晩秋の天城山 変則シャクナゲコース(皮子平ピストン)
- GPS
- 09:15
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,030m
- 下り
- 1,016m
コースタイム
復路:2h24m/皮小平→0006→戸塚峠→0035→片瀬峠→0013→万三郎岳下分岐点→0026→涸沢分岐点→0053→四辻→0011→天城高原GC(登山道入口)
※休憩含まず
※復路一部(皮小平より涸沢分岐点まで)ハイペース
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
0240出発 駐車場到着0510 おおよそ2時間半(深夜帯のため参考) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山計画書提出場所は不明。 ・伊東市内にコンビニ多数。 食材関係では伊東市内の県道12に24HのMAXバリューが有ります。 ・天城高原GCに無料駐車場。 トイレ有、水道有り。 駐車場は約90台。アスファルト舗装の大型駐車場です。 ・コース上にトイレ/水場はありません。 ・コース状況:危険箇所 涸沢分岐から四辻までに若干(強いて言えば)。 分岐じゃなくとも各所に標識が有ります。 分岐には標識が立ててあり非常に整備されている印象有り。 登山道もしっかりしているためまず迷う頃は無いと思います。 ただ分岐が多いので注意してください。 ・伊豆周辺は温泉が非常に多いです。 疲れを癒すのに是非どうぞ。 おすすめは網代温泉のこちら。 http://www.ajiroonsen.com/higaerionsen/index.html 日帰りで貸切は嬉しい限りです。 ■天城高原GC(登山道入口)より万次郎岳山頂 非常に整備された登山道。 木階段も多く登りやすく良い。 万二郎岳山頂はほとんど眺望無し。 紅葉が綺麗です。 ■万二郎岳山頂から万三郎岳山頂 眺望は開けませんがなだらかで歩きやすいです。 アセビ・シャクナゲの植生があり花の季節にもう一度来たいですね。 万三郎岳山頂にて富士山と太平洋が眺められるポイントが有ります。 ■万三郎岳山頂から皮小平 小岳までは気持ちのいい稜線を歩きます。 眺望が有りませんが林の感じが凄く良いです。 小岳から一気に下ります。一部ロープ場有り。 ブナの林が凄く好きな感じです。 皮小平はかなりお気に入りの場所になりました。 ブナの巨木とヒメシャラ、そして苔むした岩。 まるでもののけ姫の森みたいです。 新緑のシーズンに是非また来たいな。 ■万三郎下分岐点より涸沢分岐点 木階段を一気に下ります。 直下って言葉が似合います。 降りきると涸沢分岐点到着といった感じです。 ■涸沢分岐点より天城高原GC(登山道入口) 崖とまではいいませんが非常におおきくえぐれた道を トラバースしているような箇所が前半続きます。 そして登ったり下ったりを繰り返します。 全体に苔が岩に生えていますので 雨の時等は滑らないように注意した方が良いかも。 後半は四辻まで杉林を延々と歩きます。 歩きやすいですがちょっと単調でした。 |
写真
感想
伊豆は年間降水量4000mmを超え、
なお且つ年間を通して暖かいというなんともきのこ向きな気候です。
まだなんとかきのこも生えているかな〜と晩秋ながら期待を込めます。
ということで「きのこ〜きのこ〜」と鳴く相方を引き連れての
肺炎病み上り登山となりました。
発症から2週間どこまでいけるのかw
シャクナゲコースだけだと午前中登山になりそうだったので
欲を出して皮小平までを目標としました。
本当は一日縦走したいのですが車で行くと
基本がピストンになっちゃいますからね〜。
まぁ結果個人的に大当たりだったのですが・・・。
ともあれ関東から160km無事AM0530前に駐車場到着。
途中鹿に出会いまくりでテンションが上がります(主に相方のw)
奈良以外で鹿初めてだったみたいです。
駐車場で朝食後、AM0650天城高原GCにて
タバコを買い求めて登山開始です(買い忘れちゃってw)。
さすがに朝イチだと空気が相当ひんやりですが、歩いてしまえばこちらのもの。
まずは万二郎岳山頂へ。
朝の登山道は空気も澄んでるし相当に気持良いです。
各所に標識/登山道のマーカーがあり非常に整備されています。
心配していた肺の調子もかなり良さそうで一安心。
さくっと一時間ほどで万二郎岳山頂へ。
広いピークですが眺望が殆どありません。
一服だけして万三郎岳山頂へ。
ここより稜線。
標高から想像はつきましたがやはり樹林帯を黙々と進みます。
でも落ち葉を踏みしめながらの登山もなかなか良いですね。
少し進むとアセビのトンネルが。
この山のハイライトは春なんだろうなぁ。
そのシーズンにもう一度来てみたいです。
さて山頂です。
こちらは部分VPがあり太平洋と富士山が見えます。
富士山はしっかり冠雪してましたね。
冬が確実に近づいていますね・・。
さくっとカフェしたのち先を急ぎます。
しかし天城は木が立派です。
本当森が豊かなんだな〜。
小岳までの稜線は次第にブナメインになり
一気にきのこも増えてきます。
小岳より200m程一気に降下。
帰りはこれを登るのかと思うと少し気が重いw
一部ロープがありましたが無くても大丈夫なレベルです。
斜面を降り切ったらなだらかな下りが続き戸塚峠へ。
ここまで来たら皮子平は直ぐです。
※この部分yahooの地図と1/25000だと大きくコースが違います。
当然といえばそうですが1/25000が正しいです。
1130過ぎに皮小平到着。
なんとも美しい景色が広がっています。
苔は深くブナの巨木群とヒメシャラの若木達。
頭の中で米良美一がリフレインするような景色。
縦走路から外れているから
あまりメジャーな所ではないのか人の気配も皆無。
月並みな表現しか出来ない語彙が口惜しいですが、
本当に豊かで美しい世界。
さてブナの巨木の下で昼食を。
今回は袋ラーメンに。
カット野菜とソーセージを持ち込み
ゴージャスにしたんですが写真は撮り忘れw
実はちょっと焦ってまして。
ここまで休憩含めて4時間半。
食事ののちに帰りの計算をすると下山が5時を回りそう。
何しろ初めての山、そしてこのシーズンは日が短いですからね。
ヘッドランプも有りますので一人なら何とかなりますが、
初心者の相方は暗いのは怖いでしょうし。
ということで、ここから可能な範囲でペースを上げてもらいました。
一度歩いた場所ですのでさくさくと登っていきます。
相方は落ちている木の枝をストック代わりに使うようになってから
ペースが速くなったのでやっぱり楽なんだろうなぁ。
最初は「枝」と呼んでましたが、
後半完全に「ダブルストック」に格上げになってたしw
あ、勿論きのこがあれば足が止まりますが・・w
しかしさすが元陸部!
というか男体山の急坂を弱音を吐かずこなしただけありますね。
良いペースを叩き出し戸塚峠〜万三郎岳下分岐〜涸沢分岐まで好タイム。
ここまでくれば後はきのこでもなんでも好きにしてくださいw
ここからは左に大きくえぐれた斜面を
トラバース気味に歩いていきます。
数か所ロープもありますが特に危険というほどではないかな。
とはいえ岩には苔が生えてますので濡れたら滑るだろうな。
雨が降ったら沢であろう箇所も数か所。
登ったり下ったりを繰り返します。
全体としては下ってるはずなんですが
単調な感じがさらに長く感じますね。
そしてこの途中から自分の調子がどーもおかしい。
やけに一歩が重い。
足が出ないのです。
まぁさすがに疲れてるしな〜とそのまま行ったのですが
さらに体が重くなっていきます。
次第に息が上がるような傾斜でもないのに
息が切れ出し、汗が吹き出します。
もしやシャリバテ・・・?
何とか四辻まで歩いたのですが相方にいわく
顔面蒼白、そしてありえないレベルで汗をかいてたようです。
完全にガス欠ですねw
行動食に持ってきたバッカス(未開封)を
一人で四辻にて一箱近く食べますw
ベンチで暫し横になってしまいました。
少し経つとするするっと体温が戻ってきます。
初めての体験でしたが行動食って重要なんだな〜と反省。
お昼が袋ラーメンだけってのも良くなかったのかも
米も食べておくべきだったか・・・。
無事に復旧した体の足取りは
自分でも奇妙なほど軽やかに直ぐに駐車場へ。
いやー心配かけてすいませんでした。
しかしその後バッカスのカロリーも直ぐに消費、
運転中に再びのシャリバテで手が氷の様にw
体温が維持できなかったみたいですね。
距離も長かったし無理もないか。
伊東市内のミニストップで食べたグリルドックと
エックスフライドポテトの味は当面忘れないでしょう。
あれは妙に旨かったわ〜w
ということで熱海にて温泉に入って無事帰宅。
あの体に沁み入る感じはやはり自宅では出せませんよね。
とはいえ個人的にはやっぱり山奥に温泉はあって欲しいなぁ・・。
総論:
しかしまぁいろいろとネタに尽きない山でしたw
ちょっと距離はありますが皮子平マジにおススメです。
赤城なんて消化試合だぜ!!的な
発言をしたことを深く陳謝いたします(土下座)
真夏には来たくないなとは思いますがw
良い山でした。
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