夏合宿後編 一ノ沢ー常念岳ー蝶ヶ岳ー徳沢ー明神ー上高地


- GPS
- 20:57
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,254m
- 下り
- 1,925m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:07
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:45
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 5:38
- 山行
- 0:53
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 2:03
天候 | 8月の梅雨前線(?)停滞により予測しづらい天候。雨雲レーダーと時間予報を睨み続け、7日午後から回復と判断。一ノ沢の渡渉が懸念されたが入山を少し遅めにして水位低下を期待。9時半ごろの入山時はまだまだ本降りで、登山口付近ですれ違った下山パーティーからは腰まで水に使ったとの情報。引き返しの可能性を想定しつつ進行。その後すれ違うパーティごとに聞き取りすると、浸水は膝まで、靴までと徐々に改善の様子。王滝ベンチのあと、胸突八丁までのあいだの、笠原あたりの支流の渡渉二箇所が増水で浸水必須でしたが、靴濡れを覚悟して落ち着いて進めば渡渉可能な状況でした。朝のうちはもっと水量がおおかったものと思われます。胸突八丁を上がって14時ごろには雨もあがり晴天が見え始めました。翌日8日も早朝はガスで常念山頂は真っ白。その後蝶にむけて縦走中に徐々に回復。槍穂高の美しい夏山の姿を見ることができました。9日の下山日も降雨はなし。雲は多かったですがご来光をいただき、槍穂高のモルゲンロートも素晴らしかったです!!近年夏の天候の読みが難しくなっていますが、情報収集と撤退も含めた適切な判断とその準備を備えることで、安全かつ達成感のある山行を続けたいと思います。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ沢が雨の増水で渡渉困難箇所数カ所。笠原あたりの二箇所が、丸太橋が流失するなどしており特に困難。ほかにも全体的に登山道に水が流れている箇所がかなり多く、水の中を歩いていた印象。登山道崩落などの危険は見られませんでしたが、小屋に到着時は水浸しでした。常念小屋の乾燥室に大変お世話になりました。基本的に沢沿いを登るルートなので、できるだけ降雨時は避けたいところです。。 |
その他周辺情報 | 明神では明神館に宿泊。前穂の部屋をお借りできましたが、部屋から明神を眺めることができて最高でした。ただし周辺でクマがでたとのことで、上高地へのルートが臨時的に通行止めになるなど(右岸から迂回して下山)、警察の方も出動して対応に当たっておられました。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
携帯トイレ
|
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感想
夏合宿後編。穂高駅前のホテルで1泊して体制を整えて、一ノ沢から常念・蝶・上高地の縦走に。入山前日の夜が荒天でしたが、初日午後からは雲が切れるとの雨雲レーダーの予想図を睨みながら山行実施。一ノ沢登山口ですれちがった下山パーティーからは、渡渉箇所で腰まで浸水したとの情報。ほかにも撤退パーティーと2〜3すれ違い。午後からの回復を期待しながらも、撤退覚悟で渡渉箇所まで進行することに。その後も時間をおいて下山パーティとすれ違いましたが、聞き取りを進めると徐々に膝まで、靴まで、と浸水程度が軽くなっている様子。問題箇所も胸突き八丁の手前と、ほぼ特定できていたので、折り返しの時間を意識しながらまずは集中して渡渉箇所まで進行しました。渡渉箇所は確かに水量は多く靴濡れ覚悟が必要でしたが、私たちの到着時には靴の浸水で渡渉できる程度で、水圧の危険は高くない状態でした。ずぶ濡れにはなりましたがなんとか常念小屋に到着。結果、宿泊人数もすくなく落ち着いた一晩を過ごすことができました。翌日の蝶ヶ岳までの縦走も、早朝の常念はガスでしたが徐々に天候が回復するパターン。最後は槍穂高連峰をのぞむことができて大感激!翌朝のご来光とモルゲンロートも素晴らしかったです。徳沢に降りて明神館でさらに一泊。クマ騒動はありましたが、嘉門次小屋のいわなを今年もいただくことができて大満足。最終日は上高地までまた雨具行動になりましたが、思い出深い山行となりました。近年は夏山の天気の予測が難しくなっていますが、最大限情報収集に努め、登山者との意見交換も積極的に行いながら、撤退も考慮した適切な判断をしていきたいと思います。聞き取りにご協力いただきましたパーティーの皆さん、今回の山行でお世話になりました小屋の皆様・交通機関その他の皆様、ありがとうございました!!
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