白馬三山(猿倉→白馬三山→栂池) 時計回り

2025年08月08日(金) 〜 2025年08月09日(土)

• GPS: 16:04
• 距離: 28.0km
• 登り: 2,883m
• 下り: 2,256m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:22
• 休憩: 1:17
• 合計: 7:39

距離 10.3km 登り 1,837m 下り 337m

6:46 猿倉荘
6:52 6:56 鑓温泉分岐
7:16 水芭蕉平
7:26 猿倉台地
7:42 7:43 中山沢
8:33 8:34 小日向のコル
9:15 9:16 サンジロ
9:36 杓子沢
9:40 落石沢
9:44 崩沢
10:10 10:11 鑓沢
10:40 11:34 白馬鑓温泉小屋
13:07 13:17 大出原
13:55 14:00 鑓温泉分岐
14:25 天狗山荘

2日目

• 山行: 7:04
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:24

距離 17.7km 登り 1,046m 下り 1,919m

4:55 天狗山荘
5:24 鑓温泉分岐
5:46 6:00 鑓ヶ岳
6:42 6:47 杓子岳
7:34 丸山
7:53 8:09 白馬山荘
8:23 8:25 白馬岳
8:57 三国境
9:36 9:40 小蓮華山
10:13 10:14 船越ノ頭
10:42 11:20 白馬大池山荘
11:51 乗鞍岳
12:28 風吹大池方面分岐
12:33 天狗原/白馬岳神社
13:19 栂池山荘

天候

1日目　曇り時々晴れ。稜線上は大強風・小雨交じり
2日目　曇り時々晴れ。白馬岳までの稜線上はやや強風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

●駐車場　八方第2　AM5:30で何とか入れました
●八方BT→猿倉　予約制バス2,000円。予約サイトがエラーしまくり、手こずる。（駐車場には客待ち乗り合いタクシーあり）
●栂池ロープウェイ・ゴンドラ　2,100円　登山口〜バス停まで50分くらい必要
●栂池→八方BT　14:21発乗り合いバス　530円　本数少ない

コース状況／危険箇所等

●猿倉〜鑓温泉小屋　崩落しかかっている箇所あり。雪渓あり。小屋見えてから長い
●鑓温泉小屋〜稜線　滑りやすく、急角度の鎖場あり。稜線まで急登が続いて辛い
●白馬鑓ヶ岳・杓子岳　（大）強風でした。ザレ・ガレ多く、スリップ・転倒注意

その他周辺情報

鑓温泉小屋の足湯　適温でした〜　水補給可能
白馬大池の無料水は、「煮沸推奨」との表示あり

写真

8/8 5:45

雲多め。少し小雨交じりで先行き不安…
たくさんの人がいるので、励まされていると勝手に思い込む。

8/8 6:43

猿倉荘はバス2台分の乗客で賑やか。
（従来価格の2倍＝乗車人数1/2で均衡？)

8/8 6:56

大雪渓ルートとの分岐。
初めてのルートで緊張感に包まれる。
入口からして歩行路が怪しげ？

8/8 7:52

歩く人が少ないルートなのか…
自然が多く残されている道と感じました。

8/8 7:54

サンカヨウはお花→実に変わっていた。
ブルーベリーみたいで美味しそう

8/8 8:20

オオバギボウシ

8/8 8:36

歩き始めて2時間。やっと中間点の鑓温泉小屋が見えたけれど、ここからも長かった。

8/8 8:36

25倍ズームで鑓温泉小屋を確認。
遠いなあ〜

8/8 8:42

ホタルブクロ

8/8 9:17

数か所、崩壊しかかっている箇所がありました。

8/8 9:23

振り返れば、眼下には白馬の街。
そんなに離れていないと思うけれど、ここは全く違う世界。

8/8 9:27

杓子沢を通過します。
上部から轟音を立てながら水が流れ落ちています。

8/8 9:32

橋が掛けてありますが、あまりにも水流の勢いがすごいので緊張しました

8/8 9:37

下流部は雪渓があんぐりと口を開けています。怖い〜

8/8 10:03

鑓沢は、雪渓が残っています。
ベンガラが撒かれており、アイゼンなくとも大丈夫でした。
（雪渓の状態によって、ルートは変えられているようでした）

8/8 10:15

ミヤマキンポウゲ？

8/8 10:17

鑓温泉下を通過。
もう少しですが、疲れも溜まり、脚が進みません。

8/8 10:23

雪渓の厚みは10m近い印象を持ちました。

8/8 11:20

猿倉登山口から約4時間かけて鑓温泉小屋に到着。
早めの昼食をとった後、足湯に浸かりました。極楽〜

8/8 11:29

こちらは開放感100％の露天風呂。
宿泊する方がうらやましかった。

8/8 11:33

軒先に休憩用ベンチ、水補給もでき、ありがたい小屋です。
毎年、組立・分解するのは大変そう。

8/8 11:33

遭対協の方や案内板で何度も注意喚起される、本日の核心部、鎖場スタートです。

8/8 11:34

クルマユリ

8/8 11:43

ニッコウキスゲ

8/8 12:03

時に45度を超える傾斜角、すべりやすい岩場など緊張感を強いられる場面です。登り利用の方が通過しやすいと思いました。

8/8 12:18

チングルマの果穂。盛夏を超えた感があります。

8/8 12:33

実距離以上に長く感じる大出原。
途中でガスにまかれ、小雨＋強めの風で体感気温低下。

8/8 12:36

ヨツバシオガマ

8/8 13:51

残っていたコマクサ。

8/8 14:00

CT3時間のところ、何とか2.5時間で稜線上へ。
出た途端に大強風+ガス…　何も見えません…

8/8 14:19

イワギキョウ

8/8 14:26

強風で足取りもおぼつかない状況の中、やっと天狗山荘に到着。

8/8 14:34

昔ながらの蚕棚方式の寝室。
内部は整然・清潔に保たれています。

8/8 14:35

宿の方から「1区画一人でどうぞ〜」と言われ、個室状態になりました！（6人×2段＝12人分を独占利用）

8/8 15:16

改装された室内はとても綺麗で、ジャズが流れる居心地の良い空間です。（ストーブで暖をとれました）

8/8 17:02

夕食は「天狗鍋」がふるまわれます。
とても寒かったので、出汁の効いた汁が五臓六腑に染み渡りました。

8/9 4:20

19時就寝、4時起床の爆睡状態でした。（日常は不眠傾向なので、ぐっすり寝た感あって満足）
朝は、外来エリアで朝食をとりました

8/9 4:56

夜中は轟音たてて風が吹いていたので、苦行を覚悟していましたが、やや強めの風ながら視界クリアでモチベーションアップ
まずは白馬鑓ヶ岳を目指します。

8/9 4:56

お世話になった、天狗山荘。
ゆったりしていて良かった！

8/9 4:58

ご来光〜

8/9 5:19

凛とした剣岳

8/9 5:19

剣岳と立山連山

8/9 5:20

遠目には白亜の山？に見える白馬鑓ヶ岳。
ガレ場が多く、踏ん張りがきかなくて苦戦。

8/9 5:33

来てよかった…

8/9 5:42

槍ヶ岳と穂高連峰

8/9 5:50

手前に杓子岳、後方に白馬岳。
はトレイル

8/9 5:52

白馬鑓ヶ岳に到着！

8/9 5:53

不帰キレット、唐松岳、五龍岳…
天狗山荘宿泊者の多くは不帰キレットを目指していましたが、自分技量不足でムリ…

8/9 5:56

おっ！黒部ダムが見えた〜。放水中ですね。

8/9 6:12

杓子岳までは急降下して登り返し😵‍💫

8/9 6:13

ミヤマアケボノソウ

8/9 6:23

振り返って、白馬鑓ヶ岳

8/9 6:44

杓子岳から白馬岳を見ると、左右非対称であることが良くわかります。

8/9 6:45

杓子岳に到着（2回目）

8/9 6:46

お花畑から頂上宿舎まではえげつない急登😵
数回歩いたけれどツラくて仕方なかった。

8/9 7:15

上から見下ろす大雪渓。もう、秋道だそう

8/9 7:21

トリカブト

8/9 7:25

タカネナデシコ

8/9 7:35

地味につらい、頂上宿舎〜白馬山荘〜白馬岳

8/9 7:37

イワベンケイ

8/9 7:54

白馬山荘から杓子岳。白馬鑓ヶ岳。
天候も回復し、踏破した満足感に包まれました。

8/9 8:08

白馬山荘でエネルギー補給休憩。
チェックアウト後で束の間の静けさでした

8/9 8:23

天狗山荘を出発後、3.5時間かけてやっと白馬岳山頂に到着。既に疲労困憊😫

8/9 8:26

これからが稜線トレイルの醍醐味

8/9 8:36

雷鳥親子を発見！

8/9 8:39

ひなが2羽いました。

8/9 8:40

お母さんは外敵襲来を見張っているようで、ほとんど動かず、周囲を見ていました。

8/9 8:49

雪倉岳方面

8/9 8:58

三国境。この分岐に来ると、朝日小屋方面へのお花畑ロードへの思いが増してきます

8/9 9:00

小蓮華山までのトレイル。ずっと歩いていたい…

8/9 9:34

小蓮華山

8/9 9:45

ホントにこのトレイルは美しい〜

8/9 9:51

ハクサンフウロは終盤戦

8/9 9:54

小蓮華山から白馬大池感も素敵なトレイルが続きます。

8/9 10:00

トウヤクリンドウ

8/9 10:24

白馬大池。いつ見ても美しい光景

8/9 10:38

リンドウ

8/9 10:39

チングルマ

8/9 10:40

ハクサンコザクラ

8/9 11:19

大賑わいの白馬大池山荘。
栂池から登ってくる方が到着する時間帯でした。

8/9 11:22

ハクサンイチゲ

8/9 11:51

乗鞍岳。手持ち用の山頂標識あります

8/9 12:03

いつもの雪渓。アイゼン不要でした

8/9 12:32

天狗原。ここまで来ると残り1時間目安。

8/9 13:27

無事にゲザーンしました。楽しかったけれど長かったな〜

撮影機器：

Canon PowerShot SX620 HS Canon

感想

みきちゃん

・天候不順の合間を狙って、8/8-9の2日間で白馬三山を縦走してきました。
・初日は予報よりも天候回復が遅れ、特に稜線上は富山方面からの強風がひどく、深夜も音を立てて吹き荒れていました。（好天を予測し、軽量化のために防寒対策が十分でなかったことを反省）
・2日目は、午前7時ごろまで強めの風が吹いていましたが、薄曇り／晴れとなり、白馬の夏山を堪能することができました。ただし、1日目の疲れが残り、思ったようなペース配分ができず、ヘロヘロになりながらの下山となりました。
＝＝
・鑓温泉小屋ルートは、大雪渓コースとはだいぶ趣が異なり、登山者もわずかで、ルートも相応に険しい印象を持ちました。（小屋の方で登山道整備をされていました。感謝！）
・核心部の鎖場は30分に満たない区間でしたが、急傾斜の箇所、全体的に岩がツルツルしているので、三点確保が必須と思いました。個人的には登り利用で正解だったと感じました。
・白馬鑓ヶ岳、杓子岳はガレ・ザレの集積であり、登坂エネルギーのロスが大きく、難儀しましたが、山頂に到着した際の達成感は格別でした。
＝＝
・天狗山荘の宿泊者は20名強（別途、テント泊者あり）。食事時間以外は食堂は常時開放されており、ジャズが流れる中、暖を取りながら思い思いの時間を過ごすことのできる居心地の良い空間でした。
・夕食は名物の鍋が振舞われ、標高2,700Mでこのような食事が提供されることに感謝しました。（ご飯はお代わり自由）