北海道遠征1日目。お花畑の羅臼岳にヒグマあり。

2025年07月23日(水) [日帰り]

• GPS: 07:24
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,468m
• 下り: 1,467m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:03
• 休憩: 1:19
• 合計: 7:22

距離 14.0km 登り 1,468m 下り 1,467m

4:57 木下小屋
6:10 弥三吉水
6:17 極楽平
6:29 6:34 仙人坂
6:51 銀冷水
7:08 大沢
7:40 羅臼平
7:53 岩清水
8:27 9:26 羅臼岳
9:46 岩清水
9:56 羅臼平
10:21 大沢
10:34 10:35 銀冷水
10:48 10:54 仙人坂
11:06 11:07 極楽平
11:14 11:21 弥三吉水
12:19 12:21 木下小屋
12:21 ゴール地点

天候

晴れ！ガスなし！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

木下小屋に前泊。3000円/人
木下小屋手前には「ホテル地の涯」の駐車場があり、そこから木下小屋への通路が続いています。（ホテルは現在休業中）
駐車台数は少ないので、休日は車が溢れ路駐があるとのこと。
周りに迷惑をかけない駐車を心がけましょう。
ワタクシ達は前泊のため午後3時過ぎに到着。
電気なし。しかし自家発電により冷えたビールは販売されている。宿泊者は温泉入浴可。

コース状況／危険箇所等

木下小屋前に男女別のぼっとんトイレあり。チップ制。登山ポストなし。
登山道は整備されているが、ダケカンバの太い枝が低く覆い被さっている場所多数。頭部打撲に注意。（しかし何度か頭を打ちつけた）
知床は世界一のヒグマ密集地帯。ヒグマの食料である蟻やハイマツの実がある場所にいる。
今回羅臼平でヒグマを見たが、ハイマツや草木の実を食べていた模様。
知床のヒグマは人間の食べ物や人間そのものの味を知らないので絶対に食べ物を落としたり放置しないこと（フードボックスあり。ザックの放置も禁止）
人間の存在を知らせるための笛や鈴は有効だが、爆竹などヒグマを威嚇する行為はNG。クマよけスプレーは最終手段だがかえってヒグマを刺激する可能性もあるとのこと。お互いバッタリ遭遇を回避する方がベター。
以上のことを小屋番さんから教わり、クマよけスプレーはレンタルしないことに決めた。
水場は弥三吉水のみ飲水可能（自己責任で）
お花畑は大沢入口からまもなく始まる。エゾツツジ、チングルマなど。
羅臼平を過ぎると岩場となり、イワブクロなど多数咲いている。
山頂は晴れていれば360°の眺望。北方領土も見える。

その他周辺情報

道の駅パパスランド:日帰り温泉併設。シャンプーやボディソープのアメニティあり。斜里岳登山口へは車で30分以内。

写真

7/22 15:10

苫小牧港から6時間以上かけて知床までやってきた。国道からこの道に入って木下小屋へ向かう。目の前には知床連山。右端が羅臼岳。

7/22 15:27

木下小屋前に駐車。リアドアを開けようとしたらアオダイショウがいた。頭隠して尻隠さず（笑）

7/22 16:07

木下小屋のテラスで談笑していたら鹿がやってきた。よく見かけるらしい。クマも来たことがある、と小屋番さんが画像を見せてくれた。トイレは屋外なんだけど、夜行くのが怖くなった（笑）

7/22 18:17

木下小屋の宿泊客数人で飲み明かし、大いに盛り上がった。そして羅臼を目指す即席パーティーが結成された。1名の若いお兄さんがスプレー持参していたので、歩く順番まで決められていた。

7/23 4:38

朝の小屋の温泉。ちょっと滑るので夜は特に注意。とっても良いお湯だった。

7/23 4:39

木下小屋。この時点で即席パーティーは崩れ、ワタクシ達と若いお兄さん、他1名が取り残されていた（笑）

7/23 4:48

小屋の中のストーブ。前任の小屋番さんは鉄道マンだったらしい。クマや鳥の写真、絵など飾ってあってとっても味のある小屋だった。

7/23 4:50

出発前に小屋番さんと記念撮影。動物と小屋を愛する方でとても楽しい時間を過ごさせてもらった。ありがとうございます！

7/23 4:54

若いお兄さんに「他の方達先に出発したみたいよ」と言ったら凄くショックを受けていた（汗）ワタクシ達もお兄さんより先に出発。

7/23 5:25

結構頻繁に標識あり。

7/23 6:01

枝にぶつからないように、と小屋番さんに言われたけど結構ぶつかった。

7/23 6:50

銀冷水はエキノコックスが入っているかもしれないので生で飲まないように。

7/23 6:50

取り口もなくただの沢。

7/23 7:03

大沢入口

7/23 7:03

雪が残っているけど全然涼しくない（笑）

7/23 7:03

ウコンウツギ

7/23 7:05

ツガザクラかな？

7/23 7:06

ミツバオウレン。これしか見つけられなかった。

7/23 7:06

ゴロ岩を登る

7/23 7:11

脇にはお花畑。幸せ〜！チングルマとエゾツガザクラのハーモニー。

7/23 7:13

？花の形はクワガタソウだった。めっちゃ小さい花。

7/23 7:14

エゾツツジ

7/23 7:15

スミレ系

7/23 7:16

オンタデ

7/23 7:17

ナガバノシロワレモコウ

7/23 7:21

イワギキョウ

7/23 7:22

ワッサワサ

7/23 7:35

羅臼平から見上げた羅臼岳

7/23 7:37

さて、いよいよ山頂だ。

7/23 8:02

高度をあげて知床連山を見下ろす

7/23 8:05

そして⋯花！

7/23 8:05

一面に咲いてる！

7/23 8:06

チングルマ

7/23 8:07

エゾツガザクラ

7/23 8:08

ミネズオウ

7/23 8:08

コケモモ？

7/23 8:09

アオノツガザクラとエゾツガザクラのツーショット

7/23 8:09

ピンクと白と黄色と緑！

7/23 8:11

あ！北方領土も見えてる!

7/23 8:13

下に見えているのは羅臼港。

7/23 8:15

ここの岩場はこんな感じで目印ついてる。わかりやすく可愛い。

7/23 8:22

イワヒゲ

7/23 8:22

シモツケソウ

7/23 8:33

そして山頂！

7/23 8:33

知床連山。知床大滝まで縦走できるみたい。

7/23 8:33

斜里港かな？

7/23 8:35

左下に見えるのは羅臼湖。奥には翌日登る予定の斜里岳。

7/23 8:39

イワブクロはいっぱい咲いていたけど結構落ちてもいた。

7/23 9:07

山頂で談笑した群馬の男性と記念撮影。前の週にはジャンダルム登ってきたというツワモノ。

7/23 9:17

オホーツク海がベタ凪だ。

7/23 9:19

さて、降りますか。

7/23 9:36

チングルマだらけ。幸せ。

7/23 9:36

エゾツガザクラが混じって圧巻。画像で伝わらないのが残念。

7/23 9:42

羅臼平を眺めながら降りていると、としちゃんがクマの存在に気づいた。

7/23 9:42

あの岩場から少しずつ登山道に向かって歩いてきてる。

7/23 9:42

ハイマツの実を食べているのかな。登山道にヒグマが到達する前に通過しちゃおうってことで急いで下山。

7/23 10:01

シナノキンバイかな？凄く大きな花。

7/23 10:03

大沢付近のお花畑。登りの時はまだ日差しが弱かったけどこの時間なら光が入って色が映えるね。

7/23 10:05

エゾツツジのショッキングピンクとチングルマの果穂。

7/23 10:05

凄い〜！

7/23 10:07

メルヘンすぎて帰れない。

7/23 10:09

チシマクモマグサ。可愛い〜♡

7/23 10:09

7/23 10:17

クワガタソウ

7/23 10:18

エゾコザクラ

7/23 10:25

暑すぎるので、大沢入口の雪で体温調節。ワタクシは帽子の中に雪の塊を入れて冷却。

7/23 10:32

7/23 11:14

弥三吉水に戻った。あと一時間くらいかな。

7/23 11:37

ハギ系

7/23 11:45

オホーツク海が見えた!まもなく登山口だね。楽しかった〜！

7/23 12:58

下山後は知床自然センターによってみた。外国人観光客も日本人も沢山いた。

7/23 12:58

硫黄岳の説明。羅臼岳から知床連山を見たら南八ヶ岳みたいだったな。

7/23 16:25

道の駅パパスランド屋外にあった自販機。刺身の自販機なんて初めて見た！（笑）

撮影機器：

Canon EOS R50 Canon

Pixel 7a Google

Galaxy A55 5G samsung

感想

cocoK

北海道1日目は羅臼岳。
前日から木下小屋に宿泊し、小屋番さんからヒグマ対策のレクチャーを受ける。
知床の動物達と自然を愛しているお方。
小屋の直ぐ側に鹿は来るし、ヒグマも来たことがあると言って画像を見せてくれた。
他の宿泊客とも談笑しながら飲み交わし（ヨーロッパのトイレ事情など、話題は次から次へと沸き上がる。）夕食の時間はあっという間に過ぎていった。
翌日のために飲み過ぎはNGなので日が落ちた時点で腰をあげた。
暗闇の中、ヘッデン点けながら入浴し就寝。
おかげさまで翌朝はスッキリと目覚めた。
即席パーティーはすでに崩れていたけれど、他にも多数の登山者が入って行ったのでヒグマも出て来ないだろう、と読んで二人きりで出発した。
出だしから暑い。
この日は全国でも北海道が一番暑いというではないの。
脱水にならないよう水分は小まめに摂りながら歩くんだけれど、汗はとめどもなく流れる。
弥三吉水まで無休憩で歩き、2リットルの水を確保。他の団体さんもいたので休む場所もなくすぐに出発。
しばらくの間、ハイドレに入れた水が背中を冷やしてくれた。
ヒグマにビビっていたけれど、大沢まで来るとお花畑が凄すぎてすっかり忘れてしまっていた。
羅臼平のフードボックスを見て、ヒグマのことを思い直す。
山頂直下の岩場もまた一面のお花畑。
さらに知床連山や北方領土が見えて撮影に忙しい。
山頂は風が強かったけれど、そのおかげで体温を下げることができた。
長い時間360度Viewの景色を堪能。
他の百名山ハンターさんと楽しく談笑し、あっという間に時間は過ぎていった。
名残惜しいけれど、狭い山頂に次々と人がやってきたので下山開始。
間もなくとしちゃんがヒグマを発見した。
さすがだ。
ワタクシ一人では見つけられなかっただろう。
お花畑もヒグマも北方領土も見れて最高の1日だった。
関わってくれた全ての人に感謝して、次の斜里岳に向かった。

コメント

minho

こんにちわっわっわー😰
怖い、怖すぎる😰ヒグマがカメラ目線で写っているね。よく冷静でいられたね。凄い。
私はきっと無理だわ。
また大きな思い出できたね。
お花畑は期待通りでしたか？
きっとチングルマのお花は見事だったんだろね。
私もハイジの気分をあじわいたいわ˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚

cocoK

minhoさん、こんにちは！
ヒグマよく写っているでしょ？
これは望遠で撮ったものなの。
実際はかなり遠い場所にいます。
山頂行けずに戻った人もいましたが、それは
正しい判断だったと思います。ワタクシ達は戻らなきゃいけなかったので、熊さんが来る前に通り過ぎました。
大きな思い出できたよ（笑）
お花畑は期待通り。
もう少し早い時期ならもっと凄かったかもしれません。
また行きたいなあ。
その時はminhoさんも一緒に登る？😁