【日本百名山 No.92 】【第8次東北遠征】至仏山 鳩待峠からピストンそして尾瀬ヶ原横断
福島県
群馬県
犬丸42
体力度について
- GPS
- 10:08
- 距離
- 28.9km
- 登り
- 949m
- 下り
- 951m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:05
| 天候 | 1日目 曇り 2日目 雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
至仏山、稜線以降は蛇紋岩の道。ひたすらに滑るのでタイム稼げません。雨の日には絶対歩きたくない |
| その他周辺情報 | 尾瀬戸倉ぷらり館 大人600円 10時過ぎに行ったら満員で20分程待ちました。広くはないですがまったりできましたよ |
写真
何年も何年も前いから来たかった鳩待峠についに辿り着いて最初に見たのが鳩待休憩所営業終了のお知らせである。一週間ちょっと遅かった・・・
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感想
京都からは遥かすぎる尾瀬。いろいろ考えてプランニング。御池まで行って宿泊し、燧ヶ岳登って見晴で宿泊、尾瀬ヶ原を抜け至仏山登って鳩待峠に抜けると、我ながら実に無駄のない計画を立てて宿も予約し、新幹線、東武鉄道の特急券も手配した。
当日は予定通り新幹線で京都を発ち東京へ。東武鉄道に乗るべく北千住を目指して快速に乗る。快速、安全確認と緊急停止ボタンのため大幅に遅れる。東武鉄道の特急に間に合わなかった。ってことは会津田島からの最終バスに間に合わない。まさかこんな形の返り討ちがあるとはねえ。
尾瀬御池ロッジに電話してキャンセルし、立て直し。鳩待峠からアクセスするパターンに変更。とりあえず沼田のビジホ確保しそこまで移動。今日はここまで。
翌朝、沼田駅7時20分発のバスに乗るべく、6時30分に宿を出る。連休初日、始発の尾瀬行きなのでどんだけ混むかわからない。ビクビクしながら駅に着いたら誰もいねえ。その後ちらほら人は増えたが、大半が地元の人で余裕で座れた。肩透かし。順調にバスは尾瀬戸倉着。乗り合いタクシーに乗り換えて9時過ぎ鳩待峠到着。整えて9時20分出発。当初の予定なら燧ヶ岳のピークを踏んでる頃だ。
最初は遊歩道的で登りも緩やか。なので飛ばしたら汗だくになった。曇り空だが、樹林帯の中は蒸し暑いのである。ひーひー言いながら進む。原見岩からは曇り空ながらも尾瀬ヶ原が見渡せ、少し安堵した。
そして蛇紋岩ロードに突入。いろんな人が「ここは滑って大変」と書いていらっしゃるが、マジで滑って大変であった。この辺りから前の集団に追いつき、またスライドも増えてきたのもあり、ペースは上がらない。小至仏山を越え、偽ピークに心を折られながら進み、11時50分ピークハント完了。山頂は大量の登山者がひしめき合っていたので早々に退散。
蛇紋岩ゾーン、下りは特に気を抜けない。で、それを抜けたら長い樹林帯のゆったり下りでタイムは伸びず、鳩待峠に戻ったのが14時過ぎ。でもまあ2時間ありゃ見晴までラクショーっしょと舐めてかかり返り討ちに遭う。
山ノ鼻までは森の中。尾瀬ヶ原から鳩待峠に戻る人で対向車線は一杯。コンニチワーを1024回くらい言ったと思う。山ノ鼻の至仏山荘で至仏山バッチとアクエリアスを買い進むも、見晴はまだまだ先。尾瀬の広大さを実感させられた。
60歳にして初めて訪れた尾瀬ヶ原は、それはもう見事すぎる空間で、ボーっと佇んでいるだけで心の澱物が浄化されていく雰囲気に溢れていたが、こちとら時間がないのである。ひーひー言いながら木道をぶっ飛ばす。竜宮を抜け、見晴に着いたのが16時20分頃。予約した原の小屋を探して歩き、ようやく見つけたと思ったら電話が掛かってきた。原の小屋からであった。ひたすらお詫びしもう着きますわと言いながら玄関をくぐったらお姉さんが笑顔で迎えてくださった。返す返す申し訳ねえ。
風呂が17時までとのことで、カラスの行水敢行。山小屋に風呂があり、シャンプー石鹸まで使えるとか、パラダイスぢゃ。17時30分夕食。釜飯は美味であったが、おかわり不可だったのはちょっと残念。部屋は相部屋で予約したんだが、独りで使わせてくれてこれまたパラダイス。原の小屋、いい小屋でした。
翌日早起きして燧ヶ岳やっつけるつもりだったが、夕刻のヤマテンで、予報悪化。東北最高峰に(ですよね？)登れる天気ではなさそう。早めに起きて小雨ならアタック、本降りなら諦めようと20時前枕に頭を付けて撃沈。
翌日、4時前に起きたらしっかり本降りだったので諦めて二度寝する。5時に起きて前日もらった朝食弁当をロビーで食す。クロワッサン2個にゆで卵とお菓子。おしゃれであるな。塩の小パックが入っててゆで卵に全部かけたら少し多かった。山行中に舐めるものだったか。
部屋に戻りカッパを着込んで6時20分出発、山ノ鼻を目指す。もう時間はたっぷりあるからと、雨の尾瀬ヶ原をのんびり歩く。歩き出したら小雨になって、これ行けるんじゃねえの？と一瞬思ったが、そういうのは良くないのでそのまま進む。しかし汗そんなにかいてないのになんだか喉が渇いたのは塩パックのせいだろうな。
8時頃、山ノ鼻到着。この辺りで雨は本降りとなり、マイ撤退判断正しかったと自分に言い聞かせる。1番手前の尾瀬ロッジがテント建てて喫茶営業してたので、コーヒー買ってランチパックを食す。8時30分頃出発し森の中を歩く。雨だが結構な人が鳩待峠から降りてくる。ビニールポンチョや傘の人もいる。ここは観光地なんですね。9時20分鳩待峠に着いて山行終了。下山して温泉入ってバスと電車を乗り継ぎ、東京駅新幹線ホームで豪雨による運転見合わせを食らって呆然とするのはまた別のオハナシ。
というわけで、還暦にして初めての尾瀬探訪は無事成功・・・したのか？まあ一座登れたのは良かったし、尾瀬の概要が掴めたのも良かったし、ここは年一で来るべき場所だと分かったのも大きな収穫だった。ええ来年も来ますよ次はクルマで来てやる待ってろよトンカツ街道。
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今回は公共交通の恐さをもろかぶりしてしまいましたね。私もマイカー民なので諦めましたが、できれば湿原を満喫しながら燧と至仏を縦走？（とは言わない）したかったなー
代わりに出来たおしゃれな星野リゾートの売店がオープンしてまして，だがしかし中にいるのは小汚い登山者ばかりなのでなんだかなあ，という感じでした。
公共交通機関を使う最大のメリットは，渋滞遅れとかの不安が無くなることだと思ってたのに，思いっきり返り討ちに遭いました。もうマジでしばらく新幹線，使いたくないです・・・
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