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Yamareco

記録ID: 8453476
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

十石山/白骨温泉より

2025年07月20日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
11.9km
登り
1,101m
下り
1,100m

コースタイム

日帰り
山行
6:34
休憩
2:08
合計
8:42
3:22
13
7:20
8:21
10
8:31
9:38
136
十石峠避難小屋・付近の展望地
11:54
10
スーパー林道方面道標
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上高地乗鞍林道(スーパー林道)沿いの路肩スペースに駐車しました。
登山口付近は道幅が広くなるので、多くの台数は駐車できそうです。
コース状況/
危険箇所等
基本的に刈り払いされていて明瞭な登山道です。十石山山頂まででヤブ漕ぎが必要な箇所はありません。
その他周辺情報 梓水苑(松本市)にて汗を流しました。物見遊山手形利用。
客層として登山者が少ないからか、自販機にコーラが無くてショック。
(帰路に明科付近のコンビニで買いました)
登山口最寄りの温泉は白骨温泉公共野天風呂があります。もうちょっと空いていそうな時に入りたい。
3:22 白骨温泉・十石山登山口(1460m)出発

2020年3月、ただの風邪だったコロナ騒ぎが始まった頃に山スキーで来て以来5年ぶり。
時の経つのは早いもの。そして無雪期は初めての十石山です。

3:35 三叉路(1530m)

指導標が立っているけど、スーパー林道へ下りる直進側は廃道状態。
実質的には分岐点ではなくなっています。

この先は山頂まで一本道。無雪期は登山道を辿るだけなので、その点では気が楽です。
この先標高差300m弱の急斜面はジグザグで登っていきます。
ちなみに前回は新雪の積もった急斜面でラッセルに苦労したところです。
3:22 白骨温泉・十石山登山口(1460m)出発

2020年3月、ただの風邪だったコロナ騒ぎが始まった頃に山スキーで来て以来5年ぶり。
時の経つのは早いもの。そして無雪期は初めての十石山です。

3:35 三叉路(1530m)

指導標が立っているけど、スーパー林道へ下りる直進側は廃道状態。
実質的には分岐点ではなくなっています。

この先は山頂まで一本道。無雪期は登山道を辿るだけなので、その点では気が楽です。
この先標高差300m弱の急斜面はジグザグで登っていきます。
ちなみに前回は新雪の積もった急斜面でラッセルに苦労したところです。
4:42 1835m標高点ピークの南側を過ぎ、山頂へ向けての長い登りに入ります。
4:42 1835m標高点ピークの南側を過ぎ、山頂へ向けての長い登りに入ります。
尾根が狭まり急になるところもジグザグで登るので、比較的急登は少ないといえます。
尾根が狭まり急になるところもジグザグで登るので、比較的急登は少ないといえます。
5:53 次第に木が疎らとなり、青空が見え始めてきます。
5:53 次第に木が疎らとなり、青空が見え始めてきます。
6:25 森林限界を越えていきなりの大展望!空気が澄んでおり、今日は良さそう。

5年前の山スキーで広く開放的な斜面を滑ったので、山頂まではまだしばらく掛かるでしょう。
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6:25 森林限界を越えていきなりの大展望!空気が澄んでおり、今日は良さそう。

5年前の山スキーで広く開放的な斜面を滑ったので、山頂まではまだしばらく掛かるでしょう。
森林限界を抜けてからのほうがやや急になる気がします。
森林限界を抜けてからのほうがやや急になる気がします。
遥か眼下に集落が見えていますが、これは沢渡の辺りが見えているようです。
連休中日、沢渡の駐車場は満車状態のようでした。
遥か眼下に集落が見えていますが、これは沢渡の辺りが見えているようです。
連休中日、沢渡の駐車場は満車状態のようでした。
ミヤマキンポウゲと思われる黄色い花の群落を通過。
ミヤマキンポウゲと思われる黄色い花の群落を通過。
北アルプスに来たことを実感します。
北アルプスに来たことを実感します。
チングルマも今が盛りできれいです。
チングルマも今が盛りできれいです。
積雪期は尾根筋を山頂までほぼ直登だったけど、無雪期は避難小屋へ向けて斜めに登山道が付いていました。

7:07 十石峠避難小屋(2510m)到着

前回はラッセル含め6時間掛かったのに比べて、今回は3時間45分。順調に登れました。
積雪期は尾根筋を山頂までほぼ直登だったけど、無雪期は避難小屋へ向けて斜めに登山道が付いていました。

7:07 十石峠避難小屋(2510m)到着

前回はラッセル含め6時間掛かったのに比べて、今回は3時間45分。順調に登れました。
避難小屋の南側を回り込んで稜線へ出ました。
稜線では西寄りの冷たい風が吹いていてウィンドブレーカーが必要でした。
山頂は南側へすぐです。
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避難小屋の南側を回り込んで稜線へ出ました。
稜線では西寄りの冷たい風が吹いていてウィンドブレーカーが必要でした。
山頂は南側へすぐです。
避難小屋付近ではコマクサが咲いていました!
コマクサの周囲は踏まないように石で囲われていました。
避難小屋付近ではコマクサが咲いていました!
コマクサの周囲は踏まないように石で囲われていました。
久しぶりの十石山山頂まであと少し、あと少し。
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久しぶりの十石山山頂まであと少し、あと少し。
7:20 十石山山頂(2524.8m)到着!

着きました!しかし、背丈以上のハイマツに囲まれて展望無し。
積雪期とあまりに違う光景で驚きました。
それでも三角点を確認しておきたかったので良しとします。
7:20 十石山山頂(2524.8m)到着!

着きました!しかし、背丈以上のハイマツに囲まれて展望無し。
積雪期とあまりに違う光景で驚きました。
それでも三角点を確認しておきたかったので良しとします。
十石山山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
十石山山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
二等三角点
点名:「十石山」
標高:2524.82m
二等三角点
点名:「十石山」
標高:2524.82m
十石山から乗鞍を観ておきたかったので、展望地を求めて稜線を進みます。
案の定少し南側で景色が見えてきました!でもできれば稜線の南側へ出たいなと思い、もう少し進んでみます。
十石山から乗鞍を観ておきたかったので、展望地を求めて稜線を進みます。
案の定少し南側で景色が見えてきました!でもできれば稜線の南側へ出たいなと思い、もう少し進んでみます。
結論を先に言うと、この広場が乗鞍の展望地として好適です。
でも整備されていないとはいえ、乗鞍への縦走路があるのは知っていたのでもう少し進んでみます。
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結論を先に言うと、この広場が乗鞍の展望地として好適です。
でも整備されていないとはいえ、乗鞍への縦走路があるのは知っていたのでもう少し進んでみます。
7:32 ヤブが濃くなり引き返す(2510m)

前述の広場から先は一気にヤブが濃くなり、稜線の南側へ出た途端に暑くもなってきました。
今回はここまでとして引き返しました。
7:32 ヤブが濃くなり引き返す(2510m)

前述の広場から先は一気にヤブが濃くなり、稜線の南側へ出た途端に暑くもなってきました。
今回はここまでとして引き返しました。
振り返ると十石山の穏やかな山頂部が見えています。
振り返ると十石山の穏やかな山頂部が見えています。
砂地の広場まで戻り、乗鞍を眺めて小休止をとりました。
連休中日なので乗鞍は多くの登山者で賑わっているでしょう。
写真の左下には赤いバスが行き来しているのも写っています。
砂地の広場まで戻り、乗鞍を眺めて小休止をとりました。
連休中日なので乗鞍は多くの登山者で賑わっているでしょう。
写真の左下には赤いバスが行き来しているのも写っています。
十石山付近から眺めた乗鞍岳でした。
十石山付近から眺めた乗鞍岳でした。
十石山付近でのあおいとひなた
十石山付近でのあおいとひなた
西側にはまだ行ったことがない白山も見えています。
西側にはまだ行ったことがない白山も見えています。
南アルプスの山々、たぶん間ノ岳と農鳥岳の間に富士山が見えました。
自分も過去2回お会いした農鳥オヤジさんは遂に引退されたと聞いています。
遅く着かない限りは、物静かで落ち着いた感じの方でした。
南アルプスの山々、たぶん間ノ岳と農鳥岳の間に富士山が見えました。
自分も過去2回お会いした農鳥オヤジさんは遂に引退されたと聞いています。
遅く着かない限りは、物静かで落ち着いた感じの方でした。
乗鞍を眺めてから山頂へ戻ります。

十石山山頂三角点の周囲はハイマツですが、ほんの数メートル北側は記憶通りの大展望です。
乗鞍を眺めてから山頂へ戻ります。

十石山山頂三角点の周囲はハイマツですが、ほんの数メートル北側は記憶通りの大展望です。
十石山山頂でのあおいとひなた
十石山山頂でのあおいとひなた
今度は北側の眺望を楽しもうと避難小屋の北側までやってきました。
この展望地より北側は踏み分け道どころか登山道はありません。
積雪期限定となっている安房山を経て安房峠へ抜けることができれば面白いなと思うのです。
今度は北側の眺望を楽しもうと避難小屋の北側までやってきました。
この展望地より北側は踏み分け道どころか登山道はありません。
積雪期限定となっている安房山を経て安房峠へ抜けることができれば面白いなと思うのです。
アンテナ設備が目立つ安房山。登山道も林道もないけど、あの施設はヘリで資材を上げたのでしょうか。
アンテナ設備が目立つ安房山。登山道も林道もないけど、あの施設はヘリで資材を上げたのでしょうか。
十石山は槍・穂高の展望台。
自分が奥穂に最後に登ったのはもう10年前のことで、その時が2回目。
未だに晴れの登頂を成していないという、自分にとって奥穂は相性が悪いままなのです。
十石山は槍・穂高の展望台。
自分が奥穂に最後に登ったのはもう10年前のことで、その時が2回目。
未だに晴れの登頂を成していないという、自分にとって奥穂は相性が悪いままなのです。
奥に小さいながらも槍がやはり目を惹きます。
手前の稜線は西穂で自分はまだ行ったことがないのでした。
ロープウェイを使うところは後回しにする傾向にあり、同じ理由で五竜、唐松も未踏なのです。
奥に小さいながらも槍がやはり目を惹きます。
手前の稜線は西穂で自分はまだ行ったことがないのでした。
ロープウェイを使うところは後回しにする傾向にあり、同じ理由で五竜、唐松も未踏なのです。
焼岳は一時噴火警戒レベルが上がったけど、今はご機嫌のようです。
南峰は積雪期には登れるのであそこも行かないと。
焼岳は一時噴火警戒レベルが上がったけど、今はご機嫌のようです。
南峰は積雪期には登れるのであそこも行かないと。
笠新道がしんどかった笠ヶ岳。長大な下りのクリヤ谷も侮れません。
笠新道がしんどかった笠ヶ岳。長大な下りのクリヤ谷も侮れません。
夏真っ盛りの槍・穂高の光景でした。
夏真っ盛りの槍・穂高の光景でした。
約1時間近く槍・穂高の眺望を満喫しました♪
約1時間近く槍・穂高の眺望を満喫しました♪
十石峠避難小屋でのあおいとひなた
十石峠避難小屋でのあおいとひなた
9:38 十石峠避難小屋出発、下山開始

国道158号の混雑を回避するため昼過ぎには下山したいところ。
今度は積雪期に山スキーで来ます。
9:38 十石峠避難小屋出発、下山開始

国道158号の混雑を回避するため昼過ぎには下山したいところ。
今度は積雪期に山スキーで来ます。
花々や景色を楽しみながら下りていきます。
5年前のGPS軌跡を確認すると、夏道よりだいぶ南側を登り下りしていました。
花々や景色を楽しみながら下りていきます。
5年前のGPS軌跡を確認すると、夏道よりだいぶ南側を登り下りしていました。
下るにつれてどんどん暑くなってきました。早くも頭の中は温泉とコーラでいっぱい。
下るにつれてどんどん暑くなってきました。早くも頭の中は温泉とコーラでいっぱい。
樹林帯に入ると日差しを避けられるので有り難い。
樹林帯に入ると日差しを避けられるので有り難い。
年代物の指導標。自分が知っているフィルムのブランドはフジカラーとコダカラーだけで、
さくらフィルムはコニカが出していたブランドだそうです。
谷川連峰で見かけるマツダランプの指導標もそうだけど、かつては企業による登山道整備が盛んな時期があったのでしょうか。
年代物の指導標。自分が知っているフィルムのブランドはフジカラーとコダカラーだけで、
さくらフィルムはコニカが出していたブランドだそうです。
谷川連峰で見かけるマツダランプの指導標もそうだけど、かつては企業による登山道整備が盛んな時期があったのでしょうか。
麓付近の急斜面のジグザグに入りました。
写真では分かりにくいけど終始明瞭な登山道です。
麓付近の急斜面のジグザグに入りました。
写真では分かりにくいけど終始明瞭な登山道です。
11:54 三叉路(1530m)

ここまで来ると登山口まであと少し。
11:54 三叉路(1530m)

ここまで来ると登山口まであと少し。
12:07 白骨温泉・十石山登山口(1460m)到着

着きました!
下りは約2時間半。5年前は下部の腐った雪に苦戦した下りでしたが今回は順調でした。無雪期の十石山も良かったです!

懸念していた国道158号も渋滞なく梓水苑へ直行。十石山での汗を流してさっぱりしたものの下界はやはり暑い…。
そして国道158号よりも国道19号(明科と長野の手前)が混んでいた連休中日でした。
12:07 白骨温泉・十石山登山口(1460m)到着

着きました!
下りは約2時間半。5年前は下部の腐った雪に苦戦した下りでしたが今回は順調でした。無雪期の十石山も良かったです!

懸念していた国道158号も渋滞なく梓水苑へ直行。十石山での汗を流してさっぱりしたものの下界はやはり暑い…。
そして国道158号よりも国道19号(明科と長野の手前)が混んでいた連休中日でした。

装備

個人装備
三脚 ハイドレーションシステム 長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 スパッツ グローブ 雨具 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図(地形図・山と高原地図) コンパス ガーミンGPS ラジオ 計画書 ヘッドランプ 予備電池 アマチュア無線機 ファーストエイドキット 補修キット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 登山保険証 健康保険証 スマホ 財布 サングラス タオル 一眼レフカメラ 広角ズームレンズ 望遠ズームレンズ ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

長い中休みのまま梅雨明け、その勢いのまま好天が約束された3連休でしたが、
今回は初日の土曜に下界で用事有り。
そのため前週に朝日連峰まで遠出したのです。ということで今回は日帰りで比較的近場で久々の十石山へ。
一度は無雪期にも登っておきたいと前々から思っていた山です。
どこの山も混雑必至の連休中日にあって、通り掛かった沢渡駐車場入口には予想どおり「満車」の看板。
でも十石山は期待どおり喧騒とは無縁。静かにアルプスの眺望を満喫できた山旅でした。
次はやはり春に山スキーで再訪したい十石山です。

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