記録ID: 8778402
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
赤石岳・悪沢岳 南アルプス
2025年10月03日(金) 〜
2025年10月04日(土)


体力度
9
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 20:13
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 3,476m
- 下り
- 3,438m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 10:56
距離 13.1km
登り 2,336m
下り 844m
4:10
3分
スタート地点
15:06
2日目
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:45
距離 17.7km
登り 1,140m
下り 2,594m
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
D1は朝早く出ておおよそほぼ雨もなく快調。ただ荷物がいつもより重いのと、人が少ないので怪我したら終わりと慎重になっていることから(あとD1は紅葉がきれいで写真をよくとっていた)今回はあまりタイムが出ていないし休憩も多い。赤石小屋のとても親切な番人さん(掲載承認あり)。通りすがりなのに山のことをいろいろ教えてくれる。いまのオフシーズンがまた特別ということもあるが、ここはフォレスト(十山)管理の小屋・山道で統一感があり過不足がなく、しかも町から遠いしお金もそれなりにかかるので人が北アルプスなどとくらべて来ず、自然の残り方が全然違う。山域としては(鳥海山は別格として)一番好きかも。必ずまた来る。
ミヤマウメバチソウ。自分はあまり植物に興味がないが、ほかでみていないものがここではいろいろある。また環境調査や鹿網設置ボランティアの人が小屋などにたくさん(登山者よりも!)いるというすばらしさなのだ。さすがフォレスト、十山、大倉財閥所有林。
赤石岳。赤石山脈というようにここらへんの山の中で安定感というかほかの中心にある感じがする。頂上近くの避難小屋もいい感じで、そこをとおって兎岳、聖岳にいくのもおもしろそう。ただまあ今回、霧と雲と雨でまったく視界のきかなかった荒川三山縦走を晴天のときにまずしてみたい(鳥倉→高山避難→椹島とか +二軒とか笊が岳)。
荒川小屋方面。一瞬小屋まで見えたような気がしたが、とにかく結構距離があり時間がかかった。ずっとみえる道は平坦で、トレランの人なんかうれしいだろう。こういう道が荒川三山はずっと続いているのでだからCTが距離のわりには短くでる。
D2はお兄さん(登山者はわたしとお兄さんだけだったが、ほかに鹿網の仕事のボランティアのかたが30人近く荒川小屋泊)が雨が続いていたせいか4時前に出て行った。自分はwindyが全然あたらないことにうんざりしながらレーダー(7時頃雨がやむがあとは基本はふっておりとくに11時ごろ2ミリ時くらいとなる)からこれは予定より1時間おそく開始していいと考え5時に出た。前岳の下あたりでぼうぼうと変な声がするので見上げるとらいちょう一家(実は2つ家族がいた)がひなをつれてこちらをみている。羽替わり中。こどもさんはおおきさや色はおやごさんににてきているがまだまだ体がこども。石のうえによくオコジョ?の糞がおちているがライチョウをたべているよりはねずみとかの方が多いのだろう。
前岳→中岳→悪沢→丸山→千枚岳と晴れていたらどれだけ面白いだろうかとやや恨めしくはあったが、次回のお楽しみということで。次回は反時計、中岳避難小屋どまりでもいいかも(日の出が簡単に楽しめる)とか考えている。あるいは2026はTJARがあるからそれに合わせてとか(D0でのコミュニティバスが井川をとおったとき、ここらへん望月将吾さんの出身地だよねえとかドライバーさんと話していたら、なんとご本人が小さな鉈をもった山歩き姿で。トレランレースの道の点検と整備をこれから一人でとのこと。職場が遠いのでめった帰ってこないそうです)。
この看板は明治時代の伐採の説明で、そういう説明があちこちにさりげなく。本当にここはいいのだ。植物や動物のエキスパートときたら更に面白いだろう。
この看板は明治時代の伐採の説明で、そういう説明があちこちにさりげなく。本当にここはいいのだ。植物や動物のエキスパートときたら更に面白いだろう。
無事下山して、鳥森山(椹島ロッジの前にある小山で荒川三山が見える)はどうせ天気も悪いしということでパス。服がぐちゃぬれで、ロッジには乾燥機も乾燥室もないのでどうしようとおもったが、できるだけほしてゴミ袋の中にいれて持って帰ったらそれほどひどいことにはならなかった。翌日は朝6時のシャトルで畑薙へ。運転手さんがリニアができて二軒小屋までその施設のために道ができてここも舗装された(そういえば千枚から降りてくるときになんでこんなとこに?と思うところに車道があった)とか、朝1は倒木や落石がたくさんだから処理するから待っていて、というようにいろいろ話しかけてくれて楽しかった。
畑薙から田代までの12キロを2時間ほどかけて歩き、そこからまたバスで井川駅へ。井川駅と千頭駅との間をアプト電車でいく。このアプト電車、千頭の方面の道路が9月に崩落したのにつぶれなかったといういわくつきで、千頭に本社があって井川にも分社があるといった会社は電車をつかうか静岡をぐるりと半日かけて回るかになっているらしい。
電車はとても高いところをはしっており、下にはけっこう人の通る道がみえるのでここを歩いたら面白いだろうとおもって電車の途中にある川根の観光案内所できいてみたら、
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=7915
トレイルはあるけど電車近くのはないようだ。考えてみればそうだなあ(あまりに危ない)。
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=7915
トレイルはあるけど電車近くのはないようだ。考えてみればそうだなあ(あまりに危ない)。
電車はけっこうインバウンドの人を乗せていたりして観光資源としてもいけている印象をうけた。千頭から家山まではかつては電車があったがいまは動いておらずバスで、家山から金谷までまた大井川鉄道となる(ここではSLやトーマス電車などを走らせている)。
家山からの路線ではこんな面白い駅が。SLの走行や「たぬき」話をいくつかの駅で掲示する
http://sekaikakueki.blog.fc2.com/blog-entry-386.html
など、この大井川鉄道、とにかくお茶目な上に、もともとの自然と、林業の壮大さとが見事に残されていて、これほどすごい観光鉄道を見たことがない。
http://sekaikakueki.blog.fc2.com/blog-entry-386.html
など、この大井川鉄道、とにかくお茶目な上に、もともとの自然と、林業の壮大さとが見事に残されていて、これほどすごい観光鉄道を見たことがない。
装備
個人装備 |
リュックはマウンテンダックス40l ワークマンレインウェア上下イナレム ファイントラックエバーブレスバリオ上下 超小型ツェルトと防寒アルミシート プラズマダウンジャケット スキービブ2枚 手袋カバー(モンベル) ウール下手袋 普通のメッシュ手袋<br />靴下はフィッツとスキー用薄ウール2つ アイスブレーカーの最厚ウールシャツ 夏に普段つかう薄手2枚(山と道パイルとノローナウール混) <br />ファイントラックドライレイヤー 靴はevoスェード軽いトランゴ
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備考 | テムレス手袋は必携 ドライレイヤーは不快を消すというもので効果がわかりにくいが、よい。 |
感想
先月(聖光)に続く南アルプス。今回も静岡から路線バスとコミュニティバス(3人以上はできるだけ千代田タクシー25000円ほど、の利用が吉。9人乗りで満員の場合、地元の方優先)で白樺荘へ、徒歩30分ほどで畑薙駐車場。そこからフォレストのシャトル。シーズンオフの今はマイカー数も20程度、ここからの登山者は50人以下と推測される(あの山域に!)。従業員もフレンドリーで山も静かで紅葉もいいがなにしろ天気がすっきりしない(ヤマレコヤマップをみても1週間に投稿があるのが1,2日。気温につき日記 深まる秋と山での気温ご参照)。周遊路の時計回りか反時計回りかにつき日記 南アルプスサーキット ご参照。D3は井川駅から大井川鉄道で金谷経由で帰宅。
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