記録ID: 8422061
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沢登り
塩見・赤石・聖
【奥大井】大井川 倉沢〜上倉沢遡行・上倉沢枝沢遡行
2025年07月12日(土) 〜
2025年07月13日(日)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 18:25
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,652m
- 下り
- 2,675m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○倉沢〜上倉沢:4級 下倉沢との二俣までは発達したゴルジュが断続的に続き、楽しく登れる滝が多い。上倉沢に入っても滝が多い。南アルプスにありがちな退屈なゴーロ区間が殆どなく、最後は大量の湧水で終わり、尾根まで詰めずに登山道で下山できる。ヤマトイワナが多い。 ○上倉沢・三ノ沢(仮称):2級下 18m程度ある最大の滝以外の全ての滝が登れるので、結構楽しめる。時間が足りない場合の上倉沢からのエスケープルートとしては悪くない。アプローチが長いため、わざわざこの沢のために行くような沢ではない。登山道横断点より上流も登れる滝やナメが多いが、水量は少ない。 ○上倉沢・四ノ沢(仮称):1級上 集水域が狭いのに水量が多い、湧水豊富な沢。上倉沢から快適に登れる滝を連ねて登山道と交わるので、上倉沢からのエスケープルートとしては楽しめる。アプローチが長いため、わざわざこの沢のために行くような沢ではない。 |
その他周辺情報 | 【地名】 ・上倉沢の枝沢に名称はついていないと思われるため、下流から順に一ノ沢(1730右岸)、二ノ沢(1820左岸)、三ノ沢(1825右岸)、四ノ沢(1880右岸)、五ノ沢(1920右岸)と仮称を付した。 ・ゴルジュA〜Dの名称は沢登りルート図集100選、関東周辺の沢等に記載のもの。ゴルジュEは、ゴルジュDの次のゴルジュのため、誰かが使い始めたと思われる。 【他の記録】 ・倉沢〜上倉沢は記録多数。 ・上倉沢の枝沢は記録未見だが、エスケープルートとして使われたことはあるかもしれない。 |
写真
装備
備考 | ぬめりはあるが、フリクション勝負の箇所も少なくないため、ラバーソール推奨 |
---|
感想
【計画の経緯】
倉沢は南アルプス屈指の難渓ということで、前々から気になっていたが、東俣林道が一般車通行止めのため、後回しになっていた。今回、リニア中央新幹線工事の事前調査として林道に車で入る許可を頂いたため、支流の調査を含めて遡行することとした。
【感想】
昔から名渓と言われているのに恥じない、登り応えがあって美しい、秀溪であった。増水していないタイミングで、通常大きく巻かれている滝も最小限の巻きで悔いなく登ることができ、また、支流2本も調査出来て大変満足した。
トンネル工事が行われるのはここよりだいぶ北の二軒小屋周辺のため、倉沢流域にまでは影響がないとされているが、果たしてどうであろうか。この沢は今後も遡行されるだろうから、変化を見守りたい。
ゴルジュあり、滝あり、イワナありの山深い渓谷で素晴らしかった。どのゴルジュ区間も大巻きし過ぎず”不明区間”を生まずに潜り込めたので満足。
ヤマトイワナが多く、塩焼きにして頂くためなるべく混血個体を探すもむしろ苦労するほど。
ラバーもフェルトも全体的に無効化してくる岩質なので、足元には気を付けたい。今回はラバーで滑りながら行ったがフェルトだと太刀打ち出来ない場所も多い。ほんとやる気無くしそうなくらいヌメる。
「こんこんと湧く」なんて表現が生温く感じるほどの湧水帯が印象的で、南アの豊かさを改めて実感した。頼むからこの沢は枯れないでほしいなぁ。
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