記録ID: 8155342
全員に公開
山滑走
剱・立山
浄土山、室堂山BCスキー
2025年05月11日(日) 〜
2025年05月13日(火)


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:44
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 623m
- 下り
- 626m
コースタイム
天候 | 5/11(日) 午前中の濃い霧がお昼過ぎから急速に晴れてきて立山も姿を現し、急いで出発。 しかしながら室堂のすぐ南の2590m小ピークに登りついた頃から上空に雲が広がって、すぐに天気は下り坂になりました。 その後室堂山まで登り、室堂山荘に帰り着くまでは高曇りで展望あり。夜になって降雪。 5/12(月) 午前中雪、午後は霧 5/13(火) 快晴、朝は冷え込みあり、雪が硬くなった。午前中はアイゼンが必要。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
アルペンルート; 扇沢⇔室堂往復12300円。割引なし。 予約サイトhttps://tateyama-kurobe-webservice.jp/AlpenTour/html/VW001W0010.html 扇沢発と立山発のみWEB予約可能。当日切符売り場でも買えるが、予約購入しておけば並ばずに発券&乗車可能。 スキー板等の道具はバッグや袋に入れないと持ち込みできません。 5/11(日)往路は朝一番7:30扇沢発で、外国人の団体がまだいなかったためか、比較的スムーズに電気バス→ケーブルカー→ロープウェイ→電気バスと乗り継いで室堂に9時前には着きました。 5/13(火)復路;平日なので空いているかと思いきや、室堂ターミナルはアジア系の外国人でごった返していました。各乗り物は臨時便も出していましたが、それでも各駅で毎回行列に並んで待つ必要あり、扇沢まで3時間以上かかりました(扇沢→八王子までの運転時間とほぼ同じ!)。スキー板や靴等のBCスキー用具やアイゼン等の雪山用具を担いだ身には少しずつ前進する行列や立乗り乗車は、BCスキーの登りや扇沢からの運転よりもはるかに疲れ、扇沢に着いたときにはへとへとでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
詳細は写真とそのコメントを参照ください。 5/11(日) 古い雪の上に薄っすらと前夜の新雪が乗っていて、これがシャーベット状になっていて滑りやすい。 雪の量はとても多くて岩などは全く出ていなくて、室堂山北斜面は亀裂や溝もなく、斜度も緩めでどこでも滑れる最高の状態でした。 5/13(火) 朝は気温が0℃以下になったので、日影(一ノ越までや稜線の北西側は日影が多い)は雪が硬かったので、クトーを着けて登りました。 一ノ越のすぐ南西側の鞍部は適度な傾斜の雪面が続いていて、快適にシール登行できましたが、浄土山南峰の北斜面をトラバースしようとしたところ、先標高2700mを越えたところから先で右下方に吹き溜まりにより形成された大きな窪みがあって、その窪みに向かって地形図で見るよりも雪面の傾斜がきつくなっていて、日陰で雪も硬くてエッジが雪に食い込まずシールが効きにくいのでスリップしたらその窪みまで滑落しそうだったので、そこのトラバースは止めて一度シールを外して窪みの下側の谷底まで滑り降り、谷底を改めてシール登行しました。 谷底の雪は日が当たって適度に緩んで快適にシール登行と滑降ができました。 浄土山の稜線の直下は一部に小さな雪庇もり、雪庇がないところも稜線直下が急斜面になっていたので浄土山までの登行は止め、展望の良い浄土山南東尾根の上まで登り、立山、剱、大汝、室堂の大展望を堪能してから滑降しました。この上部の斜面は25度程度の広くて快適な大展望の尾根の斜面で、最高の滑降が楽しめたので、一度登りなおして2回滑りました。 祓堂から雷鳥沢に下る谷も全面雪に覆われた適度な傾斜と適度なザラメ雪、ノートレースで超快適な滑降が楽しめました。 |
その他周辺情報 | 室堂山荘に2食付きで2泊。 http://www.murodou.co.jp/syukuhaku_yoyaku.htm https://www.yamatan.net/hut/tateyamamurodosanso 13200円+2名個室2200円(一人1100円)=14300円/人 個室は壁と鍵付きのドアで仕切られており、視覚的にはプライベートは保たれますが、隣室と廊下の音はとてもよく響いて会話は筒抜け、上の階の足音もどんどんと響き、1泊目は隣室が夜11時近くまで大声で談笑、2泊目は朝3時過ぎから隣室と上階が起きだしてうるさく、良く眠れませんでした。 夕食は1泊目が冷凍の和風ツミレハンバーグ、2泊目はハムカツのようトンカツがメイン、白米がベタベタもっこめしで喉を通りにくく、お世辞にも美味しいとは言えませんでした。 場所を考えると、山小屋の値上がりが激しいこのご時世では仕方ないとはいえ、リピートがあるかというと、今回は初めての室堂BCスキーだったので、場所の利便性をとってここに泊まりましたが、次は以前泊まったことがある雷鳥荘(温泉もあり)にするかもしれません。 (お風呂は温泉ではありませんが新しくてきれいで広く唯一よかったかな) |
写真
標高2700mを越えたところで前方右下に大きな雪の窪みあり、その上をトラバースして登ろうとしましたが、雪が硬くてシールが効かないので滑落の危険があったため、窪みの下まで滑降して登り返すことにしました。
装備
個人装備 |
スキー板
兼用靴
シール
クトー
ストック
ビーコン
ゾンデ棒
スコップ
スキーヘルメット
ゴーグル
ゴアテックスジャケット
ゴアテックスオーバーズボン
ダウンジャケット
スキーグローブ
ウール帽子
日よけ帽子
ネックウォーマー
ザック
昼ご飯
飲料
テルモス
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
スマホ
サングラス
カメラ
アイゼン
リペアセット(針金
ペンチ
ロープ
ガムテープ
耐水テープ、ハサミ
+ドライバー
|
---|---|
備考 | 今回は初めての室堂スキーで勝手がわからず、スキー兼用靴とは別に雪上を歩くようにミドルカットゴアシューズを履いていき、板もスキーバッグに入れて持っていきましたが、アルペンルートでの持ち運びがとても大変だったので、次回は兼用靴は履いて行き、板はアルペンルートに持込可にするため簡易袋に入れて軽量化しようかと思います。そうすれば帰路に全荷物を担いでも一ノ越から黒部平あるいは黒部ダムまでの滑降が可能になります。 |
感想
初めての立山BCスキー。
立山黒部アルペンルートの混雑や、土曜日の宿の予約が難しいために今までははじめから諦めていまいたが、月火もお休みなので、日月の2泊で予約を取ることができ、ついに憧れの立山スキーに行くことができました。
なお、今年は雪の大谷が高さ最大16mとのことで、ここを歩くのも目的でしたが、そちらは雪山ハイクとして別のレコに書きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8158655.html
天気はあいにく中日がAM雪、PMガスでスキーを諦めましたが、
初日は午後から霧が晴れ、3日目も朝から快晴に恵まれ、短時間ではありましたがBCスキーを堪能できました。
今回は初めてだったので行く前は勝手がわからず、かなり余裕を持たせた計画にしたため、軽い足慣らし程度の滑降で終わりましたが、これで勝手がわかったので次はもう少し長い滑降ができるルートでガッツリ滑りたいと思います。
それにしても今年は雪が多めだったこともあり、この時期でも崖以外はほとんどの斜面がまだ雪に覆われていてどこでも滑れる状態で、誰も滑っていないノートレース・バージンスノー斜面がいくらでもあって、本当のスキー天国でした。
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