剣山〜次郎笈 天空に架かる至高の稜線



- GPS
- 05:25
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 528m
- 下り
- 529m
コースタイム
天候 | 快晴のち薄曇り 朝は5℃あるかないかで寒かった。 9時前から気温上がり暑いくらい。 剣山山頂は風が強く寒かったが、稜線〜次郎岌は風もなく暑かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
朝7時に宿を出発し40分程で登山口の見ノ越駐車場に到着。7:40位でリフト乗り場に直結の第一駐車場は8割位の入り。 3分ほど歩いたところに大きな立駐あるので停められないということはめったにないのではないかと思います。 この登山口に至るまで、香川県から徳島県に入り登山口まで国道438号を走るのだが、これがいわゆる酷道。 前日は宿まで約30分、当日は登山口まで約40分、国道という名のほぼ林道のような狭く路面も悪い山道を延々と走る。たまに待避所はあるものの殆どすれ違いが出来ません。 運転慣れしてない人はかなり厳しいと思います。 下山後、近くに宿を取っているならよいですが、香川方面から1時間近く、高速の高知道方面(国道439号)はさらに長く1時間半、酷道を運転することになります。ロングドライブ平気な自分でもこの長い酷道は堪えました。四国の山岳国道恐るべし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【リフト西島駅〜剣山山頂】 リフトは古いシングルリフト(設置昭和45年)。15分ほどの乗車。シングルですが、スキー場の座面が小さいシングルとは異なり、椅子型なので安定していて座りやすい。 西島駅からはいくつかあるコースのうち尾根コースで登りました。ほぼ段差の低い階段で、とてもよく整備されていて、スニーカーでも登れるかもしれません。ここにも軽装のインバウンド観光客がいて、ローファーで登ってました😳 剣山山頂周辺は植生保護のウッドデッキが張り巡らされ、百名山の山頂と言うよりは、観光施設のようでした。ベンチたくさんありました。 【剣山山頂〜次郎笈山頂】 剣山山頂から次郎笈に向かうと稜線によくある普通のザレぎみ登山道になります。 次郎笈峠までは歩きやすいですが、次郎笈山頂への登り返しは、山頂が近づくにつれ、少しガレっぽさも出て来て、急登もあるので下りはザレのスリップ注意。 目の前で豪快に滑った人がいました。この方は怪我はなかったようですが、場所が悪ければ切れ落ちた方に滑落するリスクもあると思います。 【剣山大劔神社分岐〜大劔神社】 帰りは剣山の南斜面をトラバースする道で帰路へ。この道もとても整備されていて歩きやすい。しばらく行くとそのままリフト乗り場へ向かう道と大劔神社へ登り返す道に分岐します。 この登り返しの道が、この日歩いた中で一番危ない。足場の悪い急登や極細のトラバースもあり、一部道が崩れていてかなり危なかったです。 【大劔神社〜西島駅】 神社からは再びよく整備された道です。ただ幅は狭いのでスライドで避ける時は、トラバース道なので気をつける必要あり。 |
その他周辺情報 | 【つるぎの宿岩戸】 前泊に利用。温泉ではないですが、湧き水を沸かしているのか、柔らかくてよいお湯でした。早出用に朝食をお弁当にしてくれました。 https://www.jalan.net/yad375494 【コンビニ】 徳島自動車道美馬IC周辺を過ぎるとコンビニなかったので、食料飲料などはそれまでに仕入れましょう。 |
写真
雲一つない快晴、気温は5℃位で寒い。
この日は9時からリフト運航の予定でしたが、混んでるから?8:20から運転開始しました。5/3〜5/6は8時から運転開始の予定です。
横にいた若者二人組が「朝も飲みましたが、今のところお腹痛くありません!大丈夫」と勧められ、若返りには惹かれるものの、「ちょっとなんか浮いてますが!」の言葉に説得力なかった(^_^;)
感想
いつだったか、TVで剣山〜三嶺縦走の映像を見て、いつか歩きたいと思っていた憧れの稜線。
西日本2位の標高の剣山、核心部は登山口までの酷道ドライブだった…そのご褒美は楽チン登山と絶景の稜線歩き。
このGW、メインイベント四国遠征。讃岐うどんに金刀比羅詣り、剣山からの高知食い倒れと四国縦断、2泊3日と少々詰め込みすぎたか、レンタカーでの想像を超える酷道での四国山地超えでヘロヘロ。
その苦労をしてでも登る価値のある剣山稜線歩き。移動時間の制約があったので登り降りともリフト使ったが、こんなに楽して百名山登っていいのか?(←じゃあリフト乗るな)
登山口までが秘境感満載だったので、剣山の観光地的な雰囲気にかなりギャップがありました。
剣山までなら観光気分で楽しめると思います。実際、かなり軽装のインバウンド含む観光客も居ました。
剣山までがあまりに楽なので、ある程度登山する人なら次郎笈までの稜線歩きも軽い山行レベルの山歩き。それであの眺望が味わえるなんて、ズルい(笑)
しっかり山歩きしたいなら三嶺まで縦走するのがいいと思いましたが、登山口までの足をどうするのか、登山バスもあるようですが本数もかなり少なく、とにかく秘境なので綿密な計画が必要そうです。
頂上ヒュッテも居心地良さそうで、いつか泊まって三嶺縦走したい。でも縦走となると三峰方面は無人避難小屋みたいなので自炊の用意が必要ですが、飛行機だとガス缶持てずハードル高そう(100均固形燃料かな)
山は本当に快適ですが、登山口まで来るのがホントに大変。四国山地の山深さをドライブで実感。その道のりあってこその、山頂からの絶景なんでしょう。
〆は小6の時に龍馬がゆくを読んで以来、ずっと訪れたかった高知に初上陸。街中、龍馬と朝ドラの今田美桜だらけ。本場の鰹料理と土佐の地酒の下山メシで酷道疲れも吹っ飛び、よき遠征山行となりました。
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