甲斐駒 テント担いで黒戸尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 2,431m
- 下り
- 1,180m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 9:50
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 6:15
天候 | 1日目;雨 2日目;くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰り;北沢峠から南アルプス林道バスで仙流荘 長谷循環バスに乗換、高遠駅へ JRバスに乗換、伊那市駅へ 伊那市からJR飯田線、JR中央本線を経て長坂駅へ 長坂駅からタクシー3,700円 白州観光尾白キャンプ場へ |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
小屋開け前なので、と思ってテント担いで南ア北部縦走を3泊4日で計画。
甲斐駒から北沢峠におり仙丈、仙塩尾根を伝って間ノ、北岳、農鳥を経て奈良田に下りるつもりだったが初日であえなく敗退。
付近の気温が読めないので防寒を考えているうち荷物重量が20Kg前後に。
天気予報は最終日の午後を除いてほぼ曇り〜晴れだったが、いざ行ってみれば初日から全く遠慮のない大量の雨。新品ミズノ・ベルグテックの防水・通湿性能も天下の名水・南アルプス天然水を育む甲斐駒の自然循環システムの前には虚しく、べちょべちょ、ムレムレ、ドロドロ、ズッシリになりながら日本有数の急登を熟年登山者以上のタイムをかけながら丁寧に登って行けば、頂上目前にしてついに足が止まる。早めのビバークを決意。幸いテン泊の装備だけは周到に用意していたので快適に安眠できたものの、無情の雨は翌朝まで夜通し降り続け、完全に吸い取るぞうさん状態になってしまったシュラフ始め数々の装備品は湿気と水滴を大量に吸収し、バックパックの中でさらにずっしり疲れた背中にのしかかる。
翌朝、なんとか山頂を踏み駒津峠を越えられたものの、北沢峠から来たパーティに伊那方面へのバスの開通がすでに始まっている事を聞き、あっという間に撤退を決意。
すでに相当なロスタイムを費やしているため無理出来ない、そんな事は言われなくたってわかってはいるが、2年連続で面会を断念したキタダケソウに思いを馳せながらトムヤムクンヌードルをほおばり、今年から新しく立て直されたバス停から下山のバスに乗る。
バスの乗客の間で交わされる「明日は、どピーカンだよ。もう、申し分ない。最高。」の声に最後まで後ろ髪を引かれたが撤退もまた登山、と思いつつ帰路についた。
南アルプスの短い夏が始まるのは、いよいよこれからなのだ。
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