富士山富士宮ルート
- GPS
- 13:25
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,590m
- 下り
- 1,617m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:07
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 9:00
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
人生初の富士山に登ってきましたん。
最初はひとりで行くつもりでしたが、往復バスや山小屋の手配のお膳立てをしてくれて温泉までついて1万ちょいのツアーがあったので、楽そうだからそれに申し込みました。
ガイドなしのフリープランだったんですが、ツアー客27名中フリープランだったのは私だけ。勝手にひとりで登ろうと思いましたが、意外にも女性1人で参加されている方が何名かいたので、せっかくだからいっしょに登ることに。
ちなみに靴は今回もビブラムファイブフィンガーズ。つま先が5本指に分かれてて、ソールの厚さが一律わずか4mm。ふつう登山靴やスニーカーはかかとにいくほどソールが厚く、ヒール着地になりがちですが、これはフォアフット着地がデフォ。なので使う筋肉が全然ちがう。
この日のためにタオルギャザリング200回、つま先立ち下ろし120回、スクワット80回を日課にこなして鍛えてきましたが、はたして最後までもつか私の足。
新5合目で昼食をとって1時間ほど体を慣らした後、12時過ぎに出発。
あいにくの曇り空なれど、周りには見たことのないかわいらしい高山植物が点々とあり、気分を盛り上げます。
ガイドさんのペースがゆっくりだったこともあり、体力は全く問題なし。こりゃ楽勝かなと思ってたところ、標高3,000mを超えたあたりから左脳奥あたりがシクシク痛み出す。「すわこれが高山病か?」と思いましたが、それほど大したことはなかったので放置。
しかしだんだん「脳が…、手足が酸素を欲してる!」のが実感できるほどに。お酒に酔い始めの大脳新皮質が冷たくなっていく感じがして、軽く頭がくらくら。体力はまだまだ余っているはずなのに、息が切れます。がんばれ私のミトコンドリア。
軽い高山病状態のまま9合目の山小屋に到着。グループの中には他にも私よりよっぽど重症そうな人の姿もぽつぽつと。
その日は20時に就寝。しかしここにも問題が。
まず寝床の短辺が短く、私の身長では足が伸ばせない。板の間に薄い敷き布団で背中が痛い。人数が多いので、常に誰かしらガサガサしたりヒソヒソ話してたりして気になる。そのうち、イビキの轟音がどこかから響きだす。
寝れるかこんなん! 耳栓代わりにインナーイヤーのイヤフォンを耳に押し込み、まぶたの上にはアイマスクの代わりに手袋を乗せ、なんとか眠ろうとするもほぼ一睡もできないまま出発時間の2時に。
さらに前の晩ごはんのみそラーメン(サッポロ一番だと思う)が胃の中にまだ残ってる感じで、朝ごはんも満足に食べられず、高山病も治らないまま出発。
暗い中、そんなコンディションでもくもくと登ることおよそ2時間。ついに富士山頂上に到着! いっしょに登ってた人たちと喜びを分かち合う。
すでに東の空は白み始めていたので、急いで剣ヶ峰に直行。はたしてご来光はちゃんと見られるか?
剣ヶ峰の最高点に陣取り、東の空をみんなで見つめる。…が、下界にかかっている雲が厚くてなかなか太陽が姿を現さない。
そんなこんなしてる内に空から赤みが消えていき、雲間から太陽が顔を出したときにはすでに黄色がかったオレンジでパーフェクトなご来光とはいかず。残念でしたが、それでも幻想的な風景だったし、そもそも天気予報では雨のはずだったので、ありがたいくらい。
そのあとはお鉢周りをして、御殿場ルート周りで1707年に噴火した富士山中腹の宝永山火口へ。途中、「大砂走り」と呼ばれる砂だらけの道を下る。
ヘタにブレーキを掛けると膝に来るので、「ひゃっほう!」とばかりにガイドさんをぶっちぎって一気に下まで。
宝永山火口の中を横切った後、富士宮ルートに戻り、6合目〜5合目と下山。そういえば日が昇ったあたりから高山病の症状も消え、食欲も戻った感じで万全のコンディションのまま富士登山を終了。
ヤビツ峠〜塔ノ岳テント泊縦走のときに痛めた膝も、今回はトレッキングポールを導入したのがよかったのか問題なく。そしてビブラムファイブフィンガーズで酷使されまくったはずの足裏とふくらはぎもオールオッケー。
これでたいていの山ならこなせる自信がつきましたん。さて次はどこに行こうか。
はじめまして。
fujixxさんのレコからたどり付きました。
1枚目の写真の後ろ姿はfujixxさんの様ですね。(⌒▽⌒)
初の富士山、登頂おめでとう。
山小屋に宿泊したことは無いですが、やはり寝れないですよねぇ〜。
「ビブラムファイブフィンガーズ」って?思わず検索してみました。
面白そうなシューズですが、これで富士山を登ったとはビックリです。・ω・
先日自分も富士山に登りましたが、その時にすれ違った人は地下足袋でした。
意外と山登りに地下足袋を愛用している人もいるようですが、もっと素足に近い感覚なのでしょうね。
自分はランニングもすることがありますが、足の付根や膝の痛みが慢性的になっています。フォームが悪いだろうと思い色々工夫していますが、中々改善されません。
ネットでは「ビブラムファイブフィンガーズ」はランニングにもいいようなので、これから色々調べて見ようと思います。
情報ありがとうございます。m(_ _)m
oriiyukiさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
今回で山小屋はすっかり苦手になりました。これから泊まりのときは、できるだけテント泊にしたいです。
ビブラムファイブフィンガーズ、興味持たれましたか!w 膝痛の方にはおすすめのシューズです。「ベアフットシューズ」というジャンルなんですが、ソールが薄目でドロップ(※つま先とかかとのソール厚さの差)がゼロというのが特徴です。
普通のシューズではかかとから着地しますが、「ヒールストライク」といってこれを繰り返すと膝にダメージが蓄積します。アベベ(古い…)のような裸足ランナーの走り方を分析すると、親指の付け根あたりで着地していて、足裏とふくらはぎの筋肉で衝撃をやわらげるため、膝を痛めにくいそうです。それをヒントに作られたのがベアフットシューズ。
(詳しくは『BORN TO RUN』を参照。 https://www.amazon.co.jp/dp/4140814144 )
ただ現代人が全く使わない筋肉を使って歩く/走るので、最初の内はすぐ筋肉痛になってしまいます。(私も最初は数百mのランでリタイアしました)
もし購入されるなら少しずつ慣らしたり、足裏やふくらはぎの筋トレをされることをおすすめします。
ちなみに私が愛用しているのは、トレラン用の「SPYRIDON MR」というモデルです。ラン用よりもソールがちょっと厚く、元祖ビブラムソールの丈夫で滑りにくい靴裏になってます。
http://fivefingers.shop-pro.jp/?pid=74702701
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