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Yamareco

記録ID: 894486
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳 (黒戸尾根をピストン)

2016年06月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:18
距離
17.9km
登り
2,419m
下り
2,409m

コースタイム

日帰り
山行
8:33
休憩
0:44
合計
9:17
4:18
4:18
70
5:28
5:28
52
6:20
6:20
13
6:33
6:33
64
7:37
7:37
3
7:40
7:47
86
小休止
9:13
9:50
54
10:44
10:44
64
11:48
11:48
42
12:30
12:30
55
13:25
13:25
5
天候 上は晴れているんだけど,ガスの多い,湿っぽい一日。
なんとか山頂での大展望に間に合ってよかった。
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場に駐車(無料)。
午前4時前に到着したが、すでに1/3ほどは埋まっていた。
(525K)
コース状況/
危険箇所等
刃渡り,五合目小屋跡から七丈小屋までのはしごの連続,八合目から上の岩場と
難所はいくつもありますが,鎖やはしごなどがよく整備されていて,
総じて登りやすい登山道だと思いました。
予約できる山小屋
七丈小屋
尾白川渓谷駐車場。けっこう人がいますね。こんなに朝早いのは,みなさん,黒戸尾根日帰りピストンなんでしょうね。
2016年06月11日 04:13撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 4:13
尾白川渓谷駐車場。けっこう人がいますね。こんなに朝早いのは,みなさん,黒戸尾根日帰りピストンなんでしょうね。
それでは,出発します。はじめての黒戸尾根。ドキドキわくわくです。
2016年06月11日 04:14撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 4:14
それでは,出発します。はじめての黒戸尾根。ドキドキわくわくです。
5分ほどで竹宇駒ヶ岳神社。
2016年06月11日 04:19撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 4:19
5分ほどで竹宇駒ヶ岳神社。
その裏手に,尾白川を渡る吊橋。
2016年06月11日 04:19撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 4:19
その裏手に,尾白川を渡る吊橋。
十二曲りを登っていきます。
2016年06月11日 04:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 4:30
十二曲りを登っていきます。
笹の平で,横手からの登山道が合流。
2016年06月11日 05:28撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 5:28
笹の平で,横手からの登山道が合流。
ササ原のゆるやかな斜面を登っていきます。朝日もさしてきて,気持ちいいです。
2016年06月11日 05:44撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
6/11 5:44
ササ原のゆるやかな斜面を登っていきます。朝日もさしてきて,気持ちいいです。
針葉樹林の中の苔むした登山道。南アルプスらしいですね。
2016年06月11日 06:17撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 6:17
針葉樹林の中の苔むした登山道。南アルプスらしいですね。
刃渡りです。鎖が手すりのように設置してあるので,安心です。
2016年06月11日 06:20撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 6:20
刃渡りです。鎖が手すりのように設置してあるので,安心です。
今日はこんな感じ。上空は晴れているけど,下からガスがどんどんわき上がってくる。今のところ,八ヶ岳は見えていますが…。
2016年06月11日 06:21撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 6:21
今日はこんな感じ。上空は晴れているけど,下からガスがどんどんわき上がってくる。今のところ,八ヶ岳は見えていますが…。
刀利天狗に到着。
2016年06月11日 06:33撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 6:33
刀利天狗に到着。
五合目の手前,やっと正面に甲斐駒山頂が見えてきました。
2016年06月11日 07:01撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 7:01
五合目の手前,やっと正面に甲斐駒山頂が見えてきました。
五合目を通過。
2016年06月11日 07:03撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 7:03
五合目を通過。
ここから七丈小屋までの間は,はしごの連続です。こんな長いのとか…。
2016年06月11日 07:04撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 7:04
ここから七丈小屋までの間は,はしごの連続です。こんな長いのとか…。
木の桟道を渡って,その向こうにまた急なはしごとか…。
2016年06月11日 07:22撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 7:22
木の桟道を渡って,その向こうにまた急なはしごとか…。
やっと七丈小屋に着きました。はしごの登りの連続で消耗した。(>_<)
2016年06月11日 07:36撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 7:36
やっと七丈小屋に着きました。はしごの登りの連続で消耗した。(>_<)
まだまだはるか上に,甲斐駒の山頂部が見えます。ここでエネルギー補給。
2016年06月11日 07:40撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 7:40
まだまだはるか上に,甲斐駒の山頂部が見えます。ここでエネルギー補給。
まだ,かろうじて八ヶ岳が見えてますね。
2016年06月11日 07:51撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 7:51
まだ,かろうじて八ヶ岳が見えてますね。
八合目御来迎場に到着。正面に甲斐駒がでっかく見えました。
2016年06月11日 08:22撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 8:22
八合目御来迎場に到着。正面に甲斐駒がでっかく見えました。
雲海に鳳凰三山が浮かぶ。その向こうには富士山。
2016年06月11日 08:22撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 8:22
雲海に鳳凰三山が浮かぶ。その向こうには富士山。
甲斐駒山頂はまだ晴れ間の中でしょう。ガスでおおわれる前に,山頂にたどり着けるか…。
2016年06月11日 08:32撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 8:32
甲斐駒山頂はまだ晴れ間の中でしょう。ガスでおおわれる前に,山頂にたどり着けるか…。
岩穴の中に,残雪をめっけ。
2016年06月11日 08:34撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 8:34
岩穴の中に,残雪をめっけ。
赤石沢奥壁が大迫力です。
2016年06月11日 08:45撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 8:45
赤石沢奥壁が大迫力です。
定番のアングル。大岩に突き立てられた不動明王の剱と,鳳凰三山・富士山。
2016年06月11日 08:48撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 8:48
定番のアングル。大岩に突き立てられた不動明王の剱と,鳳凰三山・富士山。
登山道は,この険しい山稜を右手から回り込むようにして登っていきます。
2016年06月11日 08:52撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 8:52
登山道は,この険しい山稜を右手から回り込むようにして登っていきます。
山頂の祠がすぐそこに見えてきました。やっともう少しです。
2016年06月11日 09:10撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 9:10
山頂の祠がすぐそこに見えてきました。やっともう少しです。
とうとう山頂に到着しました(T_T)。仙丈ヶ岳が出迎えてくれているかのようです。
2016年06月11日 09:14撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 9:14
とうとう山頂に到着しました(T_T)。仙丈ヶ岳が出迎えてくれているかのようです。
こちらは北岳と間ノ岳。山頂がガスにつつまれる前に登ってこられてよかった。(*^_^*)
2016年06月11日 09:15撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 9:15
こちらは北岳と間ノ岳。山頂がガスにつつまれる前に登ってこられてよかった。(*^_^*)
黒戸尾根を見下ろす。最後はホントにしんどかったなぁ。
2016年06月11日 09:15撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 9:15
黒戸尾根を見下ろす。最後はホントにしんどかったなぁ。
同じく黒戸尾根日帰りピストンのお兄さんに撮ってもらいました。
2016年06月11日 09:16撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 9:16
同じく黒戸尾根日帰りピストンのお兄さんに撮ってもらいました。
今年は35年ぶりに,白峰三山を歩きに行こうと思ってます。
2016年06月11日 09:19撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 9:19
今年は35年ぶりに,白峰三山を歩きに行こうと思ってます。
鋸岳はガスにおおわれてきました。
2016年06月11日 09:39撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 9:39
鋸岳はガスにおおわれてきました。
それでは下っていきましょう。当たり前ですが,登ってきた分下らなければなりません。
2016年06月11日 09:51撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 9:51
それでは下っていきましょう。当たり前ですが,登ってきた分下らなければなりません。
七丈小屋を通過。
2016年06月11日 10:43撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 10:43
七丈小屋を通過。
刃渡りを通過。
2016年06月11日 11:47撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 11:47
刃渡りを通過。
笹の平を通過して…。
2016年06月11日 12:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
6/11 12:30
笹の平を通過して…。
下りに下って,尾白川にかかる吊り橋です。もう下らなくていい…。
2016年06月11日 13:23撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 13:23
下りに下って,尾白川にかかる吊り橋です。もう下らなくていい…。
尾白川渓谷駐車場に戻ってきました。黒戸尾根日帰りピストン完了。やっぱり根性が要ったな〜。
2016年06月11日 13:29撮影 by  DSC-WX300, SONY
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6/11 13:29
尾白川渓谷駐車場に戻ってきました。黒戸尾根日帰りピストン完了。やっぱり根性が要ったな〜。

装備

MYアイテム
ひさやま
重量:-kg
個人装備
ALTRA LONEPEAK 2.5

感想

6月のうちに登っておきたいルートがありました。
一昨年の6月には,便ヶ島からの聖岳。昨年6月には,青木鉱泉からの鳳凰三山と,なぜか6月の梅雨の晴れ間に,南アルプスへ向かっていたボクでしたが,今年の6月は「甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根に行こう」と考えていたのです。

甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根は標高差2200m,日本アルプス屈指の急登コース。
ヤマケイアルペンガイドには
「近年ではハードな登高が敬遠されて,このコースを登る登山者はきわめて少ない」
と書いてありますが,なんのなんの,このヤマレコでも,黒戸尾根日帰りピストンは,剱岳の早月尾根とならんで,足自慢(?)の方々に人気の定番コースですよね。ボクも一昨年に,早月尾根を日帰りピストンしたので,次は黒戸尾根でした。

高速道路のPAで前夜泊して,登山口の尾白川渓谷駐車場に着いたのは午前4時前。すでにけっこうな数の人たちが準備をしています。皆さん,黒戸尾根でしょう。ボクも準備をして,4時過ぎに出発。今日は山靴ではなく,トレランシューズ(アルトラ ローンピーク)をチョイスしてみました。

尾白川にかかる吊り橋を渡って登り始めてから,笹の平をすぎ,刃渡りまで,登山道は大きな段差も少なくて,とても歩きやすいのが印象的でした。黒戸山北斜面の巻き道をすぎると,五合目小屋跡まで思っていたより下っていって,帰り道の登り返しが思いやられます。

そして,五合目から七丈小屋までのハシゴと鎖。20ヶ所以上あるようですが,これがなかなか消耗しました。すでに標高差1500m近く登高した身には,ハシゴや岩場のヨッコラショが堪えたのです。

八合目にやってくると,正面に岩をまとった甲斐駒ヶ岳。「ウオーッ」と感動するはずの景観なのに,そんな余裕もあまりなく,最後の標高差300mを,ひたすら根性で登り切りました。

やっとついた甲斐駒山頂。山梨県側からガスがどんどんわき上がっていましたが,なんとか晴れ間に間に合いました。間近に,仙丈ヶ岳や北岳・間ノ岳をながめて,充実感でいっぱいになりました。

山頂に30分ほど滞在して,今度は標高差2200mの下りです。右ヒザのバクダンに火がつかないよう,できるだけ衝撃を与えないように,でも,なるたけスムーズに下ることに注力しました。

黒戸尾根ピストンから1日たって,山に行ってもほとんど筋肉痛なんてならないのに,太ももとおしりが筋肉痛です。さすがに,それだけ激しい登り下りだったということですね。

甲斐駒山頂間際の登りでは,「このルートにはもう二度と来ない」と思いながら足を動かしましたが,今朝,NHK-BSの「日本百名山」とBS-TBSの「日本の名峰・絶景探訪」で黒戸尾根を登る出演者を見ながら,昨日見た情景を思い出していたら,また登りたくなってきてしまいました。う〜む,こういうのも「山には魔物が住む」と言うのでしょうか…。

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技術レベル
5/5
体力レベル
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