睡魔に耐えて大菩薩嶺
- GPS
- --:--
- 距離
- 29.3km
- 登り
- 2,377m
- 下り
- 2,147m
コースタイム
- 山行
- 11:49
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 14:19
決行するなら梅雨が明けて暑くなる前だな、と考えているところに丁度よく晴天が続く予報。
ただ日中で片づけるには行程の長さに不安があるため深夜から登りはじめる。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
その他周辺情報 | 大菩薩の湯 610円 登山口ゲート近くの旅館に日帰り湯500円の表記あり |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
最終電車で笹子駅へ向かう、京王線を使い高尾駅で乗り換えると運賃が安く上がる。
新宿からJR特急かいじで大月駅で乗り換える場合
22:00発→23:22着(1時間22分)2,874円 乗換:1回
新宿からJR中央線快速を使い高尾駅で乗り換える場合
21:31発→23:22着(1時間51分)1,944円 乗換:1回
新宿から京王線準特急で高尾駅まで行きJR中央本線に乗り換える場合
21:27発→23:22着(1時間55分)1,202円 乗換:1回 ←今回コレ
浮いたお金で缶ビールとカツサンドを買って優雅に最終電車の旅を楽しむ。
23時22分に笹子駅に到着、いきなり眠いが駅で寝るわけにいかないので我慢我慢。
登山届を提出し地図で計画のおさらい、日付が変わったのを合図に歩きはじめる。
国道20号線をしばらく歩いて左に折れ稲村神社と中央高速を通過し桜森林公園に到着。
ここから先は街灯が無くなってしまうが多少夜目が効くので星明りで歩いていたら
突如「キェーン!」と獣の鳴き声が暗闇の中鳴り響く(この時は猿かと思った)。
少しビビりながら懐中電灯の明かりを灯すとそこら中に鹿の目が光っていた。
鹿とはいえ間違って向かって来られたら怖いので以降懐中電灯を点けて歩く。
道標地蔵からいよいよ山道、森の隙間から満天の星空が覗きなかなかロマンチック。
ただ眠さが募ったため偏頭痛と身体の怠さにより歩くのが億劫でしょうがない。
ということで曲り沢峠で仮眠をとることにする、着の身着の儘なため少し寒い。
30分ほど眠り目が覚めるとそこそこ回復していたので再び歩きはじめる。
だんだんと空が白み始め樹林越しに陽の光が差し始めた頃に大谷ヶ丸に到着。
米背負峠から少し登ったあたりで再び頭痛が我慢ならなくなったので仮眠をとる。
目覚めると大分調子が良くなっていて、振り返ると大谷ヶ丸の背後に富士山が見えた。
ハマイバ丸、大蔵高丸を経由、この辺りは名前の最後に「丸」がつくピークが多い。
急な山道を下ると湯ノ沢峠に到着、トイレを借りて傍にあった避難小屋を見学する。
避難小屋は宿泊禁止を謳ってはいるが広々として照明まであり泊まってみたい空間。
通過してきた山は木々に覆われてたが黒岳は草原のような山肌に広葉樹の森が広がる。
黒岳山頂で朝食、100円セールだったコンビニおにぎりを7個持ってきたが食べきれず。
食事をとった後すぐに歩きはじめたのだが、ものの5分で猛烈な睡魔が襲ってきて
うとうとし始め歩きながらでも意識が落ちそうなのでこの日三回目の仮眠をとる。
この二晩ほとんど眠っていなかったため想像以上に睡眠不足だったようだ。
目覚めるとようやく頭の中がすっきりし歩くのが苦にならなくなっていた。
そのまま小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山と続いて登るが高低差が少ないのでとても楽。
山肌が低い笹で覆われた牧歌的な風景に何か既視感のようなものを感じ考えを巡らせ
子供の頃観た『大草原の小さな家』というTVドラマの風景だろうという結論に達した。
熊沢山を越えると待ちに待った大菩薩峠、机竜之介の修羅の旅はここから始まったのだ。
五回ほど映画化されているらしいが最新作の岡本喜八監督版でも半世紀前の作品。
仲代達也も随分年をとってしまったし、是非タランティーノ監督でリメイクしてほしい。
大菩薩峠に来るまでは4人ほどしか行き会わなかったがここでは沢山の登山者がいる。
大菩薩湖を見下ろす眺めの良い稜線を山頂へ向けて進む、富士山は雲に隠れてしまった。
大菩薩嶺の山頂はあまり眺めが良くないためか手前の雷岩で休憩している人が多かった。
残りのおにぎりを食べ終え下山、登りでは全く感じなかったが先月痛めた膝がまだ痛む。
丸川峠を経て13時頃に裂石ゲートに到着、さらに20分ほど歩いて大菩薩の湯。
露天風呂にサウナもあり、ぬるめのお湯でゆったりとリラックスできた。
大菩薩の湯からはバス(300円)で塩山駅へ行きそこから普通列車で都内に戻る。
ビールを2缶飲んだだけだが大月駅で乗り換えた後眠ってしまい気が付いたら四ッ谷駅。
観たい映画があったのだが眠ってしまいそうなのでそのまま新小岩の日本酒バーへ。
5合ほど飲んだら帰りの電車でも眠り過ごしてしまい折り返しの最終電車で家路につく。
睡眠…私も寝ないで山行っているのですが、
仮眠中に熊に食べられて(;´д`)しまうかも知れないので睡魔が襲うような条件時にはなるべく避けましょう(^_-)
膝完治してないのにロングしてしまうのですから。。ロングしたかったんですね!
お大事にm(._.)m
こんばんは
熊に会ったら死んだふりしろ、と昔からの言い伝えがあるからには寝てても食べられることはないと思いますが夜中にバッタリ鉢合わせしたら嫌ですね。
条件がよければ寝不足過ぎてハイになる瞬間があるのですが今回は頭のなかにずっと暗雲が立ち込めている感じでした。
膝も基本完治してると思うのですが下りでは古傷のような地味な痛みが募っていきます。
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