記録ID: 8265194
全員に公開
沢登り
京都・北摂
十兵衛道 勝尾寺旧巡礼道 十兵衛滝 勝尾寺川 箕面
2025年06月07日(土) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 08:27
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 499m
- 下り
- 499m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:27
距離 18.1km
登り 499m
下り 499m
20:25
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【主な流れ】 [0.必要な装備など] メインが川の遡上ルートで防水靴が必要になるためジャンルを沢登りとしたが、 基本的にはマイナー・バリエーションルート・廃道の里山登山。 ベテランの方は普通の装備でひょいひょい行けてしまうのだなと畏敬の念を抱かずにはいられない。 記録をざっと見て私と同程度の技量経験の方なら一般的な登山装備以外に、防水靴・チェーンスパイク・ストックが必要だと思われる。ピッケルも個人的には持ちたいと思う。 ピッケルについては相性もあるので必須とは言わないが、あると安心できる箇所があった。バランス取りや安全確認用にストックくらいは欲しいと思う。手袋などは必要だと思うが一般装備に含む。 調べてみるとこのルートは十兵衛道といい先輩諸氏がかつて研究した勝尾寺旧巡礼道の廃道のようで、その当時から危険な道(?)であるとのこと。箕面有数の自然や歴史を感じることもできいまだ魅惑的ではあるものの、崩壊が進んでおり十分慣れた方にも手放しではお勧めできない。 [1.一般道にて西田橋→北へ] 距離がそこそこあり、夏場は日陰が少なくなるため注意。 勝尾寺川沿いの道路は車両の交通量が多く、草木が白線内びっしりの箇所もあり注意しながら歩く必要がある。歩道がある箇所は極力歩道を歩きたい。 [2.途中の分岐から勝尾寺川へ降り滝状になった砂防ダムを越える] 砂防ダムの取り付き部分が滑りやすく、滑落した場合砂防ダムの滝壺に落ちるため注意が必要。ここが問題になるなら今回のルートは不適。 渡渉は必須になり、防水靴・長靴があれば申し分ないが、雨後でないならエクイリビウムスピード(強固な防水はファスナーにかからない足の甲弱程度まで)で場所を選びながら進むことで浸水もなく十分なんとかなった。ストックは渡渉時の転倒防止にも活躍。 [3.必要に応じて渡渉を繰り返し上流へ。2段砂防ダムを越えて破線の入り口まで] しばらくは河原歩きが続く。必要に応じて渡渉。右岸(上流に対して左側)でわかりやすく登る場所があるので上がっておくと後が楽になる。 [4.破線に入らず更に上流へ→右岸の旧道へ取り付く] 右岸左岸はひとまずどちらからでも行けるようだが、今回は(崖崩れがあるらしく)人が引き返して来た右岸をやめて、左岸(右手の岸)を進んだ。引き返して来た方は鉈を使っていたので右岸では必要になるのかもしれない。 左岸は草が生い茂っており、途中靴のグリップが効きにくく角度がついた滑落しやすいトラバースがある。(右岸も左岸から眺めると、歩きたくないような足場が微妙な場所がいくつかあったように見えた。) 私はこういう場合は自己確保のためピッケルで抜ける。以降のことを考え腰に装着しておいた。得意な方はそのまま通り抜けられるのかもしれない。 左岸の場合は途中どこかで勝尾寺川に降りて渡渉し、石垣を登って取り付く必要がある。奥に進むと全体的に川は細く深くなり、岸との距離も長くなる(岸が高くなる)傾向があり、比較的リスクの少ない箇所は多くないと思う。 候補としては、石垣が割れて階段状になった箇所か、完全に崩れて地肌が露出した箇所。今回は後者を選んだ。埋まった岩はグラグラしているので注意しながら直登。 [5.九丁石まで] 石垣の棚状になった藪漕ぎの旧道から、道を感じられない急斜面に移行。滑落すると石垣を超えて岩だらけの河川敷もしくは川に直行なため絶対に落ちられない。紹介してくださった方は長靴で行けたようだが、私は不測の事態と技量を補うためチェーンスパイクを装備してピッケル・ストックで万全の態勢で臨んだ。 結果的には、落ちたら大変なので登山靴でもあまり歩きたくないが現実的な範囲内の急傾斜トラバースだった。 九丁石は見つけにくいが近くにピンクリボンがあり安全そうな方向でもあるため目印にしたい。 [6.十兵衛滝→八丁石まで] 一般登山道よりは荒れた感じだが、ここまでの道では比較的安定している。 十兵衛滝は間近で見られ迫力があるが、覗き込んでうっかり滑らないように注意。 [7.七丁石まで] 倒竹が乱舞した登り道を進む。進むのは谷底ではなく、棚状になった元巡礼道のようで地面は一応歩ける感じになっている。倒竹の量が多過ぎて、持ち上げたり、這いつくばったり、多少斜面にはみ出したりしながら進む必要がある。七丁石は倒れた竹に紛れて一緒に倒れているため少々発見しにくいかもしれない。 [8.更に上流へ進み石橋まで] 竹やぶの終盤は石組みのダムのような場所の脇の斜面を登る。場所が狭く手がかりの強度もやや心配。滑りやすいので注意。 竹の量は次第に減ってくるが、角度はやや急な場所が多く、川沿いの岩が折り重なった斜面を手を使って登る箇所が増える。岩の部分が安定しているかというと、大きさの割に安定感が弱く、小さめの岩は言うまでもないが、それなりに大きなものも注意しながら手や足をかけたい。ぐらつくのが分かっても利用するのが最善と思われる岩などもあるため、静荷重で丁寧に登る。 石橋を渡った奥には多分何もないかルート消滅済み。谷に沿って更に上流へ進むので正解。 [9.石橋以降→勝尾寺園地着→園地より北摂霊園方向の道を進みJ2を東へ] 石橋は渡らない。今はどこかに通じているわけではないと思う。 そのまま川(谷)を奥に進む。丸太橋のある辺りでピンクリボンで右岸(左側)に誘導される。右岸左岸どちらでも最後の方までは進めるが、想定された道が右岸であり、左岸で最後強引に上がるのはスマートでない気がするので「旧道」を楽しむなら断然右岸。私は左岸でしばらく様子を見つつわざわざ楽しそうな道の方に引き返した。水路のトンネルの斜面を越えると勝尾寺園地のすぐそばに出る。 一般の(慣れた人向けの)ハイキングコース。GPSのログからも殆どの人は北摂霊園を目指すと思われる。今回歩いたのは不人気の方の東方向、クリーンセンター〜府道43号線に向かうルート。くねくね曲がった下り坂で直線もありスピードが出やすい。大きめの砂利なども多く靴のグリップが効きにくく滑りやすいため油断は禁物。 最後は砂防ダムやクリーンセンターには出られないが上り階段があったり、裏道から一般道につながった感じも味わえ、良い道だなと思った。 [10. 一般道に出て勝尾寺方向の分岐→ビジターセンター→滝道経由で下山。蛍鑑賞] |
その他周辺情報 | 滝道入り口近くのチェリオの自販機で、いつものメロンクリームソーダが商品から外されてしまい、路頭に迷う。 |
写真
曇り。
ほぼ梅雨のような感じだ。
今日は明確に目標がある。
その道を教えていただいたきっかけで知り合ったフォロワー氏推薦の「その道」を歩く。
地形図的に、また、外から見た感じ的に危険度は高く道のカウントには入れられない気もしていたが、どちらにしても行ってみないことには始まらない。
ほぼ梅雨のような感じだ。
今日は明確に目標がある。
その道を教えていただいたきっかけで知り合ったフォロワー氏推薦の「その道」を歩く。
地形図的に、また、外から見た感じ的に危険度は高く道のカウントには入れられない気もしていたが、どちらにしても行ってみないことには始まらない。
この先にも行けるのかもしれないと思ったが、先の破線までの手段として、地形図的にはかなりの急斜面になるため、覗いてみることもなく、破線へは直近の斜面から降りることで解決し、その後はここから進んでみる機会もなかった。
多少厳しい体勢を強いられるし滑りやすくなっているので注意。
滑ったら下は砂防ダムの滝壺。今日の山行が台無しになるだけの破壊力があるためそれなりに慎重に行かねばならない。
この後渡渉したとの報告があるため、もし深さ的に厳しいようなら軽い渡渉ですむ別の取り付きに変更する予定。
滑ったら下は砂防ダムの滝壺。今日の山行が台無しになるだけの破壊力があるためそれなりに慎重に行かねばならない。
この後渡渉したとの報告があるため、もし深さ的に厳しいようなら軽い渡渉ですむ別の取り付きに変更する予定。
先週あり得ない程泥んこになったが、しっかり洗って復活を遂げたシューズ。
絵の道具は汚れが目立つ方が都合がいいのだが、靴は汚れが目立つ色合いだと気になってしまう。歩き方の問題もあるだろうが、裏道の類は汚れが付きやすく毎週のように洗っている。
絵の道具は汚れが目立つ方が都合がいいのだが、靴は汚れが目立つ色合いだと気になってしまう。歩き方の問題もあるだろうが、裏道の類は汚れが付きやすく毎週のように洗っている。
ここは破線の取り付きになる。
この破線については力技で上の段に乗り上げなければならない箇所があるなど、なかなか厳しい山行を強いられた。
「勝尾寺川〜しらみ地蔵 沢登り破線ルート遡上」「箕面キャンドルナイト」「実録 誰にでも起こりうるマダニの恐怖」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7069333.html
この破線については力技で上の段に乗り上げなければならない箇所があるなど、なかなか厳しい山行を強いられた。
「勝尾寺川〜しらみ地蔵 沢登り破線ルート遡上」「箕面キャンドルナイト」「実録 誰にでも起こりうるマダニの恐怖」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7069333.html
右岸(左側の岸)。
棘だらけの枝が大量に出てきた。
それより驚いたのが、長履の老婦人が現れ微動だにしないことだ。端に避けてしばらく待っていたのだが移動の気配がない。こんなバリエーションもいいところでバリエーションっぽくない装いの人と会うとは。山菜でもあるのだろうか?
私はその先に行きたいのだが、上に迂回しても棘だらけ、下は川なので先に行っていただかねばこのままでは埒が明かない。
ずっとお見合いも困るのでこの先の事を聞いてみた。
どうやらここから先は行けないようだ。
奥から鉈を振るう老戦士が転がりながら出て来た。
(比喩ではなく本当に転がりながら出て来られたので、この先への私の戦意は若干喪失させられた感じだ。)
こんな道に迷い込んだとは考えにくく、ここを挑戦して来た熟練者か管理をしている人かといった所だろうか。鉈を持つのが奥にいた老戦士なので、上から来たのか撤退したのかというと後者のように見える。
「勝尾寺まで出られますか?」
「ここから勝尾寺には行けないよ。悪いことは言わん、この先は崖崩れが多くてまともに歩けたもんじゃないよ。勝尾寺なら上の道から…」確かにルートを完走すれば勝尾寺近くに出る。勝尾寺に行くのが目的なら一般道を行くのが真っ当だ。真の目的は勝尾寺でなく、「そのルートは「勝尾寺に通じている」はずですが今でも最後までいけるんでしょうか?」と聞いたつもりであった。私はその廃道のために1週間の休みを懸けて来たのだ。一般道を薦められ、そんな装備で大丈夫か?と言われた気分だ。
これは死亡フラグか勇者登場フラグのどちらかだ。
山で先輩の言うことは聞くものだ。
二人とも重装備といった感じではないが、長靴・鉈装備な辺り迷ったのではなくでここを歩くために来たのが正しそうだ。
真っ当な忠告だと思う。しかも鉈を使いこなした戦士の言葉だ。強行突入するのも申し訳ない。こんな所まで行動を共にしている優しい夫婦の行為を無碍にはできない。
「勝尾寺に行くのが目的でなくて、旧道を歩いて十兵衛の滝を見たいので、行ける所まで行って危なそうならすぐ戻るようにしますね」と、同じ右岸を一旦諦め、渡渉して左岸から進むことにした。
実際ルートの存在をフォロワー氏に教えていただいてから、パッと見の難易度の高さ故すぐ実行には移せず、暫くは先に予定していた他のルートの完走及び派生を進めて来た。
何度もこのルートの記録を見て予習はして来たが、記録は明らかに熟練の先輩の手によるものであり、時期も少し開く。自分なら滞りなく行けると言える程の自信も経験もない。
左岸から様子を見てどこまで危険か想定を立てようという算段もあった。
棘だらけの枝が大量に出てきた。
それより驚いたのが、長履の老婦人が現れ微動だにしないことだ。端に避けてしばらく待っていたのだが移動の気配がない。こんなバリエーションもいいところでバリエーションっぽくない装いの人と会うとは。山菜でもあるのだろうか?
私はその先に行きたいのだが、上に迂回しても棘だらけ、下は川なので先に行っていただかねばこのままでは埒が明かない。
ずっとお見合いも困るのでこの先の事を聞いてみた。
どうやらここから先は行けないようだ。
奥から鉈を振るう老戦士が転がりながら出て来た。
(比喩ではなく本当に転がりながら出て来られたので、この先への私の戦意は若干喪失させられた感じだ。)
こんな道に迷い込んだとは考えにくく、ここを挑戦して来た熟練者か管理をしている人かといった所だろうか。鉈を持つのが奥にいた老戦士なので、上から来たのか撤退したのかというと後者のように見える。
「勝尾寺まで出られますか?」
「ここから勝尾寺には行けないよ。悪いことは言わん、この先は崖崩れが多くてまともに歩けたもんじゃないよ。勝尾寺なら上の道から…」確かにルートを完走すれば勝尾寺近くに出る。勝尾寺に行くのが目的なら一般道を行くのが真っ当だ。真の目的は勝尾寺でなく、「そのルートは「勝尾寺に通じている」はずですが今でも最後までいけるんでしょうか?」と聞いたつもりであった。私はその廃道のために1週間の休みを懸けて来たのだ。一般道を薦められ、そんな装備で大丈夫か?と言われた気分だ。
これは死亡フラグか勇者登場フラグのどちらかだ。
山で先輩の言うことは聞くものだ。
二人とも重装備といった感じではないが、長靴・鉈装備な辺り迷ったのではなくでここを歩くために来たのが正しそうだ。
真っ当な忠告だと思う。しかも鉈を使いこなした戦士の言葉だ。強行突入するのも申し訳ない。こんな所まで行動を共にしている優しい夫婦の行為を無碍にはできない。
「勝尾寺に行くのが目的でなくて、旧道を歩いて十兵衛の滝を見たいので、行ける所まで行って危なそうならすぐ戻るようにしますね」と、同じ右岸を一旦諦め、渡渉して左岸から進むことにした。
実際ルートの存在をフォロワー氏に教えていただいてから、パッと見の難易度の高さ故すぐ実行には移せず、暫くは先に予定していた他のルートの完走及び派生を進めて来た。
何度もこのルートの記録を見て予習はして来たが、記録は明らかに熟練の先輩の手によるものであり、時期も少し開く。自分なら滞りなく行けると言える程の自信も経験もない。
左岸から様子を見てどこまで危険か想定を立てようという算段もあった。
向こう岸が右岸。確かに道としては怪しい角度。
崩れた箇所の詳細は見えないが、正直あれを歩きたくない。
あの中にどれだけトゲトゲの植物が混じっているかは分からない。
先輩戦士の助言はやはり頭から離れない。
私は今、
このまま引き換えす免罪符を手にしている。
個人的な印象なのだが、映画やドラマ、漫画、アニメ、ゲーム…あらゆる作品で、
ベテランの忠告を無視する若者は山で痛い目に遭うと相場が決まっている。
ここで引き返しても誰も私を臆病者と責めたりはすまい。
崩れた箇所の詳細は見えないが、正直あれを歩きたくない。
あの中にどれだけトゲトゲの植物が混じっているかは分からない。
先輩戦士の助言はやはり頭から離れない。
私は今、
このまま引き換えす免罪符を手にしている。
個人的な印象なのだが、映画やドラマ、漫画、アニメ、ゲーム…あらゆる作品で、
ベテランの忠告を無視する若者は山で痛い目に遭うと相場が決まっている。
ここで引き返しても誰も私を臆病者と責めたりはすまい。
私のピンクの軌跡が止まったり、挙動不審になっているのは、葛藤故。
行けそうな場所の吟味を繰り返した結果だ。
我こそは同年代の普通の人よりほんの僅かばかり運動神経がいいかもしれない程度のただのモヤシだぞ。裏道を教えていただいたからといって、何でも出来るというのは思い上がりかもしれない。
どうする?
行けそうな場所の吟味を繰り返した結果だ。
我こそは同年代の普通の人よりほんの僅かばかり運動神経がいいかもしれない程度のただのモヤシだぞ。裏道を教えていただいたからといって、何でも出来るというのは思い上がりかもしれない。
どうする?
ここも大きく崩れている。こういう場所から登ることも考えられるが、川は細くなり水量が多くて防水できる深さを超えてしまうため容易には降りられない。
他には石垣がズレて階段状になっている所もあり取り付く場所としては良さそうに見えた。
他には石垣がズレて階段状になっている所もあり取り付く場所としては良さそうに見えた。
何度も往復した。
このまま戻るのか、行くのか。
崩れた対岸は、一見登れそうな場所もあるが、それ自体が不安を煽ってくる。心が飲み込まれてしまいつつある気がする。
そもそも普通の技量(普通という概念自体怪しいがここでは我流の里山単独行の一般人という程度の意)の人が行って大丈夫な想定なのだろうか?
ルートを教えてくださった方は経験豊富な方だ。
記録を見て私を過大評価してくださっている可能性もある。
調子に乗って色んな所に出入りするものだから、いつか怪我するぞとからかわれただけかもしれない(流石にそれはない)。
今一度私に問いかける。どうする?
このまま戻るのか、行くのか。
崩れた対岸は、一見登れそうな場所もあるが、それ自体が不安を煽ってくる。心が飲み込まれてしまいつつある気がする。
そもそも普通の技量(普通という概念自体怪しいがここでは我流の里山単独行の一般人という程度の意)の人が行って大丈夫な想定なのだろうか?
ルートを教えてくださった方は経験豊富な方だ。
記録を見て私を過大評価してくださっている可能性もある。
調子に乗って色んな所に出入りするものだから、いつか怪我するぞとからかわれただけかもしれない(流石にそれはない)。
今一度私に問いかける。どうする?
記録には右岸を進むとあったが、当時と同じ状態なのかは分からない。
私の経験値では右岸から攻めるのは不安がある。
もっとキツいシーンはいくらもあった。やってやれないことはない気もするが、何故か気が乗らない。
心が拒否している。
私の経験値では右岸から攻めるのは不安がある。
もっとキツいシーンはいくらもあった。やってやれないことはない気もするが、何故か気が乗らない。
心が拒否している。
危険を感じる場所を過ぎた辺りで右岸に取り付くのが自分には向いていそうだ。
そんな状態で最後まで行けるのかという不安もある。
谷と崖に囲まれた場所なので逃げ場はなく、最後まで行けなければ泣きながら戻るしかないのが辛い所だ。
そんな状態で最後まで行けるのかという不安もある。
谷と崖に囲まれた場所なので逃げ場はなく、最後まで行けなければ泣きながら戻るしかないのが辛い所だ。
今行かなくても条件としては次も大して変わらない。
やれるだけやろうと左岸から勝尾寺川に降りた。
そうだ。左岸から現実的な場所を見極めて行くなら戦士の言葉にも反しないし、右岸死亡フラグの雑念も搔き消えよう。
その代わり渡渉や崩壊石垣登りなど多少想定外のリスクを背負いこむことになるだけだ。
やれるだけやろうと左岸から勝尾寺川に降りた。
そうだ。左岸から現実的な場所を見極めて行くなら戦士の言葉にも反しないし、右岸死亡フラグの雑念も搔き消えよう。
その代わり渡渉や崩壊石垣登りなど多少想定外のリスクを背負いこむことになるだけだ。
教えていただいたスケジュールだと2時間程度で往復している。
高低差も200そこそこと大きなものでなかった。
少なくともご本人にとってはそこまで難しい事ではなかったものだと思われる。
私も同様だと思ってはいけないと気合を入れ直した。
高低差も200そこそこと大きなものでなかった。
少なくともご本人にとってはそこまで難しい事ではなかったものだと思われる。
私も同様だと思ってはいけないと気合を入れ直した。
簡単には見ることの出来ない箕面有数の十兵衛滝。
近くでたっぷり堪能した。
※厳密には向かいの道路から正面側を見ることができるが、木々の影になり全貌はなかなか見え辛い。上流部の段瀑もはっきり確認できないと思う。
近くでたっぷり堪能した。
※厳密には向かいの道路から正面側を見ることができるが、木々の影になり全貌はなかなか見え辛い。上流部の段瀑もはっきり確認できないと思う。
向こう岸である右岸側が道として設定されているので間違いなさそうだ。
丸太がなだれ落ちていてかなり荒れているように見える。
こちら側、左岸側から無理矢理終了まで持ち込むこともできそうだが、このルートとしてはさっきのピンクリボンのある丸太橋から進むのが正解なようだ。
丸太がなだれ落ちていてかなり荒れているように見える。
こちら側、左岸側から無理矢理終了まで持ち込むこともできそうだが、このルートとしてはさっきのピンクリボンのある丸太橋から進むのが正解なようだ。
当初このルートは教えていただいた情報で予習をして逆算し、早く終わってしまったら残り時間でどこを歩こうかと考えていたのだが、実際はリタイヤすら頭によぎるような難敵だった。
写真の一時停止時間が多いにしても、片道で夕方近くになっている。
正解の分からないルートの見極め。
今まさに崩壊中のような道。
今にも崩れそうな岩の斜面。
失敗出来ないトラバース。
倒竹アスレチック。
沢登りと渡渉。
いざ本番という時、
思っていたのと違う部分が
不安だった部分とピッタリ一致してしまい、
必要以上に追い込まれてしまったのもあるかもしれない。
写真の一時停止時間が多いにしても、片道で夕方近くになっている。
正解の分からないルートの見極め。
今まさに崩壊中のような道。
今にも崩れそうな岩の斜面。
失敗出来ないトラバース。
倒竹アスレチック。
沢登りと渡渉。
いざ本番という時、
思っていたのと違う部分が
不安だった部分とピッタリ一致してしまい、
必要以上に追い込まれてしまったのもあるかもしれない。
ハイキングコースの道標。
GPSを見る限り、殆どの人は降三世明王の石蔵経由で北摂霊園を目指すようで、東側は不人気だ。ここまで来るなら北を目指したいし、一般道に繋いでも帰りが遠回りなだけで、園地に戻った方が楽だしというので仕方がないのかもしれない。
実は私もまだ歩いたことはない。
GPSを見る限り、殆どの人は降三世明王の石蔵経由で北摂霊園を目指すようで、東側は不人気だ。ここまで来るなら北を目指したいし、一般道に繋いでも帰りが遠回りなだけで、園地に戻った方が楽だしというので仕方がないのかもしれない。
実は私もまだ歩いたことはない。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
アウター
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
モバイルバッテリー
GPS(アプリ)
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ(スマホ)
熊鈴
熊スプレー
山用手袋
ビニール袋
保温バッグ
ペットボトルカバー
保温水筒
座布団
ファーストエイドキット
ツェルト
グラウンドシート
テントマット
カイロ
着替え
エマージェンシーシート
スリング120×2
スリング240
スリング400
エイダー
ピッケル
チェーンスパイク
|
---|
感想
研究者の筋では有名らしい旧廃道です。
箕面の山の歴史語りに時折出てくる歴史上の道に近い香りがします。
フォロワーさんに教えていただいてから、
地形図や周辺を外から見た厳しさからなんとなく足が向かなかったのですが
遂に行って来ました。
川沿いで景色のいい場所も多かったのですが、
崩れてしまっている箇所もそれなりにあり、
撤退を本気で検討する場面もありました。
他の危険と思われるルートと何が違ったかというと、
これからという時に撤退者を見たこと以外では、
『崩壊中の箇所を登る』というケースがまあまああった事です。
斜面が脆いとかでなく、絶賛崩れ中。
崩れ始めた所って本当に脆いので抜き足差し足。
なんとか持ち直して進むことができホッとしています。
それはそれとして、箕面有数の滝でありながら近寄り難い十兵衛滝の周辺に、
古文書に出てくるような史跡が次々と…
みたいなロマンが眠っているとは思いもしませんでした。
もう少し気軽に歩ける場所ならいいのにな。
勝尾寺園地奥のJ2から東に下る道。
普通のハイキングコースだったことを失念していました。
危険度が低い割に目新しい景色もあって、
こういう癒しを求めていたんだよと思いました。
蛍のシーズンが始まりました。
梅雨入りして山に行きにくくなりそうだけど
晩にちょっと気分が上がる季節です。
急坂とか激下りとか危険とか人によって感じ方はまちまちだと思いますが、
実際どの位からそういう表現になるのだろうと、
山行記録を書く際ずっと気になっているのでした。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
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文章量/写真枚数、いつにも増して充実の山行記録、しっかり拝見させていただきました。
私が訪ねたシーズンよりも、枝葉が繁ってルート選択の困難度が増したようですね。また九丁石の手前あたり、ザレた急斜面は私もかなり苦労しましたが、その苦労があまり文章で表現できてなかったかも(かく言う私は、ピッケルにはまだ触れたことがありません💦。チェーンスパイクは一応用意はしてあるものの使ったこともなく)。
写真115の老戦士のくだりには大爆笑させていただきました。
写真232と247ですが、これは当時の旧道が七丁石までの左岸から右岸に渡す橋が落ちた跡の土台だと思います。私はここで渡渉し、旧地図どおりW字状に折り返す道をたどって写真289の石橋まで右岸を登りましたが、渡渉せずそのまま左岸を進まれたのですね。
ムネアカセンチコガネは初めて拝見しましたが、前胸背板の「両目と鼻と口角が上がった微笑みの口」の柄がかわいいものですね。
写真401〜404は、こちらも確認してみたいと思いつつまだ行けてない、古地図にだけ記載があった、勝尾寺から泉原方面に抜けていた廃道
https://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=34.868239&lng=135.498054&zoom=16&dataset=keihansin&age=1&screen=2&scr1tile=k_cj4&scr2tile=k_cj4&scr3tile=k_cj4&scr4tile=k_cj4&mapOpacity=10&overGSItile=no&altitudeOpacity=2
の跡かもしれません。昔の地図の欄外の凡例を見ると、ここや九丁石〜勝尾寺園地付近までの「実線と破線」で二重線となっているのは、「荷車ヲ通セサル部」すなわち、ある程度主要な道だけど、荷車は通せない険路、という意味らしいですね。
蛍はこの時期の楽しみなんです。
シーズンが進むと人が増え過ぎてあまりゆっくり出来なくなってくるので
特に今たっぷり楽しんでおきたいです。
本当はもう少し枚数を絞って簡潔に素早くアップする方が
見てもらいやすいのが分かって来てはいるんですが、
想い溢れるままに書き綴りお恥ずかしい限りです。
道具を使わなくても難路を歩き抜けているのは
Bright-Doorさんの正しい足運びの技術の賜物かもしれません。
私でも道具のおかげで色々な道が歩けるのでありがたい事です。
鉈を華麗にぶん回して枝を落としながらも転がって(何かにつまづいたのだと思います)戻って来た方の忠告は
やはり動揺が大きかったんですよね。
たぶん旧地図が頭になかったので、
最も左岸の斜面が安全に見えたのだと思います。
289の石橋までを右岸ということは、
私がちょっと進んで行き止まりに見えていた部分を登ってこられたんですね。
ムネアカセンチコガネ、なんだか動物キャラクターの顔に見えて来ました!
401〜は地理院地図になく地元の地図にある現役のハイキングコースでもあるのですが、
そこから南西方向の箒状の破線道に繋がっている部分がありそうなのはなんとなく分かる気がします。
404は405のスクショと組になっている写真で、
やがて破線に合流するかな?と思われる北摂霊園・降三世明王の石蔵の方角です。
表示が難しいスマホもありそうな量なのに
ここまでしっかり見てくださる方がいるとは思いもしませんでした。
ありがとうございます。
と言いつつ実は残り容量僅かなので運用方法を改めねば持続困難な危機に直面していたりします。
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