万緑の飯豊全山縦走



- GPS
- 31:26
- 距離
- 44.4km
- 登り
- 3,693m
- 下り
- 3,881m
コースタイム
- 山行
- 10:51
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 12:34
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:07
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 9:21
天候 | 3日間とも晴れ(猛暑) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◇奥胎内に下山後、7/14に開通したばかりの林道飯豊桧枝岐線を使い御沢の車を回収 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇大変よく整備されています、ありがとうございます ◇切合小屋先に雪渓あり、ツボ足 ◇大日岳へ向かう鞍部に少々の雪渓歩きあり、早朝は少し緊張を要したが滑り止めは不要 ◇御手洗ノ池から亮平ノ池間に3箇所ほどの雪渓歩きがあったが猛暑なこともあり雪が緩んでいたためいずれもツボ足、雪の状況により滑り止めがあった方が安心 ◇御西小屋の水場への行き来には滑り止め必要、ピッケル推奨 ◇水場(確認したところのみ) 秀峰水◯ 切合小屋◯ 本山小屋◯ 御西小屋◯(アイゼンピッケル必要) 梅花皮小屋◯ 門内小屋◯(融雪水) 頼母木小屋◯ ◇御西小屋テント泊@2000円 ◇門内小屋テント泊@1000円 |
写真
装備
個人装備 |
テント泊装備
10本爪軽アイゼン
|
---|
感想
猛暑は前々から予想されていた。しかし飯豊の連続の晴れと自らのお休みが合致する奇跡は逃すことはできない。水をじゅうぶんに担いだら、荷物はさらに重さを増した。
飯豊の表参道川入から歩き出す。前日から喉の調子が悪かった。上がる息で痛みがどんどん強くなる。それでも、出ていないと思っていた切合の水が出ていたことや本山小屋でのKさん達とのおしゃべりで元気をもらい、なんとか御西へと辿り着いた。お酒を飲みながらTさん達と語らい、ひと時を過ごす。
翌早朝から大日岳へ向かう、見上げるその山頂にだけ陽が当たっている。朝空を映す文平ノ池に歓声を上げたら、驚いたクマさんが笹藪の中へと駆け込んでゆくのが見えた。驚かせてごめんねと申し訳なく思う。山頂からは本山から歩いてきた稜線が美しい。
その日は水の潤沢な頼母木小屋まで進むつもりでいた。危惧していた雪渓歩きをクリアし梅花皮小屋で水を補給した時にはまだそのつもりでいた。しかし暑さは想像以上に体力を奪い、北股へのヒィヒィの急登では痛かった喉が悲鳴を上げる。声も鼻も調子が悪くなり、ついには耳の聞こえも悪くなってくる。久しぶりの友人とすれ違うも声が出ない(笑)ヘトヘトで上がった北股岳山頂で、門内泊への変更を決めた。頼母木の混雑が予想されたのもあるが、とにかくテントでのんびりする時間が欲しかった。
ヨロヨロしながらなんとか張ったテントの前でマットを投げ出したらそのまま横になってしばらく動けなかった。ジリジリと暑かったけれど日傘をさしてひと眠り。おそらく熱中症になりかけていたように思う。ガスが湧いて涼しくなってから夏野菜をたくさん食べたら、夜は泥のように眠った。
最終日は猛暑を懸念して未明から歩き出す。せっかくの美稜線を暗いうちに歩くのはもったいないけれど、遠くに新潟の夜景を眺めつつ、何度も歩いたそれを思い描きながら歩く。涼しくて昨日の自分が嘘のように歩ける。
すっかり明るくなった頃、頼母木から朳差へ。遥か遠くに本山が見えた。
何十回と訪れている飯豊、それでも全山を一気に縦走するのはやはり格別。衣食住を担ぎ、何度もの朝と夜を飯豊に抱かれ過ごした3日間。飯豊の思い出がまたいっぱい。
コメント
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インスタでもフォローさせていただいてましたが、chee2005さんでしたか!
お会いできて光栄です!!
また飯豊でお会いできたら嬉しいです☺️
長旅おつかれさまでした〜
今nozakiiiさんのところにコメントしてきたばかりですが、こちらこそありがとうございました😊
本山小屋でも同じタイミングでしたし、気が合いますね(笑)
きっとまた飯豊でお会いできるような気がします。ただしルート上ではあっという間に追い越され、もしくは一瞬ですれ違ってしまうので、またお泊まりポイントでよろしくお願いします😆
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