比良山/ガスと強風の釈迦岳@まさかの2週連続冷え冷え


- GPS
- 05:24
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 933m
- 下り
- 933m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:24
天候 | ガス(尾根は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
そろそろ梅雨入り間近だろうか。長期予報では今年の梅雨は短いけれど降水量は多いとの予報。またこの夏も厳しい暑さになるとのこと。
快適な山歩きができるのも、もう少しの間かもしれない。そう思うと、忙しいけどいま山に行っておかなくては。
最近楊梅の滝に行ってないので、北小松で電車を降りて、滝を鑑賞しながら南へ行けるところまで稜線伝いに行こうと思っていたが、きょうの天気予報はあまり良くない。日本海側は昼まで雨が残るらしい。比良ならもう少し早い時間から回復はするのではないだろうか。
そんなわけでちょっと遅めの出発。イン谷口からの周回コースに変更。それがちょうどよかったみたいで、湖西道路を車を走らせている間は、雨が降っていたが、イン谷口に着く頃にはほぼ止んでいた。
気温は低め、中腹からはガスがかかって山の上は見えない。
シロヤシオにはちょっと遅かったかもしれないけれど、ツツジ科の花がこの時期咲き乱れる釈迦岳へ向かうため大津ワンゲル道から登る。樹上に溜まった雨水が風が吹くとパラパラと落ちてくる。すぐにカメラはザックにしまう。
標高が上がるにつれ風が強くなってくる。雄松山荘道との合流地点より上は雲の中。
最初に見かけた花はギンリョウソウ。今年初。これでもツツジ科。他にはシライトソウ以外見かけない。
しかし道が険しくなるとアカモノが見られるようになる。急登区間ではやや終盤ながらヤマツツジも咲いている。いずれもツツジ科。
そして、いよいよ道がなだらかになりブナの木が見受けられるようになると、本日のお目当てのひとつサラサドウダン(ツツジ科)のお出ましだ。
それもいきなりてんこ盛り状態。フレッシュなサラサドウダンの花がタワワに咲いている。濡れている花は妖艶だ。濃い霧をバックに花を下から見上げた様はまさに更紗満天星。
今まで一気に登ってきたが、ここで花を見るためペースダウンとなる。
サラサドウダンに混ざって真っ赤なベニドウダン(ツツジ科)も見られる。
ただ残念ながらシロヤシオ(ツツジ科)の花はちょうど終わったところのようだ。おそらく昨日来の雨と風で散ってしまったのだろう。地面にはまだ純白の花がそのまま落ちている。
釈迦岳到着。ちょうど昼だがまだ空腹は感じないので止まらず先へ進む。
主稜線になると風が強い。サラサドウダンの木もまだまだ多いが、風で花の相当数が落ちてしまっている。場所によっては地上一面は落ちたサラサドウダンの花で埋め尽くされている。そこにシロヤシオの落ちた花も。これはこれで美しい光景である。
天候の回復は遅れているようだ。午後になると風も弱くなり、ガスが切れて青空が覗くのかと思っていたが、一向に好転する気配はない。
登りでは体も熱くなり多少の汗もかいたので、シャツ一枚だったが、稜線上では強風が体温を奪って寒く、手もかじかんでいる。カラ岳でパーカー着用。
寒がりなのに寒いのは好き。少々寒いくらいが丁度心地いいと思うのだが、流石に薄いシャツ1枚では体のことを考えると良くない。
さてと、きょうは武奈ヶ岳に行くには視界悪く風強しなので、風のおさまっているだろう八雲ヶ原でランチにして、そのまま山を下りようと思う。
八雲の池周辺にはたくさんのアカハラが池から上がってきている。アカハラは真正面からじわじわ近づくと逃げない。そういう習性なのか、わたしがアカハラには懐かれやすいタイプなのかは知らんけど。とにかく至近距離でアカハラの写真が撮れた。
下りは変化のある神爾谷道にする。下りはじめると早速にアカモノが群生している。ゆっくり鑑賞。イワカガミの咲き残りが一輪だけ。水に濡れて光沢がいっそう際立つイワカガミとトクワカソウの葉も輝いている。
谷に下りたところはギボウシやイワタバコが夏には咲くところ。コアジサイもたくさん咲く場所だが、いずれもまだ時期が早い。気の早いタツナミソウは咲き始めている。タツナミソウは下流ほどまだ咲いていない。
標高を下げるとタニウツギがたくさん見られるようになる。白い花のものがあるがこれは種類が違うのだろうか。
神爾の滝雄滝にも寄らないわけがない。流れ落ちてきて散乱している朽ちた枝や幹が増えたように思う。流れは相変わらず気持ちよく跳ねていてこちらの心も躍る。
最後にカマブロ洞にもご挨拶。きょうは滝の上にも下りてみる。この滝の上の洞窟状のところが元々カマブロ洞と言われていたようだが、今ではその名は下の滝のことを指している。
駐車地までは満開のエゴノキを楽しみながら下って行く。
20〜30台ほど止まっていた車は、わたしの車の他もう1台だけとなっていた。
きょうはガスと強風で寒かったので早々に退散された方が多かったのだろうか。
天候は良くなかったが、しっとりと濡れたツツジ科の花たちは妖艶であったし、この天候だからこそ池から這い上がってきたアカハラと遊ぶこともできたし、それなりに十分楽しめた山行だった。
ちなみに1週間前に同じコースをうりさんが歩かれています。
こちらには、サラサドウダンをはじめシロヤシオやブナの写真がいっぱい。偶然にも全行程が一緒になりました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8207953.html
1週間前のデジャブのようなお天気&山行で、懐かしく…?拝見させていただきました。
でも写真は私のと比べてめっちゃ綺麗で、せっかく霧や風の中で頑張って咲いてくれてたお花達、こうやって撮ってあげないと!って思いました。
シロバナフウリンツツジって言うんですね。私も白いサラサドウダンは見つけてはいたのですがスルーしてしまってました。写真撮っておけばよかったです。
そうそう、ギンリョウソウもツツジ科なんですよね。なんだか不思議です。今年はツツジ科が当たり年なのでどこかにあるだろうと思っていたけど…。HBさんはちゃっかり見つけられてますね。かわいいような、気色悪いような…八雲のアカハライモリと同じような魅力がありますね😁
うりさんの真似っこ山行でした。撮ってる写真もよく似てますね。1週早く行けば会えたかも。
最近は花目的の山行も増えてきました。これも真似っこですね。
またどこかでご一緒したいものです。ってか一度お声かけさせてもらいます〜。
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