空前の碧空！西穂高岳

2016年03月04日(金) 〜 2016年03月05日(土)

• GPS: 24:38
• 距離: 11.8km
• 登り: 1,076m
• 下り: 1,079m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:58
• 休憩: 4:17
• 合計: 8:15

距離 8.8km 登り 988m 下り 774m

9:39 西穂高口(千石平)
9:55 旧ボッカ道分岐
10:21 10:56 西穂山荘
11:07 11:10 西穂丸山
11:43 11:59 西穂独標
12:08 12:15 ピラミッドピーク
12:24 12:30 チャンピオンピーク４峰
13:11 14:03 西穂高岳
14:23 14:27 チャンピオンピーク４峰
14:36 14:44 ピラミッドピーク
14:57 15:04 西穂独標
15:23 15:28 西穂丸山
15:39 17:06 西穂山荘
17:18 17:45 西穂丸山
17:54 西穂山荘

2日目

• 山行: 1:09
• 休憩: 1:01
• 合計: 2:10

距離 3.0km 登り 93m 下り 305m

8:07 西穂山荘
8:19 8:22 丸山南分岐(田代橋方面)
8:37 9:23 西穂山荘
9:41 9:43 旧ボッカ道分岐
10:07 10:17 西穂高口(千石平)
10:17 ゴール地点

天候

1日目：快晴
2日目：曇時々小雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

新穂高登山指導センター前の冬期無料駐車場。
新穂高ロープウェイの始発は9:00（開場は8:40）
第一・第二ロープウェイ合わせて片道1600円。6kg以上の手荷物は300円の荷物券が必要。往復利用の場合、コンビニでJTBの前売り券を買うと2300円とのこと。(荷物券は別)

コース状況／危険箇所等

【西穂高口〜西穂山荘】ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。ツボ足で歩きましたが、圧雪された下りもあるのですべり止めがあったほうが安心。
【西穂山荘〜丸山〜独標基部】
だだっ広い尾根を緩やかに登っていく。竹さおでルートを示してくれてあるので安心。
【独標基部〜ピラミッドピーク〜西穂高岳山頂】
高度感のある岩稜帯でアップダウンを繰り返す。氷化した雪面も多数あるので慎重に。アイゼン、ピッケルワークを駆使しないと急斜面の登下降やトラバースの通過は厳しいです。

その他周辺情報

平湯バスターミナル横のひらゆの森へ。大人500円。

写真

3/4 7:56

金曜日の朝8時。新穂高登山指導センターの前にある冬期無料駐車場はまだまだ余裕があります。夏はもっと下の深山荘の対岸だったので近くていいですね。

3/4 7:57

おおっ笠ヶ岳から抜戸岳の山容がすばらしい。

3/4 8:12

新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅に8:15で3番乗りでした。
開門は8:40なんでしばらく建物の前で待ちます。
待っている間にツアー客の御一行様が到着しましたが、大混雑というほどではありません。

3/4 8:40

中に入って改札を待ちます。
混雑具合はこんな感じです。

3/4 8:52

第1ロープウェイは45人乗りのこじんまりしたゴンドラです。
こちらで一番乗りだと第二ロープウェイへの乗り換えで遅れを取ることになっちゃいますが。。。

3/4 9:15

2階建ての第2ロープウェイに乗換えて出発！最高の天気です。

3/4 9:16

大木場ノ辻〜錫杖岳〜笠ヶ岳への稜線。
ゴンドラ内でアテンダントさんがアナウンスしてくれますよ。

3/4 9:18

第2号鉄塔辺りで下りのゴンドラとすれ違い。

3/4 9:26

西穂高口駅の屋上から。西穂高の稜線を眺める。
なんですか！この青空は！

3/4 9:26

さらに北側。槍の穂先までクッキリ。

3/4 9:26

おととしに槍から南岳まで歩いたのが懐かしい。

3/4 9:26

後ろには笠ヶ岳。私の一番好きな山です。
笠新道〜クリヤ谷へ日帰り周回したのはしんどかったけどいい思い出。

3/4 9:27

南側には焼岳。

3/4 9:27

遠くに白山が浮かんでいるのがわかりますか？

3/4 9:27

白山アップ。神々しい。

3/4 9:28

駅舎の屋上は歓声を上げる人達でいっぱいでした。

3/4 9:39

登山届を出して西穂山荘へ向かう。

3/4 9:42

雪深い樹林帯の中のアップダウンを繰り返しながら緩やかに高度を上げていきます。

3/4 10:19

40分ほどで西穂山荘に到着。
前回来たのは夏でした。
今夜の宿泊をお願いしました。

3/4 10:22

小屋の中の様子。今回はラーメン食べるぞ！

3/4 10:20

西穂山荘の向かいには霞沢岳。

3/4 10:21

西穂くん。例年に比べると赤ちゃんサイズらしいです。

3/4 10:55

宿泊の予約も無事完了したので、ワカンと着替え類をデポして山頂へ向かう。アイゼンはここから装着しました。

3/4 10:59

少し登ると南側の眺めが素晴らしい。焼岳とその向こうに乗鞍。御嶽の噴煙も見えます。

3/4 10:59

笠ヶ岳が励ましてくれる。

3/4 10:59

3/4 10:59

3/4 11:06

あっという間に丸山に到着。

3/4 11:06

南側。焼岳と乗鞍。

3/4 11:06

東側。霞沢岳〜六百山。

3/4 11:06

丸山から独標まで長い登りが続きます。

3/4 11:26

独標近づいてきました。

3/4 11:26

その向こうにはピラミッドピークも。

3/4 11:26

空、青すぎるやろ〜！！

3/4 11:33

3/4 11:33

3/4 11:33

3/4 11:33

上高地を見下ろす。あれに見えるはバスターミナルの建物でしょうか。

3/4 11:33

3/4 11:33

3/4 11:33

独標の上の人が見えます。

3/4 11:36

巨大なエビのシッポ。

3/4 11:37

前穂への吊り尾根。初めて上高地に行った時にあのカールを見て感動したよなあ。

3/4 11:37

独標基部。ここから気を引き締めて登ります。

3/4 11:40

もうひといき。

3/4 11:47

独標到着！！

3/4 11:48

ここから先は未踏の地。緊張するけど頑張ろう。

3/4 11:48

3/4 11:49

ピラミッドピークが近づいてきました。

3/4 12:13

独標から先は緊張する登下降の連続です。

3/4 12:13

ピラミッドピークに到着。

3/4 12:14

憧れのジャンダルムも見えた。
いつか行ってみたい。

3/4 12:14

3/4 12:33

乗鞍。

3/4 13:10

写真を撮る余裕もなく、何とか西穂高岳山頂へ到着。
厳しかった〜汗汗汗

3/4 13:10

ここから先は最難関コース。この時期に行くのはエキスパートオンリーです。

3/4 13:16

何度見ても惚れ惚れする笠ヶ岳。

3/4 13:16

3/4 13:17

よくこんなところ歩いてきたなぁ。。。

3/4 13:17

3/4 13:17

3/4 13:17

3/4 13:18

3/4 13:19

3/4 13:39

槍をバックにパシャリ。
この時期に2900mの山頂で耳を出していられるって奇跡に近い。

3/4 13:47

山頂の様子。あまり広くはありません。
込み合ってきたのでそろそろ下山しよう。

3/4 14:56

ピラミッドピークの南側まで戻ってきました。
急傾斜を後ろ向きで降りるので時間かかってしまいました。

3/4 14:56

登ったり下ったり忙しい。

3/4 14:57

独標まで戻ってくるとホッとします。

3/4 14:57

おー河童橋も見えるねぇ。

3/4 14:59

3/4 15:23

独標さえ下ってしまえば、あとはハイキングです。

3/4 15:38

山荘に戻ってきました。
久しぶりの山小屋泊にわくわくです。

3/4 15:38

テン場の様子。いつかはテン泊デビューしてみたい。

3/4 16:02

レストハウスの中にはテレビ関係のクルーが大勢。

3/4 16:02

明日の朝、NHKで生中継するんだそうです。
とても熱心にリハーサルされていました。

3/4 16:21

こちら宿泊棟本館の食堂です。落ち着くわ〜。

3/4 16:23

寝床の様子。8人部屋でしたが私の隣は空いていました。

3/4 16:37

NHKのスタッフの皆さん。何度も何度もリハーサル。
5分くらいの中継でもすごい労力をかけて作るんですね。

3/4 17:16

17時過ぎて陽が傾き始めたので丸山までお散歩に行くことにしました。

3/4 17:39

思ったより赤く染まらないけど、相変わらずの青空でした。

3/4 17:39

3/4 17:40

3/4 17:45

3/4 17:47

いや〜いい一日でした。

3/4 17:47

暮れていく焼岳。

3/4 17:51

グラデーションがすごい。

3/4 17:53

小屋に戻れば夕食が待っています。

3/4 18:11

待ちに待った夕食。ごはんとけんちん汁はおかわり自由♪
美味しかったなあ。

3/4 19:38

外に出て星を見上げてみました。
コンデジでは上手く撮れませんが。

3/5 5:52

ぐっすり寝て一晩明けた朝ごはん。
こちらもごはんとみそ汁はおかわりできます。

3/5 6:32

レストハウスではスタッフさんたちが最後のリハーサル中。

3/5 7:33

残念ながら昨日とはうってかわってガスガスの朝です。焼岳に廻ろうかと思っていましたが、こりゃ中止ですな。

3/5 7:40

中継やってます。
帰ってオンエア確認したら私もばっちり映ってました。

3/5 9:13

焼岳へのルートを少し偵察してきましたが、雪深くて激ラッセル必至なんで無理だと判断。小屋へ引き返して待望のみそラーメンです。高所では太麺だと茹で上がらないんで細麺のちぢれ麺なんだそうです。特製のみそが絶品でした。

3/5 10:50

撤退を決めたんで西穂口へ戻って下りのロープウェイに乗りました。昨日は抜群の眺めでしたが、今日はロープウェイから何も見えなかった。。。今日来たお客さんは残念でしたね。

3/5 10:55

しらかば平駅の前には面白い雪の壁が。

3/5 11:16

新穂高温泉駅まで戻ってきました。

3/5 11:16

ごほうびのわさびソフト。
バニラの甘さのなかにほのかに香るわさびの香り。
美味しかったです。

3/5 11:24

登山センター戻ってきました。
下界は雨だったみたいですね。

3/5 11:25

今日は土曜日。無料駐車場もほぼ満車でした。
枠外に停めている車も多くて出すのに難儀しました。

3/5 19:11

こちらが今回の戦利品。
独標までしか持ってなかったので、今回は西穂高岳を購入。

撮影機器：

TG-3 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール ヘルメット

感想

tonzablow

金曜日に有休が取れたんで、前日の夜中から車を飛ばして奥飛騨へ。
冬の北アルプスに行くならここしかないという西穂高岳へ。夏に独標までは行ったことがありますがそこから先は未踏の地。ピッケル、アイゼンを駆使する岩稜帯の登下降はそれほど経験があるわけではないので緊張しながらも何とか行ってきました。登りはいいですが急傾斜の下りは怖いですね。ベテランの皆さんの動作を見ながら歩けたのが心強かったです。

それにしても金曜日は、これまでに見たことがないほどの抜けるような青空と穏やかな風で、北アルプスの稜線とは思えないほどの暖かさでした。すれ違う皆さんとも「最高の天気ですね〜！！」と何度言葉を交わしたことやら。ホント絶景でした。
二日目はあわよくば焼岳へ廻りたいと思っていましたが、天気も悪くトレースも一切ないラッセル地獄だったので撤退して下山してきました。

コメント

jet1061

微風快晴最高でしたね！！
お疲れ様でした、頂上の黄色のアウターの者です、最高の一日でしたね。先月の４日にも登ったのですが、暴風雪で独標にも到達せず敗退したので達成感十倍でした。プロフィールを拝見すると三重県ご出身との事で、私も高校まで熊野地方に居まして、大峰・大台・鈴鹿がホームグラウンドでした、懐かしくお声をかければと思いました。

tonzablow

jet1061さん、こんにちは！
コメントありがとうございます。
本当に最高のコンディションでしたね。今年は雪が少なくて冬山は不完全燃焼のまま終わるかと思っていましたが、最後の最後で逆転満塁ホームランの気分でした。
jet1061さんも三重のご出身だったんですね。鈴鹿の山もアルプスとはまた違う面で楽しめる山が多いですね。またどこかの山でお会いできればと思います。
これからもよい山旅を！！