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Yamareco

記録ID: 8097929
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白山

笈ヶ岳 (白山一里野より往復)

2025年05月01日(木) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 富山県 石川県 岐阜県
 - 拍手
GPS
13:22
距離
21.5km
登り
2,255m
下り
2,254m

コースタイム

日帰り
山行
12:46
休憩
0:37
合計
13:23
距離 21.5km 登り 2,255m 下り 2,254m
4:15
18
白山一里野 RCプラザ 駐車場
4:33
4:35
6
4:41
4:44
129
6:53
10
7:03
7:04
93
8:37
8:38
23
9:01
83
10:24
10:28
20
10:48
10
10:58
11:19
8
11:27
11:28
15
11:43
11:44
89
13:13
32
13:45
13:46
101
15:27
15:28
16
15:44
15:45
79
17:04
11
17:15
23
17:38
白山一里野 RCプラザ 駐車場
天候 快晴☀️
夜明け前の4時で10℃。暑すぎない?
山頂16℃
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
🚗レンタカー利用
往) 宿(小松駅前)3:07→ 白山一里野4:01 34km
復) 白山一里野17:53→宿18:57 (泊

🅿️ 白山一里野 RCプラザ の駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
◆発電所最上部 ↗︎ 山毛欅尾山(以下ブナオ山)
・標高930m付近で雪面を避けられなくなった(チェンスパ装着)
・その後雪面と地面が交錯するが1300m位で雪面に

◆ブナオ山↘︎↗︎↘︎↗︎
・ブナオから下っていくと、地面が一部露出した尾根歩きに。雪/土 半々くらい
・露出部分は、踏み跡はあるが、枝木や足元の木の根がチェンスパの爪やパウダーバスケットにやたら引っかかり、大変歩きにくかった
・アップダウンを繰り返しながら標高1350位まで戻ると、再び雪が繋がり、尾根幅も増して歩きやすくなる

◆ 冬瓜山の北面トラバース ↗︎稜線
・北側斜面をトラバースしていく
・誤ると左へ滑り落ちる。本来はアイゼン使う斜面だが、先行者の足あと👣をそのまま踏ませてもらってチェンスパのまま行った
・無木立の急斜面なので落石警戒。1ヶ所雪崩跡を横断(アイゼンに換装)
・この先、尾根に上がるまで急な登り

◆ 稜線合流 ↗︎ 山頂
・シリタカ山の北で稜線に乗る
・その後もアップダウンを経て高度を上げる
・1626m地点からが最後の急登。ピッケル出してもよかったかも
・藪漕ぎはほぼ無かった。進路を東から真北へ転じる地点で5mくらい漕ぐだけ

◆往来 計13人(自分含)
4時過ぎ上だけ白み始めた頃行動開始
気温が既に10℃。雪の締まりが不安
2025年05月01日 04:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
5/1 4:17
4時過ぎ上だけ白み始めた頃行動開始
気温が既に10℃。雪の締まりが不安
石堤を渡る。幅は数mあるので不安は無いが、
数十段ある垂直ハシゴを下って上るのは緊張。
2025年05月01日 04:30撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
3
5/1 4:30
石堤を渡る。幅は数mあるので不安は無いが、
数十段ある垂直ハシゴを下って上るのは緊張。
導水管の横の石段をひたすら登る(約20分)
体力温存するためゆっくりゆっくり
去年の鍬崎山思い出した。これで楽に標高稼げるのは有り難い
横はカタクリだらけ
2025年05月01日 05:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
5/1 5:00
導水管の横の石段をひたすら登る(約20分)
体力温存するためゆっくりゆっくり
去年の鍬崎山思い出した。これで楽に標高稼げるのは有り難い
横はカタクリだらけ
発電所の最上部から上も、しばらくはカタクリの道
2025年05月01日 05:19撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5
5/1 5:19
発電所の最上部から上も、しばらくはカタクリの道
標高930mでチェンスパ装着
2025年05月01日 05:56撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
5/1 5:56
標高930mでチェンスパ装着
7時前、ブナオ山に上がった。
山頂へ至る稜線を一望。
ここから一旦大きく下げた後は、徐々に標高を詰めていくのみ!
…と、思ったのだが実際はそんな単純じゃなかった
2025年05月01日 07:03撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
7
5/1 7:03
7時前、ブナオ山に上がった。
山頂へ至る稜線を一望。
ここから一旦大きく下げた後は、徐々に標高を詰めていくのみ!
…と、思ったのだが実際はそんな単純じゃなかった
初めこそ気持ちよく下れますが
2025年05月01日 07:11撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 7:11
初めこそ気持ちよく下れますが
雪がない尾根の道脇にはイワウチワ
2025年05月01日 07:56撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 7:56
雪がない尾根の道脇にはイワウチワ
2025年05月01日 08:20撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5
5/1 8:20
1300付近から尾根広くなる。
シャツ1枚でも暑い中、風が吹き抜け気持ちよい
2025年05月01日 08:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
3
5/1 8:37
1300付近から尾根広くなる。
シャツ1枚でも暑い中、風が吹き抜け気持ちよい
右側面、白山が大きく美しい
2025年05月01日 08:44撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 8:44
右側面、白山が大きく美しい
この先、冬瓜山の北斜面をトラバースしていく
2025年05月01日 09:02撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 9:02
この先、冬瓜山の北斜面をトラバースしていく
右を見上げると、このように無木立な斜面なので、早々に通過したい所。落石警戒
2025年05月01日 13:01撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 13:01
右を見上げると、このように無木立な斜面なので、早々に通過したい所。落石警戒
デブリを横断。
そろそろヤバくなってきて、アイゼンに換装
2025年05月01日 09:13撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5
5/1 9:13
デブリを横断。
そろそろヤバくなってきて、アイゼンに換装
稜線向けて本格的な登りに
(この先しばらく写真撮ってる余裕なし
2025年05月01日 09:46撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 9:46
稜線向けて本格的な登りに
(この先しばらく写真撮ってる余裕なし
同区間振り返り(帰りに撮影)
2025年05月01日 12:28撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 12:28
同区間振り返り(帰りに撮影)
急斜面振り返り(帰りに撮影)
2025年05月01日 11:44撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:44
急斜面振り返り(帰りに撮影)
進行方向を北に転じて、ようやく最終アプローチ
(ただし見えてるのは1つ手前のダミー)
2025年05月01日 10:27撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 10:27
進行方向を北に転じて、ようやく最終アプローチ
(ただし見えてるのは1つ手前のダミー)
そのダミーから見た真の山頂。上にお二人います。
右脇の崩れた所から登れます
2025年05月01日 11:27撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:27
そのダミーから見た真の山頂。上にお二人います。
右脇の崩れた所から登れます
崩れた土斜面を7, 8m登ると、藪漕ぎせず山頂に至れます
2025年05月01日 10:57撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
5/1 10:57
崩れた土斜面を7, 8m登ると、藪漕ぎせず山頂に至れます
登頂。山頂だけ雪がない。
(バックは白山)
2025年05月01日 11:01撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:01
登頂。山頂だけ雪がない。
(バックは白山)
《南↓》やっぱり白山が至近で一番目立つ
2025年05月01日 11:04撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:04
《南↓》やっぱり白山が至近で一番目立つ
2025年05月01日 11:06撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:06
《北↑》お隣・大笠山。行けそうに見えるが壮絶大変らしい
2025年05月01日 11:15撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:15
《北↑》お隣・大笠山。行けそうに見えるが壮絶大変らしい
2025年05月01日 11:16撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:16
2025年05月01日 11:16撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:16
2025年05月01日 11:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:17
2025年05月01日 11:21撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 11:21
夕方、発電所手前まで戻ってくると、カタクリが全部開花して、より華やかな斜面になってた
2025年05月01日 16:31撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/1 16:31
夕方、発電所手前まで戻ってくると、カタクリが全部開花して、より華やかな斜面になってた
撮影機器:

装備

備考 ・ピッケル⛏️は使わず済んだ。
・冬瓜平まではチェンスパ、それ以降は10爪アイゼンを使用。帰りはずっとそのままアイゼン
・水900ml。普段より大きい水筒持って行っててよかった

感想

二百名山・笈ヶ岳。
ガイド本などでは雪山テン泊で紹介されてて、体力/経験/追加装備などで躊躇してたんですが、今は日帰りが主流みたいなので覚悟決めて行ってみました。
想定内とはいえ行動13時間超、累積標高差2300m、おまけに雪山。笊ヶ岳以来の大変な山行でした。

今回は帰りの体力を温存するため、ペースを抑えて抑えて行動してたのですが、雪面だけならまだしも、ブナオ山から少し下って冬瓜平までは、雪面と地面が混じった狭い尾根。チェンスパ付けた状態でアップダウンを繰り返し、大変歩きにくく、消耗して焦りました。

計画よりも大分遅れ、気持ちは焦り始めましたが、ペースを上げるわけにいかず、とりあえず”12時までに登頂できなければ撤退”と決め、あとは心を無にしてひたすら登り続けました。(急がず、けれど足は止めず)
結果、11時頃、なんとか山頂にたどり着きました。
普段ならゆっくり景色鑑賞するところですが、余裕なし。(写真は撮ったから、帰ってから何が見えてたのか調べます)
ただ、白山は、最近あちこちの山から見ましたけど、ここが一番大きく綺麗に見えました。

帰りはもうひたすら耐久レース。
快晴だけど雨の日の山行と同じ気分。
それでも夕暮れ前に無事ゴールすることができました。ホントよかった
現在、全身痛くて、起きるのも立つのも難渋してます

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コメント

ikerinaさん

笈ヶ岳登頂おめでとうございます。絶好の登山日和に登られましたね。

私も登山やってる以上、笈ヶ岳はいつか通らなきゃいけない道だと思っていますので、このレコはぜひ参考にさせていただきます。
2025/5/2 19:33
いいねいいね
2
きらきらうえつさん、ありがとうございます。

今年は雪が多すぎてこのルートしか使えなかったのですが、例年だったら中宮温泉の登山口から登れるのでもう少し楽だったのではないかと思いました。
2025/5/2 22:00
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1
ikerinaさん、登頂おめでとうございます。
多分導水管の貯水池で抜かれた年寄りです。速いですねー。自分は、登りが遅くて、15時間も歩いていました。この山は、やはり12時には下山し始めないといけませんね。失敗しました。最初と最後が懐電行動になってしまいました。お互い無事下山できて良かったです。岐阜県には、休日1日貸し切りの山があります。是非起こし下さい。
2025/5/2 20:31
いいねいいね
1
kameyama3さん、登頂おめでとうございます。
そして無事下山とのこと、安心いたしました。
私も最悪、日没までに導水管の上まで辿り着ければ遭難はないかな?と踏んでたのですが、幸い明るい間に着きました。
岐阜は関東からだとなかなか行きにくい地域なのですが、最近ちょこちょこ遠征で行くようになりました。また何処かでお会いできれば!


2025/5/2 22:23
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1
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