至仏山(フィルムクラストを滑る)


- GPS
- 11:12
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 870m
- 下り
- 871m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:46
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4月30日には余裕がありましたが、5月1日には満車となり第2駐車場も使われていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ワル沢上部より斜度が緩いようです。 山の鼻手前の樹林帯は、どこを滑っていいか分からないので、適当に滑ってみました。ベストルートがあるのでしょうか。また、先日、アヤメ平辺り?でスキー中に熊に襲われた方がいました。樹林帯の滑走には熊に対する注意も必要だと思います。 |
写真
感想
今シーズン二回目の残雪期の至仏山です。
前日は吹雪のような天気、おかげで泥だらけの山頂も化粧直しができたようです。群馬の平野部でも、丸一日北風が吹き荒れていました。しかし、山行当日の朝になっても北風がうなりをあげていました。鳩待峠に着いても、まだ風が強い状態です。このままだと、山頂の雪はガチガチだろうか。風は樹林帯を抜ける頃には止み、霧氷を見ながらの快適な登りとなりました。
山頂に着くと、スキーモ(山岳スキー競技)の上田絢加選手がシールを外して滑走の準備をしていました。上田選手が使っている板は長さが1.5mくらい、幅は5cmくらいでしょうか。持たせていただいたら、その軽さにびっくりしました。上田絢加選手の目標は2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に出場しメダルを獲得することだそうです。
さて、心配していた雪質はしまったザラメでした。山の鼻へ下る東斜面では、ザラメの表面に薄い氷が張るフィルムクラストです。滑ると氷が割れて流れ落ち、サラサラ流れ落ちる氷と一緒になって滑り下りていきました。雪の表面が氷っているので、軽くターンできます。沈み込みも少なく、またとない雪で滑走することができました。
二日目は、雪で埋まる尾瀬ヶ原を散策してから、鳩待峠へ行きました。木道の上に細く残った雪の上を板をはいて渡るのは、ちょっとスリルがありました。そのまま板をはいて鳩待峠まで行こうと思っていましたが、落ちた枝なのでシールが傷つきそうなので、ザックに着けて歩くことにしました。慣れない板で歩くより、靴で歩く方が、ずっと早くなると思いましたが、結局は体力が問題だったようです。途中、斜面のアップダウなどあり、スピードはさておき、シートラでよかったと思いました。
当日、鳩待峠に降りてきた時に見た見慣れないスキー?はスキーモと言うのですね。初めて知りました。トレランのスキー版かと思うようなとても軽快そうな装備でした。後でもう少し見てみたいなと思ってバス乗り場に向かうと今度は自転車で颯爽と下って行ってしまいました。
競技選手だったのですね。納得です。
上田絢加選手やスキーモについては、昨年、地元の広報誌で始めて知りました。面白そうなスポーツだなと関心しましたが、まさか、そのご本人と至仏山で会えるとは、思ってもみませんでした。
上田選手は至仏山をトレーニングフィールドにしているようで、5月4日には、鳩待峠から出発してアヤメ平、尾瀬沼、燧岳、尾瀬ヶ原、至仏山とスキーモで一周しいます。今の私には2泊3日のルートだと思います。
私は、今シーズン山スキーにデビューした初心者です。登りはペースが上がらず、滑走は休み休みなので、スキーの良さを生かせていないようです。連休明けにkenkenkenさんのレコを参考にアヤメ平へ行こうと思っています。
上田絢加選手のインスタグラムには至仏山のスキーモがアップされているので見てみてください。
上田絢加選手のインスタグラム https://www.instagram.com/ayakaueda___/
色々と楽しい情報ありがとうございました。群馬方面にももっと足を運びたいなと思います。
上田選手に板のことを聞いたら、上田選手が使っている板と普通の板の中間ぐらいの板幅がいいのではとアドバイスをもらいました。店にはあまり置いてないようです。ほんと、BC用具は、いいお値段しますね。昔は、シーズンが終わる頃には、売れ残った板が沢山並び、安売りしていましたが、今はそんな光景は見られなくなりました。
アヤメ平は、名前の由来のキンコウカが咲く初夏や草紅葉の初秋がおすすめです。花付きのよい年には、印象的な景色が見られると思います。
アヤメ平は尾瀬ヶ原と絡めてテント泊で行ってみたいと思っています。
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