竜ヶ岳宇賀渓蛇谷



- GPS
- 08:22
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,072m
- 下り
- 1,076m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 8:14
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
写真
(敬称略)黄色ヘルメットから取り付き、赤ヘルメットまでトラバース気味にシャワークライミング。再びトラバース気味に滝を横断して、あとは右壁を登る。
私は諦めて、黄色ヘルメットから、そのまま右壁を、半分ほど右上へ上がり、残り半分は垂直に登りました。
後続者は、もっと手前から巻いたようです。
後続者はサッサと左から巻いてました。そちらは残置ロープもありました。
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
カム
ナッツキー
アッセンダー
ハンマーバイル
アングルハーケン
渓流シューズ
トポ、ルート図
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感想
ホタガ谷という名を知ったのは去年。力量を試すのに、行ってみたらどうかと、ある人から言われた。調べると、登攀系3級となってて、気軽に行くのは憚られる。
隣に、この蛇谷があることを知り、ここなら行けそうだ。楽しそうだし。ということで、前哨戦にと訪問。
まず、魚止めの滝。大所帯の先行者が登ってる。私たちは、ほぼシャワークライミング経験なし。ちょうどいいから、見学させてもらいました。
さて、私たちの番。同志がリードで、一発で成功。結果、支点取らずに、実質フリー(笑)
ここで、ビレイ解除した途端、ルベルソ落とした😭ちゃんと脱落対策してなかった。日ごろから横着してるから、こういう目に遭うと、猛省。この後、使う場面もなく、無事帰れたのが不幸中の幸いでした。
半べそかきながら、私の番。水圧が強すぎて、2回水圧で滝壺へ落とされました🤣対岸へ泳いでみたけど、淵は深く、流れに押し戻され、岸壁はホールドも足場も見当たらず、容赦なく滝が打ち付け、とても上がれそうにない。ロープが足に絡まるし、比較的小規模と思われるサラシ場でも、間近で見ると恐ろしい😱時間かけすぎたし、諦めて、無難に右壁を登りました。この間、無線が大活躍。いい加減、自分も買わないと。
それにしても、シャワークライミングの難しさを思い知りました。重心を落とさなかったのは初歩的な未熟さ。それはさておき、あんなところで支点とか、どうやって取るのだろう?足場やホールドがあるかも分からず、オンサイトで登れる気がしません。
本流から分かれ、序盤の2段13m。今度は私が右壁をリード。少し滑る岩。基本、簡単だけど、3ピン目からの1ムーブが核心部。右手はカチ、右の足場は悪く、左足は決まりにくいジャミング、次の左手が遠い。リード慣れしていない私は苦戦。久しぶりに足が震えるのを抑える。左手が決まらない、と思った瞬間に体勢を保てないのを感じ、「落ちる❗」と同志に叫んで、フォール😥一瞬、ボルトが外れるかも、と覚悟しました。先輩から、口を酸っぱくして、リードは絶対安全にと、教えられたのに。ボルトがしっかりしてそうだから、甘えも出たかもしれません。何がダメだったか、詳細には思い出せないけど、落ちるときの、あの恐ろしく嫌な感覚は忘れられません😰ザックの重みで頭からひっくり返る、というのもプチ体験しました。
ともあれ、怪我が無かったのは幸い。かえって吹っ切れ、次は絶対失敗できないと集中し、何とか登攀成功❗
この時点で、10時半。まだ全然進んでない。と、焦り、ここからはペースアップ。こだわるほどでもない滝は、巻く方針で。でも、早々と脚にきてる私🤣そして暑い。水をかぶっても、すぐにまた暑くなる。水をケチって500mlしか持ってこなかった私は、軽い脱水症状で、少々しんどかった🥵
上述の2つの滝みたいなのが、まだあると大変だと思ったけど、大半は直登できたし、巻きも易しめでした。美しい渓相も次々と変わり、息もつかせぬ連爆で、飽きさせない。ただ、終盤は暗色のナメ中心で、やや単調。
詰めは藪漕ぎもなく草原の稜線へ。暑い日でしたが、開けたなだらかな丘陵は、そよ風が心地良かったです。こんなのどかな山が、廊下と連爆の谷を秘めてるとは、行ってみないと思いもよりません。
2人とも竜ヶ岳は初めてだから、山頂へ。鹿の放牧場みたいになってました。下山は2時間ほど。軽い熱中症と重装備で、ちょっとしんどかったけど、ワラーチで今回も頑張りました💪
下山後は、トイレもある、快適なキャンプ場。
全体に、岩は比較的しっかりしてたかと思います。水は見た目綺麗で、水温高め。釜も多く、この日は水に浸かって気持ちいいくらい。ただ、上部ほど少し臭いはありました。今年は降雨少ない影響もあるのかも。ヒルには会わなかったけど、しつこいアブはいました。
登山道が近く、高巻きもしやすい。親切にも、ボルトや残置ロープなどもたくさんあり、人気の谷という印象。初心者も連れていけそうです。
その他、反省点。
虫が知らせたか、示し合わせた訳でもないのに、ヌンチャクを2本ずつ持参してた。序盤の2段13m滝は、これがなければ、諦めて巻くなりしてただろう。
泳ぎを伴う沢では、フローティングロープが必要。
沢では、一般に、単ガラスの水中メガネじゃなくて、ゴーグルの方が使い勝手良さそう。
予備の確保器やエイト環も持つべきか?
そこそこ大きな岩に、不用意にぶつかったら、足を挟まれそうになった。細心の注意を怠らないこと。
エイトノット、沢で濡れると解きにくい。フォールした後、苦労した。ブーリンの方がいいか。
いろいろ勉強になったし、達成感もあったけど、危ない場面が何回もあり、まだ、自分にはホタガ谷は早いなと、身のほどを知らされました。
ともあれ、最高に楽しめて、リードも、何とか通過できて、帰宅後、いい酒が飲めました😆
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