光岳


- GPS
- 12:35
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,579m
- 下り
- 2,584m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 12:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
南アルプスはV字谷のため、登り始めが一番きついが、易老渡からの登りはその中でもトップクラスにキツい。特に下りは疲れが蓄積されているのでポールで太ももの負担を減らしながらゆっくり下るのが良い。登山道全般は整備されているので道迷いの不安はない。易老岳山頂付近は不明瞭で山頂標識を見つけるのに苦労した。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
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感想
朝1時50分起床、予定よりもちょっと早かったが起き出し、バナナと前日セブンイレブンで購入したサンドイッチとコーヒーを飲み、その間にお湯を沸かしサーモスに入れ、登山スタイルに着替えトイレを済ませて、2時20分に道の駅を出発。
芝沢ゲートまでの林道は14km、道は狭いが、最後の北俣渡発電所までは舗装されている。この14kmはほとんど落石を避けながら走る必要があり、残り1kmは非舗装の荒れた道で特に慎重に走る。
3時に駐車場に到着、登山届を出して、3:10にゲートを出発する。いよいよ長い一日の始まり。沢の音だけを聞き、フラッシュライトで林道を照らしながら暗闇の中を歩く。易老渡には4:05に到着。ここでポールを延ばし蛭対策で準備した塩水スプレーを靴と靴下に吹きかけ橋を渡る。橋を渡るとすぐにジグザグの急登が始まる。ここはザレていて暗い中での登りは慎重さが必要。下りは日のうちに此処を通り抜けたい。標高200m毎に標識が出てくるのでペースを掴みやすいが、長丁場の登山なので焦りは禁物。しばらく登っていると周囲が明るくなりライトを消して歩けるようになる。標高1200mは4:51、1400mは5:11と一定のペースでひたすら登る。面平は5:19通過、ここは急登が一息ついた広々とした場所で休憩には良い場所。第2の段、標高1800mを超えたあたりから樹林越しに兎岳と聖岳が見え始める。2254mのピークは6:59通過、ここまでひたすら尾根の急登が続く。わずかに下り、易老岳への登りに入る。木々の間から見える聖岳などの南部ジャイアンツには雪が残っているのが見える。易老岳は7:20到着。GPSで位置を確認しながら山頂を探す。倒木が重なった場所に三角点と易老岳2354mの標識を発見、記念撮影して先に進む。易老岳から一旦2200mまでゆっくり下り三吉ガレと呼ばれる見晴らしの良い場所に出る。ここからは中央アルプスと御嶽山が良く見える。ここからゆっくり樹林帯のアップダウンをすると三吉平、8:08に通過する。
三吉平からはイザルガ岳の沢沿いの登りが始まる。標高2300mから上は残雪で登山道がほとんど見えなくなっている。チェーンスパイクを付けて残雪を登るが、所々雪が無く登山道の岩場が現れるので、慎重に歩く。靜高平までで残雪の登りは終わりチェーンスパイクも外す。静高平の水場は健在で、美味しい水が得られた。ここからしばらく登るとイザルガ岳分岐になる。ザックを分岐標識に置き、山頂に向かう。イザルガ岳山頂には9:10に到着。正面に兎岳・聖岳・上河内岳の三山がハイマツの向こうに広がる素晴らしい景観。その右手には富士山も頭を雲の上に出している。しばらく山頂で写真を撮りまくり、分岐に戻りザックを回収、光岳小屋に向かう。分岐から小屋まではセンジガ原、気持ち良い高原湿地帯に木道が通っている。
9:31に小屋に到着。ここでまたザックを下ろし光岳山頂と光石をピストンする。光岳山頂は標識があるだけで展望はほとんどない。しかし光石方向にちょっと進むと展望台があり、ここからは深南部の山々が深い谷の向こうに折り重なっている。展望台から10分ほど下りると光石に辿り着く。手前の光石の上に立ち展望台よりもさらに素晴らしい深南部の景色を堪能、さらに北西の方向には御嶽山、中央アルプス、さらにその右手にかすかに槍穂高が確認出来た。光石を後にし、山頂を通過、光岳小屋に戻り昼食。カップ麺とバナナ、餡ドーナッツを食べ、コーヒーを飲んで10:45に下山開始。静高平で水を補給し、チェーンスパイクを付けて残雪の沢を下る。三吉平は11:41通過、易老岳は12:31に通過する。
ここからは下り一辺倒、ちょっと休憩を取り、気合を入れて下り始める。面平までは何とか太ももは耐えていたが、最後のジグザグの下りはザレていることもあり、足の踏ん張りも利かず、ポールに体重をかけゆっくり慎重に下る。易老渡の橋を14:55に渡り、最後の苦行、5kmの林道歩き。行きとは異なり景色を眺めながら歩けたので、それほどキツイわけではなかった。
15:46に芝沢ゲート到着、12時間30分ほどで往復出来たことになる。残っていたソフトドリンクと静高平で補給した美味しい水を一気に飲み、一息つく。汗だくになった服とズボンを着替え、今日一番の注意力を必要とする14kmの運転に移る。下りなのでより慎重に運転し、40分以上かかり国道152号線に出る。ここまで下ればあとは温泉に入るだけ。一旦飯田市内に入り温泉を探すが見当たらず、高森まで走り「 信州たかもり温泉 御大の館 」で入浴。薄暮の南アルプスを眺めながら今日一日の疲れを癒す。
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