK 釣りの方が多くいました |
その他周辺情報 | 下山後のお風呂は白樺荘さんで 600円 |
写真
この後すぐに横になるが「台風か?」ってくらいの暴風が吹き始める
興奮しているのか中々眠れず(ほぼ寝た記憶がない)
千枚岳にすら上がれずか…と、ここでの撤退が頭を掠める
装備
個人装備 |
避難小屋予定だったのでテントなし。
シュラフは5度程度対応+SOL(エスケープビビィ)の組み合わせで大丈夫だった。小屋内は最低0度程度だったかな? |
---|---|
備考 | 食事はほぼピッタリ。多少の行動食が残ったが、もう少し余裕を持っておかないといけないのかも知れない。 |
感想
南アルプスの山を滑る旅
去年は雪の少ない聖岳だったが、今年は多いだろう。
一気に赤石~荒川三山を周るのが理想だが、どうしても赤石の『ラクダの背』を越えるリスクが気になる。だってスキーヤーだから。クライマーじゃないから・・・
悩みに悩んで荒川三山ピストンにすることに。
GWは予定もあるので山に使えるのは1泊2日か日帰り。そこで計画では初日に千枚小屋着。翌日は早出で前岳までピストンしながらちょこちょこ小さなカールを滑って戻るプランに。
最初の心配は沼平ゲートに車を停められないこと。結局停まっていたのは数台で杞憂に終わる。登山の方は少なく男女の1組が茶臼岳に向かうと。他は釣りの方ばかり。結局椹島の往復でも数台チャリに合ったが皆さん釣りでした。
自転車含めて千枚小屋までは『とにかく長い!!!』の一言。水場が清水平だけなので水の重量も増えるし。2100mくらいからシール登高に変えられたので多少楽になったが。明日もあるしとにかくペースを上げずにゆっくり登る。結局小屋手前で踏み抜き連発で疲れたけど(笑)
千枚小屋ではゆっくり。GWなのに誰も来ずに貸し切り。くつろがせていただいたが、夜の暴風が止まなくて「明日は登れないかも・・・」と不安に。興奮もあってか全然眠れず。最初は2時起き3時半発の計画が、止まない暴風でずるずると後ろ倒しに。結局風がやむのは日が出てから。この時点で前岳ピストンはなくなり悪沢岳の往復を目指すことに。
千枚小屋の雪渓を登って千枚岳まで一気。小屋に泊り道具一式デポしたから背中が軽い!ガンガン上るよ。山頂に着くと富士山も赤石も荒川三山も最高だよ!このペースで悪沢を目指す。急降下もあるが夏道露出で丁寧に動けば問題なし。
丸山周辺が暴風地帯。耐風姿勢を取ること数回。背負った板があおられる。でも悪沢が射程に入っているからペースは緩めない。徐々に狙っていた北東面のカール全貌が見えてきた。雪はしっかりあるし、ところどころに岩があっていい味出しています。アルプス感万歳のゲレンデだね!!なんて思いながら歩いていると、もしや・・・ライチョウだ!しかもつがいだ!めっちゃ可愛いんですけど。こんな快晴で出会えるとは思えなかった。這松の実だろうか?お食事中のようでした。急な来訪者にガーガー鳴いて(威嚇?歓迎??w)くれました。さすがに5m以内には寄らせてくれなかったが、何枚も写真撮らせてくれてありがとう。
そして悪沢岳到着。西から北にかけては北・中・南の日本アルプスそろい踏み。東には来た道と富士山。南は赤石・聖。最高じゃないか。しばらく写真撮ってから滑る準備に。
狙うは北東面の小さなカール(といってもスケールはスキー場の比ではありません)。登り返しも大変じゃないし、山頂から滑れるし、何より楽しそう!ということで準備を済ませてドロップイン。残念ながらガリガリ君でした。きっと後1時間経てば日射で緩んでいるんだろうけどね・・・一応シュプールは刻んだし、下まで滑ってもガリガリ&縦溝多めなので帰り道方面へどんどんトラバースして終わることに。
が、千枚岳まで戻って小屋までの斜面が最高のザラメになっていた。標高差約200mを上部のオープンバーンから樺の木立のバーンとバリエーションもあって、最高のゲレンデでした。小屋までわずか5分で到着。スキー早い。
小屋にデポした荷物を回収して後は延々と下る。荷物は重いが悪沢を滑って心は軽い。最後の林道サイクリングもクールダウンにちょうど良い。疲れたがなんだかんだと楽しく終わった。
南プス、ありがとう。
※gpxデータ、おかしいですね。
山小屋で寝ている間に30km移動してます。
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