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Yamareco

記録ID: 8482558
全員に公開
沢登り
塩見・赤石・聖

信濃俣河内から仁田岳東南尾根

2025年07月26日(土) 〜 2025年07月27日(日)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
17:01
距離
31.6km
登り
2,724m
下り
2,784m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:49
休憩
0:10
合計
7:59
距離 15.8km 登り 1,381m 下り 739m
5:30
22
スタート地点
6:02
6:12
437
13:29
宿泊地
2日目
山行
9:01
休憩
0:21
合計
9:22
距離 15.8km 登り 1,344m 下り 2,044m
5:05
193
宿泊地
8:18
8:22
41
9:03
40
9:43
9:44
19
10:03
10:04
16
10:20
10:21
57
11:18
11:19
23
11:42
11:50
119
13:49
13:50
5
13:55
13:59
6
14:05
22
14:27
ゴール地点
天候 初日は快晴だが、日の入り前に雷と夕立ちあり。
翌日も快晴で、おそらく夕立ちあり。
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
静岡から井川へ向かうルートは、いつも通り、夜間通行止め(20時~6時)なので、その時間帯のアクセスは、島田金谷から井川へのルートとなるので注意。

畑薙第一ダムの右岸林道の入口(数台)に駐車。
林道の状態は悪く、落石、倒木が多く、途中で土砂が堆積して車は通行不能。
コース状況/
危険箇所等
軌跡が途中で途切れています。

林道を進んでから信濃俣大吊橋下降点のはっきりとした道に沿って急斜面を降り、バックウォーターを見てみると、かなり水が溜まっていた(深い)。
居合わせた釣りの方に倣って尾根の側面のロープを使って崩れた場所を降下し、湖岸沿いに進むが、かなり深い場所あり。
釣りの方がどっぷり浸かって湖岸をへつっていったため、それに倣って通過したが、足がつかない場所があり、湖岸の手がかりも崩れやすいため、緊張した。
釣りの方がいなければ諦めていたかもしれない。

10mほど進むと湖岸上を進めるようになり、後は広い河原を渡渉しながら進んでいく。川の水は濁っており、増水して水流は強いが、浅いので問題なし。

その後、沢幅が狭まってからは、濁った水の割には水量は遡行困難なほどではなかった。

第一ゴルジュは、狭い場所や滝が断続的にでてくる。ラバーのフリクションがよく効くので、へつりもしたが、勢いが強い場所は躊躇なく巻いた。
2m滝の釜を見た記憶がなく、手前でまとめて巻いたのかもしれない。

第二ゴルジュは、いかにもゴルジュという場所だが短く、問題の出口の小滝の前の狭い場所は、端は意外にも深くはなく、残置スリングのある右岸の岩は難しそうに見えたので、予習済みの左岸側の岩に挟まれた場所からトライして這い上がって通過。

第三ゴルジュは、第一ゴルジュと同様な感じだが、第一ゴルジュに比べて水量が少ない。
注意しないと大高巻きになる場所は、予習通り、登り過ぎないようにして目印の立き木の場所から問題なく降下。

西沢出合の焚き火跡のある幕営適地でテン泊したが、これより上流にもよいテン場あり。沢全体として、テン場には困らないと思われた。

西沢出合から先も小滝が続くが、際どい高巻きはなかった。
源頭を過ぎたら、薮の薄い樹林帯の歩きやすい場所を登り、最後はハイマツが回避できなくなったが、すぐに高さが低くなり、そこまで苦労はなく登山道合流。

仁田岳東南尾根は、
最初のハイマツ帯は背の低い場所を選んで進み、その後の斜面は薮の中を降下したが、尾根筋側の方が薮が少なかった。その後も薮の少ない場所を選んで進んだものの、樹林帯に入る直前で少しもがいた。
樹林帯に入れば、薮は薄く比較的快適に進めるようになった。
1876のトラバースは、薄いものの不思議なくらい踏み跡が続いているが、滑落注意。
崩壊地もいくつかあるので注意。
最後の下りは、ザレて滑りやすい急斜面なのでチェーンスパイクを装着した。
ちなみに、この最後の尾根でクマを見かけた。

バックウォーターの水があまりきれいではなかったこともあり、できれば回避したいと、手前の尾根で林道に上がってみたが、林道が崩壊しており(かなり前からこんな状態であるようだ)、引き返して再びバックウォーターの湖岸をへつった。
その他周辺情報 白樺荘利用。食堂もあるようだ(16時まで)。
濁った水だが、水量はそこまで多くはなかった。
2025年07月26日 08:26撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 8:26
濁った水だが、水量はそこまで多くはなかった。
三俣。小沢又は中俣沢から濁った水が流れていた。信濃俣河内の水の濁りは低かった。
2025年07月26日 09:07撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 9:07
三俣。小沢又は中俣沢から濁った水が流れていた。信濃俣河内の水の濁りは低かった。
第一ゴルジュの滝はほとんど巻いたような。
2025年07月26日 10:07撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 10:07
第一ゴルジュの滝はほとんど巻いたような。
雰囲気のある第二ゴルジュ。端の水深は深くなかった。
2025年07月26日 11:02撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 11:02
雰囲気のある第二ゴルジュ。端の水深は深くなかった。
核心部。予習していた通り、左岸の凹部に可能性を見出し、岩を這い上がって通過!
2025年07月26日 11:07撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 11:07
核心部。予習していた通り、左岸の凹部に可能性を見出し、岩を這い上がって通過!
第三ゴルジュの二条の滝は右岸巻き
2025年07月26日 12:01撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 12:01
第三ゴルジュの二条の滝は右岸巻き
左岸巻き
2025年07月26日 12:13撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 12:13
左岸巻き
予習通り、登り過ぎないように高巻いて目印の立ち木の場所から岩の段を降下した場所(奥)。
これを外すと大高巻きとなる。
2025年07月26日 12:32撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 12:32
予習通り、登り過ぎないように高巻いて目印の立ち木の場所から岩の段を降下した場所(奥)。
これを外すと大高巻きとなる。
西沢出合の幕営適地。
木立があり、夕立の影響は少し軽減された。
2025年07月26日 14:03撮影 by  iPhone 15, Apple
7/26 14:03
西沢出合の幕営適地。
木立があり、夕立の影響は少し軽減された。
真ん中を通過。
2025年07月27日 06:12撮影 by  iPhone 15, Apple
7/27 6:12
真ん中を通過。
崩壊地が出てくる
2025年07月27日 06:17撮影 by  iPhone 15, Apple
7/27 6:17
崩壊地が出てくる
源頭のトリカブト
2025年07月27日 07:34撮影 by  iPhone 15, Apple
7/27 7:34
源頭のトリカブト
仁田岳から東南尾根へ
2025年07月27日 08:27撮影 by  iPhone 15, Apple
7/27 8:27
仁田岳から東南尾根へ
東南尾根には崩壊地がいくつかある
2025年07月27日 11:17撮影 by  iPhone 15, Apple
7/27 11:17
東南尾根には崩壊地がいくつかある
バックウォーターの水量は昨日よりも増えていた...
2025年07月27日 13:30撮影 by  iPhone 15, Apple
7/27 13:30
バックウォーターの水量は昨日よりも増えていた...
吊橋下降点の尾根の崩れた斜面を残置ロープで行きは降下し、帰りは登り上げた。
2025年07月27日 13:47撮影 by  iPhone 15, Apple
7/27 13:47
吊橋下降点の尾根の崩れた斜面を残置ロープで行きは降下し、帰りは登り上げた。
撮影機器:

感想

行ってみたかった南アルプス南部の沢へ。
いきなり水がいっぱいのバックウォーターにさあどうしよう。
釣りの方に倣って思いっきり浸かって通過した後も増水の不安しかなかったが、
遡行困難なほどの水量ではなく、上流ほど水も澄んできて、だんだん楽しめていった。
巻きは多かったが、それなりに挑戦もできた。
最後は、回避を試みたバックウォーターに再び浸かり、冒険いっぱいの沢旅となりました。

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