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Yamareco

記録ID: 869125
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

甘利山〜千頭星山経由〜鳳凰三山

2016年05月07日(土) 〜 2016年05月08日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
31:02
距離
31.1km
登り
2,146m
下り
3,244m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:24
休憩
1:22
合計
8:46
7:58
11
8:09
8:10
2
8:12
8:15
26
8:41
8:41
58
9:41
9:41
21
10:02
10:21
18
10:39
10:52
64
11:56
12:39
206
16:05
16:08
36
2日目
山行
8:12
休憩
0:53
合計
9:05
5:52
64
6:56
6:57
5
7:02
7:04
9
7:13
7:14
39
7:53
7:57
27
8:24
8:24
52
9:16
9:17
85
10:42
10:58
96
12:34
13:02
115
14:57
ゴール地点
御座石鉱泉から家族が迎えに来てくれた一般道まで10kmほど歩きました。
天候 1日目:雨のち曇り 2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口の甘利山駐車場まで家族に送ってもらいました。
下山後はバスがまだ運行していなかったため、御座石鉱泉から林道を歩き、町に出たところで家族にピックアップしてもらいました。
コース状況/
危険箇所等
千頭星山から苺平までは間違って獣道に入らないよう注意。
苺平まで標高差200mの辺りから残雪有り。苺平まで踏み跡無し。
甘利山の駐車場からスタート。
2016年05月07日 07:33撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 7:33
甘利山の駐車場からスタート。
あいにくの天気です。
2016年05月07日 08:10撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 8:10
あいにくの天気です。
ルリビタキの雌。写真を撮る間逃げずに一定の間合いをとって鳴いていました。巣を守っていたのかな。
2016年05月07日 08:56撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
2
5/7 8:56
ルリビタキの雌。写真を撮る間逃げずに一定の間合いをとって鳴いていました。巣を守っていたのかな。
近くにつがいと思われる雄もいました。
びっくりさせてごめんね。
2016年05月07日 08:57撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
1
5/7 8:57
近くにつがいと思われる雄もいました。
びっくりさせてごめんね。
右に行けば御所山を通って青木鉱泉へ。
左に進みます。
2016年05月07日 09:37撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 9:37
右に行けば御所山を通って青木鉱泉へ。
左に進みます。
しとしと雨の中、笹のしずくでワックスを塗っているはずの革靴も中まで濡れてしまい非常にテンション低かったです。
2016年05月07日 09:50撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
5/7 9:50
しとしと雨の中、笹のしずくでワックスを塗っているはずの革靴も中まで濡れてしまい非常にテンション低かったです。
千頭星山登頂。もうここで折り返して帰ろうかと真剣に悩みました。
2016年05月07日 10:05撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 10:05
千頭星山登頂。もうここで折り返して帰ろうかと真剣に悩みました。
大ナジカ峠に向かって下り始めます。雨は止み始めましたが霧で眼前の山々は見えず。
2016年05月07日 10:37撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 10:37
大ナジカ峠に向かって下り始めます。雨は止み始めましたが霧で眼前の山々は見えず。
霧も徐々に晴れてきました。左奥に富士山の裾野が。
2016年05月07日 10:49撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 10:49
霧も徐々に晴れてきました。左奥に富士山の裾野が。
最初の下りが一番急でした。
足場濡れてますしロープに心底感謝しつつ慎重に下ります。
2016年05月07日 10:53撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 10:53
最初の下りが一番急でした。
足場濡れてますしロープに心底感謝しつつ慎重に下ります。
途中雨宿りの出来そうな洞穴もどきの岩陰を発見。いつかお世話になるかも。
2016年05月07日 11:14撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 11:14
途中雨宿りの出来そうな洞穴もどきの岩陰を発見。いつかお世話になるかも。
さほどメジャーなルートではないので交差する獣道と登山道でどちらか一瞬迷う場面も。
2016年05月07日 11:43撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 11:43
さほどメジャーなルートではないので交差する獣道と登山道でどちらか一瞬迷う場面も。
大ナジカ峠に到着。ここへ来て日差しも時折届くようになり、のんびりと昼食がとれました。
2016年05月07日 11:59撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
5/7 11:59
大ナジカ峠に到着。ここへ来て日差しも時折届くようになり、のんびりと昼食がとれました。
峠からは3時間弱の登りが続きます。樹皮がだいぶ鹿にやられています。鹿の糞もそこここに。
2016年05月07日 13:20撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 13:20
峠からは3時間弱の登りが続きます。樹皮がだいぶ鹿にやられています。鹿の糞もそこここに。
大崩壊地左側の樹林帯を登って行きますが、時折大崩壊地を覗ける箇所がいくつか。下を見るとヒェッってなります。
2016年05月07日 13:45撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 13:45
大崩壊地左側の樹林帯を登って行きますが、時折大崩壊地を覗ける箇所がいくつか。下を見るとヒェッってなります。
基本的に大崩壊地の縁には近づかずに進むことが出来るので道程は危ない箇所も無く穏やかに続きます。雨上がりだからか羽虫も少なく快適快適。
2016年05月07日 14:26撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 14:26
基本的に大崩壊地の縁には近づかずに進むことが出来るので道程は危ない箇所も無く穏やかに続きます。雨上がりだからか羽虫も少なく快適快適。
順調に登っていたのですが、苺平まで残り標高差200mという所から残雪が。柔らかくなっていてラッセルのようにして進みました。
2016年05月07日 15:32撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 15:32
順調に登っていたのですが、苺平まで残り標高差200mという所から残雪が。柔らかくなっていてラッセルのようにして進みました。
結局残雪地帯を抜けるのだけで1時間ほど掛かってしまいました。
2016年05月07日 16:06撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 16:06
結局残雪地帯を抜けるのだけで1時間ほど掛かってしまいました。
夜叉神峠からの登山道と合流してからは雪には踏み跡が付いているのでらくちんです。
2016年05月07日 16:10撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 16:10
夜叉神峠からの登山道と合流してからは雪には踏み跡が付いているのでらくちんです。
ゴミ捨て禁止の看板にとんち?自分には意味するところが分かりませんでした。
2016年05月07日 16:40撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 16:40
ゴミ捨て禁止の看板にとんち?自分には意味するところが分かりませんでした。
無事1日目の宿泊地である南御室小屋に到着。自分の他に4組のテント泊者がおりました。
2016年05月07日 17:21撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/7 17:21
無事1日目の宿泊地である南御室小屋に到着。自分の他に4組のテント泊者がおりました。
雲海に浮かぶ富士山。グラデーションが綺麗。
2016年05月08日 06:52撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
5/8 6:52
雲海に浮かぶ富士山。グラデーションが綺麗。
普段甲府盆地からは頭しか見えない白根三山の山体が眼前に。
2016年05月08日 06:54撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
1
5/8 6:54
普段甲府盆地からは頭しか見えない白根三山の山体が眼前に。
薬師岳到着。
2016年05月08日 07:12撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/8 7:12
薬師岳到着。
八ヶ岳。雪少ないなー。まだ5月入ったばかりですのに。
2016年05月08日 07:24撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
1
5/8 7:24
八ヶ岳。雪少ないなー。まだ5月入ったばかりですのに。
振り返ってパチリ。甲府盆地は少し霞んでいました。
2016年05月08日 07:56撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/8 7:56
振り返ってパチリ。甲府盆地は少し霞んでいました。
甲斐駒ヶ岳。次は黒戸尾根から登りたい。
2016年05月08日 08:02撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
1
5/8 8:02
甲斐駒ヶ岳。次は黒戸尾根から登りたい。
地蔵岳。今回は時間の都合でそのまま鳳凰小屋方面へ。
2016年05月08日 08:03撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
5/8 8:03
地蔵岳。今回は時間の都合でそのまま鳳凰小屋方面へ。
2016年05月08日 08:03撮影 by  PENTAX K-5 , PENTAX
5/8 8:03
鳳凰小屋への分岐に入るとすぐ残雪が。はまりこそしないものの度々滑って難儀しました。
2016年05月08日 09:03撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/8 9:03
鳳凰小屋への分岐に入るとすぐ残雪が。はまりこそしないものの度々滑って難儀しました。
燕頭山経由で御座石鉱泉へ。このあとヤマケンさんとすれ違う。
2016年05月08日 10:41撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/8 10:41
燕頭山経由で御座石鉱泉へ。このあとヤマケンさんとすれ違う。
山の崩壊はなんとかすべきなのでしょうが、他にもっとうまい手立ては無いものか。
2016年05月08日 12:09撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5/8 12:09
山の崩壊はなんとかすべきなのでしょうが、他にもっとうまい手立ては無いものか。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴下 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図 コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯(GPS兼用) 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ テントマット シェラフ シュラフカバー 象足 ネックウォーマー 軽アイゼン 水筒(保温性)
備考 圧電素子式のライターを持って行ったら着火に難儀しました。今まで摩擦式では一発だったので次からは摩擦式に戻します。
軽アイゼン使わなかったけど、特に下りは使った方が楽だと思いました。

感想

当日朝は甘利山麓は曇りでしたが登山口の広河原駐車場に向かって車で上がって行くに連れて天気は霧と小雨に。
本降りの雨では無かったのでレインウェアの上着を着て本格的な濡れはありませんでしたが、ゲーターの装着が遅かったため笹原の下草で膝から下はびしょ濡れ。
加えてワックスを塗っていたはずの革の登山靴も浸水し中まで濡れてしまったのは誤算でした。使っていたワックス(NIKWAXのBE-751)が良くなかったのか、単にワックスがけが足りなかったのか…。

千頭星山から苺平までは「山と高原地図」では破線となっています。メジャーなルートでは無い為か、登山道と獣道の区別が付きにくい箇所も多々見受けられました。
それでも分かりにくい場所は道しるべがどこかしらにあるので落ち着いて確認しながら進めばまず道迷いはないと思います。
危なげな箇所には新しいロープが渡してあったり、ピンクのテープも新しいものが多々あったりと登山道を整備してくださっている方々には頭が下がります。

今回一番きつかったのは苺平手前の残雪でした。踏み跡がなく雪が柔らかいため毎歩膝くらいまではまってしまい、傾斜のあるところではほとんどラッセルのようにして進まねばならず時間が掛かりました。苺平から先は夜叉神からの登山道と合流し踏み跡も沢山付いているため苦労はしません。

2日目は3時起床4時半出発のつもりが、寝袋が快適で2度寝してしまったため4時半起床の6時出発となってしまいました。4時半過ぎには日の出であることを考えると3時起床も早いとは言えず、稜線で朝焼けの撮影をするのであれば6時就寝0時起床の3時出発にすべきだったと反省しています。

今回時間の関係から地蔵岳はコースから外しました。観音岳から鳳凰小屋に向かう分岐に入るとすぐ残雪の樹林帯になります。踏み跡があるためはまったりはしないものの、雪の表面がシャーベット状になっていてよく滑ります。軽アイゼンは付けずに降りたのですが装着して降りた方が楽だったと思います。
鳳凰小屋から燕頭山への道は残雪はあるものの歩行に支障を来すほどではなく、その残雪もしばらく行くと無くなりました。
2日目は好天であったこともあり、この辺りからだいぶ暑く感じました。虫も小さいものから大きいものまで色々飛び回っていました。

燕頭山を過ぎてしばらく下ったところで登ってくるトレイルランナーのヤマケンさんとすれ違いました。最終的に自分が御座石鉱泉に降りる15分前くらいに僕を抜いて下山されていったのですが、その間に鳳凰小屋まで登って戻ってこられたようです。燕頭山の少し下から鳳凰小屋まで登って御座石鉱泉まで戻ってくるのに1時間強しかかかってない(笑)恐ろしや…。

自分は御座石鉱泉でゆっくり休ませてもらったのち、林道を2時間歩いて家族にピックアップしてもらいました。車だと20分掛からない距離ですがバスが7月までないのでしょうがないですね。

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