記録ID: 8082698
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ハイキング
丹沢
相模野基線南端点「座間村」〜同北端点「下溝村」〜第一増大点「鳶尾山」
2025年04月29日(火) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:21
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 367m
- 下り
- 324m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:22
距離 25.4km
登り 367m
下り 324m
10:31
10:43
16分
農場の家
14:17
鳶尾団地バス停
先日試しにやってみた三角点巡りが意外と面白かったので、今昔マップ on the webで三角点をボーッと探していると、相模原に「基線北端点」と書かれた三角点を発見した。それって何?と調べてみたところ、明治初期に整備された我が国の三角点網の最初の一辺の北の端のことで、約5km南に「基線南端点」があり、さらに両端から引き出された最初の増大点(いずれも一等三角点)が西は鳶尾山、東は長津田だという。
http://uenishi.on.coocan.jp/j683kisen.html
各位置を確認すると、拙宅からの徒歩圏内とわかったので、是非とも自分の眼と脚で確かめてみたくなった。
拙宅からだと長津田→南端点→(中間点→)北端点→鳶尾山と「N」字型に回れば効率がよいが、基線よりも先に増大点に行ってしまうのは、どうも違う気がする。やはりまずは基線を押さえてからだろう。ここに来て、木村大作監督が映画「劒岳 点の記」を撮る際、時系列順の撮影にこだわった気持ちが理解できた気がした。
ということで、長津田は別の機会に回すこととして、南端点→(中間点→)北端点→鳶尾山の「Λ」字型で巡ることにした。
ほとんどが街中なので暑い季節になる前に行っておかねば、ということで山が混み合いそうな4/29の祝日にこちらに行ってみることにした。
http://uenishi.on.coocan.jp/j683kisen.html
各位置を確認すると、拙宅からの徒歩圏内とわかったので、是非とも自分の眼と脚で確かめてみたくなった。
拙宅からだと長津田→南端点→(中間点→)北端点→鳶尾山と「N」字型に回れば効率がよいが、基線よりも先に増大点に行ってしまうのは、どうも違う気がする。やはりまずは基線を押さえてからだろう。ここに来て、木村大作監督が映画「劒岳 点の記」を撮る際、時系列順の撮影にこだわった気持ちが理解できた気がした。
ということで、長津田は別の機会に回すこととして、南端点→(中間点→)北端点→鳶尾山の「Λ」字型で巡ることにした。
ほとんどが街中なので暑い季節になる前に行っておかねば、ということで山が混み合いそうな4/29の祝日にこちらに行ってみることにした。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
その元になった、1964年9月8日の米軍機墜落による市民の死者5名、負傷者3名を悼む慰霊碑。https://w.wiki/DwhX
ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟)※に侵略された工務店の庭
(※特定外来生物や生態系被害防止外来種(要注意外来生物)には指定されていないものの、これらと同様に生態系に大きな影響を与える外来植物)
(※特定外来生物や生態系被害防止外来種(要注意外来生物)には指定されていないものの、これらと同様に生態系に大きな影響を与える外来植物)
碑文より:当基線場は、日本の近代測地測量を実施するにあたり、明治15年日本で最初に設置されたものです。南、北両端式間の長さ、5209.9697mをもとにして我が国の地図は作られました。最近では、この長さの変化を精密な繰り返し測量で見つけて、地震予知等に利用している大切な測量基準点です。建設省国土地理院
南端から北端までの基点間距離を5,209.9697mと求めたそうだけど、アナログ計測で有効数字8桁を得るのはかなり困難なこと。ちなみにヒルガード基線尺とは4m×3本セットの金属棒。
かながわの名木100選:依知神社のイチョウ
均整のとれた木が2本並び、相模川沿いの立地に恵まれて樹勢もよく、夏の静かな夜にはイチョウが水分を吸い上げる音が聞こえたと言われている。厚木市の天然記念物に指定されている。樹高30メートル 胸高周囲5.6、6.8メートル 樹齢約500年以上(推定)
神社の由緒によると、鎌倉幕府の二代征夷大将軍に任ぜられた源頼家が、神社の建物を再建し、その記念として境内に植えたものであるとも。
均整のとれた木が2本並び、相模川沿いの立地に恵まれて樹勢もよく、夏の静かな夜にはイチョウが水分を吸い上げる音が聞こえたと言われている。厚木市の天然記念物に指定されている。樹高30メートル 胸高周囲5.6、6.8メートル 樹齢約500年以上(推定)
神社の由緒によると、鎌倉幕府の二代征夷大将軍に任ぜられた源頼家が、神社の建物を再建し、その記念として境内に植えたものであるとも。
中津小学校。山頂付近の採石場の影響を懸念して1971(昭和46)年、鳶尾山の一等三角点がここに移設されたが、その後、影響がないことが確認され、2004(平成16)年、再び鳶尾山の元の位置に戻された。
【相模野基線第一増大点:一等三角点 「鳶尾山」】一等三角点の記には、再び鳶尾山に戻された平成16年以降の記述のみで、元々鳶尾山に設置されたり、中津小学校に移設したような記述がない。
撮影機器:
感想
全行程25.4kmのうち前半の23.0kmはずっと舗装道路で、土の山道に入ったのはそこから。上下ともに先日調達したワークマンのXShelterの暑熱シリーズで固めたが、なかなか感じ良さそう。
無事に計画通り一等三角点を3箇所巡ることができたが、昔の人の技術は大したものだと改めて思った。4mの金属棒で50km強の距離を8桁の精度で計測するのは神技だし、どんな精度で角度が計測できたのか、や、三角測量の三角関数を電卓もコンピュータもない時代にどうやって計算していたのか、などなどIT時代を生きる我々には全く想像もつかないことばかりだ。
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コメント
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なーんだ、麻溝公園通ったのですね。私のお散歩コースの折り返し地点です。
これで近くでお会い出来なかったの三回目。
知っていたらご挨拶に伺ったのに残念😊。でもワークマンのジッパーを上まで上げていたら、ヤベッて思って引き返したかもしれませんね。😅💦
三角点等の難しい事はよくわかりませんが、なんだかみんなタッチしますね、三角点。御正体山でも山頂で会った人がここは何等三角点、うんちゃらかんちゃら言ってタッチしていました。
私も真似してタッチしてきましたが。
価値のわからない私‥。
この基線測定は「5km強の距離を測るために、4mの定規を使う。ってことは約1,302回継ぎ合わせる必要があったけど、それでも0.1mmの単位までこだわる」という技術と情熱に突き動かされた143年前の人たちに思いを馳せると胸が熱くなる爺にはロマン、なんですけどね〜😄
で、卵のスイーツを買った「農場の家」ですが、絶品のシュークリームとブリュレにロマンを感じられるようでしたら、ぜひお試しくださいませ!
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