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記録ID: 87152
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沢登り
奥多摩・高尾

小川谷カロー川谷

2010年11月06日(土) 〜 2010年11月07日(日)
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GPS
--:--
距離
7.7km
登り
646m
下り
974m
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
東日原。
2010年01月31日 14:29撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/31 14:29
東日原。
体操をする小山。
2010年01月31日 15:26撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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体操をする小山。
最初の3m小滝
2010年01月31日 15:42撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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最初の3m小滝
滑り台。夏なら遊べそう。
2010年01月31日 16:06撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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滑り台。夏なら遊べそう。
深いぜ!
2010年01月31日 16:20撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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深いぜ!
F1‐5m
2010年01月31日 17:15撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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F1‐5m
秋ですね。
2010年01月31日 18:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1/31 18:25
秋ですね。
F2-7m
2010年01月31日 18:49撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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F2-7m
続くF3-6m
2010年01月31日 18:53撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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続くF3-6m
小滝でリードの練習
2010年01月31日 19:19撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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小滝でリードの練習

感想

小川谷カロー川谷 W-ing 2010年11月7日(日)

11月6日(土)C0
 当初、犬麦谷遡行、カロー川谷下降の計画であったが、お昼頃倉元さんから連絡が入り体調を崩されて来られないとのこと。監督、古川ACとの協議の末、計画をカロー川谷遡行のみに急遽変更。変更に伴い、50mロープ2本を1本に減らす。
 私と小山は予定通りに御岳でボートをやっていた大門たちと合流。多摩川の川辺で、バーベキュー+鍋。私は買い出しを頼まれていたが、具材を買いすぎてしまったようで。申し訳なかった。寒空の中、横塚さん、廣光さんのお知り合いのブナの会の方をまじえ、ささやかな宴。炭火を囲い肉やら野菜やらをつつきながらしばらく過ごし、睡眠時間確保のために終電で御岳を去る。奥多摩駅到着。荷物をデポし、いつもの場所でステビ。すでに先客が二名。速やかに床につく。

11月7日(日)
 6:00。28分のバスに乗り込み、終着東日原で下車。時刻は6:55。ここから入渓地点まで歩く。私にとってサシワンは初めて、しかも沢、林道を進むにつれ緊張が高まっていく。7:36、入渓地点についたところで、ちょうど単独の遡行者が沢に入って行った。我々も沢装をつけ、体操を済ませ、7:56出発。右岸に着いた林道沿いをちょっと進み、入渓。
 すぐ小滝3mが出てくる。右から行ってみたが、左側に残地のロープが付いている。右からでも行けなそうもないということで、敢えて挑戦してみる。何度かトライするもどうやら無理そうだ。私が上にあがり、10mをたらして小山を確保し、突破。意外と手こずってしまった。休憩を挟み、滑り台上の滝。水流を浴びつつ、ちょっとつっぱったりして通過。続いて、ゴルジュ帯のなかの小滝群。ちょっとした淵、釜になっている。結構水があるのね…。へつっていけるところもあったが、一部腰までつかり、濡れてしまう。寒い…。F1-5mは、右岸から巻く。ワイヤーが在り、それをつたっていったがいいもの、やや傾斜がきつく、途中、小山が固まってしまう。仕方ないので、セルフビレイを取ってもらい、私が先に行き、細引きを出しつつ、なんとか安定した場所に辿り着く。ここからは懸垂下降で降りれる。小山に、セットをしてもらうもなかなか、覚束ない。緊張しているようだった。なんとか、正しくセットし終わり、手順を確認し下降。かなり小さく巻くことができたが、不用意にワイヤーにつられてしまったが、もう少し左わきから巻いたほうが無難だった。

 しばらく進み、やや開けた感じの明るい渓相になる。黄に色づき始めた樹林、隙間に適度に雲がかかった青空。清々しい。F2、F3は作業道を利用し、巻く。しばらくいき、途中の比較的安全そうな小滝でリードの練習。小山にトップを任せることに。ビレイヤーの手順を確認してもらい、登らせる。また、途中に中間支点をハーケンでとるように指示。小山は軽々と登り、滝の上に消えていった。上に行って時間が割と立つ。が、反応がない。あまりに遅いので、仕方なく、上に見に行く。途中の中間支点を見る。ハーケンに直接スリングが結ばれている。ハーケン自体も簡単に抜けてしまった。小山のもとまで行くと、困っている様子だった。いろいろとセットが違っている。その場で、また指導し、確保の仕方も念のため確認し、私がまた下に降り、続きを行う。ここで、時間を大分食ってしまった。

 先を急ぐ。F4-30mの大滝に13:00、到着。でかい!当初、ここを降りる予定ではあったが、下るとなると度胸が必要そうだ。写真を撮り、少し戻って左岸の作業道沿いに巻く。よさそうなところで、滝の方へトラバースし始める。そこも、踏跡らしく、伐採の跡があった。よさそうなところから沢に戻る。ちょうど、大滝の先に出れたようだ。左からの支流を見送り、F5-2段13mを左岸から巻き、そのまま尾根伝いに長々と行き、やっと登山道に出る。ヨコスズ尾根を下り、16時ごろ日原に下山。なんやかんやで、時間がかかってしまった。バス停に着くと長蛇の列が!なんとかバスに潜り込み、奥多摩へ。バス停前のサービスステーションで、打ち上げ。解散。

・まとめ
 小川谷はゴルジュタイは割と水量があってこの時期はつらかったが、意外と楽しめた。下半期に行くけばもっと楽しめるはずだ。

 今回は、もともと小山のリーダー養成ワンダリングということで計画した。テーマは、ロープワーク技術の確認・迅速な行動の二つであった。結果的に計画は変更されはしたが、少しはロープワーク練習を行うことができた。小山は、下界での訓練を4回行ったが、実地に行くと緊張からか戸惑ってしまうようだ。思い起こせば、教え方に工夫が足りなかったことに反省したい。また、高巻き中も動けなくなってしまうことがあった。それはある程度経験を積なんで慣れる必要があるが、まずは安全に通過する術を身につけることが肝心だ。本人も、これらのことに少なからずショックなようだった。これが分かっただけでも良しとして、頑張ってもらいたい。

 一点、当初行う予定であった犬麦谷遡行・カロー川谷下降の実現可能性について述べてみる。上級生ワンダリングだということ、以前ワンゲルでも行っているしているということもあり、多少きつめでも実施しようと決めた。結果的に計画変更となったが、事前の指摘の通り、実際に行ったとして下降リミットが切れたかは分からないところ。とにかく、この時期に計画をする場合は、日没が速いということに注意する必要がある。また、この地域はアプローチが長い。余裕を持って、タクシーで前夜入りするのが望ましい。

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