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Yamareco

記録ID: 931118
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

霞沢岳 無雪期の西尾根は藪漕ぎ漕ぎ

2016年07月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:24
距離
14.1km
登り
1,409m
下り
1,412m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:46
休憩
2:34
合計
12:20
5:17
114
スタート地点
7:11
7:22
111
標高1950m
9:13
9:13
16
9:29
9:51
35
標高2540m岩峰
10:26
11:22
6
霞沢岳直下お花畑
11:28
11:50
17
12:07
12:07
16
12:23
12:23
106
14:09
14:09
41
14:50
15:16
66
16:22
16:22
2
16:24
16:41
41
17:22
17:22
15
17:37
ゴール地点
天候 晴れガス
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・太兵衛平から林道を100mほど入ったところから左に折れて取り付きます。古い巡視路が残っており、尾根まで上がると鉄塔があります。
・標高2450mまでは一部踏跡の気配もありますが基本的に笹藪漕ぎ。下部は深い笹藪ですが、標高を上げるにしたがって落ち着いてきます。かなりの急登箇所もあり、笹を掴んで登っていくようなところもありますが、掴めるのであまり疲れません。下山の場合は標高2070m、1620mで尾根の方向を変えなければならないので注意。
・標高2450m上はハイマツ漕ぎ。状況判断して右に左に外れていくと半分くらいの区間でハイマツ漕ぎをすれば済みます。レベルは5段階中の3番目くらいか。
太兵衛平でタクシーを降りて林道を100mほど進んだところから道跡を辿って尾根に上がります。
2016年07月31日 05:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 5:25
太兵衛平でタクシーを降りて林道を100mほど進んだところから道跡を辿って尾根に上がります。
基本的に腰上の笹薮漕ぎ。倒木は殆どないので安心して進みます。道っぽい跡はあったりなかったり。
2016年07月31日 05:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
7/31 5:32
基本的に腰上の笹薮漕ぎ。倒木は殆どないので安心して進みます。道っぽい跡はあったりなかったり。
時々笹が途切れますが、めっちゃ急登です。笹漕ぎしながらの急登もあります。
2016年07月31日 06:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 6:33
時々笹が途切れますが、めっちゃ急登です。笹漕ぎしながらの急登もあります。
明らかに道っぽいのがあるところもあります。
2016年07月31日 06:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 6:38
明らかに道っぽいのがあるところもあります。
乗鞍岳
2016年07月31日 08:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 8:25
乗鞍岳
ゴゼンタチバナが残っているとは・・。
2016年07月31日 08:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 8:35
ゴゼンタチバナが残っているとは・・。
ハイマツ帯
2016年07月31日 08:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 8:53
ハイマツ帯
霞沢岳の南のお山もいい感じの形ですが、中々ハイマツが抉そう。
2016年07月31日 09:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 9:16
霞沢岳の南のお山もいい感じの形ですが、中々ハイマツが抉そう。
2540m峰直下には残置ロープが。残雪期用でしょうか。
2016年07月31日 09:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 9:30
2540m峰直下には残置ロープが。残雪期用でしょうか。
2540m峰からの焼岳
この日は知り合いが登っておりました。
2016年07月31日 09:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 9:41
2540m峰からの焼岳
この日は知り合いが登っておりました。
霞沢岳から見る穂高岳は本当に素晴らしい。
2016年07月31日 09:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 9:41
霞沢岳から見る穂高岳は本当に素晴らしい。
さて、霞沢岳山頂へ向けてハイマツ漕ぎです。
2016年07月31日 09:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 9:43
さて、霞沢岳山頂へ向けてハイマツ漕ぎです。
これくらいですが、割りと簡単に突破できます。
2016年07月31日 10:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 10:16
これくらいですが、割りと簡単に突破できます。
霞沢岳には上がらず、直下のお花畑で1時間ほどのんびりとしました。
2016年07月31日 10:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 10:21
霞沢岳には上がらず、直下のお花畑で1時間ほどのんびりとしました。
ツマトリソウ
2016年07月31日 10:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 10:26
ツマトリソウ
モミジカラマツ
花はカラマツソウだけど葉はモミジ?これは何?と思ったらそのままの名前でした。
2016年07月31日 10:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 10:29
モミジカラマツ
花はカラマツソウだけど葉はモミジ?これは何?と思ったらそのままの名前でした。
ミヤマダイコンソウ
2016年07月31日 10:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 10:29
ミヤマダイコンソウ
イワツメクサ
2016年07月31日 10:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 10:34
イワツメクサ
ミツバオウレン
一輪だけ残っていました。何事ぞ起こりける。
2016年07月31日 10:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 10:37
ミツバオウレン
一輪だけ残っていました。何事ぞ起こりける。
アオノツガザクラ
2016年07月31日 10:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
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アオノツガザクラ
コケモモ
2016年07月31日 10:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
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コケモモ
ウサギギク
2016年07月31日 10:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 10:44
ウサギギク
お花畑と穂高岳
2016年07月31日 10:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 10:50
お花畑と穂高岳
ツガザクラが残っているのも時期はずれ?
2016年07月31日 10:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 10:52
ツガザクラが残っているのも時期はずれ?
チングルマのお花畑
2016年07月31日 11:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 11:13
チングルマのお花畑
霞沢岳山頂にて。ガスっちゃいました。
2016年07月31日 11:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 11:48
霞沢岳山頂にて。ガスっちゃいました。
ハクサンフウロも霞沢岳直下徳本峠方面でお花畑を形成していました。
2016年07月31日 11:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 11:38
ハクサンフウロも霞沢岳直下徳本峠方面でお花畑を形成していました。
キオン多い。
→ミヤマアキノキリンソウでした。
2016年07月31日 11:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 11:45
キオン多い。
→ミヤマアキノキリンソウでした。
ミヤマキンポウゲ
2016年07月31日 11:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 11:56
ミヤマキンポウゲ
これは何?
2016年07月31日 11:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 11:58
これは何?
2016年07月31日 12:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 12:02
霞沢岳縦走路
2016年07月31日 12:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
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霞沢岳縦走路
六百山方面は中々厳しそうだ。
2016年07月31日 12:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 12:13
六百山方面は中々厳しそうだ。
ヨツバシオガマ
2016年07月31日 12:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 12:27
ヨツバシオガマ
イワオトギリ
2016年07月31日 12:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 12:30
イワオトギリ
むーん。
2016年07月31日 12:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 12:44
むーん。
グンナイフウロ
2016年07月31日 12:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 12:45
グンナイフウロ
シロバナニガナ
2016年07月31日 12:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 12:45
シロバナニガナ
マルバダケブキ
2016年07月31日 12:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 12:53
マルバダケブキ
クルマユリ
2016年07月31日 13:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 13:02
クルマユリ
キヌガサソウ
2016年07月31日 13:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 13:03
キヌガサソウ
マルバダケブキのお花畑がちらほら。
2016年07月31日 13:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 13:06
マルバダケブキのお花畑がちらほら。
霞沢岳東面に焦がれるカマツカ。
2016年07月31日 13:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 13:13
霞沢岳東面に焦がれるカマツカ。
カニコウモリ
2016年07月31日 13:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 13:14
カニコウモリ
徳本峠へ向かう。ここから再びの登り。
2016年07月31日 13:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 13:42
徳本峠へ向かう。ここから再びの登り。
ジャンクションピーク
登り返しが終わりました。後は下るだけです。
2016年07月31日 14:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 14:13
ジャンクションピーク
登り返しが終わりました。後は下るだけです。
ジャンクションピーク下り途中からの穂高を眺めながら、色々と同定中。複雑な山稜です。
2016年07月31日 14:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 14:26
ジャンクションピーク下り途中からの穂高を眺めながら、色々と同定中。複雑な山稜です。
徳本峠
外に出ている方々とちょこっとお話をしました。
2016年07月31日 14:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 14:55
徳本峠
外に出ている方々とちょこっとお話をしました。
徳本峠下りからの明神岳
2016年07月31日 15:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 15:44
徳本峠下りからの明神岳
ソバナ
ミヤマシャジンと似ていますが、かなり高く成長し、葉柄が長いです。
2016年07月31日 16:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/31 16:11
ソバナ
ミヤマシャジンと似ていますが、かなり高く成長し、葉柄が長いです。
オタカラコウ
上高地〜明神に多く咲いています。
2016年07月31日 16:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
7/31 16:15
オタカラコウ
上高地〜明神に多く咲いています。

感想

無雪期の霞沢岳に西尾根で登ってきました。無雪期の西尾根で山頂まで登っている例はネット上で調べた限りではなく、下っている記録が一件だけあったのを後からヤマレコで見つけました。霞沢岳西尾根は地形図で見たところ最も素直なルートに思えるのですが、一般ルートは徳本峠へ大きく回り道をしてから縦走路のアップダウンを経て霞沢岳へ至るようにつけられています。この尾根は想定通りの藪尾根で、標高の低いところでは基本笹薮漕ぎを、森林限界上ではハイマツ漕ぎを強いられましたが、そんなに激しい藪漕ぎではなく思いの外登りやすく、また今度無雪期に来るとしても西尾根だなと感じさせる尾根でした。昔は道もあったのかなと思わせるような道跡もちらほらありました。

山頂ではガスってしまいましたが、登り途中から見えた穂高岳の姿には感動しきりでした。西尾根で行くと山頂手前のお花畑を通るのですが、ここには時期外れの花も多く咲いていて中々面白かったです。ここでゆっくりした後、霞沢岳山頂に向かい、下山は徳本峠を経る一般ルートを選択しました。どちらも通ってみてやはりまた今度来るなら西尾根かなぁという感じでした。恐らく残雪期にはなりますがね。

本山行で体力不足をとても感じたので、今後控える山行に向けて鍛えなおさなきゃなぁという感じです。ここ半年間一日の獲得標高差が概ね1200m以下で止まってましたから・・。ま、久しぶりのバリエーション、楽しめてよかったです。

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コメント

霞沢岳、 もう一つのバリルート
お疲れさまでした。
無雪期の西尾根を登って周回されるとは凄い脚力&持久力ですね。

帝国ホテル前から八右衛門沢を詰めてK2へ上がるルートがあり、白沢から峠経由のルートが拓かれるまでは、上高地側からはこれがメインルートでした。

Evergreen さんには白沢からの超歩き易い一般道は不向きでしょう(笑)
六百山へも登路がありますので、今度行かれる時はこれらのバリルートも検討なさってみてください。

小生、初めての霞沢岳はこのクラシックルートを目指しましたが、単独でザイル等の装備がなく、標高2100m付近のルンゼで行き詰まり、退却しました。
このルートの最新情報は徳本峠小屋の方がご存じだろうと思います。
2016/8/6 17:06
Re: 霞沢岳、 もう一つのバリルート
yamatake2さん

同行者が沢から上がるルートがあったようななどと言っておりましたが、そこのことでしたか。沢ルートは僕は六百山に上がるルートしか知りませんでした。

超歩き易いからというよりは霞沢岳に登っている気がしないのがちょっと嫌でしたねw バリエーションで行くのもその山のもつ尾根で登りたいからです。

次回訪れる際は八右衛門沢のルートも検討してみようかと思います。ありがとうございました。
2016/8/9 18:51
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