トムラウシ山 大雪山の奥座敷に位置する孤高の山


- GPS
- 08:27
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,506m
- 下り
- 1,195m
コースタイム
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:22
天候 | 快晴だが、西側から雲が次々に流れてきて、山頂での展望をさえぎる。麓の新得町では最高気温が36度で下山後の登山口駐車場でも27度と酷暑の中の登山。それでも、森林限界を越えると、強風が吹き涼しく感じた。風が無く直射日光を浴びると、消耗が激しいと思う。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新得町の観光案内によれば80台停められるそうで、土日でも滅多に満車にならないそうです。海の日の三連休には少し林道にはみ出したそうです。トイレ併設だが、水場は有りません。 近くの東大雪荘の分岐から未舗装の1車線道路を8キロ走る。午後の下りでも車中泊をする車が結構上がってくる。それほど苦労せずに離合できるのが幸い。 ここからトムラウシ山へのピストンで17.3キロ程度。行程が長いので早出が基本で、4~6時の間に集中するようですが、数人のパーティだと4時出発が多いようです。単独行が3割との統計結果有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※バッテリー不調により、下山途中のカムイ天上でログが止まっています。 そのため、総距離は2.2キロ、山行時間は40分を足してご覧ください。したがって、総距離は17.3キロ、山行時間は8時間20分になります。 カムイ天上までは普通の登り。その先は泥濘の多い木道となっている道。 コマドリ沢までは急な下りで帰りはきつい登り返しになる。 コマドリ沢から先は涸沢沿いに登る。トムラウシ公園に向けて下りの後に登り。岩岩な場所を通過して、トムラウシへの最後は岩場の険しい登り。 危険箇所は無いが、急坂や岩場に注意する必要があり、特に下りでは疲労が蓄積しているので要注意です。 |
その他周辺情報 | 東大雪荘 民営の国民宿舎で大変人気が有り、発売直ぐに夏休み中の平日でも個室は完売。その場合は大部屋になります。直前に空きが出て、個室に宿泊しました。ツアー客の方が多く、7月下旬~8月お盆頃までびっしり満室だそうです。 ホテル並みの料理で、施設も山の中とは思えないリゾート感溢れる良い宿。 大きな露天風呂が川に面している。硫黄臭のある温泉らしい温泉で湯治のみのお客さんもいそう。トムラウシ山短縮登山口まで8キロの地点にあり、登山者に便利。 宿泊せずに日帰り温泉として利用できます。 13時~1930。大人1000円。弱アルカリ性温泉。 館内はWi-Fiが使えると思います。 |
写真
感想
※バッテリー不調により、下山途中のカムイ天上でログが止まっています。
そのため、総距離は2.2キロ、所要時間は40分を足してご覧ください。
したがって、総距離は17.3キロ、山行時間は8時間20分になります。
40ウン年ぶりの再訪。大学2年の時に大雪山を周回縦走した際に、化雲岳からピストンでトムラウシ山を登っています。今回は日帰りのできる短縮登山口からのピストンで懐かしの山を登ることにしました。トムラウシ山は大雪山の奥深く、独立峰のようにそびえ立つ格好良い山です。
この日の日の出は4時10分で、夜明けはヒグマの活動が活発化すると言われているので、4時30分を目処に行動しアクシデントもあり5時過ぎにスタートしましたが、それが裏目に出て山頂に着いた10時過ぎにはガスが西側から盛大に上がってきて、トムラウシ山頂に着く頃には大雪山方面、十勝岳連峰方面ともに抜けるような展望を得ることができませんでした。部分的には見えましたが、旭岳、十勝岳の山頂は見えずじまい。
天気予報では快晴、見晴らし予報でも非常に良いとの情報を信じて山頂に10時到着でも展望があると考えて行動しましたが、甘かったですね。長野県の山々と同様に、快晴の日であっても次第に雲が湧くのは大雪山系でも同じでした。日の出時間の4時頃にスタートした方は、山頂で20分待って雲の切れ間からかろうじて旭岳方面を望むことができたそうです。うらやましい…。
皆様には天気の良い日は多くの人々が登るので、ヒグマも出てこないと信じて日の出頃に登り始める早出をお勧めします。
平日にも関わらず、7月下旬~8月お盆頃は本格的なシーズンですので非常にたくさんの方がトムラウシ山に登っていました。
当日は、麓の新得町で最高気温が36度に達する北海道とは思えない酷暑で、熱中症を心配する陽気でした。短縮登山口駐車場、標高970メートルの朝5時の時点で20度、下山の14時25分頃で27度と、夏の奥多摩の雲取山登山よりも暑いくらいの陽気に体力を削られました。
北海道の夏の登山も日によっては命懸けになりそうです…ちなみにこの日の沖縄県那覇市は32度弱で、まだ猛暑日が無いそうです。避暑地?
水は、通常ペースよりも多くして3ℓ持って上がりましたが、少し余るくらいで大量に消費しました。
写真記録に載せましたが、高山植物がたくさん咲き乱れていました。特にトムラウシ公園付近は雪渓が溶けてまもなく一斉に開花したせいか、黄色や白色などの花々が群生しており大変見事でした。
トムラウシ山は、短縮登山口のおかげで日帰り登山ができますが、行程が長く脚力がそれなりにある経験者でないと、日没までに歩き通せない可能性があります。標準コースタイムはヤマレコで山行時間が10時間、山と高原地図で12時間になります。
数人のパーティの場合はゆっくりした人にスピードを合わせる必要から4時頃の出発が多いようです。某旅行会社主催のツアー客の皆さんがいらっしゃいましたが、3時40分の出発だったそうです。登りで6時間強とか。単独行の割合が3割強との統計結果があるそうで、感覚的にもそんな気がしました。
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