今回も晴天・絶景の木曽駒ヶ岳 千畳敷からのんびり雪山登山

2016年03月20日(日) [日帰り]

• GPS: 220:42
• 距離: 3.5km
• 登り: 414m
• 下り: 425m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:36
• 休憩: 1:29
• 合計: 4:05

9:41 千畳敷駅
10:37 10:44 乗越浄土
10:47 宝剣山荘
11:03 11:07 中岳
11:14 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
11:32 12:42 木曽駒ヶ岳
12:42 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
13:03 13:06 中岳
13:13 宝剣山荘
13:16 13:21 乗越浄土
13:46 千畳敷駅

昭文社夏山山行コースタイム　3時間40分

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大阪を朝の4時頃に出発し、名神・中央道を疾走して来ます。
7時半に到着時にはかなりのバス待ち列で、定時始発の8時15分より前に臨時が2本出て行きました。

帰りも15分間隔で臨時ロープウェイが運行されていました。

コース状況／危険箇所等

千畳敷カール〜宝剣山荘
西側のルートは、雪崩の危険があるため通行禁止になっているので、東側のルートを進みます。
最初はなだらかな坂ですが、一気に急な直登になり、足の筋肉にかなり堪えます。
しっかりを10〜12本アイゼンの爪を雪面に効かせての登りになります。

下りは上部は傾斜がきついので慎重にトラバースに沿ってアイゼンを効かせて下りました。中盤から下部は、尻セード等が可能で、一気にペースが上がりますが、前回よりは滑りにくい雪質でした。

宝剣山荘〜中岳
山荘の建物に沿って大きな雪の吹きだまりがあり、多少急な斜面の登り下りになります。また中岳の直前は少しだけ急な斜面になりますので、アイゼンを効かせての登り下りになります。今日はこの区間は全体的に尻セードで滑るのは難しい雪の状態でした。

中岳〜木曽駒ヶ岳
全体的になだらかな上り下りです。頂上手前は少し急な斜面ですが、アイゼンでかんたんに登れます。

写真

3/20 9:41

ロープウェイから外に出ると、今回もいきなりの千畳敷カールの絶景です。

3/20 9:42

宝剣岳から、カールの中程まで、朝に雪崩があったそうです。

3/20 9:42

雪崩の先端を登山者が通っていきます。

3/20 9:43

南アルプスの山並みも見えています。

3/20 9:43

北岳？仙丈岳？？　　甲斐駒以外の南アルプスは遠くから見るととても分かりにくい・・・

3/20 9:43

南アルプスは中央アルプスより、終始雲が多めでした。

3/20 9:44

伊那前岳の山体です。

3/20 9:48

千畳敷カールに一旦下りると、ロープウェイ駅が結構上に見えます。

3/20 9:53

雪崩の先端から宝剣岳を見上げます。

3/20 9:53

その横を登っていく登山者は、白馬大雪渓のように数珠つなぎです。

3/20 9:56

立派な山体の宝剣岳がとてもきれいな姿でそびえています。

3/20 9:56

でも少し植物が出ていて、春の訪れを感じさせますね。

3/20 10:11

雪渓のあちこちでピッケルの穴が青い光を放っていました。
流氷なんかでもよくあるやつです。

3/20 10:15

急登をゆっくりゆっくり登っていきます。

3/20 10:21

もうちょっとで,乗越浄土に上がれます。

3/20 10:37

乗越浄土に着くと、一気に見える山が増えます。

3/20 10:38

こちらは宝剣岳の山頂部です。

3/20 10:38

すぐ近くの百名山、空木岳の方です。

3/20 10:38

伊那前岳の端の岩稜部

3/20 10:39

その岩をアップで

3/20 10:44

乗越浄土から東につらなる稜線です。

3/20 10:47

宝剣山荘に着きました。

3/20 10:47

いつもですが、山荘に積もった雪をそのまま踏み越えていきます。

3/20 11:03

中岳に着きました。

3/20 11:03

中岳に着くと、初めて木曽駒の山頂部が見えます。

3/20 11:05

御嶽山に雲がまとわりついています。噴煙は出ていないようです。

3/20 11:06

宝剣岳から空木岳への稜線が、見事なほどに美しい姿を見せてくれます。

3/20 11:06

なにやら神々の山嶺のようです。

3/20 11:06

こちらは三ノ沢岳です。

3/20 11:14

頂上山荘に着きました。雪に埋まっています。

3/20 11:14

山頂へ向けて登る前に、中岳から下ってきた斜面を振り返りました。

3/20 11:34

山頂に着きました。2年ぶりの冬の木曽駒登頂です。

3/20 11:39

槍穂高もしっかり見えていました。

3/20 11:39

乗鞍も真っ白で柔らかい山体を横たえています。
syousan！いますか〜〜？

3/20 12:46

頂上山荘を見下ろしながら、山頂から中岳を見ています。

3/20 12:52

頂上山荘に戻ってきました。

3/20 12:57

中岳の斜面の下部で、岩に巻き付く様に張り付いていたエビのしっぽがありました。

3/20 13:03

中岳の山頂に着きました。

3/20 13:03

宝剣山荘に戻る手前で、宝剣〜空木の稜線をもう一度味わいます。

3/20 13:12

三ノ沢カールの稜線も

3/20 13:04

三ノ沢岳は日に照らされてキラキラと光っていました。

3/20 13:16

将棋頭岳の方向はまだよく晴れていました。

3/20 13:16

乗越浄土から千畳敷カールを下り始めます。

3/20 13:17

雲の間から、少しだけ駒ヶ根の街が見えました。

3/20 13:46

斜面を転がる雪玉の跡が、きれいなラインを描いています。

3/20 13:46

千畳敷カールに到着しました。
今日は先日の100kmとは違って、短距離絶景登山でした。

撮影機器：

PENTAX K-5 II s PENTAX

感想

エスプリ

木曽駒ヶ岳の登山は通算5度目で、雪山登山としても2度目になりました。

先週まで高野山100キロ歩行のために町中中心で歩いていたのですが、今週はうって変わって寒い3000m級の山頂です。楽しかったお正月以来、あまり雪山に言ってませんでしたし。。。

そんな感じで週末が近づくにつれてよくなっていた天気予報から絶景を期待して駒ヶ根に向かいました。
しかししらび平へ向かうバスはずっとガスに巻かれていて、これは残念な曇天で、歩いているうちに晴れてくるかなとか、残念な状況を想像することもありました。
しかし、ロープウェイに乗ってしばらく上がると、一気にガスの上に出て、超晴天の青い青い空と白い山体が見えるようになり、車内の雰囲気も一気に明るくなりました。

　好天に恵まれ、雄大な白い雪と黒い岩の山体を眺めながら歩き始めると、風も穏やかで、冬山なのにかなり暑かったです。稜線上に出るとさすがに少し風が出てきてアウターを着込みましたが、楽々歩くことができました。
山頂は結構雪が多く吹きだまっていて、冬の高山の印象がありました。

　下りは登りの時よりも風が吹くようになり、ガスも増えてきましたが、それでも好天の部類で、最後まで心地よく歩くことができました。

　今回は雪面の状態が滑りにくく、尻セードで稼げる箇所が少なかったのは残念でした。

コメント

しょう

いましたよ〜乗鞍
espritさんが木曽駒山頂にいた時ちょうど私も剣ヶ峰山頂にいました。
天気良くてよかったですね

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syousan Re: いましたよ〜乗鞍
こんにちは〜！

こちらは、ロープウェイで木曽駒ヶ岳でした
とっても楽チンに快晴のアルプス風景を楽しんじゃいました


それにしても、乗鞍岳は登りだけで5時間半の雪山は大変ですねー　筋肉に堪えそう・・
その苦労を乗り越えて、快晴の３０００ｍ峰乗鞍岳、素晴らしかったでしょうね

過去の写真との対比もとても面白かったです

いか十

コントラスト
私は通常の冬山での青空に白のコントラストはみたことがあるのですが
未だ２０００ｍ以上にて青白のコントラストを見たことがありません。
このＣＧのようか鮮やかなコントラストは実際に見てみたいですね。
伊吹山等でも真っ青な空は見られましたが、もっと深みのある
澄んだ空なんだろうなと思いました。
最近、esprit さんは持っている感じですね 。
よくよく良いときに遠征されているな〜と感じています。

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ikajyuさん Re: コントラスト
ikajyuさん、こんにちは！
今期は100km歩行に向けた準備が中心的になって雪山にあまり行っていなかったので、この3連休のどの日でもいいから、天気がよさそうな日にここに行こうってだいぶ前から決めてました。

かなり早くに土曜日が低気圧の通過で無理そうなのでその日に用事をこなし、曇り予報の日曜日と晴れ予報の月曜日で迷っていたのですが、2日前くらいに日曜も月曜と同じくらいの条件に好転し、それを見た瞬間に2年前のような好天を期待して翌週が楽な日曜日に決行しました。

しかし朝菅の台バスセンターに着いてみるとかなり曇った状態で、ちょっとテンション下がり気味でしたが、ロープウェイが雲の上に出ると見事なまでの晴天で狙い通りになって本当によかったです
今年は正月から本当にツイてますね。ちょっと自分でも認識してました。きっとお正月の西穂高を企画して下さったsyousanと、小屋のすぐ上にいた白いライチョウちゃんが今年の運勢を決めてくれたのかなって思ったりしてます。

ところで、空の青ですが、肉眼で見ると素晴らしいの一言だったんですが、あまりの晴天で周囲は明るく、青い空はカメラの撮像素子が暗めに捉えてしまって、空の部分が明るさ不足になってしまった画像も多く、今までに経験したことのないデジカメ撮影の難しさも体験してしまいました。