恐怖!ヒグマに遭遇「羅臼岳」


- GPS
- 07:56
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,786m
- 下り
- 1,788m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:54
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ホテル地の涯は営業休止中でしたが、駐車場は満車でしたので、少し下の方に路上駐車しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
非常によく整備されています。 序盤はしっかりと九十九折になっており、行程は長くなりますが、かなり歩きやすい登山道でした。 大沢の一部が急斜面ですが慎重に歩みを進められれば問題ないレベルです。 山頂直下は急斜面ですので、慎重に進んてください。 |
その他周辺情報 | 登山後の汗は斜里町の公衆浴場グリーン温泉を利用しました。 混雑もしておらず快適でした。(500円) |
写真
感想
今夏は北海道道東シリーズ!
まず始めは知床半島の羅臼岳。
言わずと知れた世界自然遺産。
今までヒグマへの恐怖心からなかなか足が向かなかったエリア。
去年怪我で歩けなくなり、改めて色々と考えさせられたことで、怪我復帰後のタイミングを逃さないようにと決心しての山行。
序盤はよく整備された登山道が九十九折になっており、かなり歩きやすかった印象。
大沢口を過ぎて、少し急登の岩場があるが、まだまだ歩きやすい。
そして山頂直下の岩場は登り応えがあったものの、周りの景色に励まされながら何とか進み山頂へ。
少し雲があったが、徐々に取れ硫黄山までの景色が広がった。
ホントに美しい知床の景色であった。
北方領土の山も雲の上から姿を現していた。
下山も楽しく進むことが出来た・・・
そして大沢に差し掛かり下方を見ると、登山者が多く渋滞のようになっているように見えた。
20人近くいたように見えた。
そのままいくらか進み、立ち止まっている登山者に追いついた。
その登山者がヒグマがいることを教えてくれた。
登山道から10メートルほど外れた斜面、自分の居場所から50mほど下方を登ってくる。
デカいっ!しかも子グマ2頭を連れている。
周りに登山者がいたことで、油断して写真を撮ってしまった。
そして手前の斜面に隠れて見えなくなり、藪の方に進むのだろうと勝手に推測していた。
すると次の瞬間、これから自分が下る登山道上に現れ、悠々と登ってきた。
まずいっ!と思った時にはコチラの存在を気にすることもなく、登山道をこちらに向かって登って来る。
この時ヒグマ親子との距離は20mを切っているように感じられた。
自分達はヒグマから離れるために、登山道を登り返し始めた。
ヒグマを刺激しないように、急ぐ素振りを見せずに進む。
しかし悠々と歩くにヒグマに徐々に距離を縮められる。
どうしたら良いか考えるが、良い案は全く浮かばない。
50〜100mほど登ったろうか・・・
一度立ち止まり、ヒグマの様子を確認する。
するとヒグマもこちらを視認し、少し思案している様子。
その後、登山道を外れ、藪の中を登り始めた。
藪で姿は見えなくなったが、藪が時折揺れることで、ヒグマの位置は把握出来た。
徐々に自分達のいる登山道からは離れて行く。
しばらく動きを見守り、少し経った後に何とか下山を再開出来た。
その頃には後続の登山者も下りてきたので、ヒグマの動きを簡単に説明した。
この後、歩きながら20分以上は足の震えは止まらなかった。
この後も、またヒグマが現れるのではないかと思いながらの下山。
かなり長く感じられたものの、何事もなく無事に下山することが出来た。
これほどの恐怖を感じたのは、生涯2度目だろうか。
ツキノワグマに襲われた2010年(白神岳山行記録参照)以来であったかも。
コメント
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いやーほんとにやばかったですね。最初はあまり心配してなかったけど、急に事態が進行してもうどうしたらいいかわからなくなりました。
熊さんの方から避けてくれて助かりました・・・
それにしても熊さんの歩く速度の速いこと。
皆さん何事もなくてよかったです。
コメントありがとうございます。
置き去りのような形にしてしまい、ホントに申し訳ございませんでした。
間近で見た圧倒的な迫力に、恐怖心がそうさせてしまいました。
以前、白神岳でツキノワグマに襲われて入院したことがあり、その時のことが脳裏をよぎりました。
ヤマレコにも載せていますので、良かったらご覧いただけると幸いです。
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