金峰山


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 439m
- 下り
- 441m
コースタイム
8:57 朝日峠
9:22 朝日岳
10:06 金峰山 (11:40出発)
12:18 朝日岳
12:38 朝日峠
12:55 大弛峠
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山梨県 県営林道通行規制情報 http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/main.php 県営林道川上牧丘線 http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=61 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.登山口まで 登山口のある大弛峠には川上牧丘林道が通じています。峠の長野県側は未舗装の悪路ですので、普通車での通行は困難です。多くは山梨県側からのアプローチになると思います。山梨県側は完全舗装されており、一部狭いところもありますが走りやすい道です。夜間の通行も可能です。とは言っても、あくまで高所を走る山岳林道。しばしば落石があったり、鹿が横切ったりしますので、通行には充分ご注意ください。冬季閉鎖や通行止めの情報は山梨県のHPで確認できます。また、乗車人数が11人以上の車両は通行が禁止されています。 大弛峠には駐車場が十数台分しかありません。にもかかわらず多くの登山者が訪れるので、多くの場合、路肩に駐車することになります。到着が遅くなると、峠からだいぶ下らないと駐車できないこともあります。(当日は早朝5時に到着しましたが、駐車場は既に満車、長野県側未舗装路の路肩に寄せて駐車しました) 大弛峠にはトイレあり。峠からすぐの場所に大弛小屋があります。 2.登山道 大弛峠から始めはやや急な登り。しかし、それも長くはなく、あとは薄暗い樹林の中をほぼ平坦な道が続きます。アップダウンの多い尾根道ですが、登りも降りもゆるやかです。時折、木々の合間から富士山が望めます。 朝日岳直下には大ナギというガレ場があり、富士山をはじめとした東〜南面の展望に優れています。朝日岳山頂を少し進んだところからも金峰山など西側の景色が一望できます。金峰山までの登山道で展望が得られるのはこの2ヶ所のみです。 朝日岳からはやや急な降り。鉄山は山頂を北側から巻きます。(鉄山山頂に向けて細い道が分岐しています) 周囲の樹木が低くなりシャクナゲが目立つようになれば金峰山も近い。森林限界を越えるとぱっと視界が開け、ハイマツの中、山頂までほぼ平坦な道が延びています。岩のゴロゴロした山頂からは360°の大展望。 金峰山へはいくつか登山道がありますが、最も歩き易いコースだと思います。難点といえば、ぬかるみが多いことくらいでしょうか。 |
写真
感想
週末に天気予報を確認すると、どうも三連休は天気がイマイチ。遠出する気になれず、日曜日、会社でたまった仕事を片付けていると・・・あれっ? 予報が変わってる。月曜日は弱い冬型の気圧配置で、関東周辺は晴れマーク。慌てて会社を後にし、登山の準備。さーて、どこに行こうか。
家に帰って山の地図を眺めていると、目にとまったのが金峰山。展望の山として知られる金峰山は好天を狙って登りたいと後回しにしていたのを思い出しました。 夜2時過ぎに自宅を出発。峠についたのは早朝5時。大弛峠を初めて訪れたときは、山梨県側も一部未舗装で厳しい林道でしたが、今ではそんな面影もなく立派な道がつけられています。峠の駐車場は相変わらず一杯。大弛峠にはこれまで何度か訪れていますが、駐車場にとめられたことは1度だけです。長野県側の未舗装林道を少し進んで路肩に駐車。明るくなるまで仮眠をとることにしました。
7時に目を覚ますと、何故か周囲はガスの中。なぜ?? これでは登る気が起きません。車の中でふてくされて二度寝。往復5時間で帰ってこれる金峰山なので、10時くらいまでは天気を待ってみよう。次に目が覚めたのは8時過ぎ。見るとガスはすっかり晴れて青空がのぞいていました。慌てて準備を整え登山開始です。
始めは少しキツイ登り。でもあっという間になだらかな尾根道へと変わります。薄暗い樹林帯ですが、シラビソなどの自然林は雰囲気がいい。立ち枯れの木々の合間からは、時折富士山が望めます。昨日までに降った雨の影響か、ぬかるみが酷いのには閉口しましたが、平坦な道で順調に距離を稼げます。
朝日岳直下、ガレ場からの景色はなかなかのもの。思わず歩を止め、しばらく見入ってしまう。静かな朝の風景。色づきはじめた紅葉。山麓が黄色一色に染まるのはもう少し先でしょうか。約1時間で朝日岳山頂に到着。山頂を少し進んだところからは、これから歩く尾根道が一望できます。その先端には金峰山頂の五丈岩。ここから見ると谷を挟んでいるためか、まだまだ遠くに感じます。(実際には1時間弱で到着できるのですが)
ここからの下りは少し急。一気に下ったあとは、金峰山までゆったりとした登り。相変わらずなだらかな登山道で、疲れは全くありません。周囲の植生が変わったと思ったら森林限界を越え、突然開ける景色。なかなかの演出。秋晴れの空の下、ハイマツの中を気持ちのいい道がのびています。右も左も絶景。間違いなく金峰登山のハイライト。やっぱり山は好天に限りますね。
山頂から正面には大きな五丈岩。想像していたよりもずっと大きくてびっくりしました。岩を攻略している人もちらほら。登った人半分、途中であきらめた人半分といったところ。最上部の岩を登る(というより、これを下りる)のが少し難しそうです。自分の足の長さだとちょっと無理かなあ。それにしても、大勢の人。これだけ賑わいのある山頂も久しぶりです。子供連れの親子も多い。山頂からは360°の大展望。ちょっとしたハイキング程度の山歩きで、これだけの景色が楽しめるのですから、人気の程にも納得です。
岩の上に腰を下ろして、たっぷり1時間半も滞在。どれだけ見ていても見飽きない素晴らしい景色。後ろ髪を引かれながら下山。
ホームページ「旅の道標」もよろしくお願いします
http://aralagi.travel-way.net/
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