記録ID: 8115310
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
尾瀬・奥利根
遥かなる尾瀬・燧ヶ岳
2025年05月02日(金) 〜
2025年05月04日(日)
福島県
群馬県
しかおのこ
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 21:51
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 1,541m
- 下り
- 1,142m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:40
距離 8.1km
登り 607m
下り 111m
2日目
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 10:59
距離 10.4km
登り 737m
下り 1,010m
| 天候 | 5/2 雨 3 晴 4 曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
・前橋からレンタカーで尾瀬の玄関口戸倉まで ・戸倉からバスで大清水登山口へ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
全体に積雪1m以上の残雪(シャーベット状)がありました。尾瀬沼や尾瀬ヶ原以外では10本爪以上のアイゼン、俎グラ～柴安グラ間と見晴新道上部のトラバースではアイゼン、ピッケルが必要です。 ●5/2 大清水～尾瀬沼ロッジ 大清水は積雪無し。一ノ瀬休憩所手前から残雪が現れ、三平峠の辺りでは1m程の積雪があります。踏み跡はほぼ有りませんが、赤リボンが結ばれているので忠実にたどります。 ●5/3尾瀬沼～燧ヶ岳～見晴 尾瀬沼～一合目までは踏み跡ほぼ無く、リボンの間隔も広いのでルートファインディングが必要です。なだらかな地形なので道を外れぬよう、地形や方角を確かめつつ進みます。一合目以降は尾根に沿い進むので分かりやすくなります。 ミノブチ岳の手前から俎グラを望み、ミノブチ岳からは雪原の尾瀬沼を見下ろせます。好展望地です。 八合目付近の鞍部より俎グラ頂上までは積雪無く、ハイマツ帯の岩場を登ります。俎・柴安グラ間の鞍部から柴安グラの頂上へはナイフリッジとなった急登で滑落の危険があります。ピッケル、12本爪アイゼン必須です。雪の状態がパウダーやアイスでは相応の技術と装備がなければ登れないでしょう。逆ルートで降りるのはお勧めできません。 柴安グラ～旧分岐までは日当たりが良いためか積雪は有りません。向かいの谷に降りるトラバース、谷から尾根へのトラバースは急斜面につき滑落注意です。ツリーホール近くは雪が薄く踏み抜きやすいので注意しましょう。見晴へ向かう樹林帯もマーキングは少ないため慎重に読図しながら進みましょう。 ●5/4 見晴～石の鼻～鳩待峠 石の鼻までほぼ平坦で、雪原となった尾瀬ヶ原を歩きます。 木道は大部分が雪の下でしたが、踏み跡が多く迷う心配はありませんでした。木道の隙間は踏み抜きやすいです。龍宮小屋の小屋番さんによると、木道から離れた場所をアイゼンを脱いで歩く方が楽とのことでした。 山の鼻では小屋が営業しています。携帯の電波も良好です。 鳩待峠へは川上川沿いのよく踏まれた雪道を緩やかに登ります。 |
| その他周辺情報 | 5/3時点で尾瀬沼周辺の小屋は営業していませんでした。尾瀬ヶ原周辺では燧小屋、檜枝岐小屋、龍宮小屋、山の鼻小屋、尾瀬ロッジは営業していました。 |
写真
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尾瀬沼ヒュッテ、長衛小屋やビジターセンターも小屋開け作業中で泊まれません。
ここが正念場。上部はナイフリッジの様になっています。ピッケルとアイゼンを効かし3点確保で慎重に登ります。
見晴の燧小屋のキャンプ場。トイレも水場も営業しています。夜は星が美しく見えました。
ミズバショウ。尾瀬ヶ原で一輪だけ咲いているのを見つけました。多くはまだ蕾です。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
|---|
感想
ゴールデンウィークは、童謡夏の思い出の「遥かな尾瀬～♩」にやってきました。
尾瀬沼は雪解け前の静けさに包まれていました。
残雪期の燧ヶ岳は厳しくも美しい景色を見せてくれました。
尾瀬ヶ原は雪と霧に覆われてていましたがミズバショウノ花が咲いていました。可愛らしかったです。
至仏山は天候と帰りのバスの時間が迫っていたので登れませんでした。
残雪期の登山では装備、技術、計画面で課題が見つかりました。尾瀬ヶ原と至仏山も宿題です。
今度は7月頃、夏の尾瀬を訪ねたいです。
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