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Yamareco

記録ID: 8265194
全員に公開
沢登り
京都・北摂

十兵衛道 勝尾寺旧巡礼道 十兵衛滝 勝尾寺川 箕面

2025年06月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:27
距離
18.1km
登り
499m
下り
499m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:55
休憩
0:32
合計
8:27
距離 18.1km 登り 499m 下り 499m
11:58
299
17:04
17:16
64
18:20
18:21
28
19:23
19:35
30
20:05
20:06
3
20:09
16
20:25
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
阪急箕面駅
コース状況/
危険箇所等
【主な流れ】
[0.必要な装備など]
メインが川の遡上ルートで防水靴が必要になるためジャンルを沢登りとしたが、
基本的にはマイナー・バリエーションルート・廃道の里山登山。
ベテランの方は普通の装備でひょいひょい行けてしまうのだなと畏敬の念を抱かずにはいられない。
記録をざっと見て私と同程度の技量経験の方なら一般的な登山装備以外に、防水靴・チェーンスパイク・ストックが必要だと思われる。ピッケルも個人的には持ちたいと思う。
ピッケルについては相性もあるので必須とは言わないが、あると安心できる箇所があった。バランス取りや安全確認用にストックくらいは欲しいと思う。手袋などは必要だと思うが一般装備に含む。

調べてみるとこのルートは十兵衛道といい先輩諸氏がかつて研究した勝尾寺旧巡礼道の廃道のようで、その当時から危険な道(?)であるとのこと。箕面有数の自然や歴史を感じることもできいまだ魅惑的ではあるものの、崩壊が進んでおり十分慣れた方にも手放しではお勧めできない。

[1.一般道にて西田橋→北へ]
距離がそこそこあり、夏場は日陰が少なくなるため注意。
勝尾寺川沿いの道路は車両の交通量が多く、草木が白線内びっしりの箇所もあり注意しながら歩く必要がある。歩道がある箇所は極力歩道を歩きたい。

[2.途中の分岐から勝尾寺川へ降り滝状になった砂防ダムを越える]
砂防ダムの取り付き部分が滑りやすく、滑落した場合砂防ダムの滝壺に落ちるため注意が必要。ここが問題になるなら今回のルートは不適。
渡渉は必須になり、防水靴・長靴があれば申し分ないが、雨後でないならエクイリビウムスピード(強固な防水はファスナーにかからない足の甲弱程度まで)で場所を選びながら進むことで浸水もなく十分なんとかなった。ストックは渡渉時の転倒防止にも活躍。

[3.必要に応じて渡渉を繰り返し上流へ。2段砂防ダムを越えて破線の入り口まで]
しばらくは河原歩きが続く。必要に応じて渡渉。右岸(上流に対して左側)でわかりやすく登る場所があるので上がっておくと後が楽になる。

[4.破線に入らず更に上流へ→右岸の旧道へ取り付く]
右岸左岸はひとまずどちらからでも行けるようだが、今回は(崖崩れがあるらしく)人が引き返して来た右岸をやめて、左岸(右手の岸)を進んだ。引き返して来た方は鉈を使っていたので右岸では必要になるのかもしれない。
左岸は草が生い茂っており、途中靴のグリップが効きにくく角度がついた滑落しやすいトラバースがある。(右岸も左岸から眺めると、歩きたくないような足場が微妙な場所がいくつかあったように見えた。)
私はこういう場合は自己確保のためピッケルで抜ける。以降のことを考え腰に装着しておいた。得意な方はそのまま通り抜けられるのかもしれない。
左岸の場合は途中どこかで勝尾寺川に降りて渡渉し、石垣を登って取り付く必要がある。奥に進むと全体的に川は細く深くなり、岸との距離も長くなる(岸が高くなる)傾向があり、比較的リスクの少ない箇所は多くないと思う。
候補としては、石垣が割れて階段状になった箇所か、完全に崩れて地肌が露出した箇所。今回は後者を選んだ。埋まった岩はグラグラしているので注意しながら直登。

[5.九丁石まで]
石垣の棚状になった藪漕ぎの旧道から、道を感じられない急斜面に移行。滑落すると石垣を超えて岩だらけの河川敷もしくは川に直行なため絶対に落ちられない。紹介してくださった方は長靴で行けたようだが、私は不測の事態と技量を補うためチェーンスパイクを装備してピッケル・ストックで万全の態勢で臨んだ。
結果的には、落ちたら大変なので登山靴でもあまり歩きたくないが現実的な範囲内の急傾斜トラバースだった。
九丁石は見つけにくいが近くにピンクリボンがあり安全そうな方向でもあるため目印にしたい。

[6.十兵衛滝→八丁石まで]
一般登山道よりは荒れた感じだが、ここまでの道では比較的安定している。
十兵衛滝は間近で見られ迫力があるが、覗き込んでうっかり滑らないように注意。

[7.七丁石まで]
倒竹が乱舞した登り道を進む。進むのは谷底ではなく、棚状になった元巡礼道のようで地面は一応歩ける感じになっている。倒竹の量が多過ぎて、持ち上げたり、這いつくばったり、多少斜面にはみ出したりしながら進む必要がある。七丁石は倒れた竹に紛れて一緒に倒れているため少々発見しにくいかもしれない。

[8.更に上流へ進み石橋まで]
竹やぶの終盤は石組みのダムのような場所の脇の斜面を登る。場所が狭く手がかりの強度もやや心配。滑りやすいので注意。
竹の量は次第に減ってくるが、角度はやや急な場所が多く、川沿いの岩が折り重なった斜面を手を使って登る箇所が増える。岩の部分が安定しているかというと、大きさの割に安定感が弱く、小さめの岩は言うまでもないが、それなりに大きなものも注意しながら手や足をかけたい。ぐらつくのが分かっても利用するのが最善と思われる岩などもあるため、静荷重で丁寧に登る。
石橋を渡った奥には多分何もないかルート消滅済み。谷に沿って更に上流へ進むので正解。

[9.石橋以降→勝尾寺園地着→園地より北摂霊園方向の道を進みJ2を東へ]
石橋は渡らない。今はどこかに通じているわけではないと思う。
そのまま川(谷)を奥に進む。丸太橋のある辺りでピンクリボンで右岸(左側)に誘導される。右岸左岸どちらでも最後の方までは進めるが、想定された道が右岸であり、左岸で最後強引に上がるのはスマートでない気がするので「旧道」を楽しむなら断然右岸。私は左岸でしばらく様子を見つつわざわざ楽しそうな道の方に引き返した。水路のトンネルの斜面を越えると勝尾寺園地のすぐそばに出る。
一般の(慣れた人向けの)ハイキングコース。GPSのログからも殆どの人は北摂霊園を目指すと思われる。今回歩いたのは不人気の方の東方向、クリーンセンター〜府道43号線に向かうルート。くねくね曲がった下り坂で直線もありスピードが出やすい。大きめの砂利なども多く靴のグリップが効きにくく滑りやすいため油断は禁物。
最後は砂防ダムやクリーンセンターには出られないが上り階段があったり、裏道から一般道につながった感じも味わえ、良い道だなと思った。

[10. 一般道に出て勝尾寺方向の分岐→ビジターセンター→滝道経由で下山。蛍鑑賞]
その他周辺情報 滝道入り口近くのチェリオの自販機で、いつものメロンクリームソーダが商品から外されてしまい、路頭に迷う。
ホームドアの設置についてついて気付いたことがある。
ホームドアの設置についてついて気付いたことがある。
小さな機械は前哨戦で、後で本体が来るものとばかり思っていた。一向に「本体」は来ない。
小さな機械は前哨戦で、後で本体が来るものとばかり思っていた。一向に「本体」は来ない。
ホームが狭いのでセンサー式のホームドア(?)で完成ということのようだ。
転落防止にどういった効果があるのかは今の所不明。
ホームが狭いのでセンサー式のホームドア(?)で完成ということのようだ。
転落防止にどういった効果があるのかは今の所不明。
曇り。
ほぼ梅雨のような感じだ。

今日は明確に目標がある。
その道を教えていただいたきっかけで知り合ったフォロワー氏推薦の「その道」を歩く。
地形図的に、また、外から見た感じ的に危険度は高く道のカウントには入れられない気もしていたが、どちらにしても行ってみないことには始まらない。
曇り。
ほぼ梅雨のような感じだ。

今日は明確に目標がある。
その道を教えていただいたきっかけで知り合ったフォロワー氏推薦の「その道」を歩く。
地形図的に、また、外から見た感じ的に危険度は高く道のカウントには入れられない気もしていたが、どちらにしても行ってみないことには始まらない。
今日のファーストドリンクはアミノバイタル3本に多めのハチミツ、レモン果汁を追加したものだ。
今日のファーストドリンクはアミノバイタル3本に多めのハチミツ、レモン果汁を追加したものだ。
遠くのビル群の中には建設中のものもあるようだ。
遠くのビル群の中には建設中のものもあるようだ。
これも飛び出し坊やの一種か。
これも飛び出し坊やの一種か。
この辺りは道が狭く、白線内でも危険を感じることが多い。
この辺りは道が狭く、白線内でも危険を感じることが多い。
萱野箕面駅の通りを北へ。
萱野箕面駅の通りを北へ。
水路の水量が多い。
水路の水量が多い。
売り切れていたメープルミルクが補充されているようだ。
売り切れていたメープルミルクが補充されているようだ。
休憩ポイントの皿池公園。
休憩ポイントの皿池公園。
ここを左折。
今日は雨は降らないはずではなかったか。
時折雨粒を食らう。
今日は雨は降らないはずではなかったか。
時折雨粒を食らう。
この通りは車の往来が非常に多い。
加えて草が白線を占拠していることも多く、すれ違いが危険だ。
この通りは車の往来が非常に多い。
加えて草が白線を占拠していることも多く、すれ違いが危険だ。
西田橋交差点。
祈りを捧げていく。
祈りを捧げていく。
勝尾寺川が見える。
勝尾寺川が見える。
今日の決戦を口を開けて待ち構える分岐。
今日の決戦を口を開けて待ち構える分岐。
バスは魔法のように車線をはみ出さずに進む。
バスは魔法のように車線をはみ出さずに進む。
罠の中に入って遊ぶなと…。
罠の中に入って遊ぶなと…。
砂防ダムの見える所に橋が通してある。
砂防ダムの見える所に橋が通してある。
滝と化した砂防ダム。
ここについては以前の記録でも何度か紹介していると思う。
滝と化した砂防ダム。
ここについては以前の記録でも何度か紹介していると思う。
瓦割りの聖地(違)
瓦割りの聖地(違)
砂防ダムとしてはなかなかの水量で見応えがある。
砂防ダムとしてはなかなかの水量で見応えがある。
下流側。
この先にも行けるのかもしれないと思ったが、先の破線までの手段として、地形図的にはかなりの急斜面になるため、覗いてみることもなく、破線へは直近の斜面から降りることで解決し、その後はここから進んでみる機会もなかった。
この先にも行けるのかもしれないと思ったが、先の破線までの手段として、地形図的にはかなりの急斜面になるため、覗いてみることもなく、破線へは直近の斜面から降りることで解決し、その後はここから進んでみる機会もなかった。
多少厳しい体勢を強いられるし滑りやすくなっているので注意。
滑ったら下は砂防ダムの滝壺。今日の山行が台無しになるだけの破壊力があるためそれなりに慎重に行かねばならない。
この後渡渉したとの報告があるため、もし深さ的に厳しいようなら軽い渡渉ですむ別の取り付きに変更する予定。
多少厳しい体勢を強いられるし滑りやすくなっているので注意。
滑ったら下は砂防ダムの滝壺。今日の山行が台無しになるだけの破壊力があるためそれなりに慎重に行かねばならない。
この後渡渉したとの報告があるため、もし深さ的に厳しいようなら軽い渡渉ですむ別の取り付きに変更する予定。
砂防ダムの上部。
この辺りの砂防ダムの上部に何か置いてあるのは小さなお堂か何かだと思っていたが、蜂の巣なのかもしれない。
砂防ダムの上部。
この辺りの砂防ダムの上部に何か置いてあるのは小さなお堂か何かだと思っていたが、蜂の巣なのかもしれない。
思いの外普通に河原に繋がっていた。
思いの外普通に河原に繋がっていた。
満タンな砂防ダムは第二のダム生で滝としての役割を謳歌している。
満タンな砂防ダムは第二のダム生で滝としての役割を謳歌している。
エクイリビウムスピードは防水の登山靴だ。流石にファスナーに激流を当てると浸水してくるが、この位の低水位であれば乗り切れると思う。
エクイリビウムスピードは防水の登山靴だ。流石にファスナーに激流を当てると浸水してくるが、この位の低水位であれば乗り切れると思う。
先週あり得ない程泥んこになったが、しっかり洗って復活を遂げたシューズ。
絵の道具は汚れが目立つ方が都合がいいのだが、靴は汚れが目立つ色合いだと気になってしまう。歩き方の問題もあるだろうが、裏道の類は汚れが付きやすく毎週のように洗っている。
先週あり得ない程泥んこになったが、しっかり洗って復活を遂げたシューズ。
絵の道具は汚れが目立つ方が都合がいいのだが、靴は汚れが目立つ色合いだと気になってしまう。歩き方の問題もあるだろうが、裏道の類は汚れが付きやすく毎週のように洗っている。
右岸から渡渉せずに進むことも可能なようにも見えるが、視界の良い広い場所を歩きたいので渡渉を選ぶ。
水がファスナーより上に来ると浸水が心配なため、場所を選びながら歩く。
右岸から渡渉せずに進むことも可能なようにも見えるが、視界の良い広い場所を歩きたいので渡渉を選ぶ。
水がファスナーより上に来ると浸水が心配なため、場所を選びながら歩く。
右岸を見る限り歩き易くはなく、防水シューズであれば頑張って渡渉せずに行く意味は薄いかもしれない。
右岸を見る限り歩き易くはなく、防水シューズであれば頑張って渡渉せずに行く意味は薄いかもしれない。
トンボ。
この辺りにはこの種類のトンボがたくさんいる。
この辺りにはこの種類のトンボがたくさんいる。
分かりやすく上がれる場所があったので乗った。
以前破線入り口から遠目に見た限りでは、こちらの岸側から砂防ダムを越えて道が繋がっているように見えたからだ。
分かりやすく上がれる場所があったので乗った。
以前破線入り口から遠目に見た限りでは、こちらの岸側から砂防ダムを越えて道が繋がっているように見えたからだ。
道は荒れているが、予想していたよりはとても普通だ。
道は荒れているが、予想していたよりはとても普通だ。
この程度で済んでくれれば非常に穏やかで穴場の裏道を教えていただいたとホクホク週末を過ごせるのだが…。
この程度で済んでくれれば非常に穏やかで穴場の裏道を教えていただいたとホクホク週末を過ごせるのだが…。
おや、砂防ダムらしきものが見える。
おや、砂防ダムらしきものが見える。
別分岐と言えるのか分からないが、他の谷。
別分岐と言えるのか分からないが、他の谷。
蛍の幼虫はもっとおグロく遊ばされるのでヤゴのようだとなった。
蛍の幼虫はもっとおグロく遊ばされるのでヤゴのようだとなった。
これは。
滝と化した二段砂防ダムがカッコいい。
滝と化した二段砂防ダムがカッコいい。
石組みがある。
いたく気に入り、代表写真にし兼ねない勢いなのでなるべく多くのカットを撮っておいた。
いたく気に入り、代表写真にし兼ねない勢いなのでなるべく多くのカットを撮っておいた。
心行くまで堪能した。
心行くまで堪能した。
あとは横から上がり、上から見るだけ。
あとは横から上がり、上から見るだけ。
崩れ掛かった地面。
崩れ掛かった地面。
この辺りの砂防ダムはどこも満タンのよう。
この辺りの砂防ダムはどこも満タンのよう。
無事砂防ダムを越えた。
無事砂防ダムを越えた。
ここは破線の取り付きになる。

この破線については力技で上の段に乗り上げなければならない箇所があるなど、なかなか厳しい山行を強いられた。
「勝尾寺川〜しらみ地蔵 沢登り破線ルート遡上」「箕面キャンドルナイト」「実録 誰にでも起こりうるマダニの恐怖」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7069333.html
ここは破線の取り付きになる。

この破線については力技で上の段に乗り上げなければならない箇所があるなど、なかなか厳しい山行を強いられた。
「勝尾寺川〜しらみ地蔵 沢登り破線ルート遡上」「箕面キャンドルナイト」「実録 誰にでも起こりうるマダニの恐怖」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7069333.html
渡渉しないためには岩に張り付いて進むのだが、折角防水シューズなので広い所から行こう。
渡渉しないためには岩に張り付いて進むのだが、折角防水シューズなので広い所から行こう。
どこもそれなりの深さのため、浅い所や岩の上を選んで渡渉。
どこもそれなりの深さのため、浅い所や岩の上を選んで渡渉。
この辺りの路肩から降りて来られる。
以前は相棒のロードのランニングシューズで渡渉したが、
防水シューズなしに破線に取り付くのはなかなかに大変。
この辺りの路肩から降りて来られる。
以前は相棒のロードのランニングシューズで渡渉したが、
防水シューズなしに破線に取り付くのはなかなかに大変。
他の場所からも降りてこられるようだ。
他の場所からも降りてこられるようだ。
教えていただいた記録によると、そろそろ右岸で旧道に乗り上げる頃だろうか。
教えていただいた記録によると、そろそろ右岸で旧道に乗り上げる頃だろうか。
右岸(左側の岸)。
棘だらけの枝が大量に出てきた。
それより驚いたのが、長履の老婦人が現れ微動だにしないことだ。端に避けてしばらく待っていたのだが移動の気配がない。こんなバリエーションもいいところでバリエーションっぽくない装いの人と会うとは。山菜でもあるのだろうか?
私はその先に行きたいのだが、上に迂回しても棘だらけ、下は川なので先に行っていただかねばこのままでは埒が明かない。
ずっとお見合いも困るのでこの先の事を聞いてみた。
どうやらここから先は行けないようだ。
奥から鉈を振るう老戦士が転がりながら出て来た。
(比喩ではなく本当に転がりながら出て来られたので、この先への私の戦意は若干喪失させられた感じだ。)
こんな道に迷い込んだとは考えにくく、ここを挑戦して来た熟練者か管理をしている人かといった所だろうか。鉈を持つのが奥にいた老戦士なので、上から来たのか撤退したのかというと後者のように見える。
「勝尾寺まで出られますか?」
「ここから勝尾寺には行けないよ。悪いことは言わん、この先は崖崩れが多くてまともに歩けたもんじゃないよ。勝尾寺なら上の道から…」確かにルートを完走すれば勝尾寺近くに出る。勝尾寺に行くのが目的なら一般道を行くのが真っ当だ。真の目的は勝尾寺でなく、「そのルートは「勝尾寺に通じている」はずですが今でも最後までいけるんでしょうか?」と聞いたつもりであった。私はその廃道のために1週間の休みを懸けて来たのだ。一般道を薦められ、そんな装備で大丈夫か?と言われた気分だ。
これは死亡フラグか勇者登場フラグのどちらかだ。
山で先輩の言うことは聞くものだ。
二人とも重装備といった感じではないが、長靴・鉈装備な辺り迷ったのではなくでここを歩くために来たのが正しそうだ。
真っ当な忠告だと思う。しかも鉈を使いこなした戦士の言葉だ。強行突入するのも申し訳ない。こんな所まで行動を共にしている優しい夫婦の行為を無碍にはできない。
「勝尾寺に行くのが目的でなくて、旧道を歩いて十兵衛の滝を見たいので、行ける所まで行って危なそうならすぐ戻るようにしますね」と、同じ右岸を一旦諦め、渡渉して左岸から進むことにした。

実際ルートの存在をフォロワー氏に教えていただいてから、パッと見の難易度の高さ故すぐ実行には移せず、暫くは先に予定していた他のルートの完走及び派生を進めて来た。
何度もこのルートの記録を見て予習はして来たが、記録は明らかに熟練の先輩の手によるものであり、時期も少し開く。自分なら滞りなく行けると言える程の自信も経験もない。
左岸から様子を見てどこまで危険か想定を立てようという算段もあった。
右岸(左側の岸)。
棘だらけの枝が大量に出てきた。
それより驚いたのが、長履の老婦人が現れ微動だにしないことだ。端に避けてしばらく待っていたのだが移動の気配がない。こんなバリエーションもいいところでバリエーションっぽくない装いの人と会うとは。山菜でもあるのだろうか?
私はその先に行きたいのだが、上に迂回しても棘だらけ、下は川なので先に行っていただかねばこのままでは埒が明かない。
ずっとお見合いも困るのでこの先の事を聞いてみた。
どうやらここから先は行けないようだ。
奥から鉈を振るう老戦士が転がりながら出て来た。
(比喩ではなく本当に転がりながら出て来られたので、この先への私の戦意は若干喪失させられた感じだ。)
こんな道に迷い込んだとは考えにくく、ここを挑戦して来た熟練者か管理をしている人かといった所だろうか。鉈を持つのが奥にいた老戦士なので、上から来たのか撤退したのかというと後者のように見える。
「勝尾寺まで出られますか?」
「ここから勝尾寺には行けないよ。悪いことは言わん、この先は崖崩れが多くてまともに歩けたもんじゃないよ。勝尾寺なら上の道から…」確かにルートを完走すれば勝尾寺近くに出る。勝尾寺に行くのが目的なら一般道を行くのが真っ当だ。真の目的は勝尾寺でなく、「そのルートは「勝尾寺に通じている」はずですが今でも最後までいけるんでしょうか?」と聞いたつもりであった。私はその廃道のために1週間の休みを懸けて来たのだ。一般道を薦められ、そんな装備で大丈夫か?と言われた気分だ。
これは死亡フラグか勇者登場フラグのどちらかだ。
山で先輩の言うことは聞くものだ。
二人とも重装備といった感じではないが、長靴・鉈装備な辺り迷ったのではなくでここを歩くために来たのが正しそうだ。
真っ当な忠告だと思う。しかも鉈を使いこなした戦士の言葉だ。強行突入するのも申し訳ない。こんな所まで行動を共にしている優しい夫婦の行為を無碍にはできない。
「勝尾寺に行くのが目的でなくて、旧道を歩いて十兵衛の滝を見たいので、行ける所まで行って危なそうならすぐ戻るようにしますね」と、同じ右岸を一旦諦め、渡渉して左岸から進むことにした。

実際ルートの存在をフォロワー氏に教えていただいてから、パッと見の難易度の高さ故すぐ実行には移せず、暫くは先に予定していた他のルートの完走及び派生を進めて来た。
何度もこのルートの記録を見て予習はして来たが、記録は明らかに熟練の先輩の手によるものであり、時期も少し開く。自分なら滞りなく行けると言える程の自信も経験もない。
左岸から様子を見てどこまで危険か想定を立てようという算段もあった。
向こう岸が右岸。確かに道としては怪しい角度。
崩れた箇所の詳細は見えないが、正直あれを歩きたくない。
あの中にどれだけトゲトゲの植物が混じっているかは分からない。
先輩戦士の助言はやはり頭から離れない。

私は今、
このまま引き換えす免罪符を手にしている。
個人的な印象なのだが、映画やドラマ、漫画、アニメ、ゲーム…あらゆる作品で、
ベテランの忠告を無視する若者は山で痛い目に遭うと相場が決まっている。
ここで引き返しても誰も私を臆病者と責めたりはすまい。
向こう岸が右岸。確かに道としては怪しい角度。
崩れた箇所の詳細は見えないが、正直あれを歩きたくない。
あの中にどれだけトゲトゲの植物が混じっているかは分からない。
先輩戦士の助言はやはり頭から離れない。

私は今、
このまま引き換えす免罪符を手にしている。
個人的な印象なのだが、映画やドラマ、漫画、アニメ、ゲーム…あらゆる作品で、
ベテランの忠告を無視する若者は山で痛い目に遭うと相場が決まっている。
ここで引き返しても誰も私を臆病者と責めたりはすまい。
私のピンクの軌跡が止まったり、挙動不審になっているのは、葛藤故。
行けそうな場所の吟味を繰り返した結果だ。
我こそは同年代の普通の人よりほんの僅かばかり運動神経がいいかもしれない程度のただのモヤシだぞ。裏道を教えていただいたからといって、何でも出来るというのは思い上がりかもしれない。
どうする?
私のピンクの軌跡が止まったり、挙動不審になっているのは、葛藤故。
行けそうな場所の吟味を繰り返した結果だ。
我こそは同年代の普通の人よりほんの僅かばかり運動神経がいいかもしれない程度のただのモヤシだぞ。裏道を教えていただいたからといって、何でも出来るというのは思い上がりかもしれない。
どうする?
きつめのトラバースになっているような場所も多いが、一応道の体裁はあるようだ。
この道を教えてくださったフォロワーさんが書いていたと思しき養蜂の蜂の巣タワーもあった。
きつめのトラバースになっているような場所も多いが、一応道の体裁はあるようだ。
この道を教えてくださったフォロワーさんが書いていたと思しき養蜂の蜂の巣タワーもあった。
さっきより石垣が高くなっている。やはり右岸からそのまま行かないと難しいのだろうか?
転がる戦士の映像が目に焼き付いて離れない。
今の私はきっと右岸からは行くべきではないと感じた。
さっきより石垣が高くなっている。やはり右岸からそのまま行かないと難しいのだろうか?
転がる戦士の映像が目に焼き付いて離れない。
今の私はきっと右岸からは行くべきではないと感じた。
左岸も茂みが相当激しくなって来ている。
左岸も茂みが相当激しくなって来ている。
滑りやすいトラバースの登場などで不測の事態に対応するため
ピッケルを装備しておくことにした。
滑りやすいトラバースの登場などで不測の事態に対応するため
ピッケルを装備しておくことにした。
ここも大きく崩れている。こういう場所から登ることも考えられるが、川は細くなり水量が多くて防水できる深さを超えてしまうため容易には降りられない。
他には石垣がズレて階段状になっている所もあり取り付く場所としては良さそうに見えた。
ここも大きく崩れている。こういう場所から登ることも考えられるが、川は細くなり水量が多くて防水できる深さを超えてしまうため容易には降りられない。
他には石垣がズレて階段状になっている所もあり取り付く場所としては良さそうに見えた。
何度も往復した。
このまま戻るのか、行くのか。
崩れた対岸は、一見登れそうな場所もあるが、それ自体が不安を煽ってくる。心が飲み込まれてしまいつつある気がする。

そもそも普通の技量(普通という概念自体怪しいがここでは我流の里山単独行の一般人という程度の意)の人が行って大丈夫な想定なのだろうか?
ルートを教えてくださった方は経験豊富な方だ。
記録を見て私を過大評価してくださっている可能性もある。
調子に乗って色んな所に出入りするものだから、いつか怪我するぞとからかわれただけかもしれない(流石にそれはない)。
今一度私に問いかける。どうする?
何度も往復した。
このまま戻るのか、行くのか。
崩れた対岸は、一見登れそうな場所もあるが、それ自体が不安を煽ってくる。心が飲み込まれてしまいつつある気がする。

そもそも普通の技量(普通という概念自体怪しいがここでは我流の里山単独行の一般人という程度の意)の人が行って大丈夫な想定なのだろうか?
ルートを教えてくださった方は経験豊富な方だ。
記録を見て私を過大評価してくださっている可能性もある。
調子に乗って色んな所に出入りするものだから、いつか怪我するぞとからかわれただけかもしれない(流石にそれはない)。
今一度私に問いかける。どうする?
記録には右岸を進むとあったが、当時と同じ状態なのかは分からない。
私の経験値では右岸から攻めるのは不安がある。
もっとキツいシーンはいくらもあった。やってやれないことはない気もするが、何故か気が乗らない。
心が拒否している。
記録には右岸を進むとあったが、当時と同じ状態なのかは分からない。
私の経験値では右岸から攻めるのは不安がある。
もっとキツいシーンはいくらもあった。やってやれないことはない気もするが、何故か気が乗らない。
心が拒否している。
危険を感じる場所を過ぎた辺りで右岸に取り付くのが自分には向いていそうだ。
そんな状態で最後まで行けるのかという不安もある。
谷と崖に囲まれた場所なので逃げ場はなく、最後まで行けなければ泣きながら戻るしかないのが辛い所だ。
危険を感じる場所を過ぎた辺りで右岸に取り付くのが自分には向いていそうだ。
そんな状態で最後まで行けるのかという不安もある。
谷と崖に囲まれた場所なので逃げ場はなく、最後まで行けなければ泣きながら戻るしかないのが辛い所だ。
今行かなくても条件としては次も大して変わらない。
やれるだけやろうと左岸から勝尾寺川に降りた。

そうだ。左岸から現実的な場所を見極めて行くなら戦士の言葉にも反しないし、右岸死亡フラグの雑念も搔き消えよう。
その代わり渡渉や崩壊石垣登りなど多少想定外のリスクを背負いこむことになるだけだ。
今行かなくても条件としては次も大して変わらない。
やれるだけやろうと左岸から勝尾寺川に降りた。

そうだ。左岸から現実的な場所を見極めて行くなら戦士の言葉にも反しないし、右岸死亡フラグの雑念も搔き消えよう。
その代わり渡渉や崩壊石垣登りなど多少想定外のリスクを背負いこむことになるだけだ。
何かのパーツ。
水量が多いので使えるものは使う。
水量が多いので使えるものは使う。
長靴ならちょうどいい場所まで川を直接進む選択肢もあったのだろうか?
長靴ならちょうどいい場所まで川を直接進む選択肢もあったのだろうか?
いくつかの候補から、最も自分に合った場所から右岸に登ることにした。
いくつかの候補から、最も自分に合った場所から右岸に登ることにした。
崩れやすく、落石もしやすそうなので、誰にでも向いているかは分からない。
崩れやすく、落石もしやすそうなので、誰にでも向いているかは分からない。
右岸も草で満たされているが、この辺りに棘の草はないようだ。
右岸も草で満たされているが、この辺りに棘の草はないようだ。
道は高度をグッと上げて本来の高さに戻ろうとしているのか、
急斜面になっている。
道と言えないような場所で、下は高度差がある石垣を挟んで岩だらけの川。自分は独りだから絶対に滑落は出来ない。
道は高度をグッと上げて本来の高さに戻ろうとしているのか、
急斜面になっている。
道と言えないような場所で、下は高度差がある石垣を挟んで岩だらけの川。自分は独りだから絶対に滑落は出来ない。
教えていただいたスケジュールだと2時間程度で往復している。
高低差も200そこそこと大きなものでなかった。
少なくともご本人にとってはそこまで難しい事ではなかったものだと思われる。
私も同様だと思ってはいけないと気合を入れ直した。
教えていただいたスケジュールだと2時間程度で往復している。
高低差も200そこそこと大きなものでなかった。
少なくともご本人にとってはそこまで難しい事ではなかったものだと思われる。
私も同様だと思ってはいけないと気合を入れ直した。
こういう場所を歩くにはチェーンスパイクが有効だ。
フル装備で行くのが正しい。
こういう場所を歩くにはチェーンスパイクが有効だ。
フル装備で行くのが正しい。
斜面だけ見ていればこれまでいくらもこういう場面はあった。
それでも下が石垣で抉れて岩だらけというのはやはりプレッシャーが大きい。
斜面だけ見ていればこれまでいくらもこういう場面はあった。
それでも下が石垣で抉れて岩だらけというのはやはりプレッシャーが大きい。
斜面に何か見える。
斜面に何か見える。
虎ロープだ。
倒木は後で滑り落ちて来たのか、虎ロープは位置関係的にむしろ厄介な場所に設置されている感がある。
倒木は後で滑り落ちて来たのか、虎ロープは位置関係的にむしろ厄介な場所に設置されている感がある。
それでも人が通った形跡というのは大いに私を勇気付けてくれた。
それでも人が通った形跡というのは大いに私を勇気付けてくれた。
虎ロープは儚く切れた終点が少し先に残されていた。
虎ロープは儚く切れた終点が少し先に残されていた。
耐えろ。
スパイクとピッケルがあれば乗り切れるはずだ。
耐えろ。
スパイクとピッケルがあれば乗り切れるはずだ。
私はやれるぞ。
漫画みたいにあんな大岩が何事もなく急に落石してくることもないだろう…?
漫画みたいにあんな大岩が何事もなく急に落石してくることもないだろう…?
張り出した根の量に少し安心しつつ。
張り出した根の量に少し安心しつつ。
周囲の状況を確認。
周囲の状況を確認。
なんとなく段がついた場所があるような。
なんとなく段がついた場所があるような。
記録によるとこの辺りに丁石があるはず。
そこまで行ければ道は開ける。
道が見えて来てからは安定するらしい。
記録によるとこの辺りに丁石があるはず。
そこまで行ければ道は開ける。
道が見えて来てからは安定するらしい。
もしや。
やはりそうだ。
会いたかった。
やはりそうだ。
会いたかった。
九丁石。
ピンクリボンが近くにある。
ルートに乗れているようだ。
ピンクリボンが近くにある。
ルートに乗れているようだ。
下の方には虎ロープが張られている。
下の方には虎ロープが張られている。
更に上に行くのか行かないのか。
更に上に行くのか行かないのか。
踏み跡や人の痕跡のメッセージを見極めながら進む。
踏み跡や人の痕跡のメッセージを見極めながら進む。
水の流れる行き止まりのような場所に出た。
水の流れる行き止まりのような場所に出た。
目的の十兵衛滝に到着。
巨大ではないが勢いよく流れ落ちる水。
目的の十兵衛滝に到着。
巨大ではないが勢いよく流れ落ちる水。
段瀑になっている。
段瀑になっている。
少し乗り出さないと見えにくい部分があるので、うっかり滑り落ちないように注意。
少し乗り出さないと見えにくい部分があるので、うっかり滑り落ちないように注意。
谷底から直接滝の横を登って来る手があるのかどうかはちょっと分からない。
谷底から直接滝の横を登って来る手があるのかどうかはちょっと分からない。
必要以上に奥に行かない。
必要以上に奥に行かない。
今日のメインテーマでもある十兵衛滝。
当然代表写真の可能性もあるため、念入りに撮影する。
今日のメインテーマでもある十兵衛滝。
当然代表写真の可能性もあるため、念入りに撮影する。
簡単には見ることの出来ない箕面有数の十兵衛滝。
近くでたっぷり堪能した。
※厳密には向かいの道路から正面側を見ることができるが、木々の影になり全貌はなかなか見え辛い。上流部の段瀑もはっきり確認できないと思う。
簡単には見ることの出来ない箕面有数の十兵衛滝。
近くでたっぷり堪能した。
※厳密には向かいの道路から正面側を見ることができるが、木々の影になり全貌はなかなか見え辛い。上流部の段瀑もはっきり確認できないと思う。
代表写真は横位置限定みたいなものだが、滝を含め山の写真は縦の方が、迫力が出る場合も多い。
代表写真は横位置限定みたいなものだが、滝を含め山の写真は縦の方が、迫力が出る場合も多い。
更に遡上。
難関は突破したと言えるが、
全体を見ればまだ始まったばかりもいい所だ。
難関は突破したと言えるが、
全体を見ればまだ始まったばかりもいい所だ。
滝らしい場所は意外と長く続く。
滝らしい場所は意外と長く続く。
滝壺から離れるに従って、少しずつ余裕が戻って来る気がする。
滝壺から離れるに従って、少しずつ余裕が戻って来る気がする。
ここからは現実的な小さな沢登りか。
…本当にそうだろうか?
基本的に水の流れる谷は倒木が集まりやすく厳しい箇所が多い。
ここからは現実的な小さな沢登りか。
…本当にそうだろうか?
基本的に水の流れる谷は倒木が集まりやすく厳しい箇所が多い。
周囲に逃げ場はないので、怪我なく完走せねばならない。
周囲に逃げ場はないので、怪我なく完走せねばならない。
ユキノシタ?
ゴツゴツした岩場で足元注意。
ゴツゴツした岩場で足元注意。
西中島?
人為的に組まれた岩々。
人為的に組まれた岩々。
久々にキノコ。
場所が厳しくて綺麗に撮れないながら癒し。
場所が厳しくて綺麗に撮れないながら癒し。
八丁石発見。
ここまでは順調。
ここまでは順調。
少し川から離れた。
少し川から離れた。
現実的な範囲ではあるが、地形図上の角度はそれなりに急。
現実的な範囲ではあるが、地形図上の角度はそれなりに急。
一息入れる落ち着きのボンタンアメ。
一息入れる落ち着きのボンタンアメ。
炭焼き窯か何かだろうか。
炭焼き窯か何かだろうか。
人為的な形状の岩。
人為的な形状の岩。
急に竹が増え始めた。
急に竹が増え始めた。
来た道を振り返る。
来た道を振り返る。
谷底。これはとんでもない。
谷底。これはとんでもない。
何がどうなったらこういうことになるのだろうという位倒竹が折り重なっている。
何がどうなったらこういうことになるのだろうという位倒竹が折り重なっている。
旧道の方はまあ…
旧道の方はまあ…
似たようなものか。
似たようなものか。
下を行くよりは遥かにマシだと思うことにしよう。
下を行くよりは遥かにマシだと思うことにしよう。
通らない選択肢はない。
通らない選択肢はない。
普通の倒木と違い、重くはないので多少動きが取りやすい。
その代わり強度は低めで刺さりやすい。
普通の倒木と違い、重くはないので多少動きが取りやすい。
その代わり強度は低めで刺さりやすい。
視界が少し開けた。
視界が少し開けた。
奥の斜面もかつては道だった?
奥の斜面もかつては道だった?
倒竹を抜ける時這いつくばったからか、手袋が蟻だらけで身の危険を感じた。
倒竹を抜ける時這いつくばったからか、手袋が蟻だらけで身の危険を感じた。
人為的に組まれた岩場。
人為的に組まれた岩場。
ギアを上げた斜面を登り始めて気付いた。
この辺りにあるはずの七丁石を見ていない。
どこかで見落としてしまったか、道を間違えたか。
ギアを上げた斜面を登り始めて気付いた。
この辺りにあるはずの七丁石を見ていない。
どこかで見落としてしまったか、道を間違えたか。
この中から石を探し出すのか。
何度も来られる場所では無いので見なかったことにする(ややこしい)わけにも行かない。
進み過ぎているのは間違い無いので、資料を見ながらそれらしい場所を探す。
この中から石を探し出すのか。
何度も来られる場所では無いので見なかったことにする(ややこしい)わけにも行かない。
進み過ぎているのは間違い無いので、資料を見ながらそれらしい場所を探す。
かなり戻ってきた。
倒竹と一体化して一緒に倒れている七丁石。
気づかずに通り過ぎていた。
実際道の写真に写り込んでいたのに編集中に気づいた。

…七丁石?今の参道にもあったような気がするが、別物だろうか。
かなり戻ってきた。
倒竹と一体化して一緒に倒れている七丁石。
気づかずに通り過ぎていた。
実際道の写真に写り込んでいたのに編集中に気づいた。

…七丁石?今の参道にもあったような気がするが、別物だろうか。
見つかってくれてありがとう。
見つかってくれてありがとう。
30分近く探し回っていた気がする。
30分近く探し回っていた気がする。
本当に紛れる。
向かいの段、かつてはどこかに繋がっていたのだろうか。
向かいの段、かつてはどこかに繋がっていたのだろうか。
谷底の方向はもはや荒い鉛筆デッサンのようになっている。
谷底の方向はもはや荒い鉛筆デッサンのようになっている。
高い方に逃げれば比較的落ち着いて来るが、斜面は岩だらけで不安定なので丁寧に登る必要がある。
高い方に逃げれば比較的落ち着いて来るが、斜面は岩だらけで不安定なので丁寧に登る必要がある。
分解が進んでボロボロの倒竹が多い。
分解が進んでボロボロの倒竹が多い。
いつでも落石化する準備万全の小岩たち。
いつでも落石化する準備万全の小岩たち。
石組みはあまり近寄りたく無い状態。
石組みはあまり近寄りたく無い状態。
崩れにくそうな所を体をよじらせながら抜けていく。
崩れにくそうな所を体をよじらせながら抜けていく。
絶妙なバランス感覚。
絶妙なバランス感覚。
写真の見た目程は角度はなく怖さ控えめだが、そこそこ登って来ている。
写真の見た目程は角度はなく怖さ控えめだが、そこそこ登って来ている。
怖いのは高度より岩の不安定さ。
接地に遊びのある岩が多く、力のかけかたを間違うとゴロリといってしまいそうだ。
怖いのは高度より岩の不安定さ。
接地に遊びのある岩が多く、力のかけかたを間違うとゴロリといってしまいそうだ。
どの岩も浮いた感じでいまいち信用ならない。
どの岩も浮いた感じでいまいち信用ならない。
賑やかしのために上に乗っているだけのような小岩も多い。
賑やかしのために上に乗っているだけのような小岩も多い。
おや、可愛い傘模様のキノコ発見。
おや、可愛い傘模様のキノコ発見。
立体的な放射状。
立体的な放射状。
裏側はやや厚みがあるように見える。
裏側はやや厚みがあるように見える。
大岩に挟まれたら死ぬし捻っても詰むので斜面の方を行く。
大岩に挟まれたら死ぬし捻っても詰むので斜面の方を行く。
斜面寄りの方も似たようなもので、小さな岩の重なりは不安定で浮いた感じ。
斜面寄りの方も似たようなもので、小さな岩の重なりは不安定で浮いた感じ。
間を埋めるのは崩れやすい砂利や落ち葉。
間を埋めるのは崩れやすい砂利や落ち葉。
どこも不安定そうだが、一番マシそうな所が正解に設定されていそうだ。
どこも不安定そうだが、一番マシそうな所が正解に設定されていそうだ。
橋らしきものが見える。
橋らしきものが見える。
丁寧な石組みだが、十分な強度が残っているように見えない。
丁寧な石組みだが、十分な強度が残っているように見えない。
さっきまでの緩さ体験もあって、どの岩も浮いているように見えてしまう。
さっきまでの緩さ体験もあって、どの岩も浮いているように見えてしまう。
あちらが正解ルートでないことは分かっているが、橋だけは見ておきたい。
あちらが正解ルートでないことは分かっているが、橋だけは見ておきたい。
この辺りでもまだまだ水は十分で、サワガニも生息しているようだ。
この辺りでもまだまだ水は十分で、サワガニも生息しているようだ。
丁寧に組まれた石の橋。
丁寧に組まれた石の橋。
上は根っこのようなもので補強されているように見える覆われっぷり。
上は根っこのようなもので補強されているように見える覆われっぷり。
上の堆積物がなければ華奢な造りに見える。
上の堆積物がなければ華奢な造りに見える。
この石橋の先を少しだけ歩いてみる。
この石橋の先を少しだけ歩いてみる。
特にどこかに繋がっている感じはしない。
特にどこかに繋がっている感じはしない。
挟まった岩の間から下が見えるギミック。
挟まった岩の間から下が見えるギミック。
この先を見上げるとちょうど陽の光が差して来た。
この先を見上げるとちょうど陽の光が差して来た。
気持ちの良い逆光感でしばらく見入っていた。
気持ちの良い逆光感でしばらく見入っていた。
一つだけ人工的な雰囲気のある岩。
一つだけ人工的な雰囲気のある岩。
人為的にしっかり組まれていたものが崩壊しつつある感じ。
人為的にしっかり組まれていたものが崩壊しつつある感じ。
全体的な景色が変わって来た。
いよいよ終盤戦か。
全体的な景色が変わって来た。
いよいよ終盤戦か。
ずっと曇りだと思っていたので日が差す時間があって嬉しい。
ずっと曇りだと思っていたので日が差す時間があって嬉しい。
一旦休憩を挟む。
一旦休憩を挟む。
奥まで行かなくても上には一般道が見えるので、精神的には余裕が出ている。
奥まで行かなくても上には一般道が見えるので、精神的には余裕が出ている。
今日もザックが汚れ気味。
このあたりで気づいたのだが、スマホの画面端にヒビが入ってしまっていた。見た感じガラスフィルム交換のみで済みそうだが、どこかでぶつけてしまったのだろうか。
今日もザックが汚れ気味。
このあたりで気づいたのだが、スマホの画面端にヒビが入ってしまっていた。見た感じガラスフィルム交換のみで済みそうだが、どこかでぶつけてしまったのだろうか。
今にも底が抜けそうな丸太橋。
今にも底が抜けそうな丸太橋。
こちらですよと言いたげなリボン。
こちらですよと言いたげなリボン。
イオンの海老マヨ。
量感がしっかりある。
イオンの海老マヨ。
量感がしっかりある。
旧石垣と新石垣。
旧石垣と新石垣。
完全に崩壊したような場所もある。
完全に崩壊したような場所もある。
向こう岸である右岸側が道として設定されているので間違いなさそうだ。
丸太がなだれ落ちていてかなり荒れているように見える。
こちら側、左岸側から無理矢理終了まで持ち込むこともできそうだが、このルートとしてはさっきのピンクリボンのある丸太橋から進むのが正解なようだ。
向こう岸である右岸側が道として設定されているので間違いなさそうだ。
丸太がなだれ落ちていてかなり荒れているように見える。
こちら側、左岸側から無理矢理終了まで持ち込むこともできそうだが、このルートとしてはさっきのピンクリボンのある丸太橋から進むのが正解なようだ。
ちゃんと歩きやすく整備したことのある感じが醸し出されている。
ちゃんと歩きやすく整備したことのある感じが醸し出されている。
朽ちた丸太橋は底が抜けないように別の丸太が埋められている。
朽ちた丸太橋は底が抜けないように別の丸太が埋められている。
こちら側から谷を登れる?
こちら側から谷を登れる?
そろそろ丸太雪崩ゾーン。
そろそろ丸太雪崩ゾーン。
道の端に柵のように丸太は寄せてあり、残りは谷側の斜面に転がしてある感じ。
道の端に柵のように丸太は寄せてあり、残りは谷側の斜面に転がしてある感じ。
山側の方も丸太は斜面にしっかり寄せてある。
山側の方も丸太は斜面にしっかり寄せてある。
向こう岸から見た印象と違って歩きやすく整えてある感じだ。
向こう岸から見た印象と違って歩きやすく整えてある感じだ。
もう出口間近だが、水の勢いは細いながら十分。
もう出口間近だが、水の勢いは細いながら十分。
ぐるりと塀に囲まれている。
ぐるりと塀に囲まれている。
水の出口にトンネルがある。
水の出口にトンネルがある。
この奥から川が繋がって来ているようだ。
この奥から川が繋がって来ているようだ。
トンネルの左手が斜面で水路が付いており、ここから上がるようになっているようだ。
トンネルの左手が斜面で水路が付いており、ここから上がるようになっているようだ。
一般道に繋がった。
無事ルート完走した。
一般道に繋がった。
無事ルート完走した。
勝尾寺園地はすぐ前。
土曜日なのでまだ門は開いているようだ。
勝尾寺園地はすぐ前。
土曜日なのでまだ門は開いているようだ。
当初このルートは教えていただいた情報で予習をして逆算し、早く終わってしまったら残り時間でどこを歩こうかと考えていたのだが、実際はリタイヤすら頭によぎるような難敵だった。
写真の一時停止時間が多いにしても、片道で夕方近くになっている。

正解の分からないルートの見極め。
今まさに崩壊中のような道。
今にも崩れそうな岩の斜面。
失敗出来ないトラバース。
倒竹アスレチック。
沢登りと渡渉。

いざ本番という時、
思っていたのと違う部分が
不安だった部分とピッタリ一致してしまい、
必要以上に追い込まれてしまったのもあるかもしれない。
当初このルートは教えていただいた情報で予習をして逆算し、早く終わってしまったら残り時間でどこを歩こうかと考えていたのだが、実際はリタイヤすら頭によぎるような難敵だった。
写真の一時停止時間が多いにしても、片道で夕方近くになっている。

正解の分からないルートの見極め。
今まさに崩壊中のような道。
今にも崩れそうな岩の斜面。
失敗出来ないトラバース。
倒竹アスレチック。
沢登りと渡渉。

いざ本番という時、
思っていたのと違う部分が
不安だった部分とピッタリ一致してしまい、
必要以上に追い込まれてしまったのもあるかもしれない。
心の雲は晴れていったようだ。
心の雲は晴れていったようだ。
ところでトイレの中でひっくり返って乾燥を待つのみだった虫を救出した。
自然にあるはずのない人間の設備でこうなったのだから
誰も咎めはすまい。
ところでトイレの中でひっくり返って乾燥を待つのみだった虫を救出した。
自然にあるはずのない人間の設備でこうなったのだから
誰も咎めはすまい。
もう力尽きたかと思っていたら、次第に元気を取り戻した。
ムネアカセンチコガネというレア目の昆虫のようだ。
毛深くて可愛らしい。
もう力尽きたかと思っていたら、次第に元気を取り戻した。
ムネアカセンチコガネというレア目の昆虫のようだ。
毛深くて可愛らしい。
菌を食べる種類だそうだ。
菌を食べる種類だそうだ。
なるほど、調べてみるとこの辺りの環境は生息に適していそうに思える。
なるほど、調べてみるとこの辺りの環境は生息に適していそうに思える。
切り株の割れ目に潜っていった。
さよなら。
切り株の割れ目に潜っていった。
さよなら。
CGっぽい景色。
今日はもう一つ目標がある。
箕面川の蛍の発生状況を確認して帰ろうと思ったのだけど、
まだ少し時間が早い。

今度歩くかもしれない道のチェックぐらいしておこうか。
今日はもう一つ目標がある。
箕面川の蛍の発生状況を確認して帰ろうと思ったのだけど、
まだ少し時間が早い。

今度歩くかもしれない道のチェックぐらいしておこうか。
網目状になっているこの森を散策するのに欠かせない階段。
網目状になっているこの森を散策するのに欠かせない階段。
谷の奥に砂防ダムが見える。
ここがルートになっているかどうかは不明。
谷の奥に砂防ダムが見える。
ここがルートになっているかどうかは不明。
この砂防ダムはやり過ごせそうではあるが…。
この砂防ダムはやり過ごせそうではあるが…。
奥に水で満たされた砂防ダムがもう一基あるように見える。
もちろん目に見える範囲のみの話なので、下まで行くとどうなっているか分からない。
奥に水で満たされた砂防ダムがもう一基あるように見える。
もちろん目に見える範囲のみの話なので、下まで行くとどうなっているか分からない。
地図上は長く沢が続いているのがメインの谷と思われるこちら。
当然のように砂防ダムがある。
地図に記載がない砂防ダムがこれだけ出てくるのは歩く際の不安要素でもある。
地図上は長く沢が続いているのがメインの谷と思われるこちら。
当然のように砂防ダムがある。
地図に記載がない砂防ダムがこれだけ出てくるのは歩く際の不安要素でもある。
ハイキングコースの道標。
GPSを見る限り、殆どの人は降三世明王の石蔵経由で北摂霊園を目指すようで、東側は不人気だ。ここまで来るなら北を目指したいし、一般道に繋いでも帰りが遠回りなだけで、園地に戻った方が楽だしというので仕方がないのかもしれない。
実は私もまだ歩いたことはない。
ハイキングコースの道標。
GPSを見る限り、殆どの人は降三世明王の石蔵経由で北摂霊園を目指すようで、東側は不人気だ。ここまで来るなら北を目指したいし、一般道に繋いでも帰りが遠回りなだけで、園地に戻った方が楽だしというので仕方がないのかもしれない。
実は私もまだ歩いたことはない。
入り口の確認だけで済ませるつもりだったが、
道標にあるハイキングコースならこの時間から歩いても問題はないだろうと、奥に進み始めた。
入り口の確認だけで済ませるつもりだったが、
道標にあるハイキングコースならこの時間から歩いても問題はないだろうと、奥に進み始めた。
無理なく歩けるが、そこそこ角度のある下り。
無理なく歩けるが、そこそこ角度のある下り。
直線に急カーブが組み合わさっており、スピードは出やすいと思う。
直線に急カーブが組み合わさっており、スピードは出やすいと思う。
歩けるかどうかは分からないが、谷の方向。
歩けるかどうかは分からないが、谷の方向。
地面は絶妙にザレており、急カーブ混じりかつ直線でスピードが出やすい関係で滑りやすいと思う。
地面は絶妙にザレており、急カーブ混じりかつ直線でスピードが出やすい関係で滑りやすいと思う。
補給しておこうと思うボンタンアメ。
補給しておこうと思うボンタンアメ。
整備はしっかりされている。
整備はしっかりされている。
砂防ダムが見える。
砂防ダムが見える。
クリーンセンターの一部と思しき建物。
クリーンセンターの一部と思しき建物。
何かが吊し上げられている。
何かが吊し上げられている。
どこに出るかは最近の山行で出口付近をよく歩いていることもあり、イメージできている。
どこに出るかは最近の山行で出口付近をよく歩いていることもあり、イメージできている。
見知った場所に出てきた。
見知った場所に出てきた。
最近の記録でこの奥に何があるのだろうと気になっていた場所。
今その奥側にいる。
最近の記録でこの奥に何があるのだろうと気になっていた場所。
今その奥側にいる。
折角なのでもう少し周辺を歩いてみる。
折角なのでもう少し周辺を歩いてみる。
外から見える上り階段。
外から見える上り階段。
普通に歩ける場所だったとは。
普通に歩ける場所だったとは。
立ち入り禁止マーク。
立ち入り禁止マーク。
クリーンセンターに向かう道路だろうか。
クリーンセンターに向かう道路だろうか。
奥は水を貯められるダムか何か?
奥は水を貯められるダムか何か?
岸壁はシダで埋め尽くされている。
岸壁はシダで埋め尽くされている。
ダムらしき施設からの穴?
ダムらしき施設からの穴?
一応施錠されている。
公式の道標に載っている道なのだけど…。
一応施錠されている。
公式の道標に載っている道なのだけど…。
心地の良い雲。
永きに渡る謎が解決された。
永きに渡る謎が解決された。
近くにこういう柵もある。
流石にどこかに通じている感じはないので一旦見なかったことにする。
近くにこういう柵もある。
流石にどこかに通じている感じはないので一旦見なかったことにする。
遠回りにはなるが、箕面川(滝道)で蛍をチェックするためには勝尾寺分岐に入る必要がある。
遠回りにはなるが、箕面川(滝道)で蛍をチェックするためには勝尾寺分岐に入る必要がある。
一般道に接続している斜面。
一般道に接続している斜面。
コンクリートの土管のようなものが埋まっている。
コンクリートの土管のようなものが埋まっている。
思ったより険しそうな谷。
パッと見では道には見えない。
思ったより険しそうな谷。
パッと見では道には見えない。
持国天橋
じこくてんばし きゅるるん☆
平仮名で書いても可愛くはならない。
じこくてんばし きゅるるん☆
平仮名で書いても可愛くはならない。
この道路。
とんでもない所にピンクリボンが設置されているのだが、
ここを根城にする伝説のクライマーでもいるのだろうか。
この道路。
とんでもない所にピンクリボンが設置されているのだが、
ここを根城にする伝説のクライマーでもいるのだろうか。
自分と違う世界線の出来事のように思う。
1
自分と違う世界線の出来事のように思う。
不法投棄の目印のような気もする。
不法投棄の目印のような気もする。
なぜ道路の外側の危うい所にリボンがあるのかはやはり分からない。
なぜ道路の外側の危うい所にリボンがあるのかはやはり分からない。
よく見ると道路脇の斜面は厳重に護られている。
よく見ると道路脇の斜面は厳重に護られている。
この道路脇には白と黒の謎のパーツが多く投棄されている(?)ようだ。
この道路脇には白と黒の謎のパーツが多く投棄されている(?)ようだ。
完全に固められた上に鎖帷子。
完全に固められた上に鎖帷子。
白と黒の何かは何に使うものなのか分からない。
白と黒の何かは何に使うものなのか分からない。
この谷の斜面が持国天の石蔵に繋がるのかは正直疑問。
この谷の斜面が持国天の石蔵に繋がるのかは正直疑問。
もう底が見える。
もう底が見える。
下はさっき歩いてきた旧巡礼道だ。
下はさっき歩いてきた旧巡礼道だ。
勝尾寺園地に戻ってきた。
門はもう閉ざされている。
勝尾寺園地に戻ってきた。
門はもう閉ざされている。
勝尾寺大仏(と勝手に思っている)
勝尾寺大仏(と勝手に思っている)
綺麗に補強してある。
綺麗に補強してある。
山にネットの柵が建てられている。
山にネットの柵が建てられている。
八天杉。
ここの剪定された枝ぶりはいつ見ても個性的だと思う。
ここの剪定された枝ぶりはいつ見ても個性的だと思う。
ビジターセンター着。
ビジターセンター着。
今日のお参り。
丸い葉っぱが可愛い。
丸い葉っぱが可愛い。
今日は水が流れていない。
ここが流れている時は滝も川も荒れ気味。
今日は水が流れていない。
ここが流れている時は滝も川も荒れ気味。
少し早く着いたか。
少し早く着いたか。
命を懸けて守った。
1
命を懸けて守った。
滝つぼ周辺に蛍は見られないが人はかなり多い。
下流の方が早い可能性があるので滝道を下りながら様子を見る。
滝つぼ周辺に蛍は見られないが人はかなり多い。
下流の方が早い可能性があるので滝道を下りながら様子を見る。
蛍が1匹飛んでいるのが見られた。
蛍が1匹飛んでいるのが見られた。
月は微妙に隠れていく。
月は微妙に隠れていく。
人だかりができている。
ということは。
人だかりができている。
ということは。
多くはないが蛍が飛んでいる。
多くはないが蛍が飛んでいる。
シーズンが進むと例年広告も打たれもっと人であふれかえるので、少量でも落ち着いて見られる初めのうちがいいかもしれない。
シーズンが進むと例年広告も打たれもっと人であふれかえるので、少量でも落ち着いて見られる初めのうちがいいかもしれない。
実はこの辺りにも少量蛍が飛んでいた。
実はこの辺りにも少量蛍が飛んでいた。
いつものチェリオの自販機。
いつものチェリオの自販機。
メロンクリームソーダが消えている!?
ストックがあるとはいえ一大事だ。
メロンクリームソーダが消えている!?
ストックがあるとはいえ一大事だ。
開店時間以外でライトアップされているのは珍しい。
開店時間以外でライトアップされているのは珍しい。
まだ営業しておられるようだ。
まだ営業しておられるようだ。
ここもミニギャラリーになっている。
夜間に客の増える時期の粋な演出だ。
ここもミニギャラリーになっている。
夜間に客の増える時期の粋な演出だ。
ただいま。
今日はヒリヒリした。
ただいま。
今日はヒリヒリした。

装備

個人装備
長袖シャツ アウター ズボン 靴下 雨具 ザック 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ モバイルバッテリー GPS(アプリ) 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 タオル ストック カメラ(スマホ) 熊鈴 熊スプレー 山用手袋 ビニール袋 保温バッグ ペットボトルカバー 保温水筒 座布団 ファーストエイドキット ツェルト グラウンドシート テントマット カイロ 着替え エマージェンシーシート スリング120×2 スリング240 スリング400 エイダー ピッケル チェーンスパイク

感想

研究者の筋では有名らしい旧廃道です。
箕面の山の歴史語りに時折出てくる歴史上の道に近い香りがします。
フォロワーさんに教えていただいてから、
地形図や周辺を外から見た厳しさからなんとなく足が向かなかったのですが
遂に行って来ました。

川沿いで景色のいい場所も多かったのですが、
崩れてしまっている箇所もそれなりにあり、
撤退を本気で検討する場面もありました。
他の危険と思われるルートと何が違ったかというと、
これからという時に撤退者を見たこと以外では、
『崩壊中の箇所を登る』というケースがまあまああった事です。
斜面が脆いとかでなく、絶賛崩れ中。
崩れ始めた所って本当に脆いので抜き足差し足。
なんとか持ち直して進むことができホッとしています。

それはそれとして、箕面有数の滝でありながら近寄り難い十兵衛滝の周辺に、
古文書に出てくるような史跡が次々と…
みたいなロマンが眠っているとは思いもしませんでした。
もう少し気軽に歩ける場所ならいいのにな。


勝尾寺園地奥のJ2から東に下る道。
普通のハイキングコースだったことを失念していました。
危険度が低い割に目新しい景色もあって、
こういう癒しを求めていたんだよと思いました。


蛍のシーズンが始まりました。
梅雨入りして山に行きにくくなりそうだけど
晩にちょっと気分が上がる季節です。


急坂とか激下りとか危険とか人によって感じ方はまちまちだと思いますが、
実際どの位からそういう表現になるのだろうと、
山行記録を書く際ずっと気になっているのでした。

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コメント

おつかれさまでした。事故なくご無事で、さらには蛍まで見ることができたとの由、何よりでした。
文章量/写真枚数、いつにも増して充実の山行記録、しっかり拝見させていただきました。

私が訪ねたシーズンよりも、枝葉が繁ってルート選択の困難度が増したようですね。また九丁石の手前あたり、ザレた急斜面は私もかなり苦労しましたが、その苦労があまり文章で表現できてなかったかも(かく言う私は、ピッケルにはまだ触れたことがありません💦。チェーンスパイクは一応用意はしてあるものの使ったこともなく)。

写真115の老戦士のくだりには大爆笑させていただきました。

写真232と247ですが、これは当時の旧道が七丁石までの左岸から右岸に渡す橋が落ちた跡の土台だと思います。私はここで渡渉し、旧地図どおりW字状に折り返す道をたどって写真289の石橋まで右岸を登りましたが、渡渉せずそのまま左岸を進まれたのですね。

ムネアカセンチコガネは初めて拝見しましたが、前胸背板の「両目と鼻と口角が上がった微笑みの口」の柄がかわいいものですね。

写真401〜404は、こちらも確認してみたいと思いつつまだ行けてない、古地図にだけ記載があった、勝尾寺から泉原方面に抜けていた廃道
https://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=34.868239&lng=135.498054&zoom=16&dataset=keihansin&age=1&screen=2&scr1tile=k_cj4&scr2tile=k_cj4&scr3tile=k_cj4&scr4tile=k_cj4&mapOpacity=10&overGSItile=no&altitudeOpacity=2

の跡かもしれません。昔の地図の欄外の凡例を見ると、ここや九丁石〜勝尾寺園地付近までの「実線と破線」で二重線となっているのは、「荷車ヲ通セサル部」すなわち、ある程度主要な道だけど、荷車は通せない険路、という意味らしいですね。
2025/6/12 13:57
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Bright-Doorさん
蛍はこの時期の楽しみなんです。
シーズンが進むと人が増え過ぎてあまりゆっくり出来なくなってくるので
特に今たっぷり楽しんでおきたいです。

本当はもう少し枚数を絞って簡潔に素早くアップする方が
見てもらいやすいのが分かって来てはいるんですが、
想い溢れるままに書き綴りお恥ずかしい限りです。

道具を使わなくても難路を歩き抜けているのは
Bright-Doorさんの正しい足運びの技術の賜物かもしれません。
私でも道具のおかげで色々な道が歩けるのでありがたい事です。

鉈を華麗にぶん回して枝を落としながらも転がって(何かにつまづいたのだと思います)戻って来た方の忠告は
やはり動揺が大きかったんですよね。

たぶん旧地図が頭になかったので、
最も左岸の斜面が安全に見えたのだと思います。
289の石橋までを右岸ということは、
私がちょっと進んで行き止まりに見えていた部分を登ってこられたんですね。

ムネアカセンチコガネ、なんだか動物キャラクターの顔に見えて来ました!

401〜は地理院地図になく地元の地図にある現役のハイキングコースでもあるのですが、
そこから南西方向の箒状の破線道に繋がっている部分がありそうなのはなんとなく分かる気がします。
404は405のスクショと組になっている写真で、
やがて破線に合流するかな?と思われる北摂霊園・降三世明王の石蔵の方角です。

表示が難しいスマホもありそうな量なのに
ここまでしっかり見てくださる方がいるとは思いもしませんでした。
ありがとうございます。
と言いつつ実は残り容量僅かなので運用方法を改めねば持続困難な危機に直面していたりします。
2025/6/12 23:24
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