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記録ID: 86596
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ハイキング
奥秩父

タツマノ尾根・シャクナゲ尾根[破線]→白泰山避難小屋→四里観音→十文字峠→甲武信ヶ岳→徳ちゃん新道

2010年11月10日(水) 〜 2010年11月11日(木)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
23.7km
登り
2,771m
下り
2,421m
天候 晴れ(但しかなり寒かった)
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
●行きのバス
朝イチで三峰口を出発しないと、次のバスだと11時台出発とかになります。
我々は三峰口駅でステビして、始バスに乗りました。
http://www.city.chichibu.lg.jp/menu2056.html
平日6:35、土休日7:45が始バス時刻。

●タツマノ尾根
しょぼい展望小屋をすぎて少し登るとすぐに分岐があり、
白泰山避難小屋の方向にはロープが張ってあるので、そこをくぐって侵入します。
最初すこしだけ踏み跡不明瞭ですが、なんとなくじぐざぐ登っていく感じです。。。
(落ちて死ぬようなところでもないので、踏み跡をはずしても特に怪我を
するようなことは無いかと。)

エアリアを見る限り、タツマノ尾根は完全に尾根上なのですが、全然尾根上の道では
ありません。ひたすらトラバースです。あんまり尾根に乗りません・・・
尾根を左上に見上げながら、西斜面を進みます。

●シャクナゲ尾根
まさにシャクナゲだらけの道ですが、迷うことはなさそうです。

●白泰山避難小屋〜四里観音避難小屋
案外長いです。
ここの区間もひたすらトラバースが多くてうんざりします。
十文字峠に近づくにつれ、次第に苔が多くなってきます。

白泰山避難小屋はトイレ無しですが、四里観音避難小屋はトイレ有りで
しかも近くに水場有り。
早朝に三峰口を出発できるようであれば、頑張ってここまで歩いた方が良いかなと。
(但し展望無しです)

●〜十文字峠
すぐです。
十文字峠から水場まで往復10〜15分くらいかかるので、できれば四里観音で
水汲みは済ませておきたいところ。
ここもシャクナゲがすごい。

●〜甲武信ヶ岳
大山あたりから三宝山までのキツクもなくゆるくもない登りが辛いです。
疲れた体にダメ押しのようにじわじわきます。。。
特に武信白岩山〜三宝山の登りが。。。
ぱっと見大したことないですし、難しくもないんですが、
救いようのない、2時間の登りです。
がんばっていきましょう。
三宝山山頂は開けていて、日当たり良好です。
晴れていれば暑いくらいですので、休憩には丁度良いです。

●〜徳ちゃん新道
長くて、最後のほうは案外急です。
雨の時はぬかるんで歩きづらそうなので、歩きたくない道です。
(登りでは使いたくない道だな、とも思いました)
「徳ちゃん」なんてとぼけた名前ですが、結構がっつりです。
のほほんとした場所もありますが、、、
段差が激しいところが多々ありますので、膝がくがくしないように注意が必要かなと。
前日夜は三峰口駅でステビ。始バスで中津川まで
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前日夜は三峰口駅でステビ。始バスで中津川まで
少しだけ道路を歩きます。10分くらい
少しだけ道路を歩きます。10分くらい
ちょー寒い。本気モードになるまでは髪の毛で暖をとります・・・
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ちょー寒い。本気モードになるまでは髪の毛で暖をとります・・・
吊り橋を渡ります。
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吊り橋を渡ります。
遊歩道?と見せかけて、いきなり怪しげな山道に突入
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遊歩道?と見せかけて、いきなり怪しげな山道に突入
一応、紅葉の季節です
一応、紅葉の季節です
しばらくはメジャールートですので快適なトレイルです。一番最初の方に急な階段がありました。
しばらくはメジャールートですので快適なトレイルです。一番最初の方に急な階段がありました。
白泰山避難小屋、という道標は一応出ているので破線ルートへの取り付きは容易。
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白泰山避難小屋、という道標は一応出ているので破線ルートへの取り付きは容易。
通行不能て。。。
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通行不能て。。。
進入禁止ロープをくぐっていきます。少しだけビビる。
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進入禁止ロープをくぐっていきます。少しだけビビる。
ペンキマークやテープがあるので迷うことはなさそうですが、破線に入った途端にトレイルが分かりづらくなります。
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ペンキマークやテープがあるので迷うことはなさそうですが、破線に入った途端にトレイルが分かりづらくなります。
ぐざぐざした道をジグザグに登っていきます。
ぐざぐざした道をジグザグに登っていきます。
たまに道標が落ちていたりします・・
たまに道標が落ちていたりします・・
なにがなんだか、、
なにがなんだか、、
ジグザグ登りエリアが終われば、あとは別に大丈夫でした。
ジグザグ登りエリアが終われば、あとは別に大丈夫でした。
尾根っていうから尾根歩き多いだろうと思っていたら、ひたすらトラバース。山側の左脚ばっかり疲れてきます。
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尾根っていうから尾根歩き多いだろうと思っていたら、ひたすらトラバース。山側の左脚ばっかり疲れてきます。
しかも景色もあんまり見えず、飽きてきます、、、
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しかも景色もあんまり見えず、飽きてきます、、、
一応鎖場もありますが、鎖掴まなくても登れます。
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一応鎖場もありますが、鎖掴まなくても登れます。
破線ルートなのに何故か鎖が新しいんですよね、、、
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破線ルートなのに何故か鎖が新しいんですよね、、、
道標は相変わらず立っておりませぬ
道標は相変わらず立っておりませぬ
崩落地。誰かのザイルを掴ませて頂きながら渡りました。崩落地点にも踏み跡はありましたが、この時期落ち葉でよくわからないです。全体的にぐずぐず。
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崩落地。誰かのザイルを掴ませて頂きながら渡りました。崩落地点にも踏み跡はありましたが、この時期落ち葉でよくわからないです。全体的にぐずぐず。
苔むしてきました
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苔むしてきました
かたくて巨大なきのこ発見!
かたくて巨大なきのこ発見!
メジャールートまであと少しです。
メジャールートまであと少しです。
典型的きのこ。
この稜線まで来ると避難小屋はもうすぐです。ここからは踏み跡がっつり付いてます。
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この稜線まで来ると避難小屋はもうすぐです。ここからは踏み跡がっつり付いてます。
避難小屋近くにはこんな錆びた道標が。
避難小屋近くにはこんな錆びた道標が。
屋根が緑色で発見しづらい避難小屋w
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屋根が緑色で発見しづらい避難小屋w
なかなか大きな小屋です。中でお湯沸かしたりおにぎり食べたりしてすぐ出発。
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なかなか大きな小屋です。中でお湯沸かしたりおにぎり食べたりしてすぐ出発。
今通ってきた破線の最後の道を振り返って1枚。
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今通ってきた破線の最後の道を振り返って1枚。
のぞき岩から。
のぞき岩は本当に景色良いですよ!
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のぞき岩は本当に景色良いですよ!
白泰山避難小屋はこんな感じでした。
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白泰山避難小屋はこんな感じでした。
メジャールートに出たからと安心していたものの、相変わらず続く、救いのないぐざぐざ落ち葉のトラバース。。。(飽)
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メジャールートに出たからと安心していたものの、相変わらず続く、救いのないぐざぐざ落ち葉のトラバース。。。(飽)
なんだかんだ、なかなか四里観音まで辿り着きません。ちょっと焦りながら、テント張れる場所の目星をつけながら、進みます。
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なんだかんだ、なかなか四里観音まで辿り着きません。ちょっと焦りながら、テント張れる場所の目星をつけながら、進みます。
キター!(というかここまでの写真少なすぎ、、、。)
キター!(というかここまでの写真少なすぎ、、、。)
避難小屋到着17:00頃。ぎりぎりでございました。急いでシュラフをセットします。(外が寒い上にもう暗いので、テントは諦め。)
すぐそばにトイレもあります。
水場まで2分とありましたが結構急坂。暗いとしんどい。おいしい水でした。
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避難小屋到着17:00頃。ぎりぎりでございました。急いでシュラフをセットします。(外が寒い上にもう暗いので、テントは諦め。)
すぐそばにトイレもあります。
水場まで2分とありましたが結構急坂。暗いとしんどい。おいしい水でした。
11日、結婚記念日だったので、いつもはあんまり買わないフリーズドライで贅沢ディナー(って言ってもカレー)&珍しくビール。
でも写真は無いんだなぁ。
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11日、結婚記念日だったので、いつもはあんまり買わないフリーズドライで贅沢ディナー(って言ってもカレー)&珍しくビール。
でも写真は無いんだなぁ。
19時半就寝、で、4時起床。
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19時半就寝、で、4時起床。
もっと気温下がるかと思いましたが-1度のままでした。
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もっと気温下がるかと思いましたが-1度のままでした。
出発してすぐ、四里観音発見。
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出発してすぐ、四里観音発見。
寒かったー
苔から地面に向かってめっちゃ太い氷柱が!
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苔から地面に向かってめっちゃ太い氷柱が!
このルート上の、2回目の大山(別物)
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このルート上の、2回目の大山(別物)
景色良し!
武信白岩山界隈は本当に白い大きな岩がいっぱい。武信白岩山は巻いて、三宝山到着。ここまでの長い登りがつらかった・・・
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武信白岩山界隈は本当に白い大きな岩がいっぱい。武信白岩山は巻いて、三宝山到着。ここまでの長い登りがつらかった・・・
富士山も勿論!
少し行くと甲武信小屋。ここから下り5分で水場。
少し行くと甲武信小屋。ここから下り5分で水場。
折角なので木賊山も登ってみた。地味な山っぽいのに、やたら立派なピーク。
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折角なので木賊山も登ってみた。地味な山っぽいのに、やたら立派なピーク。
戸渡尾根、徳ちゃん新道にて下山。途中、鶏冠尾根の取り付きを見て、憧れの眼差しを向けてみました・・
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戸渡尾根、徳ちゃん新道にて下山。途中、鶏冠尾根の取り付きを見て、憧れの眼差しを向けてみました・・

感想

翌日の仕事のことを考えると、ちゃんと予定通りに下山しないといけないし、
しかしコースタイム計算上は結構カツカツだし、大丈夫かいな、、、

と思っていたら、ほぼピッタリな感じで抜けられたので良かったです。

10ヶ月程前だったか、職場でたまたま70〜80歳くらいのご夫婦の方が
お客様としてやって来たことがありました。
世間話をしていたら、たまたまそのご夫婦が山好きだということがわかり、
その時初めて「十文字峠」という名前を耳にしたのが今回の山行の
最大のきっかけ。

当時、まだ山を初めて半年も経っていなかった私は
十文字峠がどこにあるのかもわからず、
ただ「シャクナゲで有名」「十文字峠」「奥秩父」「苔がきれい」
というキーワードをメモ帳に書いてもらい、ネットで検索したのでした。

わかったことは、
日帰りで行かれる場所ではなさそうだなぁ、ということ。
すぐ近くにある甲武信ヶ岳って、読み方が凄くて、そそられるなぁということ
(くだらないんですけどw)。

それからしばらくは日帰り山行が続いたわけですが、
今年5月になってようやくテントを使い始め、泊まりでの山行が可能となって

さあ期は熟した!(早)

てなわけでようやく出向いたのでありました。
(前置き長っ)



その老夫婦は「苔が本当に見事で」と仰っていましたので、
かなり期待していたのですが
正直、和名倉山の秩父側にある笹ツ場あたりの苔の方が全然凄かったです。
(あらら)

でもシャクナゲが凄かった!
咲いたら、さぞかし素晴らしい光景なんだろうなぁ・・・と思いながら
シャクナゲトンネルをがしがしくぐり抜けました。
それにしてもシャクナゲの生命力たるや半端ない。
もりもり茂って、もう、これでもかってくらい茂ってました。



ルート自体はそんなに難しくはないのですが
なんだか、思ったよりも結構疲れてしまって、
珍しく下山後に筋肉痛が出ました。
いつ以来だろう、山で筋肉痛だなんて。

結構Mな道が多いので(特にトラバース)、途中でうんざりしますが
(しかも景色が良い、などのアゲポイントが少ない・・・)
まぁ歩き甲斐のある道だったかなと思います。

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