ついに北アルプスデビュー戦 〜西穂高岳
- GPS
- 07:16
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 923m
- 下り
- 921m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:15
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
約一年ぶりの西穂高岳。今回は北デビューのawaya-daizenさんとご一緒しました。awaya-daizenさんとは8月に奥穂計画していますので、それの前哨戦としての西穂アタックでした。今回は天気に恵まれて最高の登山でしたが…虫君が凄かった! 樹林帯・ハイマツ帯・山頂と、いたる箇所で元気に飛んでいました(笑) awaya-daizenさん曰く、「奥武蔵はもっと酷いですよ」との事。虫君が嫌だから、夏は高山に行くのに・・・ ま 彼らの生息域にこちらがお邪魔しているわけですから文句は言えませんが(-_-;) 本気で虫よけネットの購入を今年は考えます(笑) 自分としては前回の赤岳キレットをやったばかりなので、意外に快適なピストンでした。
もしかして脚力あがってるかも♪ 日々のジョギも怠らず頑張ろう!
awaya-daizenさん 行き帰りの運転含め、ホントお疲れさまでした! 次回も宜しくです!
その前にミーティングで一杯いきましょう(笑)
へたれな山行を始めていつのまにやら5年を過ぎて、ついに北アルプスデビューを果たしました。
その舞台は西穂高岳。新穂高ロープウェイを利用してのピストンです。
ロープウェイの西穂高口駅から西穂岳のレポートなどを拝見すると、結構シビれる行程らしく、ちょっと尻込みしたアタクシでしたが、調べるとロープウェイの西穂高駅の標高が2156mで、西穂高岳の山頂までの高低差は900mありません。たまたまですが、ここのとこアタクシが標高差1400m&歩行距離20Km前後を日帰りでこなしていたために、アテンド役をかってくれたyuichisさんが「ふだんの山行に比べれば楽勝」といってくれるので、ついに北アルプスへと向かったのでした。
都内を夜中に出発して新穂高ロープウェイのしらかば平駅には始発前に到着。西穂高駅を出発したのはほぼ9時です。
ロープウェイ西穂高駅から西穂山荘までは樹林帯の中を通る道です。出発当初は木道なんかがありますが、やがて大きな岩が転がる険しい感じの道となります。ここをヘタレハイカーとしてはかなりのハイペースで進み、1時間ほどで山荘に到着。先行したyuichisさんはなんと40分だったとか(^^;)
山荘から先はハイマツの中を縫うように進みます。西穂丸山に到着して行く手を見ると、稜線が青空の先に延びているのが見えます。絵に描いたような夏山の風景じゃないですか! かなりテンションが上がります。
しかし遠目で見たハイマツの間を延びる白い道は、実際に歩くと小さい岩がゴロゴロとするガレ場でした。テンションが高くなっているのでガツガツと登りますが、ふくらばぎとかいつもの山行とは違うブブンを使っているという感じになりました。これがいずれ腸脛靱帯炎を引き起こしたんだと思いますorz
ともあれ、やがて周囲にはハイマツもなくなり、ひらすらの大小の岩の越える道となります。ネットのレポートなんかには西穂岳までの間は上級者のルートと紹介しているものもありましたが、ビギナーの域を超えないへたれハイカーのアタイにしても、キビシイな〜と思ったトコは3カ所ぐらいでした。
特に独標の先にあるトラバースはかなりビリビリにシビれましたが、ほかは注意していればなんとかなった…という印象です。
そんなこんなで順調に独標からピラミッドピークを過ぎたのですが、ふと気がつくとなにやら膝の外側に違和感が現れました…コレハマサカと思いましたが、あきらかに腸脛靱帯炎のキザシです。せっかくの北アルプスですから、最初は気がつかないふりをしたのですが、ふつふつと増してくる違和感には抗しがたくyuichisさんに白状して少し休憩します。そのとき「最悪途中で待っているから西穂山頂までひとりで行ってほしい」と訴えたところ、yuichisさんは何を言っているんだと、ションボリしたアタシを叱咤します。
で、なんとか西穂岳山頂へと到着した次第。おかげさまでついに北アルプスの初登頂を果たしたのでした!
この日は天気がよく前穂高や奥穂高、判別はしなかったですがジャンダルム。槍ヶ岳とそこまで延びる稜線。笠ヶ岳、焼岳なんかの北アルプス南のオールスターたちが迎えてくれました。焼岳の先に見えたのは乗鞍岳なんですね。御嶽山も見えていたのかな?
そのようにしばし西穂高岳の山頂で楽しみ、帰路についたのですがここからがキビシカッタ。なにせ腸脛靱帯炎は膝を曲げると痛みが走り、とりわけ下がつらいのです。歩き出しますと案の定痛みはどんどん増していきますので、なるべく膝に負担をかけないように進みます。岩場の下りなんかは三点確保で痛みのある膝がかばいやすく、意外にサクサクと下れます。恥も外聞もなく、ちょっとしたとこでも後ろ向きになって下ったりしまたからね(^^;)
しかし独標を過ぎるとまたも小さい岩が転がるガレ場となります。ここがシンドカッタ。ストックも持って来ませんでしたし(岩場が多いと聞き、ジャマになりそうだったので)、つかまるとこもありません。膝を曲げるたびに痛みが走りますので涙眼で下りまして、這々の体で再び西穂山荘に到着。
ここでしばし休憩して、ロープウェイ乗場に向かいますが、この下りもキツカッタ。結構岩が多くて荒れているので、またまた泣きながら下ります…それでも山と高原地図のCTよりも早くロープウェイ西穂高口へと到着したのでした。
とまぁいろいろあった初の北アルプスですが、やはり素晴らしかったのヒトコト。ハイマツの中の道を抜け、青空に向かって延びる稜線を見た時には思いましたね「あぁ夏山だ! オレはついに北アルプスに来たんだ!」と。あの風景とあの思いだけで少々の難儀はどーでもよくなりましたね。
アテンドしてくれ、なおかつへこたれたアタシを山頂まで引っ張っていってくれたyuichisさんに感謝です。
遅筆につき詳細はいずれブログにて
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/zatsubun/
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