庚申山


- GPS
- 08:40
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,116m
- 下り
- 2,109m
コースタイム
天候 | 快晴、ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
銀山平駐車場から一の鳥居までは延々4キロほど林道を歩きます。短調ですが、右手斜面からはよく落石があるようなので頭上に注意してください。帰りにこの林道を通ったとき、私が通り過ぎた瞬間に背後に落石がありました(こわっ)。また、早朝は気温が-5度くらいなので、林道の水たまりや斜面からのわき水が凍っており、そこに落ち葉が積もっていたりするので滑らないように気をつけてください。 一の鳥居から猿田彦神社跡までは1時間弱の沢沿いのハイキングコースの登りです。傾斜も緩やかな広葉樹林帯で安全です。ただし、この時期は落ち葉がかなり積もっているので、足下には注意してください。 ・猿田彦神社跡から大胎内までの「お山めぐり」コースについて 好天に恵まれていたので、雪はあまりありません。ただし、一部の日陰斜面や谷間が吹きだまりになっており、最大積雪で20センチくらいの場所もありました。また、岩からしみ出る水がつららになっていますが、時間がたつにつれて気温の上昇と共に落下する危険があります。登山中、なんども落っこちてくるつららを見ました。がけの下の方にいる時は落石と同じくらい危険です。また所々、凍結路があり軽アイゼンを装着しました。 急なハシゴや鎖場、崖場の急斜面のトラバースなどが連続します。慎重に渡れば問題有りませんが、雨や凍結がある場合は、僕は正直、あまり気が進まないコースです。 雪が積もると、鎖が隠れてコースを見失う可能性があります。 大胎内から山頂までは急登です。ただ、距離はあまりないのでそこまでキツくありません。急坂を登り切るとなだらかな斜面に戻り、針葉樹林の中を10分ほど歩くと頂上です。 頂上は展望はありませんが、鋸山方面に数分歩くと展望地があります。皇海山は目の前に、日光白根や日光連山もばっちし見えて最高のビューポイントです。 下りは大胎内から庚申山荘(泊まり2000円、休憩300円)方面へのルートを使いました。基本、危険箇所は有りませんが、樹林帯のなだらかな斜面に出てくると深く積もった落ち葉のせいでルートが分かりづらくなります。赤いリボンや杭を目印にしてください。 下山後は銀山平にある日光市営の国民宿舎かじか荘へ。温泉(日帰り600円)にゆったりつかって帰途に就きました。 |
写真
そのとき、娘はすでに人の姿ではなくなっていたそうです。
で、なぜ「鏡岩」なのかというと、、、分かりません。(苦笑)
勝道上人は皆さんご存じの通り、日光の山々を開山した下野出身の僧。
大忍坊は元は輪王寺の僧で、その後、足尾赤倉の竜蔵寺の住職となった。明治維新後、旅先で米沢藩士の雲井竜雄(あの奥羽越列藩同盟を呼びかけた人)と知り合ったのを契機に、政局を憂慮して明治政府打倒を叫び、政府高官の暗殺を謀議したとして処刑されたそうです。
感想
軽く雪がある山に行きたかったので事前に下調べ。かじか荘に電話で問い合わせると、「庚申山荘まではほとんど雪がなかった」ということなので、安心して行けて高度感もある程度楽しめそうなので決めました。
銀山平から一の鳥居までの林道は、かなり面倒くさいです。黙々と早足で歩きましたが、頭上にも注意しないと落石も怖い。iPod聞きながら歩くことも出来ませんでした。
この山の面白いところはなんといってもさまざまな奇岩。天狗の投げ石や夫婦蛙岩、メガネ岩に一の門など自然の不思議を感じられます。お山めぐりコースはまさにアスレチックの様相で、鎖場やハシゴ場の連続ですが全体的によく整備されているので大丈夫です。
ただし!ひとつだけ誤算だったことは……雪でルートを見失ったこと。吹きだまりや日陰の斜面に積もった雪には鹿の足跡だけ。どうやら、ここ最近こちらのルートに人は入っていないようです。めがね岩手前のガレ場のトラバースでは、岩場に積もった雪で鎖が埋もれてルートが分からず。トラバースするはずなのに、鹿の足跡を追っかけて上に登ってしまいました。いくら上を見てもルートらしき道がないことに気づき、、、、急いで地図を出して確認。先日使い方を教えてもらったシルバコンパスと読図法で、何とか随分と下の方にある正規のルートを見つけられました。でも降りようにも、そこいらに水や雪が凍ったつるつるの岩ばかり。軽アイゼンをはめて乗り切りました。おかげで合計30-40分くらいはロスしてしまいました。
山頂先の展望地からの眺めは最高です。手が届くほどの目の前には皇海山。雪でお化粧した白根山が正面に。男体山もしっかりと見えます。太陽はさんさんと輝いて、風もまったくなかったのでのんびりと昼食タイムを取れました。
下山時は、お山めぐりコースではなく普通のルートで帰りました。順調だったのですが、庚申山荘手前あたりでまたもや痛恨のコースアウト。落ち葉でルートが分かり辛い上に、のんきに考えもせず下っていったら見事に登山道から外れていました。ココでも地図で、谷筋の方向や推定現在地を考えコンパスで確認、を繰り返し何とか登山道に復帰。自分の間抜けさにホトホトあきれましたが、これを教訓に読図とルートファインディングの技術を少し磨きます。
でも単独行はできるだけ避けましょう。早めに誘ってくれれば栃木まで行きます。
そうですね。今回は特に行ったこともない山で案の定、道迷い寸前(まぁ、奥深いところではなかったですが)。おかげで地図の見方やコンパスの使いかたも練習になり、人間の野性的本能や知識のすべてを動員できましたが…事故に遭ったら笑えません。
どうしても立場上、当日の朝、いきなり山行をキャンセルせざるを得ないことがあるので誘いにくいのですが、定例でも非定例でも今度、声をかけさせていただきます。
追伸:
庚申山から皇海山への山行はなかなか厳しいものになりそうです。庚申山荘(銀山平からわずか2時間)で1泊しても、翌日は上り下りの結構ある山道を約20キロ10時間だそうです。トレーニングしてから臨みたいですね
私も22年前の福島支局時代、一人で登った晩秋の吾妻連峰で突然雪に見舞われ、道が分からなくなって遭難の恐怖に直面したことがあります。その時は山スキー用の赤いリボンを手がかりに何とか縦走路に戻れました。気を付けましょう。
雪恐怖症のsnowman
始めまして
同日庚申山登っていました♪( ´▽`)
お山巡りには勇気がなく行けなかったので羨ましいです。次回はレポ参考にお山巡りトライしたいです
snowmanさん
先日、negiさんから送っていただいた「ドキュメント道迷い遭難」(山と渓谷社)を読んでいたらやはり怖くなりました。
でも、自己責任の単独行で、ひとりでのんびりマイペース、そして誰にも頼らず技術を磨く、のも捨てがたい。いやはや。
赤リボンは必要以上に頼ってもダメ(沢ノボラーが勝手につけた物や営林所職員がつけた物とかもあるようで)、と云うことも勉強になりました。
Jackychさん、コメントありがとうございます。
山行記録も読ませていただきました。登山開始時間と下山時間からみて、もしかして、銀山平のかじか荘先の左手駐車場にあったもう一台の車の方ですか?(たぶん、その隣に緑の車があったと思います<僕です。笑)
庚申山は初めてでした。お山めぐりは勇気もなにも少し軽率でした
お互い安全第一で山行を楽しみましょう!
そうです。隣にとめてました
ちなみに車止め近くの3台の車は10人の団体様でした。
(下山時すれ違いました)当日お会いした方はその一組でしたので庚申山の人気のなさにびっくりしました(笑)(良い山なのに。静かでよいですが)
道迷いについて、私も雪でルートを見失い軽く登りかえしました。ルートファインディングについてもっと勉強しなければと、山行を読ませて頂き改めて反省しました
安全登山大切ですね
そうでしたか笑 どこかの山で車を見かけたときは探してみてください
私も登りの時、一の鳥居で10名様に追いつき、お山めぐりで時間を喰いましたが山頂で出発直前の10名様に再会し、下りの山道で再び追いつきました(笑)。
私のすれ違った人たちもその団体様だけだったので、この日は全部で3組だけだったんでしょうね。やはりこの時期は余り来ないのかもしれませんね
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