爺ヶ岳（南尾根） 春山だけど、地面の上を歩く場面が多かったような…

2025年05月04日(日) [日帰り]

• GPS: 12:29
• 距離: 9.9km
• 登り: 1,434m
• 下り: 1,504m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:13
• 休憩: 1:17
• 合計: 12:30

距離 9.9km 登り 1,434m 下り 1,504m

5:33 扇沢駅
5:44 5:45 柏原新道登山口
9:41 10:05 ジャンクションピーク（爺ヶ岳）
11:39 12:05 爺ヶ岳南峰
12:28 12:37 爺ヶ岳中峰
13:09 13:24 爺ヶ岳南峰
14:39 14:41 ジャンクションピーク（爺ヶ岳）
18:03 柏原新道登山口

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

柏原新道入口周辺に駐車場があります。

コース状況／危険箇所等

・登山口で、指導員の方が登山計画書の受付をされていました。
・柏原新道のトラバースは通行せず、必ず南尾根を通るようにとのこと。

【登山口から柏原新道／南尾根分岐】
・つづら折りに登る一般道。積雪はところどころ覆っている程度でしたが、分岐に近づくと全体的に覆われるようになりました。

【南尾根分岐〜ジャンクションピーク】
・南尾根に乗る分岐は明確には分かりませんでしたが、トレースを辿って斜面を登って南尾根に到達。
・南尾根上は、しばらくは基本稜線上は積雪は無く、はっきりとした踏み跡あり。稜線から外れて尾根の左側を行く部分に積雪があるという感じでした。
・2100mあたり、尾根が広い斜面を登るようになるあたりから、コース上に雪が繋がりました。
・ちょっとした急斜面でジャンクションピークに到着。
【ジャンクションピーク〜爺ヶ岳】
・2350mあたりまで緩やかなアップダウン。ここは雪の上を歩くことができます。
・2350mから二段の急登で南峰に立ちました。ここの稜線上は積雪が無く、ガラガラした岩礫に踏み跡が続いています。右側に雪のついた斜面がありましたが、下段は崩壊しそうな感じでした。
南峰まで雪が繋がった区間は、2100m〜2350mの間で、他は断続的に現れたり、全くない状況が長く続いたり、という感じでした。
・南峰〜中峰も雪は一部に残っているという感じでした。

以上の積雪状況は、5/4当日のものです。日々異なりますのでご注意ください。

その他周辺情報

大町温泉郷「薬師の湯」 750円
https://o-yakushinoyu.com/

写真

5/4 5:03

まずは、扇沢駅でトイレに立ち寄ったり準備を整えたりしてスタートです。扇沢駅の駐車場からは南尾根⇒ジャンクションピーク⇒南峰山頂にいたる稜線が良く見えます。

5/4 5:44

柏原新道入口に降りてきました。ここで指導員の方に計画書を提出してスタートします。

5/4 5:45

いよいよ始まりますね。ゆっくり登って行きましょう…。

5/4 7:37

南尾根はしばらくはずっと樹林帯の中を行きます。途中で北の方が開けました。朝は雨模様でしたが、少し青空の兆しが出てきたようです。期待大です。

5/4 8:58

2100mあたりから、開けた尾根を登るようになります。ジャンクションピークに向けての最後の登りで、急登も含みますが、雪山らしい登りでもあります。

5/4 9:00

蓮華岳から針ノ木岳への稜線も開けてきました。まだ、曇り空ではありますが、良いですね。

5/4 9:43

ジャンクションピークに登り着きました。その先の爺ヶ岳の山頂が見えてきました。正面の南峰と奥の中峰です。

5/4 11:38

で、南峰にワープしました。実は、ジャンクションピークの先から南峰まで、雪のないガラ場の急登が続き、雪稜を期待していたので少々拍子抜け。おまけに強風に煽られ続けていましたので写真は無し。

5/4 11:39

南峰から見る中峰と北峰。ガラ場の急登と強風でテンションが下がり気味ですが、中峰は往復しましょう！！。

5/4 11:55

鹿島槍はガスの中ですね。

5/4 12:19

で、中峰目指して登って行きます。まぁまぁ、それほどの距離ではありません。

5/4 12:28

中峰到着。爺ヶ岳最高峰なので、これで爺ヶ岳登頂です！

5/4 12:29

三角点もありました。

5/4 12:35

蓮華岳の展望です。針ノ木岳は雲に隠れてしまいました。今日は、いろいろなピークが出たり隠れたりという、移り変わりの激しい天気なのです。

5/4 12:35

やがて、中峰のあたりも青空が出て、風も落ち着き太陽の暖かさを感じます。

5/4 13:17

南峰に戻ってきました。天気が良くなってきて、槍の穂先が見えるようになりました。

5/4 13:17

正面に見える蓮華・針ノ木と…

5/4 13:19

針ノ木雪渓が上から下まできれいに見えています。そういえば、2年前に針ノ木雪渓を歩いた時、爺ヶ岳がいつも見えていたことを思い出します。

5/4 13:34

さて、下山して一つ目の急坂のガラ場を下ったところです。左側のガラ場を登降しました。右の雪上を登っている人も見かけました。写真なのでこんな感じですが、見た目もっと急登です。

5/4 14:15

2つ目の急登を降りて、ガラ場の下りが終わったところで、雪稜の方を見上げてみます。いまにも落ちてきそうな感じです。ちょっと古いトレースが登っているみたいです。

5/4 14:39

ジャンクションピークまで戻ってきました。見納めです。

5/4 14:40

蓮華岳の向こうに見えている山々。餓鬼岳とかかな？

5/4 15:46

これはなんでしょう！
木の枝が折れて、残された部分ですが、すごい自然の造詣です。登山道や踏み跡から外れた所で見つけたので、人為的な手は入ってないかと…。
この後、一時期的にあたりに雪が舞いました。本当に変わりやすい天気でした。

5/4 17:33

柏原新道に合流するあたりから、ショウジョウバカマがたくさん咲いていました。今日の唯一の目立つ花かな？
歩きづらい部分も多くて時間がかかりましたが、今年初の北アルプス無事下山です。お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 12 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル 防寒着 タイツ ズボン オーバーズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋一式 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 保険証 携帯（GPS/時計/カメラ/地図/コンパスを兼ねる） サングラス タオル ツェルト ストック ピッケル

感想

泥助

今年のゴールデンウイークのメインのイベントは、これでした。爺ヶ岳南尾根はこの時期によく登られる尾根だと思います。春山なので、雪稜をどんどん登っていくというイメージで行きましたが、途中に雪はあったものの、最後の山頂への登りは雪が無かったです。おまけにガレ場の急登で、歩きづらかったです。少なくとも現時点で雪から出ている部分は、限りなく夏の一般登山道に近い雰囲気でした。きっと、今雪に埋まっているところは、夏はヤブなんだろうと思いました。

当日は変わりやすい天気で、早朝は雨で出発時も小雨。だんだん晴れていった感じですが、途中で強風あり、降雪ありと、目まぐるしい天気でした。それでも、特に山頂付近にいた一定期間は天候に恵まれた部分もあり、立山や剱方面はよく見られなかったのですが、周辺の山々や槍ヶ岳なども展望できたので、良かったです。これからの夏の季節に向けていいスタートができました。

No.574,2025-33
爺ヶ岳：日本三百名山（30/101）、続・展望の山旅（58/72）