地蔵峠から池之平湿原・篭ノ登山周回

2025年07月05日(土) [日帰り]

• GPS: 07:21
• 距離: 11.7km
• 登り: 783m
• 下り: 784m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:20
• 休憩: 1:02
• 合計: 7:22

距離 11.7km 登り 783m 下り 784m

5:46 スタート地点
5:56 烏帽子岳登山口
7:19 7:20 見晴岳
7:52 8:00 三方ヶ峰
8:13 8:24 池の平湿原
9:02 9:06 池の平駐車場
9:49 10:21 東篭ノ登山
11:02 11:08 西篭ノ登山
11:35 東篭ノ登山
12:11 池の平駐車場
13:07 烏帽子岳登山口
13:08 ゴール地点

天候

曇り→雨→曇り→晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

地蔵峠の駐車場に前泊。数百台止められそうです。朝十数台程度、下山時も十分空きがありました。家族連れや団体も多数訪れていました。

コース状況／危険箇所等

よく整備されており、危険個所はありません。

その他周辺情報

駐車場周辺にはホテル・食堂等多数あり、帰りにはソフトクリームをいただきました。

写真

7/6 5:20

地蔵峠発で池の平・篭ノ登山を巡って別ルートで地蔵峠に戻る周回コースとしました。

7/5 4:42

明け方はそれなりに晴れています。

7/5 4:44

ジョウビタキ。夏はチベットなどへ渡るのが普通だったのに、最近国内でサボって子育てする輩がいると聞いていましたが、いますねえ。

7/5 4:49

このあと一旦下り坂となり、雨も降る可能性ありです。

7/5 5:00

モズの若鳥でしょうか。

7/5 5:06

キセキレイ君の縄張りらしく、車の上の電線でずっと騒いでいました。

7/5 5:44

さて出発。だんだん空模様が怪しくなってきました。

7/5 5:57

お地蔵さまにご挨拶。安全祈願をします。

7/5 5:58

お店の前にニッコウキスゲが植えられていました。

7/5 5:59

シジュウカラの若鳥も修行中。でも木立から出る勇気がないようです。

7/5 5:59

イワツバメが上空を舞っていました。

7/5 6:03

最初はカラマツ林の間を進みます。

7/5 6:09

まだ陽が差すこともあります。

7/5 6:09

三方ヶ峰と池の平駐車場への分岐。右に進みます。

7/5 6:11

ゲレンデを横切ります。冬季限定のロッジですかね。スキー等は全くしないので縁がないです。

7/5 6:13

ゲレンデにはネバリノギランが結構咲いています。

7/5 6:14

森に入るとギンリョウソウ。

7/5 6:32

たいてい散っていますが、時々見頃のハクサンシャナゲもありました。

7/5 6:32

雨露に濡れてキレイ。

7/5 6:33

蕾もありました。

7/5 6:34

マツシタヒメハナカミキリでしょうか。

7/5 6:38

傾斜がきつくなってくると岩が目立ち、苔むしています。

7/5 6:48

自然林になってきます。

7/5 6:51

イワカガミはとっくに終わっています。

7/5 6:52

ゴゼンタチバナが出てきました。亜高山帯突入ですね。

7/5 6:58

お、リンネソウが一株咲いていました。

7/5 7:04

ギンリョウソウも満開。

7/5 7:11

ゴゼンタチバナ　あっぷ

7/5 7:11

コケモモも出てきました。

7/5 7:11

ゴゼンタチバナが群れています。

7/5 7:12

稜線に出て視界が開けてきました。下界は雲海です。

7/5 7:13

期待していませんでしたが八ヶ岳が見えました。北岳も見える！

7/5 7:14

登り口のあたりですね。

7/5 7:14

標高も上がったのでシャクナゲも見頃です。

7/5 7:14

浅間山は時々少し煙を吐きます。

7/5 7:15

オンタデも満開。

7/5 7:19

ヤマオダマキは終盤であまりいい花がありません。

7/5 7:19

オオヤマフスマはそこら中に咲いています。

7/5 7:21

シャジクソウはこれからですね。

7/5 7:22

風が強くぶれてしまいました。グンナイフウロはあまり見かけませんでした。

7/5 7:23

さて、コマクサ群落。ちょっと見頃は過ぎてしまいました。でもその分すべての株の花が咲いています。

7/5 7:25

きれいな株を選んで・・

7/5 7:25

まだきれいな花もあります。

7/5 7:27

保護区の斜面。

7/5 7:30

アヤメは草原エリアにはポツポツ咲いています。

7/5 7:30

イワオトギリもところどころ咲いていました。

7/5 7:30

まだワレモコウはあまり見かけませんでした。

7/5 7:31

ウツボグサもこれからでしょうね。

7/5 7:33

稜線上で池の平が少し見えました。この辺から雨が降り始めました。

7/5 7:44

咲いているシロバナは1株だけ見つけました。この頃雨風が一番ひどかったです。

7/5 7:45

コキンレイカはまだ皆蕾です。

7/5 7:51

ツレサギソウの仲間でしょうけど種名はわかりません。

7/5 7:54

遠くから眺めるときれい。アップはしないほうが良いようで・・

7/5 7:54

見晴岳の近くは薄い色が多く、三方ヶ峰の方は濃い色が多いです。

7/5 7:56

クロマメノキも花盛り。

7/5 7:59

テガタチドリにも会えました。

7/5 8:10

ミヤマカラマツは少なかったです。

7/5 8:11

ハクサンチドリも満開。

7/5 8:14

ムラサキミズゴケでしょうか。面白い造形です。

7/5 8:16

ほとんど終わっていますが、わずかな株でまだ咲いています。

7/5 8:16

池に到着。雨はだいぶ止みました。

7/5 8:16

静かな水面。ここは風もほとんどありません。ここが昔火口だったとは・・・

7/5 8:16

池塘もきれい。

7/5 8:17

独特の景観ですね。

7/5 8:18

レンゲツツジの株はたくさんあるんですが・・・

7/5 8:20

ヒメシャクナゲは完全に終了していました。

7/5 8:21

森を映す水面。

7/5 8:27

コケモモの集団。

7/5 8:30

ツマトリソウも見頃ですね。

7/5 8:32

見える鳥といえばモズくらい・・・

7/5 8:41

おお、この株はすごい！

7/5 8:48

休憩所にグンバイヅルが沢山咲いていました。

7/5 9:00

駐車場の近くにアサマフウロ。

7/5 9:07

駐車場でトイレをお借りしました。きれいです。

7/5 9:07

さて、山登り！

7/5 9:08

登山道の入り鼻にエゾノヨツバムグラが結構咲いていました。

7/5 9:09

あっぷ

7/5 9:12

苔むした看板。昭和の香りがしますね。

7/5 9:19

標高が上がったのでシャクナゲもいい感じです。

7/5 9:20

苔むした木が渋い。

7/5 9:21

生きた木にもたっぷりと苔むし。

7/5 9:31

イチヤクソウの蕾が成長。

7/5 9:34

岩場が出てきて満開のコケモモ。

7/5 9:34

急に岩場が始まります。

7/5 9:36

クロマメノキの花も咲きそろっています。

7/5 9:38

咲き始めのハクサンシャクナゲ。

7/5 9:41

火口だったというのがよくわかりますね。

7/5 9:41

コキンレイカもたくさん開花を待っています。

7/5 9:55

先程よりよく見えるようです。

7/5 9:56

このときの浅間山は静かでした。

7/5 10:10

なんとか富士山も見えました。肉眼では限界ギリギリ。目をそらすと何となく分かる程度。心眼、しんがん・・・

7/5 10:15

お、また噴いた。

7/5 10:18

頂上領域はタカネニガナと、

7/5 10:19

イワオトギリが咲き誇っていました。

7/5 10:22

おとなりで距離は近いですが終始もやっていました。

7/5 10:22

ここの連山です。

7/5 10:23

ウスユキソウはあまり見かけませんでした。

7/5 10:31

ミヤマハンショウヅルを1株だけ見ました。

7/5 10:32

渋いいい色ですね。

7/5 10:31

頂上付近だけマイヅルソウが見頃。

7/5 10:33

今回最大のリンネソウ群落！

7/5 10:33

この2輪組がかわいいですね。

7/5 10:34

花の中を始めてみました。アザミウマも来ています。農家の方には大敵ですが、このくらいなら可愛い。

7/5 10:34

ちょっと反ってしまったので偶然見えた感じ。

7/5 10:34

たくさん咲いて可憐です。

7/5 10:36

イチヨウランも咲いていました。暗がりで風もあったのでぶれてしまいましたが・・

7/5 10:38

西と東の鞍部に少しコマクサ群落がありました。ここも濃い色が主体。

7/5 10:39

でも薄いのも混じってタカネニガナとコラボ。

7/5 10:40

本当に濃いですね。

7/5 10:40

標高もあるので、まだきれいな花が多い。

7/5 10:40

今度はカラマツとコラボ。

7/5 10:51

ホシガラスの若鳥が不安そうに鳴き続けていました。親を呼んでいたようです。巣立ったばかりかな。

7/5 10:56

西篭ノ登山から東を望む。

7/5 10:56

相変わらず人が多いようです。

7/5 10:59

ツガザクラはとっくに終わっていますね。

7/5 11:25

さて、帰りましょう。ここはまだ蕾です。

7/5 11:28

東に登り返します。結構しんどい・・

7/5 11:38

東から下るこの岩場、足場が悪い。ま、でもrurintaがこけなかったので、皆さん大丈夫でしょう。

7/5 11:41

咲く直前はバルーンのようで面白いですね。

7/5 11:50

ビンズイが高い梢でさえずっていました。

7/5 12:14

駐車場まで降りてきてしばらく進んだところで西篭ノ登山

7/5 12:15

クジャクチョウが羽を開いてくれました。ピントが頭にきていないのが残念！

7/5 12:17

東篭ノ登山も見えました。でもなかなか東西一度に見えません。

7/5 12:17

気持ちの良い林間を進みます。誰も人はいません。

7/5 12:17

すごい枝ぶりですね。

7/5 12:17

ゲレンデが見えてきました。

7/5 12:22

やっとなんとか東西を一望できました。

7/5 12:27

かなり鬱蒼としたところもあります。

7/5 12:38

一度車道を横切り、あと30分ほどで駐車場に戻りました。

雨が降っているときは15度くらいまで下がりましたが、晴れると20度くらいと、快適でした。

撮影機器：

OM-1 OM Digital Solutions

感想

rinchoku

　午前中一時雨が降るかもしれないが、昼前からまずまずの天気になりそうだったので、ここに決めました。金曜夕方家を出る際小諸辺りの高速道が大雨で通行止め、という情報があり少しびびりましたが、雨雲情報等をみると一時的なものなので問題なしと判断しました。午後仕事を休んだので少し早めに出発できたため22時過ぎには地蔵峠に到着でき、ゆっくり睡眠できました。

　8時から9時頃に雨が降る可能性があったので、あまり早く出発しないことにしました。まずは見方ヶ峰を目指しましたが、意外と登りごたえがあり、出足がいつもしんどいrurintaは休み休み進みました。見晴岳まではなんとか雨は落ちてこず、うっすら八ヶ岳も見えていたり、コマクサ保護区をゆっくり見ることができましたが、三方ヶ峰に向かう途中ついに降り始め、三方ヶ峰到着時にはカッパを着るようになり、ここのコマクサ保護区は雨の中となりました。コマクサの見ごろは過ぎていますが、全株目いっぱい花が咲いており、遠目にはなかなか壮観でした。

　池の平湿原はレンゲツツジもほぼ終わり、次の花もまだあまりなく静かな景観でした。雨もここを散策している間にほぼあがり、湿原を抜ける手前で雨具を撤収しました。池の平駐車場でトイレを済ませてまず東篭ノ登山に向かいました。一旦降ってから急登を進みますが、それほどの標高差もないので40分ほどで登頂です。雨もすっかり上がり、富士山も超うっすらですが望めるほど天気が回復しました。カンカン照りでもないので、少し早めにここで昼食を摂りました。時々浅間山も煙を吐いていました。

　以前小さかった娘を連れて東篭ノ登山は来たことがあるのですが、その際西篭ノ登山は行かなかった（ような記憶）ので今回はそちらも目指しました。そこそこ降って登り返すことになりますが、鞍部の岩場には少しコマクサも咲いていました。rinchoku個人的には東から西へ下る途中でリンネソウの群落があったのに感動しました。これまでも数株咲いているのは何度も見ていますが、最もたくさん咲いていました。

　西篭ノ登山は行かない人も多いのか、行ってみると先着は1名のみでとても静かでした。我々も昼食を摂った後だったので早々に退散しました。ここまでは直射日光が差すことは殆どなかったのですが、西を後にしたあとどんどん晴天域が広がり、東に到着する前にはすっかり青空、直射日光となりました。ちょっと暑くて参りましたが、東から少し降ると森の中に入れました。池の平駐車場に戻るとちょうど昼時ということもあり沢山の登山者・観光客が集まっていました。あまり地蔵峠から周回する人はいないようで、池の平から地蔵峠までの山道ではまったく人に会わずに辿り着いてしまいました。この間もずっと晴れていましたが、森の中の下りだったので大汗をかくほどではなくソフトクリームをちょうどおいしくいただくことができました。